JP2630116B2 - 枠材結合構造 - Google Patents

枠材結合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間仕切壁のドア枠等に
好適に使用される枠材結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィス空間を仕切るための間仕切壁と
して、例えば、複数の柱を一定の間隔で配設し、それら
柱の両側面にパネルを取り付けて壁状に構成したものが
知られている。このような間仕切壁にドアを設ける場合
には、例えば、特定の2本の柱間には欄間パネルのみを
設けるとともに、それら両柱間における欄間パネルの下
縁に位置する部位に枠材を架設し、この枠材と左右の柱
とによって構成されるドア枠にドアを開閉可能に蝶設す
るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、このような
ものでは、前記枠材の両端部をそれぞれ対応する柱に接
合する必要が生じる。従来、枠材を柱に接合する場合、
起立片と水平片とを具備してなるLアングル材を用いる
のが一般的である。すなわち、Lアングル材の起立片を
柱の側壁に、水平片を枠材に、それぞれボルト等を用い
て止着することによって、枠材の端部を柱に直交状態で
結合するようにしている。
【0004】ところが、このような構成のものでは、枠
材を積極的に柱方向に引き寄せて、その端部を柱の側面
に押付けるのが困難であり、強固な緊締結合状態を得難
いという問題がある。
【0005】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る枠材結合構造は、側壁外面
にスリットを開口させた中空体状をなす柱と、この柱に
略直交する平板部を有しその平板部にピン嵌合孔を穿設
してなる枠材と、柱の側壁内面に添接する基端片からス
リットを通過して前記平面部の一面側に重合する先端片
を突出させ、その先端片にピン嵌合孔を穿設してなるブ
ラケットと、前記平板部の他面側に配される基板を有
し、その基板に枠材のピン嵌合孔とブラケットのピン嵌
合孔の両方に嵌合するテーパピンを突設してなるピン保
持部材と、このピン保持部材の基板とブラケットの先端
片と相寄る方向に力を加えることによって前記テーパ
ピンを枠材のピン嵌合孔とブラケットのピン嵌合孔とに
強制嵌合させる緊締具とを具備してなる。そして、テー
パピンの両ピン嵌合孔への嵌合により枠材の端面を柱側
に圧接させ得るように、前記両ピン嵌合孔の相対位置を
設定している。
【0007】最適な実施の態様としては、緊締具として
ボルトを用いたものを挙げることができる。この場合に
は、ブラケットの先端片にネジ孔を設けるとともに、前
記枠体の水平部におけるネジ孔に対応する部位にボルト
遊嵌孔を設け、前記ピン保持部材に貫通させたボルトを
前記ボルト遊嵌孔を通過させて前記ネジ孔に螺合させ
る。
【0008】ピン嵌合孔を単純な丸孔にして加工の簡略
化を図るには、テーパピンを、基端側に外径が変化しな
い円柱部を有したものにし、その円柱部をブラケットお
よび枠材のピン嵌合孔に嵌合させるようにしておくのが
よい。
【0009】枠材が、ドア枠の天枠材をなしているよう
な場合には、ピン保持部材を枠材の平板部の下面側から
装着できるようにしておくのが望ましい。
【0010】
【作用】このような構成のものであれば、緊締具により
ブラケットの先端片とピン保持部材と相寄る方向に
を加えると、テーパピンが枠材のピン嵌合孔とブラケッ
トのピン嵌合孔とに順次押入されていく。その過程にお
いて、テーパピンの楔作用により、当初食い違っていた
両テーパ嵌合孔が強制的に合致させられ、枠材の端部が
柱の側壁外面に押し付けられる。この状態における圧接
力は、テーパピンの楔作用によってブラケットの基端片
と枠材とを相互に引寄せる動作の結果として惹起される
ものである。そのため、この圧接力は、前述した緊締に
要する力に比べて遥かに大きなものにすることが可能と
なり、枠材を柱に強固に結合することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図4を参
照して説明する。
【0012】図1は、オフィスビル内等の天井1と床2
間に配設される間仕切壁3を示している。この間仕切壁
