JP4318344B2 - クランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クランプに関し、特に屋根材等に用いられる折板や平板を把持するためのクランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に、折板構造の屋根材の断面を示す。この屋根材は、例えば幅数十cm、長さ数m、板厚1mm前後の金属製の折板を複数枚接続して建築物の屋根を形成するもので、一枚の折板の重量は10〜30kg程度である。このような屋根材を使用すれば、容易に大面積の屋根を軽量に構築することができるので、住宅の屋根だけでなく、体育館、講堂、工場等の大きな建築物にも好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示されるように、このような折板の端部には隣接する折板との接続のためのフック状の折り曲げ部1及び2が形成されているため、従来の縦つり用のクランプで折板を把持しようとすると、折り曲げ部1及び2がクランプの締め付け力で潰され、施工時に隣接する折板との接続を行うことができなくなる惧れがあった。また、折板は板厚1mm前後と非常に薄く、剛性が低いため、従来の横つり用のクランプで把持することは困難であった。
さらに、ねじ式万能型のクランプでは、取り付け、取り外しの毎に締め付け用のねじを何回も回さなければならず、作業に手間がかかるという問題点があった。
そこで、従来は、例えば2人の作業者が折板の長さ方向両端部をそれぞれ手で持って施工場所へと運搬していた。
【0004】
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、端部にフック状の折り曲げ部が形成された剛性の低い折板や平板であっても容易に把持することができるクランプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るクランプは、その一端に形成された第1の把持部及び先端が開放されたU字形の腕部を有するクランプ本体と、クランプ本体に回動自在に取り付けられ且つ第1の把持部と相対する第2の把持部が一端に形成された可動部材と、第1の把持部と第2の把持部とが互いに押圧するように可動部材をクランプ本体に固定可能な固定手段であって、一端が可動部材に回動自在に取り付けられると共に他端がU字形の腕部内に挿入可能であり、且つ雄ねじを有する雄ねじ部材と、雄ねじ部材の雄ねじに噛合され且つハンドルが取り付けられた雌ねじ部材と、雄ねじ部材が挿入され且つU字形の腕部と雌ねじ部材との間に配置された球面ワッシャとを有する固定手段とを備え、クランプ本体及び可動部材は第1の把持部と第2の把持部とが互いに接したときにこれら把持部に隣接して開口部が形成されるような形状を有するものである。
【0006】
なお、可動部材の回動中心を、第1の把持部と第2の把持部の接触面を延長した平面上に位置させることが好ましい。また、クランプ本体が作業者の手を挿入するための取っ手部を含むようにしてもよい。あるいは、クランプ本体に形成されたつり穴に着脱自在に手持ち用治具を挿入固定することもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2にこの発明の実施の形態に係るクランプを示す。クランプ本体3の一端は大きく屈曲してそこに第1の把持部4が形成され、他端には図3に示されるようにその先端が開放されたU字状の腕部5が形成されている。また、クランプ本体3にはつり穴6が開口されている。
【0008】
クランプ本体3にボルト7を介して可動部材8が回動自在に取り付けられており、この可動部材8の一端はクランプ本体3の一端と対向するように大きく屈曲してそこに第2の把持部9が形成されている。これら第1の把持部4と第2の把持部9は、可動部材8の回動に応じて互いに接触/開離し、接触部分にそれぞれラバー10及び11が接着されている。図1に示されるように、第1の把持部4と第2の把持部9が互いに接触したときには、これら把持部4及び9に隣接して開口部12が形成される。
可動部材8の回動中心であるボルト7の中心軸及びクランプ本体3のつり穴6の中心は、共に、第1の把持部4と第2の把持部9との接触面、すなわちラバー10及び11の接触面を延長した平面上に位置している。
【0009】
可動部材8にボルト13を介して雄ねじ部材14の一端が回動自在に取り付けられており、雄ねじ部材14の回動により雄ねじ部材14の他端がクランプ本体3のU字状の腕部5内に挿入されるようになっている。雄ねじ部材14の外周部には雄ねじが切られており、ここに雌ねじ部材15が噛合され、雌ねじ部材15の上に球面ワッシャ16が配置されている。雌ねじ部材15の側部には、雌ねじ部材15を回すためのハンドル17が突設されている。また、雄ねじ部材14の外周部には雌ねじ部材15とボルト13との間に、雌ねじ部材15の回転による移動範囲を規制するための規制部材18が嵌合されている。この規制部材18は、雄ねじ部材14の外周部に噛合された雌ねじ部材からなり、固定用ボルト19によって固定されている。
【0010】
次に、この実施の形態に係るクランプの動作について説明する。まず、ハンドル17により雌ねじ部材15を回転させて規制部材18に接近するように雄ねじ部材14の外周部上を移動させる。これにより、雌ねじ部材15と共に球面ワッシャ16がクランプ本体3のU字状の腕部5から離れ、図4に示されるように、雄ねじ部材14はボルト13を中心として回動可能となる。その結果、可動部材8はボルト7を中心として回動可能となり、第1の把持部4と第2の把持部9とが開離し得るようになる。
【0011】
