JP2983821B2 - 避雷碍子の取付ユニット - Google Patents

避雷碍子の取付ユニット

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JP2983821B2
JP2983821B2 JP5336217A JP33621793A JP2983821B2 JP 2983821 B2 JP2983821 B2 JP 2983821B2 JP 5336217 A JP5336217 A JP 5336217A JP 33621793 A JP33621793 A JP 33621793A JP 2983821 B2 JP2983821 B2 JP 2983821B2
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保幸 坪井
亨 安藤
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NIPPON GAISHI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、送電線用の避雷碍
子を鉄塔の支持アーム取付けるための避雷碍子の取付
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種の避雷碍子の取付装置と
して、本出願人は既に種々の提案を行っている。例え
ば、実開平5−25613号公報には、図24に示すよ
うな取付装置が開示されている。すなわち、取付プレー
ト100と、一対の第1L型挟着金具101および同じ
く一対の第2L型挟着金具102とを用い、両挟着金具
101,102により鉄塔の支持アームの一対のアング
ル材103a,103bを挟着してボルト104,10
5にて両挟着金具101,102を締付ける。そして、
第1L型挟着金具101の延長部に対し、取付プレート
100を各一対のボルト106で取付けている。避雷碍
子は取付プレート100の先端に支持される。
【0003】また、実開平5−25614号公報には、
図25に示すような取付装置が開示されている。すなわ
ち、一対のアングル材111a,111bの垂直主材1
12の上端に係合されたフック部材113に対し、下方
より締付ボルト114が螺合されている。また、両アン
グル材111a,111bの水平主材115の上面に係
合されたフック部材116に対して下方より締付ボルト
117が螺合されている。締付ボルト114,117は
取付プレート110を通り、同取付プレート110の下
面でナットにより締付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、前者の取
付装置においては、まず2つの挟着金具101,102
をアングル材103a,103bに取付けた後、第1L
型挟着金具101の延長部に取付プレート100を取付
けなければならない。しかも、これらの金具の取付時に
は複数のボルト104,105,106を締付量のバラ
ンスをとりながら締付けなければならない。加えて、こ
れらボルト104,105,106は取外した状態で各
挟着金具101,102をアングル材103a,103
bに取付けなければならず、その上ボルト104〜10
6で取付ける箇所も多い。
【0005】このため、構造が複雑で、取付けが面倒で
あるとともに、部品点数が多く取扱いに不便であるとい
う問題があった。さらに、アングル材103a,103
bの厚みに合わせてボルト挿通孔が合致するように締付
金具を個別に設計しなければならず、従って締付金具を
多種類用意しなければならないという煩わしさがあっ
た。
【0006】また、後者の取付装置では、フック部材1
13をアングル材111a,111bの垂直主材112
の上端に係合させて下方より締付ボルト114を締付け
るとともに、同じくフック部材116をアングル材11
1a,111bの水平主材115の上面に係合させて下
方より締付ボルト117を締付ける必要がある。このた
め、取付操作が面倒で、時間を要する上に、アングル材
111a,111bの垂直主材112や水平主材115
の厚みが変化した場合には対応できず、厚みに対応した
多種類のものを用意しなければならないという問題があ
った。
【0007】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題に着目してなされたものである。その目的とする
ところは、構造が簡単で、取付けを容易かつ迅速に行う
ことのできる避雷碍子の取付ユニットを提供することに
ある。また、他の目的とするところは、部品点数が少な
く、運搬や保管などに際して取扱いが便利な避雷碍子の
取付ユニットを提供することにある。さらに他の目的と
するところは、支持アームの厚さや形状の変化に容易に
対応できる避雷碍子の取付ユニットを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1に記載の避雷碍子の取付ユニットの発明
