JP3007155U - 締付具 - Google Patents
締付具Info
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- JP3007155U JP3007155U JP1994010112U JP1011294U JP3007155U JP 3007155 U JP3007155 U JP 3007155U JP 1994010112 U JP1994010112 U JP 1994010112U JP 1011294 U JP1011294 U JP 1011294U JP 3007155 U JP3007155 U JP 3007155U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 締め付け容易な締付具の提供を目的とする。
【構成】 2個のプレ−ト2,3間を締め付けるための
締付具1において、ボルト状6頭部8と、先端を頭部8
側に湾曲させた長穴用係合部10と、頭部8と長穴用係
合部10とを連結し両プレ−トの厚みに相当する長さを
有する円柱状軸部11とからなる締付具を構成するもの
である。
締付具1において、ボルト状6頭部8と、先端を頭部8
側に湾曲させた長穴用係合部10と、頭部8と長穴用係
合部10とを連結し両プレ−トの厚みに相当する長さを
有する円柱状軸部11とからなる締付具を構成するもの
である。
Description
【0001】
本考案は、2個のプレ−ト間を締め付けるための締付具に係り、さらに詳しく は、棚板のプレ−トと支柱のプレ−トとで組立てる組立棚等に有効な締付具に関 する。
【0002】
図10に示すように、周辺に下向きの壁面部101を有し角部にコ字状切欠部 102とその両側に係合孔103を有する棚板104と、断面略L字状からなり 角部と両側面部105に係合孔106を有し両側面部105の両端を内側に折り 曲げて鍔縁部107を突出させた四本の支柱108とを組立てるためには、突起 109を有し角部に係合孔110を有するする締付具111を棚板104の内側 から当接し、突起109を係合孔103,106に挿入し、ボルト112を係合 孔106,110に挿通しナット113により締め付けなければならない。
【0003】 そのため、支柱に対して棚板を組立る締め付け作業は、ワンタッチで行なうこ とができず、容易な作業とはなっていなかった。
【0004】
上記の事情に鑑み、本考案は、ワンタッチで行なうことのできる、締め付け作 業の容易な締付具の提供を目的とする。
【0005】
本考案は、上記目的を達成するために、2個のプレ−ト間を締め付けるための 締付具において、ボルト状頭部と先端を該頭部側に湾曲させた長穴用係合部と前 記頭部と長穴用係合部とを連結し両プレ−トの厚みに相当する長さを有する円柱 状軸部とからなる締付具を構成するものである。
【0006】
本考案は、上記のように構成したので、両プレ−トの長穴状係合穴内に底部の 長穴用係合部を挿入後、ボルトを強く回して係合部が再び長穴から脱却しないよ うに締め付けて係合部の向きを変えさせるものであるが、その際に、頭部寄りに 僅か内側に湾曲させた係合部の両先端がスプリングの役目を果たすため、これに 抗して締め付けることになり、そのため弛みなく強固な締め付けを行なう。
【0007】
以下、本考案の締付具の一実施例を図面に基づいて、さらに詳しく説明する。 図1は本考案の締付具とこれで締め付ける一方と他方のプレ−ト2個の一実施例 を示す分解断面図であり、図2は同他方のプレ−トの裏面図であり、図3は同締 付具の平面図であり、図4は同締付具の裏面図であり、図5は同締付具の正面図 であり、図6は本考案の締付具で締め付ける棚板からなる一方のプレ−トの一実 施例を示す斜視図であり、図7は同じく支柱からなる他方のプレ−トの一実施例 を示す斜視図であり、図8は同棚板と支柱を本考案の締付具を使用して組立た組 立棚の一実施例を示す斜視図であり、図9は同じく一つのコ−ナ−部に本考案の 締付具を挿着した状態を示す一部切欠断面図である。
【0008】 本考案の締付具1は、図1に示すように、2個のプレ−ト2,3の間を締め付 けるために使用される。両プレ−ト2,3には、図2に示すように、本考案の場 合、略楕円形状からなる長穴4,5を穿設している。そして締付具1は、本実施 例の場合、図3に示す六角形からなる角状のボルト6と図5に示すその下部の円 盤7を含む頭部8と、図4に示す前記係合孔4,5に挿脱しうるプレ−トと平行 な楕円板状の長穴用係合部10と、頭部8と係合部10との間を連結している円 柱状の軸部11とからなっている。係合部10は、本考案の場合、楕円の長径側 の両先端9a,9bが円盤7に添った円弧状であり、短径側は同一巾の平行線か らなる長方形状の板に近似している形状が好適である。しかし、本考案の長穴用 係合部と長穴は、長穴状のものであればよく、実施例のように楕円形状のものに 限定されるものではない。また、本考案のボルトも、実施例のように六角形等の 角ボルトに限定されるものではなく、丸ボルト等同様な作用効果を奏する公知の 任意の形状のものを用いてもよい。
【0009】 図1において軸部11の長さH1 は、両プレ−ト2,3の厚みh1 ,h2 を合 計した重ね厚みに略相当するものからなっている。また、係合部10の楕円形の 長径側の両先端9a,9bは、頭部1側に僅か湾曲させており、先端9aと頭部 1との間隔H2 は、H1 よりも幾分狭くなっている。
【0010】 従って、図1の係合部10を係合孔4,5に挿入しても、両プレ−トの厚みh 1 ,h2 よりも先端の間隔H2 が狭いので、この間隔を広げるようなスプリング 力に抗して締め付ける力が作用する。そのために本実施例の場合は、先端9a, 9bの内側のコ−ナ−にはア−ルRを形成して広げやすくしている。
【0011】 なお本実施例の場合は、一方のプレ−ト2の方にはないが、後から挿入する他 方のプレ−ト3の方には、裏面に突起12を形成している。これは、図2の仮想 破線の位置に係合部10が回ってきた際、これ以上は回らないようにストッパ− の役目を果たすためのものである。この突起12は、係合孔5と同様に連続プレ ス機で簡単に製造することができる。なお、突起以外の形状でストッパ−を設け るようにしてもよい。
【0012】 図6は、プレートの一実施例として棚板13の一つのコ−ナ−部を示している 。これは図8の組立棚に、何段か使用される長方形の鉄板製棚板で、四周辺は下 向きに折り曲げて壁面部14を形成し、コ−ナ−部15は角を落とし、コの字状 の端縁部16を形成している。この端縁部16の近傍には、両方に略楕円形状の 縦長の穴17a,17bを穿設している。
