JPH0120060Y2 - - Google Patents

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JPH0120060Y2
JPH0120060Y2 JP13511384U JP13511384U JPH0120060Y2 JP H0120060 Y2 JPH0120060 Y2 JP H0120060Y2 JP 13511384 U JP13511384 U JP 13511384U JP 13511384 U JP13511384 U JP 13511384U JP H0120060 Y2 JPH0120060 Y2 JP H0120060Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、取鍋やタンデイツシユ等の底部に設
けられ、溶湯を注湯するロータリーノズルに関
し、さらに詳しくは、該ロータリーノズルの摺動
板煉瓦等の固定装置に関するものである。
〔従来技術〕 ロータリーノズルは、例えば第8図に示すよう
に、取鍋等の底部に取付けた基板1に開閉可能に
取付けられ、ノズル穴4を有する固定板煉瓦3が
固定された受金物2と、外周に歯車7が設けられ
内側に設けた凹部8にノズル穴11を有する摺動
板煉瓦10が収容されたロータ6を有し、このロ
ータ6をヒンジ14により基板1に開閉可能に装
着されたフレーム13に回転可能に収容した扉5
等からなつている。なお、摺動板煉瓦10はロー
タ6に対して回転しないように対向面に切除部1
2が設けられた小判状に形成されており、ロータ
6にはこれに対応した係止部9が設けられている
(第6図には片側だけ示してある)。
このような構造のロータリーノズルにおいて
は、摺動板煉瓦10はロータ6の構造上ねじ等で
固定することができないので、扉5を開閉する際
ロータ6から落下することがあり、危険であるば
かりでなく、高価な摺動板煉瓦10が破損するこ
ともある。
第9図は従来の摺動板煉瓦の固定装置の一例を
示す縦断面図、第10図はその平面図である。1
5はロータ6の係止部9に内側に開口して設けた
切除部(第8図参照)、17は摺動板煉瓦10の
外周に設けたスチールバンドである。21は例え
ば鋼材からなる締付ブロツクで、長さ方向の一方
の側面は垂直面22に形成され、他方の側面は垂
直面に対してθ゜切除された斜面23に形成されて
おり、また両端部には斜面23と平行に摺動溝2
4,25が設けられている。26は大径部と小径
部とからなり、垂直面22と平行に設けられた貫
通穴である。27はボルトで貫通穴26に挿通さ
れ、ロータ6に設けたねじ穴16に螺入されてい
る。28はボルト27の頭部に設けた穴角穴であ
る。
30は楔部材で、一方の側面は垂直面31に、
他方の側面は締付ブロツク21の斜面23と整合
する傾斜面32に形成されており、また両端部に
は締付ブロツク21の摺動溝24,25に嵌合す
る突起部33,34が設けられている。
上記のように構成した摺動板煉瓦の固定装置
は、締付ブロツク21の摺動溝24,25に楔部
材30の突起部34,35を嵌合し、貫通穴26
にボルト27を挿通してロータ6と摺動板煉瓦1
0との間に装入し、ボルト27をロータ6のねじ
穴16に螺入する。ボルト27をさらに螺入する
と締付ブロツク21は矢印a方向に移動するた
め、楔部材30はその斜面23に押圧されて矢印
b方向に移動し、摺動板煉瓦10をロータ6の他
方の係止部9及びこれに連続する凹部9の内周面
に圧着し、固定する。交換等のため摺動板煉瓦1
0をロータ6から取外すときは、上記と逆の操作
を行なえばよい。
このようにして摺動板煉瓦10をロータ6に固
定することができるが、締付ブロツク21をロー
タ6と摺動板煉瓦10との間に装入する際及び摺
動板煉瓦10をロータ6から取外す際に楔部材3
0が締付ブロツク21から外れ易く、また締付ブ
ロツク21及び楔部材30をロータ6の切除部1
5から取外すためボルト27を緩めると、ボルト
27だけが抜けて締付ブロツク21及び楔部材3
0が残つてしまうため、やつとこ等で挾んで取出