では、鉄塔の支持アームを構成するアングル材の垂直リ
ブと水平リブの内側面に沿って配置され、一端部におい
て避雷碍子を支持する基板と、アングル材の垂直リブの
上端部に掛止された状態で前記基板に締付固定され、基
板との間で垂直リブを挟着する締付金具とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明において、基板および締付金具には互い
に対応する位置に長孔または円孔を形成し、これら長孔
または円孔にボルトを挿通してナットで締付け、基板と
締付金具とによりアングル材の垂直リブを挟着すること
を特徴とするものである。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載の発明において、基板および締付金具のそれ
ぞれ複数箇所に長孔または円孔を形成し、複数本のボル
トを挿通可能に形成したことを特徴とするものである。
【0011】加えて、請求項4に記載の発明では、請求
項1〜3のいずれかに記載の発明において、基板と締付
金具との間に、アングル材の垂直リブの厚さに対応させ
るための間隔保持材を介装したことを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項2〜4
のいずれかに記載の発明において、基板とボルトの頭部
またはナットとの間に補強板を介在させたことを特徴と
するものである。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項1〜5
のいずれかに記載の発明において、締付金具には、その
下端部を延長して折曲げ、アングル材の水平リブの底面
に係合する係合部を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項7に記載の発明では、請求項1〜6
のいずれかに記載の発明において、アングル材の水平リ
ブと基板との間に補助基板を介在させたことを特徴とす
るものである。
【0015】請求項8に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、一端部において水平リブの底面に係
合される支持金具を備え、支持金具の他端部と、基板と
の間に設けられ、水平リブの厚みにほぼ対応する厚みの
スペーサと、そのスペーサと水平リブの端部との間に設
けられ、支持金具を基板に締付けて支持金具の係合部を
水平リブに圧着させる圧着手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0016】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明において、圧着手段は、基板に設けられた長孔
と、支持金具の孔に挿通されて締付けられるボルトと、
ボルトに螺合されるナットとであることを特徴とするも
のである。
【0017】請求項10に記載の発明では、請求項8に
記載の発明において、基板の少なくとも一側には、前記
支持金具の水平回転を一定量に規制するストッパが設け
られていることを特徴とするものである。
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】 請求項1に記載の発明における避雷碍子の取
付ユニットでは、基板がアングル材の垂直リブと水平リ
ブの内側面に沿って配置され、一端部において避雷碍子
を支持する。締付金具はアングル材の垂直リブの上端部
に掛止された状態で基板に締付固定され、基板との間で
垂直リブを挟着する。
【0021】このため、基板をアングル材の垂直リブと
水平リブの内側面に沿って配置するとともに、締付金具
をアングル材の垂直リブの上端部に対し、上方から掛止
させることにより、取付金具を支持アームに容易に取付
けることができる。また、取付金具は基板と締付金具と
より構成されて部品点数が少なく、その構成が簡単で、
取扱いが容易である。しかも、取付金具は締付金具と基
板との間で垂直リブを挟着するように構成されているこ
とから、アングル材の厚さや形状の変化にも対応するこ
とができる。
【0022】また、請求項2に記載の取付ユニットにお
いては、基板および締付金具には互いに対応する位置に
長孔または円孔が形成され、これら長孔または円孔にボ
ルトを挿通してナットで締付けることにより、基板と締
付金具とでアングル材の垂直リブが挟着される。そのた
め、ボルトに対してナットを緩めた状態で、締付金具を
アングル材の垂直リブの上端に掛止させ、ナットを締付
けることにより、取付金具を支持アームに対し容易に、
しかも確実に取付けることができる。また、基板または
締付金具に長孔を設けることにより、支持アームの厚み
や形状に容易に対応することができる。
【0023】さらに、請求項3に記載の発明では、基板
