JPH0336199Y2 - - Google Patents

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JPH0336199Y2
JPH0336199Y2 JP9251286U JP9251286U JPH0336199Y2 JP H0336199 Y2 JPH0336199 Y2 JP H0336199Y2 JP 9251286 U JP9251286 U JP 9251286U JP 9251286 U JP9251286 U JP 9251286U JP H0336199 Y2 JPH0336199 Y2 JP H0336199Y2
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JP
Japan
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saddle
bolt
rear edge
metal fitting
fitting
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JP9251286U
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、CATV用の幹線系分岐器
や分配器などの、各種懸架形機器の懸垂金具に設
けられるメツセンジヤーワイヤの挾着装置の改良
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の懸垂金具は、第9図に示すよう
に、懸架対象物91(この例ではCATV用分岐
器)の頂部に設けられた鞍部92にボルト93で
押え金具94を取付け、これらの間にメツセンジ
ヤーワイヤ100を挾んでボルトの締付けにより
懸架を果たしている。この場合、鞍部92の上面
には、メツセンジヤーワイヤ100のための挾持
溝95と平行に後縁側に回り止め溝96が形成さ
れており、一方で金具94にはこの溝96に嵌ま
る突縁97が下向きに設けられている。
この懸垂金具の装置は、ボルト93を緩めて金
具94を手で持ち上げることにより鞍部92との
間の隙間を広げ、この隙間を広げた状態を手指で
保つてメツセンジヤーワイヤ100を間に挾み、
次いで突縁97が回り止め溝96に嵌まるまで金
具94がボルト回りに回動しないように片手で押
えながらボルト93を緩めて行くことで行われる
が、この作業だけで両手がふさがり、高所作業で
は体の支えが不安定になるほか、金具94を手で
開いていなければならないのでメツセンジヤーワ
イヤの挾み込みがやりにくく、その間は金具94
の突縁97が回り止め溝96から外れているの
で、ややもすると金具94が回つてしまい、従つ
て作業性の面でかなりの不都合が指適されてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の課題は、前述の問題点を解決して、ボ
ルトを回すだけで押え金具が自動的に開閉し、金
具を開いた状態に保つのに手で押えている必要が
なく、従つて懸架の作業性に優れた懸架装置用メ
ツセンジヤーワイヤの押え金具を提供することで
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述の課題を達成するための手段と
して、懸架対象物の頂部に設けた鞍部と、この鞍
部に対し、締付けボルトを介してメツセンジヤー
ワイヤを挾着する押え金具とからなり、該押え金
具は前縁部に鞍部前縁部のワイヤ受け溝と対応す
るワイヤ挾着部と、後縁部に鞍部後縁の回り止め
溝と対応するフランジと、両側部の後縁部寄りに
鞍部両側面に沿う垂下辺とを有すると共に、上面
の後縁寄り部分には上方に膨出するドーム部と、
このドーム部に開設された前後縁方向に及ぶ長孔
状のボルト孔とを有し、該ボルト孔から前記鞍部
に対して、前記ドーム部の裏面に接触する止輪を
備えた締付ボルトを装着させたことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
本考案の懸架装置用メツセンジヤーワイヤの挾
着装置においては、押え金具のボルト孔から鞍部
に対して、該ボルト孔が開設されているドーム部
の裏面に止輪が接触するようにしてボルトを装着
させたので、押え金具はボルト頭部と止輪との間
に挾まれる形となり、ボルトを緩めるように回動
すると、押え金具は止輪の上昇に伴つて上方に浮
上する。一方、ボルトを貫通する押え金具の長孔
状ボルト孔は、両側部の垂下辺によつて重心が金
具上面の後縁部側に位置する部分に開設されてい
て、ボルトの押え金具に対する貫通位置は頭初長
孔状ボルト状における後縁部寄り部分にあるた
め、止輪は金具の後縁側に位置する一部のみがド
ーム部裏面と接触している。そのため、ボルトの
上昇により止輪の後縁部側接触部がドーム裏面を
その弧面に沿つて押し上げることになるので、押
え金具はボルトの上昇に伴つて後縁部フランジの
下端を支点にして前縁が開くように回動し、ワイ
ヤ挾着溝を開くこととなる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面により説明する
と、この考案のワイヤ挾着装置は、第1図に示す
ように懸架対象物としての分岐器などのケース1
上面に設けられた鞍部2と、この鞍部にボルト6
を介して取り付けられる押え金具8とから構成さ
れている。
鞍部2と上面の前縁部にメツセンジヤーワイヤ
100の受け溝5と、後縁部に押え金具8の回り
止め溝4とが平行に設けられ、上面における後縁
部寄りに前記ボルト6の螺着用ねじ止め孔3が開
設されている。
一方、押え金具8は、前縁部に鞍部2の受け溝
5と対応するメツセンジヤーワイヤ100の挾着
溝12と、後縁部に鞍部2の回り止め溝4と嵌合
する下向きのフランジ9とを有すると共に、両側
部の後縁部寄りには、鞍部2の両側面に沿う垂下
辺13を夫々有している。。それ故、押え金具8
は全体的に後縁部寄りに重心が位置するようにな
つている。また、該押え金具8の上面には、中央
部よりやや後縁部寄りの部分に前後方向に湾曲、
好ましくは、円弧断面形状をなすように上方に膨
出したドーム部11が設けられ、このドーム部1
1の中央部分に長さ方向が前後縁方向に及ぶよう