この状態で、第1の把持部4と第2の把持部9との間に把持しようとする屋根材等を挿入する。このとき、屋根材が図7に示したように端部に折り曲げ部を有するものである場合には、折り曲げ部が開口部12の中に入るようにする。その後、ボルト7を中心として可動部材8を回動させて第1の把持部4及び第2の把持部9のラバー10及び11の間に屋根材を挟み、さらにボルト13を中心として雄ねじ部材14を回動させて雄ねじ部材14の他端をクランプ本体3のU字状の腕部5内に挿入する。ここで、ハンドル17により雌ねじ部材15を逆方向に回転させて規制部材18から離れるように雄ねじ部材14の外周部上を移動させる。これにより、雌ねじ部材15と共に球面ワッシャ16がクランプ本体3のU字状の腕部5へと接近し、図1に示されるように、U字状の腕部5の下面に当接する。さらにハンドル17により雌ねじ部材15を回転させて球面ワッシャ16をU字状の腕部5の下面に押圧することにより、雄ねじ部材14が固定される。その結果、第1の把持部4と第2の把持部9とが閉じた状態で可動部材8が固定される。
【0012】
このようにして、端部にフック状の折り曲げ部が形成された剛性の低い折板を容易にクランプで把持することができる。屋根材等を把持したクランプは、つり穴6を利用してクレーン等により吊り下げられ、施工場所へと搬送される。
なお、図1に示す固定状態から雌ねじ部材15を1回転以内、例えば180°程度の回転で球面ワッシャ16の腕部5への押圧を解除してU字状の腕部5から雄ねじ部材14を外し得る図4の状態に移行するように雄ねじ部材14と雌ねじ部材15のねじピッチを設定すれば、極めて簡単な操作で容易にクランプの締め付け/解放を行うことが可能となる。
【0013】
上述したように、可動部材8の回動中心とクランプ本体3のつり穴6の中心が共にラバー10及び11の接触面を延長した平面上に位置しているため、屋根材等を把持させた状態でつり穴6によりクランプを屋根材と共に吊り下げたとき、屋根材に吊り下げによる力のモーメントが作用せず、例え雌ねじ部材15が緩んでも第1の把持部4と第2の把持部9とが互いに開離して屋根材が落下することが防止される。
【0014】
図5に示されるように、クランプ本体3のつり穴6に手持ち用治具20を着脱自在に挿入固定することもできる。手持ち用治具20の中央外周部に雄ねじが切られており、この雄ねじ部分をつり穴6に挿入した状態で、ナット21によって締め付けることによりクランプ本体本体に固定されている。
このような手持ち用治具20を取り付ければ、屋根材等が軽量の場合に、クレーンを使用しなくても作業者が手持ち用治具20を手に持って搬送することが可能となる。
【0015】
また、図6に示されるように、つり穴の代わりに、クランプ本体22に作業者の手を挿入するための取っ手部23を形成することもできる。
【0016】
なお、折板の把持について説明したが、この発明は折板に限定されるものではなく、例えば、平板状の屋根材等に対しても、同様にして容易に把持することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、端部にフック状の折り曲げ部が形成された剛性の低い折板や平板であっても容易に把持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係るクランプを示す正面図である。
【図2】 ハンドルを省略した図1のクランプの側面図である。
【図3】 図1のクランプに用いられたクランプ本体を示す平面図である。
【図4】 第1及び第2の把持部を開離した状態の図1のクランプの正面図である。
【図5】 他の実施の形態において用いられる手持ち用治具が装着されたクランプ本体を示す平面図である。
【図6】 さらに他の実施の形態に係るクランプを示す正面図である。
【図7】 折板構造の屋根材の断面図である。
【符号の説明】
3,22 クランプ本体、4 第1の把持部、5 U字形の腕部、6 つり穴、7,13 ボルト、8 可動部材、9 第2の把持部、10,11 ラバー、12 開口部、14 雄ねじ部材、15 雌ねじ部材、16 球面ワッシャ、17 ハンドル、18 規制部材、19 固定用ボルト、20 手持ち用治具、21 ナット、23 取っ手部。

Claims (4)

  1. その一端に形成された第1の把持部及び先端が開放されたU字形の腕部を有するクランプ本体と、
    前記クランプ本体に回動自在に取り付けられ且つ前記第1の把持部と相対する第2の把持部が一端に形成された可動部材と、
    前記第1の把持部と前記第2の把持部とが互いに押圧するように前記可動部材を前記クランプ本体に固定可能な固定手段であって、
    一端が前記可動部材に回動自在に取り付けられると共に他端が前記U字形の腕部内に挿入可能であり、且つ雄ねじを有する雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材の雄ねじに噛合され且つハンドルが取り付けられた雌ねじ部材と、前記雄ねじ部材が挿入され且つ前記U字形の腕部と前記雌ねじ部材との間に配置された球面ワッシャとを有する固定手段
    を備え、
    前記クランプ本体及び前記可動部材は前記第1の把持部と前記第2の把持部とが互いに接したときにこれら把持部に隣接して開口部が形成されるような形状を有することを特徴とするクランプ。
  2. 前記可動部材の回動中心は、第1の把持部と第2の把持部の接触面を延長した平面上に位置する請求項1に記載のクランプ。
  3. 前記クランプ本体は、作業者の手を挿入するための取っ手部を含む請求項1または2に記載のクランプ。
  4. 前記クランプ本体に形成されたつり穴に着脱自在に挿入固定される手持ち用治具をさらに備えた請求項1または2に記載のクランプ。
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