および締付金具のそれぞれ複数箇所に長孔または円孔が
形成され、複数本のボルトが挿通可能になっている。こ
のため、取付金具が複数箇所において締付固定され、支
持アームに対する取付金具の取付けが頑丈になる。
【0024】請求項4に記載の発明においては、基板と
締付金具との間に、間隔保持材が介装されている。この
間隔保持材により、基板と締付金具間に所定の間隙が保
持され、締付金具をアングル材の垂直リブの上端へ取付
ける操作が容易となる。
【0025】また、請求項5に記載の取付ユニットの発
明では、基板とボルトの頭部またはナットとの間に補強
板が介在されている。そのため、基板が補強板により補
強されるとともに、締付金具による締付けが確実に行わ
れる。
【0026】加えて、請求項6に記載の取付ユニットに
おいては、締付金具には、その下端部が延長して折曲げ
られた係合部が設けられている。従って、この係合部が
アングル材の水平リブの底面に係合し、支持アームに対
する取付金具の取付けが丈夫になる。
【0027】請求項7に記載の取付ユニットでは、アン
グル材の水平リブと基板との間に補助基板が介在されて
いる。この補助基板により基板が補強され、支持アーム
に対する取付金具の取付けが丈夫になる。
【0028】また、請求項8に記載の取付ユニットにお
いては、一端部において水平リブの底面に支持金具の一
端部が係合され、支持金具の他端部と基板との間に水平
リブの厚みと対応する厚みのスペーサが設けられ、かつ
そのスペーサと水平リブの端部との間に圧着手段が設け
られている。このため、圧着手段を圧着操作することに
より、支持金具が基板に締付けられてその係合部が水平
リブに圧着される。従って、支持アームに対する取付金
具の取付けが確実となる。
【0029】請求項9に記載の取付ユニットでは、上記
圧着手段が基板に設けられた長孔と支持金具の孔に挿通
されて締付けられるボルトとそのボルトに螺合するナッ
トとで構成されている。そのため、圧着が確実に行わ
れ、取付金具が支持アームに頑丈に取付けられる。
【0030】さらに、請求項10に記載の取付ユニット
においては、基板の少なくとも一側には、ストッパが設
けられている。このストッパが支持金具の水平回転を一
定量に規制し、基板に対する支持金具の取付けを確実に
する。
【0031】
【0032】
【0033】
【実施例】 (第1実施例) 以下、この発明の避雷碍子の取付ユニットを具体化した
第1実施例につき、図1〜図7に基づいて詳細に説明す
る。
【0034】図6,7に示すように、固定金具1は鉄塔
の支持アーム2のアングル材12の下面に固定配置さ
れ、この固定金具1には支持金具3が回動可能に取り付
けられている。通常碍子4が複数連結された碍子連5
は、支持金具3の下端に吊下金具6を介して吊下支持さ
れている。電線クランプ7は碍子連5の下端に取付けら
れ、この電線クランプ7に送電線8が支持されている。
課電側アークホーン9はこの送電線8に取付けられてい
る。
【0035】図1〜4に示すように、この実施例の取付
ユニット10の基板11は、L字状に折曲形成され、断
面L字状をなすアングル材12の内側面に沿って配置さ
れている。締付金具13は、上端に湾曲形成された係止
部13aを有する板状に形成され、アングル材12の垂
直リブ12bの上部外面に沿って配置され、係止部13
aの先端が基板11の垂直部11bの外面に当接してい
る。基板11の垂直部11bには一対の長孔14が透設
されるとともに、締付金具13には長孔14に対応して
一対の円孔15が設けられ、両孔14,15にボルト1
6を挿通して座金17を介しダブルナット18で締付け
ることにより、基板11と締付金具13との間にアング
ル材12の垂直リブ12bが挟着される。そして、締付
金具13、締結具としてのボルト16、ダブルナット1
8などにより取付金具19が構成されている。
【0036】図5に示すように、取付ユニット10の不
使用時にはダブルナット18が緩められ、締付金具13
が基板11の垂直部11bより離間した位置にあるが、
一体として取扱われ、運搬時や保管時の取扱いが容易に
なっている。
【0037】先端部がほぼV字状をなすアダプタ20
は、基板11の水平部11aの端部上面に重合されてい
る。そして、アダプタ20の支持孔21と基板11の取
付孔22に下方より支持ボルト23が挿通され、座金2
4を介してダブルナット25がアダプタ20を締付固定
している。円弧状の長孔26は基板11の水平部11a
先端に形成されるとともに、挿通孔27がアダプタ20
に設けられている。
【0038】そして、下方から位置決め用ボルト28が
長孔26の所定位置に挿通され、さらにアダプタ20の
挿通孔27を挿通し座金29を介してダブルナット30
がアダプタ20を締付固定している。このとき、ダブル
ナット30を緩めることにより、アダプタ20を基板1
1に対し、支持ボルト23を中心に横方向に所定量だけ
回動できるようにし、アダプタ20の向きを変更できる
