JPH0638954Y2 - ライナープレートの仮止め具 - Google Patents

ライナープレートの仮止め具

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JPH0638954Y2
JPH0638954Y2 JP3081489U JP3081489U JPH0638954Y2 JP H0638954 Y2 JPH0638954 Y2 JP H0638954Y2 JP 3081489 U JP3081489 U JP 3081489U JP 3081489 U JP3081489 U JP 3081489U JP H0638954 Y2 JPH0638954 Y2 JP H0638954Y2
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JP
Japan
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liner plate
flanges
flange
hole
holes
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Application number
JP3081489U
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JPH02125095U (ja
Inventor
考一 吉井
Original Assignee
東鋼業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は立坑などの覆工に際して使用するライナープレ
ートを取付け固定する工事に使用するもので、フランジ
をボルトで固定する前に下のライナープレートを上のも
のに仮止めするための仮止め具に関する。
(従来の技術) 掘り下げた穴の壁面をライナープレートで覆う覆工は、
一定の深さまで掘り下げるごとに壁面をライナープレー
トで覆っていく。すなわち、ライナープレートは上から
下へと掘り下げるごとに連結してゆく。周知のようにラ
イナープレートは周辺に連結するためのフランジを有
し、そのフランジに設けられた多数の孔を利用してボル
ト・ナットで固定して連結する。
掘った穴の底に下りてその連結作業をすることになる
が、その作業は、前に取り付けたライナープレートの下
に連結するものである。したがって、これから取り付け
ようとするライナープレートの両側を2人で持ち上げ
て、その上側のフランジをすでに固定されている上のラ
イナープレートの下側のフランジに当てながら双方のフ
ランジの孔にボルトを通してナットで固定することにな
る。一般的にライナープレートは高さが500mmで長さは1
m以上のものが多い。すなわち、従来は周囲にフランジ
を設けた500mm×1000mmの鋼製の波板(通常30Kgないし5
0Kgはある)の両端を二人でそれぞれ片手で支えなが
ら、もう片方の手で孔にボルトを通し、そのボルトにナ
ットをねじ込んで固定する作業をしなければならなかっ
た。しかもこれは前述のように掘り下げた穴の底での作
業で、そのうえ、中腰のまま行なわなければならず、そ
の作業は著しく困難であった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上記作業の困難さを解消することを目的として
なされたもので、すでに固定されている上側のライナー
プレートにこれから取り付けようとするライナープレー
トを簡単に一時的に固定しておくことのできる仮止め具
を提供することを課題とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 以下実施例に対応する第1図に基いて本考案を説明す
る。本考案はライナープレートのフランジの孔に挿入で
きる差込み部1と、2枚のフランジを挟むことができる
間隔のスリット2を設けた把持部3と、差込み部1の先
端と把持部3とを接続する接続部4とからなるものであ
って、前記接続部4から把持部3へかけて「く」の字状
に折ったことを特徴とするものである。
折る箇所は接続部4の長さにもよるが、把持部と接続部
の境目で曲げることが望ましい。またその角度には特に
制限はなく、差込み部1をフランジの孔9に入れて回す
ことによってスリット2にフランジ6、8が入りさえす
ればよい。
(作用) これを使用してライナープレートを連結する場合は第2
図に示すように、すでに固定されている上側のライナー
プレート5の下側のフランジ6にこれから取り付けよう
とするライナープレート7をその上側のフランジ8の孔
9が前記上のライナープレートの孔と一致するように当
てて、その一致した孔のいずれかに双方の孔を通して差
込み部1を差込み、回転させて把持部3のスリット2に
双方のフランジ6、8を入れ、把持させる。上下のライ
ナープレートのフランジ6、8が共にスリット2に入れ
られて把持部3で把持され、差込み部1が孔9に差し込
まれているので、下のライナープレート7を上のライナ
ープレート5に安定に取り付けておくことができる。そ