3は、複数の柱4を所定のピッチで立設し、各柱4間に
パネル5を配設してなる。なお、特定の2本の柱4間に
は欄間パネル6のみを設け、それら両柱4間における欄
間パネル6の下縁に位置する部位に枠材7を架設し、こ
の枠材7と左右の柱4とによって構成されるドア枠8に
ドア9を開閉可能に蝶設している。しかして、この柱4
と枠材7との結合部分に、本発明に係る枠材結合構造を
採用している。
【0013】この枠材結合構造は、前記柱4と枠材7と
を、ブラケット10、ピン保持部材11および緊締具た
るボルト12を用いて結合するようにしたものである。
【0014】詳述すれば、欄間パネル6の両側に配設さ
れている柱4は、図2に示すように、中空体状のもの
で、その側壁外面4aにスリット13を設けている。枠
材7は、前記柱4に略直交する平板部7aを有してなる
断面略H形のもので、アルミ押出材により構成されてい
る。前記平板部7aにおける前記柱4の側壁外面4aに
近接する部位に前記ボルト12を挿通させるためのボル
ト遊嵌孔14を設け、このボルト遊嵌孔14の周囲に複
数のピン嵌合孔15を穿設している。ブラケット10
は、前記柱4の側壁内面4bに添接する基端片10aか
ら前記スリット13を通過して前記平板部7aの上面7
b側(一面側)に重合する前記先端片10bを突出させ
てなる板金製のものである。前記先端片10bの中央に
位置する部位にはネジ孔16を穿設しており、このネジ
孔16の周囲に前記ピン嵌合孔15に合致し得る複数の
ピン嵌合孔17を設けている。前記ブラケット10の先
端片10bの幅は、前記スリット13の開口幅と略等し
くしてある。ピン保持部材11は、前記平板部7aの下
面7c側(他面側)に配される基板11aを有し、この
基板11aに前記枠材7のピン嵌合孔15と前記ブラケ
ット10のピン嵌合孔17の両方に嵌合する複数本のテ
ーパピン18を突設したものである。前記基板11aの
前記テーパピン18に囲まれた部位にボルト挿通孔19
を穿設している。また、前記テーパピン18は、基端側
に外形が変化しない円柱部18aを有するものであり、
前記枠材7のピン嵌合孔15及び前記ブラケット10の
ピン嵌合孔17の内径は、前記テーパピン18における
円柱部18aの外径に対応させてある。前記ボルト12
は、前記ピン保持部材11と前記ブラケット10の先端
片10bと相寄る方向に力を加えることによって前記
テーパピン18を前記枠材7のピン嵌合孔15と前記ブ
ラケット10のピン嵌合孔17とに強制嵌合させるため
のもので、枠材7の下面7c側から前記ボルト挿通孔1
9およびボルト遊嵌孔14を通過させて前記ネジ孔16
に螺着してある。
【0015】柱4と枠材7の取り付けは、前記柱4の側
壁内面4bよりブラケット10の先端片10bをスリッ
ト13より突出させる。前記柱4の側壁外面4aに前記
枠材7の端面7dを当接又は近接させ、前記ブラケット
10のピン嵌合孔17と前記枠材7のピン嵌合孔15と
を概ね対応させる。そして、ボルト12によりピン保持
部材11と前記ブラケット10の先端片10bと相寄
る方向に力を加えると、テーパピン18が前記枠材7の
ピン嵌合孔15と前記ブラケット10のピン嵌合孔17
とに順次押入されていく。その過程において、前記テー
パピン18の楔作用により、当初食い違っていた両ピン
嵌合孔15、17が強制的に合致させられ、前記枠材7
の端面7dが前記柱4の側壁外面4aに押し付けられ
る。具体的には、図3及び図4に示すように、前記枠材
7の平板部7aの上面7b側に前記ブラケット10の先
端片10bを添接させ、前記枠材7の下面側7cに前記
ピン保持部材11を配する。そして、前記ボルト12を
ボルト挿通孔19及びボルト遊嵌孔14を貫通させて前
記ネジ孔16に螺合させ締め付ける。その結果、前記テ
ーパピン18の楔作用により、前記枠材7のピン嵌合孔
15と前記ブラケット10の先端片10bとのピン嵌合
孔17の微妙な食い違いを補正する。その補正により、
前記枠材7の端面7dが前記柱4の側壁外面4aに強く
押し付けられ、枠材7と柱4との結合が完了する。
【0016】なお、枠材は、断面H形の形状のものとは
限らず、柱に略直交する平板部を有する枠材であれば、
どのような形状のものであっても差し支えない。また、
材質もアルミ押出材に限定されないのは勿論であるが、
本発明では、枠材の平板部をブラケットの先端片とピン
保持部材とによって挾圧固定するようにしている。その
