JPH0417680Y2 - - Google Patents

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JPH0417680Y2
JPH0417680Y2 JP20204785U JP20204785U JPH0417680Y2 JP H0417680 Y2 JPH0417680 Y2 JP H0417680Y2 JP 20204785 U JP20204785 U JP 20204785U JP 20204785 U JP20204785 U JP 20204785U JP H0417680 Y2 JPH0417680 Y2 JP H0417680Y2
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steel frame
pipe
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notch
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本考案は、鉱山やトンネル工事等における鋼枠
支保坑道で使用するパイプ吊り金具に関するもの
である。
(ロ) 背景技術 従来、坑道における支保鋼枠を利用して水やス
ラリー、エア等を給送するパイプを上部(天井
部)に配管する場合、鋼枠どうしの連結金具であ
るペイシの下端にサポート金具を溶接して該サポ
ート金具に取付けたバンドでパイプを固定する
か、あるいは鋼枠ペイシにチエーン取付金具を溶
接してチエーンでパイプを保持する方法が採られ
ている。
しかしながら、前者にあつては、現場でサポー
ト金具を溶接したりサポート脚長さを調整しなけ
ればならず、しかもサポート材の高さ分だけ坑道
空間が減少し、さらにサポート脚が長くなるほど
配管用パイプの軸方向の力に対して弱くなる欠点
があり、また後者にあつては、前記と同様に鋼枠
ペイシへの取付金具の溶接が必要となり、しかも
パイプを確実に固定することができず、シヤツク
ル等が必要となる等の欠点があつた。
(ハ) 考案の開示 本考案は係る従来の問題点を解決し、簡単かつ
確実に配管用パイプを鋼枠ペイシに吊持固定する
ことができるようにしたパイプ吊り金具を提案す
るものである。
即ち、本考案は上辺を略凸形に切欠して該切欠
部の左右両側下部がI型鋼枠の接続部分を両側か
ら挾着固定した2枚の断面略M形ペイシの両下部
の断面形状にならつて形成されてなる2枚の同形
の取付板の下端部が互いにチエーン、ワイヤー等
の紐状体により連結されたパイプ吊り金具に関す
るものである。
以下、本考案の実施例を図により説明する。
(ニ) 実施例 1は坑道に設けられた支保用のI型鋼枠で、該
鋼枠1の天井部分の連結部には2枚の断面略M形
のペイシ2が該鋼枠1面の前後から挾着するよう
に嵌着して、ボルト3により締付固定されてい
る。
4は上辺を略凸形に大きく切欠4aして該切欠
部4aの左右両側下部が鋼枠1を挾着固定した上
記2枚のペイシ2の両下部の断面形状にならつて
形成された2枚の取付板で、該取付板4は多少斜
めにすることにより上記切欠部4aの広口からI
型鋼枠1下部自体には直角方向に遊嵌させること
はできるが(第3図イ参照)、固定した両ペイシ
2下部とは切欠部4aが該ペイシの長さ方向に密
に摺動できるだけで、両ペイシ2外側から直接嵌
合させることはできないようになつている。
両取付板2の下端にはそれぞれつば板4bが一
体に側方へ突出形成され、該つば板4bの中央部
にはそれぞれアジヤストボルト5用の挿通孔6が
開孔され、該両ボルト5軸にはチエーン、ワイヤ
ー等の紐状体7の両端が掛けられてナツト8によ
り止着され、両取付板2が該紐状体7により連結
されている。
しかして、I型鋼枠1に挾着固定したペイシ2
下側に配管用パイプ9を吊下げ固定するには、ま
ず第3図イに示す如く2枚の取付板4を多少斜め
にしてそれぞれペイシ2が取付けられていない鋼
枠1部分の下部よりその切欠部4aを合せて直角
方向に嵌合した後、ペイシ2部分へ摺動させ、該
ペイシ2外側に両取付板4を互いに所定の間隔を
置いて密着させる(第3図ロ)。これにより、ペ
イシ2に嵌合した両取付板4はペイシ2から脱落
することはなく、該ペイシ2の長さ方向にしか摺
動できないこととなる。
そこで、両取付板4間に配管すべきパイプ9を
挿入し、該パイプ9下側から両取付板4のつば板
5に挿通したアジヤストボルト5軸に紐状体5両
端を掛け、該ボルト5にナツト8を螺着締付して
該紐状体5によりパイプ9をペイシ2下面に向け
押付けて支持固定するのである。
(ホ) 考案の効果 本考案は上述のように構成され、給送用のパイ
プの配管作業を行なうに際して、現場における鋼
枠ペイシへの取付板の溶接作業が不要となり、誰
でも該取付板を簡単かつ確実にペイシへ止着する
ことができ、しかも吊持固定すべきパイプの径に
応じて紐状体を係着したアジヤストボルトのナツ
トを調節するだけで該紐状体により確実にパイプ
をペイシ下面に押付け支持固定することができる
ので、坑道空間を最大限に利用することが可能と
なる等、構成簡単、製作容易にして多大の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吊り金具によりパイプを
鋼枠ペイシに支持固定した状態の正面図、第2図
は本考案に係る吊り金具の一例を示す斜視図、第
3図イ〜ロは本考案吊り金具の鋼枠ペイシへの取
付方法を示す説明図である。 符号説明、1……I型鋼枠、2……ペイシ、3
……ボルト、4……取付板、5……アジヤストボ
ルト、6……ボルト挿通孔、7……紐状体、8…
…ナツト、9……配管用パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上辺を略凸形に切欠して該切欠部の左右両側
    下部がI型鋼枠の接続部分を両側から挾着固定
    した2枚の断面略M形ペイシの両下部の断面形
    状にならつて形成されてなる2枚の同形の取付
    板の下端部が互いにチエーン、ワイヤー等の紐
    状体により連結された鋼枠支保坑道におけるパ
    イプ吊り金具。 (2) 前記紐状体は、その両端が前記両取付板の下
    端に側方へ一体に突出形成されたつば板の中央
    部を挿通したアジヤストボルト軸に係合されて
    それぞれこれに螺合するナツトにより止着され
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の鋼
    枠支保坑道におけるパイプ吊り金具。
JP20204785U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0417680Y2 (ja)

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JP20204785U JPH0417680Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JPS62110400U JPS62110400U (ja) 1987-07-14
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