JP2000296472A - クランプ - Google Patents

クランプ

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JP2000296472A
JP2000296472A JP11104358A JP10435899A JP2000296472A JP 2000296472 A JP2000296472 A JP 2000296472A JP 11104358 A JP11104358 A JP 11104358A JP 10435899 A JP10435899 A JP 10435899A JP 2000296472 A JP2000296472 A JP 2000296472A
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Yoshinao Kasai
義直 葛西
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RENFUROO JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、端部にフック状の折り曲げ部が
形成された剛性の低い折板や平板であっても容易に把持
することができるクランプを提供することを課題とす
る。 【解決手段】 折り曲げ部が開口部12の中に入るよう
に第1の把持部4と第2の把持部9との間に屋根材を挿
入し、可動部材8を回動させてラバー10及び11の間
に屋根材を挟み、雄ねじ部材14を回動させて雄ねじ部
材14の他端をクランプ本体3のU字状の腕部5内に挿
入し、ハンドル17により雌ねじ部材15を回転させて
雌ねじ部材15と共に球面ワッシャ16をクランプ本体
3のU字状の腕部5へと接近させ、腕部5の下面に押圧
させる。これにより、雄ねじ部材14が固定され、第1
の把持部4と第2の把持部9とが閉じた状態で可動部材
8が固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クランプに関
し、特に屋根材等に用いられる折板や平板を把持するた
めのクランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に、折板構造の屋根材の断面を示
す。この屋根材は、例えば幅数十cm、長さ数m、板厚
1mm前後の金属製の折板を複数枚接続して建築物の屋
根を形成するもので、一枚の折板の重量は10〜30k
g程度である。このような屋根材を使用すれば、容易に
大面積の屋根を軽量に構築することができるので、住宅
の屋根だけでなく、体育館、講堂、工場等の大きな建築
物にも好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示されるように、このような折板の端部には隣接する折
板との接続のためのフック状の折り曲げ部1及び2が形
成されているため、従来の縦つり用のクランプで折板を
把持しようとすると、折り曲げ部1及び2がクランプの
締め付け力で潰され、施工時に隣接する折板との接続を
行うことができなくなる惧れがあった。また、折板は板
厚1mm前後と非常に薄く、剛性が低いため、従来の横
つり用のクランプで把持することは困難であった。さら
に、ねじ式万能型のクランプでは、取り付け、取り外し
の毎に締め付け用のねじを何回も回さなければならず、
作業に手間がかかるという問題点があった。そこで、従
来は、例えば2人の作業者が折板の長さ方向両端部をそ
れぞれ手で持って施工場所へと運搬していた。
【0004】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、端部にフック状の折り曲げ部が形
成された剛性の低い折板や平板であっても容易に把持す
ることができるクランプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るクランプ
は、その一端に第1の把持部が形成されたクランプ本体
と、クランプ本体に回動自在に取り付けられ且つ第1の
把持部と相対する第2の把持部が一端に形成された可動
部材と、第1の把持部と第2の把持部とが互いに押圧す
るように可動部材をクランプ本体に選択的に固定する固
定手段とを備え、クランプ本体及び可動部材は第1の把
持部と第2の把持部とが互いに接したときにこれら把持
部に隣接して開口部が形成されるような形状を有するも
のである。
【0006】なお、可動部材の回動中心を、第1の把持
部と第2の把持部の接触面を延長した平面上に位置させ
ることが好ましい。また、クランプ本体は先端が開放さ
れたU字形の腕部を有し、固定手段は、一端が可動部材
に回動自在に取り付けられると共に他端がU字形の腕部