ため、枠材の平面部には、無理な曲げ力が作用し難い。
したがって、アルミ押出材を使用した場合においても、
アルミ押出材が変形するのを効果的に防止することがで
きる。
【0017】されに、緊締具は、1本のボルトに限定さ
れるものではないが、本発明によれば、1本のボルトを
用いても強固な結合状態を得ることが可能であり、結合
作業の簡略化を図ることができる。
【0018】また、本発明は、間仕切壁のドア枠以外に
も適用し得るものであるが、ドア枠に適用した場合、従
来のものに比べて枠材の着脱が容易に行なえるという効
果が得られる。すなわち、前記実施例のような構成によ
れば、枠材の下面側からの操作のみによって該枠材を柱
に緊締し、また、取外すことが可能となる。そのため、
欄間パネルの着脱等を伴なうことなしに、枠体の装脱を
行なうことができる。
【0019】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではなく,その趣旨を逸脱しない範囲でさら
に変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるか
ら、ブラケットの水平片とピン保持部材と緊締具によ
り相寄る方向に力を加えるだけの操作により、柱に枠材
を強固に押付けた状態で緊締結合することができる。ま
た、結合した状態においては、枠材の平面部をブラケッ
トの先端片とピン保持部材とによって両面から挾圧する
ことになるため、枠体を薄肉な材料やアルミニウム等の
比較的低強度の材料を用いて構成しても、変形し難い強
固な結合構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の要部を分解して示す斜視図。
【図3】同実施例を示す側断面図。
【図4】同実施例を示す分解した側断面図。
【符号の説明】
4…柱 4a…側壁外面 4b…側壁内面 7…枠材 7a…平板部 7b…一面側 7c…下面側 7d…端面 8…ドア枠 10…ブラケット 10a …基端片 10b …先端片 11…ピン保持部材 11a …基板 12…緊締具 13…スリット 14…ボルト遊嵌孔 15…ピン嵌合孔 16…ネジ孔 17…ピン嵌合孔 18…テーパピン 18a …円柱部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁外面にスリットを開口させた中空体状
    の柱と、 この柱に略直交する平板部を有しその平板部にピン嵌合
    孔を穿設してなる枠材と、 柱の側壁内面に添接する基端片からスリットを通過して
    前記平板部の一面側に重合する先端片を突出させ、その
    先端片にピン嵌合孔を穿設してなるブラケットと、 前記平板部の他面側に配される基板を有し、その基板に
    枠材のピン嵌合孔とブラケットのピン嵌合孔の両方に嵌
    合するテーパピンを突設してなるピン保持部材と、 このピン保持部材の基板とブラケットの先端片と相寄
    る方向に力を加えることによって前記テーパピンを枠材
    のピン嵌合孔とブラケットのピン嵌合孔とに強制嵌合さ
    せる緊締具とを具備してなり、 テーパピンの両ピン嵌合孔への嵌合により枠材の端面を
    柱側に圧接させ得るように、前記両ピン嵌合孔の相対位
    置を設定していることを特徴とする枠材結合構造。
  2. 【請求項2】前記緊締具がボルトであり、前記ブラケッ
    トの先端片にネジ孔を設けるとともに、前記枠体の水平
    部におけるネジ孔に対応する部位にボルト遊嵌孔を設
    け、前記ピン保持部材に貫通させたボルトを前記ボルト
    遊嵌孔を通過させて前記ネジ孔に螺合させていることを
    特徴とする請求項1記載の枠材結合構造。
  3. 【請求項3】前記テーパピンが、基端側に外径が変化し
    ない円柱部を有しており、その円柱部をブラケットおよ
    び枠材のピン嵌合孔に嵌合させていることを特徴とする
    請求項1記載の枠材結合構造。
  4. 【請求項4】前記枠材が、ドア枠の天枠材をなしてお
    り、ピン保持部材を枠材の平板部の下面側から装着し得
    るように構成していることを特徴とする請求項1記載の
    枠材結合構造。
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