さなければならない等、多くの問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、構造が簡単で装入、取
外しも容易なロータリーノズルにおける摺動板煉
瓦等の固定装置を得ることを目的とするものであ
る。
〔考案の概要〕
本考案は、上記の目的を達成するためになされ
たもので、固定板煉瓦と、対向位置に係止部を有
し摺動板煉瓦が収容される凹部を備え外周に歯車
が設けられたロータと、該ロータが収容されるフ
レーム等とからなるロータリーノズルおいて、前
記ロータの係止部に内側に傾斜面を有する切除部
を設け、該切除部と前記摺動板煉瓦との間に、一
方の側面に前記切除部の傾斜面と整合する斜面を
有し、ボルトの頭部より大きい穴とこれに連通し
て短径部が前記ボルトの径より僅かに大きい惰円
穴を垂直に貫設し、該穴に前記ボルトを挿通して
該ボルトを回転はするが抜けないように支持して
なる締付ブロツクを装入し、前記ボルトを切除部
の底部に垂直に設けたねじ穴に螺入して前記摺動
板煉瓦をロータに固定するようにしたロータリー
ノズルにおける摺動板煉瓦等の固定装置を提供す
るものである。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案実施例の縦断面図、第2図aは
締付ブロツクの実施例の平面図、bはそのA−A
断面図である。なお、第8図の従来例と同じ部分
には同じ符号を付し、説明を省略する。41は締
付ブロツクで、長さ方向の一方の側面は垂直面に
形成され、他方の側面は斜面(実施例では傾斜角
度θ=15゜)43に形成された逆台形状のもので、
外形は第9図で説明した従来例のものに似ている
が、両端部には摺動溝が設けられていない。44
は垂直面42と平行に設けられた貫通穴で、上下
にはその短径が後述のボルト51の頭部の径より
僅かに大きい惰円穴45,46が形成され、両惰
円穴45,46は短径がボルト51の径より僅か
に大きい惰円穴47で連通されている。なお、ロ
ータ6の係止部9に設けた切除部15aの側面1
5bは、締付ブロツク41の斜面43の傾斜角度
θだけ内側に傾斜して形成されており、底部に設
けたねじ穴16aは垂直に形成されている。
51はボルト、52はボルト51に螺合され所
定の位置でボルト51に固着されたナツト、53
はボルト51の頭部に設けた六角穴である。この
ボルト51は締付ブロツク41の貫通穴44に挿
通したのち下からナツト52を螺合し、下方の惰
円穴46の下面とナツト52の上面との間に僅か
な間隙を有する位置でナツト52をボルト51に
固着したもので、ボルト51は貫通穴44内で回
転はするが抜けないようになつている。
上記のように構成した本考案の作用を説明すれ
ば、次の通りである。先ずロータ6の凹部8に摺
動板煉瓦10をセツトし、ロータ6の切除部15
aに締付ブロツク41をその垂直面42を摺動板
煉瓦10側にして装入し、締付ブロツク41と摺
動板煉瓦10(又はスチールバンド17)との間
に耐火紙(クツシヨン材)48を入れ、ボルト5
1をねじ穴16aに螺入する。このとき、締付ブ
ロツク41は、貫通穴44がボルト51に対して
垂直面42側が狭く、斜面43側が広くなるよう
に偏心した位置にある(第1図及び第2図aの破
線参照)。さらにボルト51を螺入すると、第3
図に示すように、締付ブロツク41は矢印a方向
に移動すると共に、斜面43の作用により矢印b
方向にxだけ移動し、摺動板煉瓦10を矢印b方
向に押圧してロータ6の凹部8に確実に固定す
る。
摺動板煉瓦10を取外すときは、ボルト51を
緩めてねじ穴16aから抜くと、締付ブロツク4
1はボルト51と共にロータ6の切除部15aか
ら引抜かれるので、摺動板煉瓦10をロータ6の
凹部8から容易に取出すことができる。
上記の説明では、締付ブロツク41に、上下に
大きな惰円穴45,46とその間に小さい惰円穴
47を形成してなる貫通穴44を設けた場合を示
したが、第4図に示すように、上下に第1図、第
2図に示した大きい惰円穴45,46の長径にほ
ぼ等しい直径の円形穴45a,46bを設け、両
円形穴45a,46bを第1図、第2図の場合と
同様な惰円穴47で連結してもよい。