な長孔状のボルト孔10が開設されている。
押え金具8のボルト孔10を通して前記鞍部2
のねじ孔3にボルト6が螺着されるが、該ボルト
6には下端を鞍部2のねじ孔3に螺着する前に、
軸部に止輪7を嵌込んでおき、ボルト6がボルト
孔3を通して鞍部2のねじ孔3内に螺着された状
態において、押え金具8のドーム部11が止輪7
とボルト頭部6aとによつて挾着されるになつて
いる。なお、押え金具8における長孔状ボルト孔
10と、鞍部2におけるねじ孔3との関係は、第
2a図に示すように、メツセンジヤーワイヤ10
0を挾着しないで押え金具8をボルト6により鞍
部2上に締めつけられた状態のとき、ボルト6が
ボルト孔10の後端部10a側に位置するように
なつている。そのため、ボルト6に嵌着された止
輪7は、押え金具8の後縁部側の一部がドーム部
11の裏面と接触するようになつている。
第2b図のように、ボルト6を緩めるように回
転すると、ボルト6の上昇に伴つて止輪7の前記
接触部が押え金具8を押し上げる。そのとき、押
え金具8は全体の重心が後縁部寄りにあるので、
水平状態に押し上げられずに後縁部が下がつた姿
勢、即ち、フランジ9が回り止め溝4内に止まつ
たままで、止輪の前記接触部がドーム裏側の弧面
に沿つて金具8を押し上げることになり、その結
果、金具8の前縁部が上方に開放されるように長
孔に沿つて回動し、受け溝5と挾着溝12との間
にメツセンジヤーワイヤ100の導入を容易に可
能とする。
メツセンジヤーワイヤ100をこれらの間に挾
んだ状態は第2c図に示されている。この状態に
するには、第2b図の状態からメツセンジヤーワ
イヤ100を両溝間に位置させてボルト6を緩め
ればよく、片手で分岐器1の支え易い個所を支え
て、他の片手でボルトを緩めることができる。
第3図には鞍部2を備えた分岐器ケース1の具
体的な例として該ケース半部分の側面図が示さ
れ、また第4〜8部には金具8のみの平面図、A
−A矢視断面図、上面部、背面部および右側面図
が示されている。但し、これらの具体例は本考案
の一例であつて、本考案はこれら具体例によつて
限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、本考案によれば、押え金
具を締付け用ボルトの貫通孔が後縁部寄りに位置
するように開設してボルトを緩めたときに金具の
後方部分に重心が残るようにし、且つ止輪の使用
でボルトの回動につれて金具が持ち上げられるよ
うにしたから、両方の作用の合成で締付け用のボ
ルトの操作によつて同時に金具の開閉が可能とな
り、さらに金具両側の垂下辺がこの開閉動作を安
定的に案内するから金具のボルト回りの回転も効
果的に防止され、作業性の向上に顕著な効果を奏
する事が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2a部〜第2c図はその作動を示す断面図、第
3図は懸架対象物の一例を示す側面図、第4図は
金具自体の平面図、第5図は前部のA−A線矢視
図、第6図は同じく正面図、第7図は同じく背面
図、第8図は同じく右側面図、第9図は従来例を
示す斜視図である。 1:分岐器ケース、2:鞍部、3:雌ねじ孔、
4:回り止め溝、5:メツセンジヤーワイヤ受け
溝、6:ボルト、6a:ボルト頭部、7:止輪、
8:押え金具、9:フランジ、10:長孔状ボル
ト孔、11:ドーム部、12:メツセンジヤーワ
イヤ挾着溝、13:垂下辺。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 懸架対象物の頂部に設けた鞍部と、この鞍部に
    対し締付けボルトを介してメツセンジヤーワイヤ
    を挾着する押え金具とからなり、該押え金具は前
    縁部に鞍部前縁部のワイヤ受け溝と対応するワイ
    ヤ挾着溝と、後縁部に鞍部後縁の回り止め溝と対
    応するフランジと、両側部の後縁部寄りに鞍部両
    側面に沿う垂下辺とを有すると共に、上面の後縁
    寄り部分には上方に膨出するドーム部と、このド
    ーム部に開設された前後縁方向に及ぶ長孔状のボ
    ルト孔とを有し、該ボルト孔から前記鞍部に対し
    て、前記ドーム部の裏面に接触する止輪を備えた
    締付ボルトを装着させたことを特徴とする懸架装
    置物メツセンジヤーワイヤの挾着装置。
JP9251286U 1986-06-19 1986-06-19 Expired JPH0336199Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9251286U JPH0336199Y2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19

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JP9251286U JPH0336199Y2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19

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JPS63632U JPS63632U (ja) 1988-01-06
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JP9251286U Expired JPH0336199Y2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19

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CN103840281B (zh) * 2014-02-20 2016-01-20 江苏省电力公司常州供电公司 变电站内主变压器预防性试验用的接线夹

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Publication number Publication date
JPS63632U (ja) 1988-01-06

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