内に挿入可能な雄ねじ部材と、雄ねじ部材に噛合され且
つハンドルが取り付けられた雌ねじ部材と、雄ねじ部材
が挿入され且つU字形の腕部と雌ねじ部材との間に配置
された球面ワッシャとを有するように構成することがで
きる。クランプ本体が作業者の手を挿入するための取っ
手部を含むようにしてもよい。あるいは、クランプ本体
に形成されたつり穴に着脱自在に手持ち用治具を挿入固
定することもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1及び図2にこの発明の
実施の形態に係るクランプを示す。クランプ本体3の一
端は大きく屈曲してそこに第1の把持部4が形成され、
他端には図3に示されるようにその先端が開放されたU
字状の腕部5が形成されている。また、クランプ本体3
にはつり穴6が開口されている。
【0008】クランプ本体3にボルト7を介して可動部
材8が回動自在に取り付けられており、この可動部材8
の一端はクランプ本体3の一端と対向するように大きく
屈曲してそこに第2の把持部9が形成されている。これ
ら第1の把持部4と第2の把持部9は、可動部材8の回
動に応じて互いに接触/開離し、接触部分にそれぞれラ
バー10及び11が接着されている。図1に示されるよ
うに、第1の把持部4と第2の把持部9が互いに接触し
たときには、これら把持部4及び9に隣接して開口部1
2が形成される。可動部材8の回動中心であるボルト7
の中心軸及びクランプ本体3のつり穴6の中心は、共
に、第1の把持部4と第2の把持部9との接触面、すな
わちラバー10及び11の接触面を延長した平面上に位
置している。
【0009】可動部材8にボルト13を介して雄ねじ部
材14の一端が回動自在に取り付けられており、雄ねじ
部材14の回動により雄ねじ部材14の他端がクランプ
本体3のU字状の腕部5内に挿入されるようになってい
る。雄ねじ部材14の外周部には雄ねじが切られてお
り、ここに雌ねじ部材15が噛合され、雌ねじ部材15
の上に球面ワッシャ16が配置されている。雌ねじ部材
15の側部には、雌ねじ部材15を回すためのハンドル
17が突設されている。また、雄ねじ部材14の外周部
には雌ねじ部材15とボルト13との間に、雌ねじ部材
15の回転による移動範囲を規制するための規制部材1
8が嵌合されている。この規制部材18は、雄ねじ部材
14の外周部に噛合された雌ねじ部材からなり、固定用
ボルト19によって固定されている。
【0010】次に、この実施の形態に係るクランプの動
作について説明する。まず、ハンドル17により雌ねじ
部材15を回転させて規制部材18に接近するように雄
ねじ部材14の外周部上を移動させる。これにより、雌
ねじ部材15と共に球面ワッシャ16がクランプ本体3
のU字状の腕部5から離れ、図4に示されるように、雄
ねじ部材14はボルト13を中心として回動可能とな
る。その結果、可動部材8はボルト7を中心として回動
可能となり、第1の把持部4と第2の把持部9とが開離
し得るようになる。
【0011】この状態で、第1の把持部4と第2の把持
部9との間に把持しようとする屋根材等を挿入する。こ
のとき、屋根材が図7に示したように端部に折り曲げ部
を有するものである場合には、折り曲げ部が開口部12
の中に入るようにする。その後、ボルト7を中心として
可動部材8を回動させて第1の把持部4及び第2の把持
部9のラバー10及び11の間に屋根材を挟み、さらに
ボルト13を中心として雄ねじ部材14を回動させて雄
ねじ部材14の他端をクランプ本体3のU字状の腕部5
内に挿入する。ここで、ハンドル17により雌ねじ部材
15を逆方向に回転させて規制部材18から離れるよう
に雄ねじ部材14の外周部上を移動させる。これによ
り、雌ねじ部材15と共に球面ワッシャ16がクランプ
本体3のU字状の腕部5へと接近し、図1に示されるよ
うに、U字状の腕部5の下面に当接する。さらにハンド
ル17により雌ねじ部材15を回転させて球面ワッシャ
16をU字状の腕部5の下面に押圧することにより、雄
ねじ部材14が固定される。その結果、第1の把持部4
と第2の把持部9とが閉じた状態で可動部材8が固定さ
れる。
【0012】このようにして、端部にフック状の折り曲
げ部が形成された剛性の低い折板を容易にクランプで把
持することができる。屋根材等を把持したクランプは、
つり穴6を利用してクレーン等により吊り下げられ、施
工場所へと搬送される。なお、図1に示す固定状態から
雌ねじ部材15を1回転以内、例えば180°程度の回
転で球面ワッシャ16の腕部5への押圧を解除してU字
状の腕部5から雄ねじ部材14を外し得る図4の状態に
移行するように雄ねじ部材14と雌ねじ部材15のねじ
ピッチを設定すれば、極めて簡単な操作で容易にクラン