第5図は本考案の別の実施例を示す縦断面図で
ある。本実施例においては、締付ブロツク41の
貫通穴44として、上部に大きい惰円穴45又は
円形穴45aを設け、これに続いて下面まで小さ
い惰円穴47を設け、締付ブロツク41の下面に
近接してナツト52をボルト51に固着したもの
である。
第6図及び第7図は本考案のさらに別の実施例
を示すもので、ボルト51を締付ブロツク41の
貫通穴44に挿通し、ナツト52の代りに平座金
54をボルト51に遊嵌してその下にピン55を
固定し、位置決めしたものである。この場合、締
付ブロツク41の下方に第1図、第2図又は第4
図に示すような大きい惰円穴46又は円形穴46
aを設け、この穴に平座金54を収容するように
してもよい。
上記の説明では、摺動板煉瓦をロータに固定す
る場合について述べたが、固定板煉瓦を受金物に
固定する場合にも本考案を実施することができ
る。また、締付ブロツク及びボルトについて各種
の実施例を示したが、本考案はこれに限定するも
のではなく、要は、締付ブロツクの上部に大きい
穴とこれに続く小さい穴とからなる垂直の貫通穴
を設け、大きい穴はボルトの頭部が回転しうる大
きさに、また小さい穴はボルトが回転しうると共
にボルトの頭部を支承しうる大きさとし、かつ、
両穴とも締付ブロツクの前進に伴なう横方向への
移動に対処しうる形状とすればよく、この貫通穴
に挿入するボルトは、貫通穴内を回転はするが抜
けないような構造であればよい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば次のような顕著な効果を挙げることができる。
(1) 摺動板煉瓦の固定は締付ブロツクだけでよ
く、従来装置のように楔部材を必要としないの
で締付ブロツクに摺動溝を設ける必要もない。
このため構造が簡単になる。
(2) ボルトを締めるだけで摺動板煉瓦を固定で
き、またボルトを緩めるだけで締付ブロツクを
抜取ることができるので、操作がきわめて簡単
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の縦断面図、第2図aは
本考案に係る締付ブロツクの実施例の平面図、b
はそのA−A断面図、第3図は第1図の実施例の
作用説明図、第4図〜第7図はそれぞれ本考案の
別の実施例の説明図、第8図は本考案を実施する
ロータリーノズルの斜視図、第9図は従来の摺動
板煉瓦固定装置の断面図、第10図はその平面図
である。 3:固定板煉瓦、5:扉、6:ロータ、9:係
止部、10:摺動板煉瓦、13:フレーム、15
a:切除部、15b:切除部の側面、16a:ね
じ穴、41:締付ブロツク、42:垂直面、4
3:斜面、44:貫通穴、45,46:大きい惰
円穴、45a,46b:円形穴、47:惰円穴、
51:ボルト、52:ナツト、54:平座金、5
5:ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定板煉瓦と、対向位置に係止部を有し摺動板
    煉瓦が収容される凹部を備え外周に歯車が設けら
    れたロータと、該ロータが収容されるフレーム等
    とからなるロータリーノズルにおいて、 前記ロータの係止部に内側に傾斜面を有する切
    除部を設け、該切除部と前記摺動板煉瓦との間
    に、一方の側面に前記切除部の傾斜面と整合する
    斜面を有し、ボルトの頭部より大きい穴とこれに
    連通して短径部が前記ボルトの径より僅かに大き
    い惰円穴を垂直に貫設し、該穴に前記ボルトを挿
    通して該ボルトを回転はするが抜けないように支
    持してなる締付ブロツクを装入し、前記ボルトを
    切除部の底部に垂直に設けたねじ穴に螺入して前
    記摺動板煉瓦をロータに固定することを特徴とす
    るロータリーノズルにおける摺動板煉瓦等の固定
    装置。
JP13511384U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPH0120060Y2 (ja)

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