ようにしている。
【0039】図6,7に示すように、避雷碍子31はア
ダプタ20の先端にボルト32により斜状に取付けられ
ている。この避雷碍子31には酸化亜鉛を主材とする電
圧−電流特性が非直線性の抵抗素子33が収容されてい
る。アークホーン取付金具34は、避雷碍子31の下端
に取付支持され、このアークホーン取付金具34に接地
側アークホーン35が取付けられている。そして、この
接地側アークホーン35は前記送電線8に設けられた課
電側アークホーン9と対向配置され、両者間に気中放電
距離Gが形成されている。
【0040】そして、雷撃により雷サージ電流が送電線
8に侵入すると、その電流は気中放電距離Gをフラッシ
オーバし、避雷碍子31内の抵抗素子33を流れる。さ
らに、電流はアダプタ20、基板11を経て、支持アー
ム2に流れ、鉄塔から大地に放電される。また、その後
に生じる運転電圧による続流は、避雷碍子31内の抵抗
素子33と気中放電距離Gとによって抑制遮断される。
【0041】さて、この実施例における避雷碍子31の
取付ユニット10は、不使用状態では図5に示すよう
に、ダブルナット18が緩められた状態で締付金具13
が基板11と一体に保持される。このため、取付ユニッ
ト10は、ボルト16を取り外すことなく、基板11と
締付金具13とを一体として取扱うことができ、しかも
部品点数が少ないことから、運搬や保管時における取扱
いが容易になる。
【0042】そして、使用時には、図1に示すように、
まず基板11と締付金具13とでアングル材12の垂直
リブ12bを挟着するように、基板11を上方からアン
グル材12の内側面に沿って配置する。次に、一対のダ
ブルナット18を締付けることにより、アングル材12
の垂直リブ12bが基板11と締付金具13との間に挟
着固定される。
【0043】このように、基板11はアングル材12、
特にその水平リブ12aに支持されるとともに、その垂
直部11bが垂直リブ12bに圧接固定されることか
ら、組付けがワンタッチでできて容易である。しかも、
基板11をアングル材12の上面に載せる構造のため、
取付作業がしやすく、組付け後に所要の安定した取付強
度を確保することができる。加えて、基板11と締付金
具13との間隙はダブルナット18の締付け具合により
変えることができ、かつ締付金具13は所定の長さを有
している。さらに、基板11の垂直部11bには長孔1
4が設けられている。これら構成から、アングル材12
の垂直リブ12bの厚みや形状が変化しても、それに容
易に対応することができる。 (第2実施例)次に、この発明を具体化した第2実施例
について、図8に従って説明する。なお、この実施例で
は、主に第1実施例と異なる部分について説明する。
【0044】この実施例では、間隔保持材としてのコイ
ルスプリング40が、ボルト16周囲において基板11
と締付金具13との間に介装されている。このため、基
板11と締付金具13との間に所定の間隔が保持され、
取付ユニット10をアングル材12の垂直リブ12bの
上端に上方から容易に係合させることができ、取付操作
を容易にすることができる。なお、コイルスプリング4
0に代えて発泡スチロールなどの発泡体を用いてもよ
い。 (第3実施例)次に、この発明を具体化した第3実施例
について、図9に従って説明する。
【0045】さて、この実施例では、一対のボルト16
の頭部と基板11との間に補強板50が介在されてい
る。このため、ボルト16を締付けたとき、締付け力が
補強板50を介して基板11に均等に加えられ、アング
ル材12の垂直リブ12bに対する取付ユニット10の
取付けが安定した状態で行われるとともに、基板11の
補強をはかることができる。 (第4実施例)次に、この発明を具体化した第4実施例
について、図10,11に従って説明する。
【0046】この実施例では、アングル材12の水平リ
ブ12aと基板11の水平部11aとの間に補助基板6
0が介在されるとともに、この補助基板60の先端に設
けられた取付孔61と基板11の孔62にボルト63が
挿通されており、ナット64を締付けることにより補助
基板60が水平リブ12aに締付固定されている。な
お、補助基板60は基板11の底面よりアングル材12
の水平リブ12aの上面に沿って延びている。
【0047】従って、この補助基板60により、基板1
1の水平部11a及びアングル材12が補強され、アン
グル材12に対する取付ユニット10の取付けが頑丈に
なる。 (第5実施例)次に、この発明を具体化した第5実施例
について、図12〜15に従って説明する。なお、この
実施例では、主に第3実施例と異なる部分について説明
する。
【0048】この実施例では、支持金具70がアングル
材12の水平リブ12aの端部底面に係合されるととも
に、その端部の湾曲部71先端が基板11底面に当接し
ている。この湾曲部71がスペーサとしての機能を有し