のとき、差込み部1は双方のフランジの孔9に挿入され
ているので、上下のフランジの他の孔9は一致してい
る。したがって、その後はライナープレートを支える必
要がなく、立つなどの所望の姿勢で一致している孔9に
ボルトを通してナットで締める固定作業を行なうことが
できる。
(実施例) 第1図が本考案一実施例の仮止め具であり、1枚の鋼板
で作成されている。前述のように1が差込み部で、2が
スリット、3が把持部であり、4が把持部3と差込み部
1とを接続する接続部である。接続部4から把持部3へ
と続く箇所で「く」の字状に折っている。折り曲げるの
は差込み部1を孔9に入れた状態で回してスリット2に
フランジ6、8を入れるためであり、曲げる位置及び曲
げる角度はどこでもよい。また、スリット2の間隔は最
も板厚の厚いライナープレートの2枚のフランジ6、8
を差し込んでさらに余裕のある幅であることが望まし
い。また、把持部3でのスリット2を設ける位置は、差
込み部1を孔9に根元まで差し込んで回したときにフラ
ンジ6、8が差し込まれる位置とすることが望ましい。
この実施例では差込み部1も板状になっているが、これ
は上記したように1枚の板から切り取っているためであ
り、例えば鋳物で作成するような場合はこの部分を円柱
状にすることが望ましい。また材質的には鋼が望ましい
が、一時的にライナープレートを把持させておくだけ
で、すぐにボルトで本固定を行なうのでプラスチックで
も差支えない。
上記構成の仮止め具の使用情況は前述した通りで、2人
の作業者がライナープレート6の両端を持って固定され
ている上のライナープレート5に当てがって、それぞれ
片手に持った仮止め具の差込み部1を接触している双方
のフランジの孔9に差し込んで回すだけでいい。片手で
もごく簡単に行うことができる。両端部2箇所を仮止め
するだけで下のライナープレート7を上のものに安定に
保持させておくことができる。
その後はボルト・ナットで本固定を行う。その作業は下
のライナープレート7がこの仮止め具で上のものに保持
されているので、ライナープレート7を支える必要がな
く、両手で好きな姿勢で楽に行うことができる。ボルト
・ナットでの固定後はこの仮止め具は取り外し、差込み
部1を挿入していた孔もボルト・ナットで締付ける。
[考案の効果] 以上のように本考案を用いれば、フランジの孔を合せ
て、そこて差込み部を差し込んで本考案仮止め具を回す
だけでよいので、重いライナープレートを支えながらの
中腰での作業をごく短時間で簡単にすますことができ
る。同時に差込み部を双方のフランジの孔に入れること
によってフランジの位置決めをも行うことができる。し
たがって、仮止めしたあとのボルト・ナットによる固定
作業は所望の姿勢で楽に行うことができる。すなわち、
本考案は穴の中でのライナープレートの取り付け作業を
簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の斜視図、第2図はこれを使用
した状態を示す斜視図である。 1:差込み部、2:スリット、3:把持部、4:接続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の孔を有するフランジを周辺に設けた
    ライナープレートをそのフランジを接しさせて連接する
    際に使用するものであって、上下のライナープレートの
    接触させた双方のフランジの孔に挿入する差込み部と、
    その2枚のフランジを挿入できる間隔のスリットを設け
    た把持部と、前記差込み部と把持部とを接続する接続部
    とからなり、前記接続部から把持部へかけて「く」の字
    状に折ったことを特徴とする仮止め具。
JP3081489U 1989-03-20 1989-03-20 ライナープレートの仮止め具 Expired - Lifetime JPH0638954Y2 (ja)

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JPH02125095U JPH02125095U (ja) 1990-10-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6518716B2 (ja) * 2017-05-02 2019-05-22 日鉄建材株式会社 ライナープレートの連結方法
JP6518717B2 (ja) * 2017-05-02 2019-05-22 日鉄建材株式会社 仮止め具
JP6427249B1 (ja) * 2017-05-02 2018-11-21 日鐵住金建材株式会社 ライナープレートの連結方法
JP7141033B2 (ja) * 2018-06-28 2022-09-22 Jfe建材株式会社 連結金具

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JPH02125095U (ja) 1990-10-15

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