プの締め付け/解放を行うことが可能となる。
【0013】上述したように、可動部材8の回動中心と
クランプ本体3のつり穴6の中心が共にラバー10及び
11の接触面を延長した平面上に位置しているため、屋
根材等を把持させた状態でつり穴6によりクランプを屋
根材と共に吊り下げたとき、屋根材に吊り下げによる力
のモーメントが作用せず、例え雌ねじ部材15が緩んで
も第1の把持部4と第2の把持部9とが互いに開離して
屋根材が落下することが防止される。
【0014】図5に示されるように、クランプ本体3の
つり穴6に手持ち用治具20を着脱自在に挿入固定する
こともできる。手持ち用治具20の中央外周部に雄ねじ
が切られており、この雄ねじ部分をつり穴6に挿入した
状態で、ナット21によって締め付けることによりクラ
ンプ本体本体に固定されている。このような手持ち用治
具20を取り付ければ、屋根材等が軽量の場合に、クレ
ーンを使用しなくても作業者が手持ち用治具20を手に
持って搬送することが可能となる。
【0015】また、図6に示されるように、つり穴の代
わりに、クランプ本体22に作業者の手を挿入するため
の取っ手部23を形成することもできる。
【0016】なお、折板の把持について説明したが、こ
の発明は折板に限定されるものではなく、例えば、平板
状の屋根材等に対しても、同様にして容易に把持するこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、端部にフック状の折り曲げ部が形成された剛性の低
い折板や平板であっても容易に把持することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係るクランプを示す
正面図である。
【図2】 ハンドルを省略した図1のクランプの側面図
である。
【図3】 図1のクランプに用いられたクランプ本体を
示す平面図である。
【図4】 第1及び第2の把持部を開離した状態の図1
のクランプの正面図である。
【図5】 他の実施の形態において用いられる手持ち用
治具が装着されたクランプ本体を示す平面図である。
【図6】 さらに他の実施の形態に係るクランプを示す
正面図である。
【図7】 折板構造の屋根材の断面図である。
【符号の説明】 3,22 クランプ本体、4 第1の把持部、5 U字
形の腕部、6 つり穴、7,13 ボルト、8 可動部
材、9 第2の把持部、10,11 ラバー、12 開
口部、14 雄ねじ部材、15 雌ねじ部材、16 球
面ワッシャ、17 ハンドル、18 規制部材、19
固定用ボルト、20 手持ち用治具、21 ナット、2
3 取っ手部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一端に第1の把持部が形成されたク
    ランプ本体と、 前記クランプ本体に回動自在に取り付けられ且つ第1の
    把持部と相対する第2の把持部が一端に形成された可動
    部材と、 第1の把持部と第2の把持部とが互いに押圧するように
    前記可動部材を前記クランプ本体に選択的に固定する固
    定手段とを備え、前記クランプ本体及び可動部材は第1
    の把持部と第2の把持部とが互いに接したときにこれら
    把持部に隣接して開口部が形成されるような形状を有す
    ることを特徴とするクランプ。
  2. 【請求項2】 前記可動部材の回動中心は、第1の把持
    部と第2の把持部の接触面を延長した平面上に位置する
    請求項1に記載のクランプ。
  3. 【請求項3】 前記クランプ本体は先端が開放されたU
    字形の腕部を有し、 前記固定手段は、一端が前記可動部材に回動自在に取り
    付けられると共に他端が前記U字形の腕部内に挿入可能
    な雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材に噛合され且つハンド
    ルが取り付けられた雌ねじ部材と、前記雄ねじ部材が挿
    入され且つ前記U字形の腕部と前記雌ねじ部材との間に
    配置された球面ワッシャとを有する請求項1または2に
    記載のクランプ。
  4. 【請求項4】 前記クランプ本体は、作業者の手を挿入
    するための取っ手部を含む請求項1〜3のいずれか一項
    に記載のクランプ。
  5. 【請求項5】 前記クランプ本体に形成されたつり穴に
    着脱自在に挿入固定される手持ち用治具をさらに備えた
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のクランプ。
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