ている。水平リブ12aの端部と支持金具70の湾曲部
71との間において支持金具70には支持孔72が設け
られるとともに、基板11には長孔73が透設されてい
る。そして、下方より圧着手段としての圧着用ボルト7
4が支持金具70の支持孔72と基板11の長孔73に
挿通されてダブルナット75で締付けられることによ
り、支持金具70の係合部76が水平リブ12aに圧着
される。さらに、支持金具70の両側には基板11の両
側に係合されたストッパ77が設けられ、支持金具70
の水平回動を防止し、基板11への支持金具70の取付
けを容易し、かつ取付後の取付状態を保持する。
【0049】このため、基板11の水平部11aがアン
グル材12の水平リブ12aに確実に締付固定される。
従って、アングル材12に対する取付ユニット10の取
付けが頑丈になる。 (第6実施例)次いで、この発明を具体化した第6実施
例について、図16,17に従って説明する。なお、こ
の実施例では、主に第5実施例と異なる部分について説
明する。
【0050】さて、この実施例においは、支持金具70
の圧着手段としての圧着用ボルト74およびダブルナッ
ト75はそれぞれ2対設けられている。なお、ストッパ
77は設けられていない。このように、支持金具70が
2箇所でアングル材12の水平リブ12aに締付固定さ
れているため、アングル材12に対する取付ユニット1
0の取付けが一層丈夫になる。 (第7実施例)次に、この発明を具体化した第7実施例
について、図18〜22に従って説明する。なお、この
実施例では、主に第3実施例と異なる部分について説明
する。
【0051】この実施例においては、基板11は寸法の
異なるアングル材12に対応できるように長孔14が設
けられているが、締付金具13はアングル材12に寸法
に応じた専用部品とし締付金具13の下端部が延長して
折曲げられた係合部80を有している。そして、この係
合部80がアングル材12の水平リブ12aの底面に係
合されている。なお、締付金具13の下端部は、係合部
80が水平リブ12aの底面に密着するように、外方へ
斜状に折曲げられている。
【0052】この実施例では、基板11先端における避
雷碍子31の重量によりボルト16を中心にした回動力
が締付金具13に作用しても、締付金具13が上方へ抜
け出すおそれが防止される。その結果、アングル材12
に対する取付ユニット10の取付けが確実となる。 (第8実施例)次に、この発明の第8実施例を図23に
基づいて説明する。この実施例は第7実施例の変形例で
アングル材12の寸法に合わせたものである。
【0053】さて、この実施例においては、基板11に
設けられている一対の孔が長孔ではなく、円孔90であ
る。この構成は、アングル材12の垂直リブ12bの高
さが予めわかっている場合に採用される。この実施例で
も第7実施例と同様な作用、効果が得られる。
【0054】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、次のように構成を変更して具体化することも可能
である。 (1)第7実施例または第8実施例において、締付金具
13の円孔15を上下方向の長孔とし、アングル材12
の垂直リブ12bの高さに対応できるようにすること。 (2)第5実施例または第6実施例において、支持金具
70を湾曲部71が形成されていない平板状に形成し、
その先端と基板11との間にスペーサを介在させるこ
と。
【0055】
【発明の効果】 この発明は、以上説明したように構成
されているため、次のような優れた効果を奏する。すな
わち、この発明の避雷碍子の取付ユニットによれば、構
造が簡単で、鉄塔の支持アームに対する取付けを容易か
つ迅速に行うことができる。また、部品点数が少なく、
運搬や保管などに際して取扱いが便利である。さらに、
支持アームを構成するアングル材の厚さや形状の変化に
容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した第1実施例の避雷碍子
装置の取付ユニットをアングル材に取付けた状態を示す
断面図である。
【図2】 取付ユニットをアングル材に取付けた状態を
示す平面図である。
【図3】 取付ユニットをアングル材に取付けた状態を
示す左側面図である。
【図4】 図1のA−A線における断面図である。
【図5】 取付ユニットを示す正面図である。
【図6】 取付ユニットにより避雷碍子装置を鉄塔の支
持アームに取付けた状態を示す平面図である。
【図7】 同じく取付ユニットにより避雷碍子装置を鉄
塔の支持アームに取付けた状態を示す正面図である。
【図8】 この発明を具体化した第2実施例の取付ユニ
ットを示す断面図である。
【図9】 この発明を具体化した第3実施例の取付ユニ
ットを支持アームに取付けた状態を示す断面図である。
【図10】 この発明を具体化した第4実施例の取付ユ
ニットを支持アームに取付けた状態を示す断面図であ
る。
【図11】 図10の底面図である。