【0013】 図7は、プレートの一実施例として支柱18を示している。これは図8に示す 組立棚の四コ−ナ−に各々立てられるアングル鋼材製の支柱18で、棚板に合わ せてコ−ナ−には平坦部20を設け、平坦部20の両側には略L字状の両側面部 21を、また両側面部21の両端は更に内側に折り曲げられて両鍔縁部22を形 成し、両鍔縁部22には壁面部14を担持しうる切欠部23が切欠されており、 締め付け時の作業を容易にしている。この切欠部23の近傍の両側面部21には 、両方に略楕円形状の縦長の穴24a,24bを穿設している。
【0014】 図8には、棚板13と支柱18とを締め付けるための金属製の締付具25を示 しており、各コ−ナ−に2個づつ用いられている。図9に示す締付具25a,2 5bは、その締め付けた状態を示している。本実施例の場合の締付具は、縦長の 略楕円形状の長穴状係合穴に、係合部の長穴用係合部を縦長に立てて挿入した後 、約90度回して上からみると、図9に示すように、係合部の楕円状ならなる長 穴用板が横長になる位置で、締め付けを完了して使用に供される。本考案の締付 具は、このような組立棚の用途にも利用することができる。
【0015】
本考案の締付具は、プレ−トの穴に挿入し、ボルト状の頭部を回して締め付け るだけで、この間に裏面側から支える必要がないので、ワンタッチで締め付けや 取り外しの作業を、簡単に行なうことができる。
【0016】 本考案の締付具は、強固に締め付けることができるので、丈夫な材質で作って おけば、重い加重にも耐えることができる。
【0017】 本考案の締付具は、現在数多く使用されている、何段もの棚板を4本の支柱で 支える金属製組立棚用に、締付具として使用することもでき、その他の用途にも 広く利用することができる。
【図1】本考案の締付具とこれで締め付ける一方と他方
のプレ−ト2個の一実施例を示す分解断面図である。
のプレ−ト2個の一実施例を示す分解断面図である。
【図2】同他方のプレ−トの裏面図である。
【図3】同締付具の平面図である。
【図4】同締付具の平面図である。
【図5】同締付具の正面図である。
【図6】本考案の締付具で締め付ける棚板からなる一方
のプレ−トの一つのコ−ナ−部の一実施例を示す斜視図
である。
のプレ−トの一つのコ−ナ−部の一実施例を示す斜視図
である。
【図7】同じく支柱からなる他方のプレ−トの一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図8】同棚板と支柱を本考案の締付具を使用して組立
た組立棚の一実施例を示す斜視図である。
た組立棚の一実施例を示す斜視図である。
【図9】同じく一つのコ−ナ−部に本考案の締付具を挿
着した使用状態を示す一部切欠の断面図である。
着した使用状態を示す一部切欠の断面図である。
【図10】従来の締付具の一つのコ−ナ−部の使用状態
を示す一部切欠の断面図である。
を示す一部切欠の断面図である。
1 締付具 2 プレ−ト 3 プレ−ト 4 長穴 5 長穴 6 ボルト 8 頭部 9a 先端 9b 先端 10 係合部 11 軸部 13 棚板 18 支柱 17a 長穴 17b 長穴 24a 長穴 24b 長穴
Claims (3)
- 【請求項1】 2個のプレ−ト間を締め付けるための締
付具において、ボルト状頭部と先端を該頭部側に湾曲さ
せた長穴用係合部と前記頭部と長穴用係合部とを連結し
両プレ−トの厚みに相当する長さを有する円柱状軸部と
からなることを特徴とする締付具。 - 【請求項2】 長穴用係合部は、円弧状先端を有する長
方形をなし、2個のプレ−トの円弧状先端を有する長穴
状係合穴に挿脱しうるものとしたことを特徴とする請求
項1記載の締付具。 - 【請求項3】 周辺に下向きの壁面部を有し角部に係合
孔を有する棚板と断面略L字状からなり係合孔を有する
両側面部の両端を内側に折り曲げて鍔縁部を突出させた
四本の支柱からなる組立棚に締付具を用いて組立るよう
にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の締
付具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010112U JP3007155U (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 締付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010112U JP3007155U (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 締付具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3007155U true JP3007155U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=43143007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994010112U Expired - Lifetime JP3007155U (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 締付具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007155U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011001943A1 (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-06 | 株式会社ニフコ | クリップ、及びクリップ装置 |
JP7455465B2 (ja) | 2020-02-17 | 2024-03-26 | 日東工業株式会社 | 電気電子機器収納用キャビネットの台板の取付構造 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP1994010112U patent/JP3007155U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011001943A1 (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-06 | 株式会社ニフコ | クリップ、及びクリップ装置 |
JP5221759B2 (ja) * | 2009-06-29 | 2013-06-26 | 株式会社ニフコ | クリップ、及びクリップ装置 |
JP7455465B2 (ja) | 2020-02-17 | 2024-03-26 | 日東工業株式会社 | 電気電子機器収納用キャビネットの台板の取付構造 |
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