【図12】 この発明を具体化した第5実施例の取付ユ
ニットを支持アームに取付けた状態を示す断面図であ
る。
【図13】 図12の底面図である。
【図14】 図12のB−B線における断面図である。
【図15】 図12の左側面図である。
【図16】 この発明を具体化した第6実施例の取付ユ
ニットを支持アームに取付けた状態を示す断面図であ
る。
【図17】 図16の底面図である。
【図18】 この発明を具体化した第7実施例の取付ユ
ニットを支持アームに取付けた状態を示す断面図であ
る。
【図19】 図18の底面図である。
【図20】 図18の左側面図である。
【図21】 図18のC−C線における断面図である。
【図22】 第7実施例の取付ユニットを支持アームに
取付ける前の状態を示す断面図である。
【図23】 この発明を具体化した第8実施例の取付ユ
ニットを支持アームに取付けた状態を示す断面図であ
る。
【図24】 従来の避雷碍子の取付ユニットを鉄塔の支
持アームに取付けた状態を示す断面図である。
【図25】 また別の従来における避雷碍子の取付ユニ
ットを鉄塔の支持アームに取付けた状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
2…支持アーム、10…取付ユニット、11…基板、1
2…アングル材、12a…水平リブ、12b…垂直リ
ブ、13…締付金具、14…長孔、15…円孔、16…
締結具としてのボルト、18…締結具としてのダブルナ
ット、19…取付金具、40…間隔保持材としてのコイ
ルスプリング、50…補強板、60…補助基板、70…
支持金具、71…スペーサとしての湾曲部、74…圧着
手段としての圧着用ボルト、75…圧着手段としてのダ
ブルナット、77…ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 17/00 - 17/54

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔の支持アームを構成するアングル材
    の垂直リブと水平リブの内側面に沿って配置され、一端
    部において避雷碍子を支持する基板と、 アングル材の垂直リブの上端部に掛止された状態で前記
    基板に締付固定され、基板との間で垂直リブを挟着する
    締付金具とを備えたことを特徴とする避雷碍子の取付ユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 基板および締付金具には互いに対応する
    位置に長孔または円孔を形成し、これら長孔または円孔
    にボルトを挿通してナットで締付け、基板と締付金具と
    によりアングル材の垂直リブを挟着する請求項1に記載
    の避雷碍子の取付ユニット。
  3. 【請求項3】 基板および締付金具のそれぞれ複数箇所
    に長孔または円孔を形成し、複数本のボルトを挿通可能
    に形成した請求項2に記載の避雷碍子の取付ユニット。
  4. 【請求項4】 基板と締付金具との間に、アングル材の
    垂直リブの厚さに対応させるための間隔保持材を介装し
    た請求項1〜3のいずれかに記載の避雷碍子の取付ユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 基板とボルトの頭部またはナットとの間
    に補強板を介在させた請求項2〜4のいずれかに記載の
    避雷碍子の取付ユニット。
  6. 【請求項6】 締付金具には、その下端部を延長して折
    曲げ、アングル材の水平リブの底面に係合する係合部を
    設けた請求項1〜5のいずれかに記載の避雷碍子の取付
    ユニット。
  7. 【請求項7】 アングル材の水平リブと基板との間に補
    助基板を介在させた請求項1〜6のいずれかに記載の避
    雷碍子の取付ユニット。
  8. 【請求項8】 一端部において水平リブの底面に係合さ
    れる支持金具を備え、 支持金具の他端部と、基板との間に設けられ、水平リブ
    の厚みにほぼ対応する厚みのスペーサと、 そのスペーサと水平リブの端部との間に設けられ、支持
    金具を基板に締付けて支持金具の係合部を水平リブに圧
    着させる圧着手段とを設けた請求項1に記載の避雷碍子
    の取付ユニット。
  9. 【請求項9】 圧着手段は、基板に設けられた長孔と、
    支持金具の孔に挿通されて締付けられるボルトと、ボル
    トに螺合されるナットとである請求項8に記載の避雷碍
    子の取付ユニット。
  10. 【請求項10】 基板の少なくとも一側には、前記支持
    金具の水平回転を一定量に規制するストッパが設けられ
    ている請求項8に記載の避雷碍子の取付ユニット。
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