JPH0741056Y2 - 導体耐張装置用避雷装置 - Google Patents

導体耐張装置用避雷装置

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JPH0741056Y2
JPH0741056Y2 JP1988101431U JP10143188U JPH0741056Y2 JP H0741056 Y2 JPH0741056 Y2 JP H0741056Y2 JP 1988101431 U JP1988101431 U JP 1988101431U JP 10143188 U JP10143188 U JP 10143188U JP H0741056 Y2 JPH0741056 Y2 JP H0741056Y2
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JP
Japan
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conductor
lightning arrester
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tensioning device
jumper wire
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JP1988101431U
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成果 中村
清美 下橋
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株式会社日本可鍛鋳鉄所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、雷サージ電圧が導体耐張装置の導体に印加さ
れたときこれを速やかに放電し、その後生じる続流アー
クは気中放電ギャップと酸化亜鉛形避雷器の非直線性抵
抗素子によつてしや断する酸化亜鉛形避雷器(以下単に
避雷器という)を備えた導体耐張装置用避雷装置に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の避雷装置として例えば第3図及び第4図に示す
ものは、送電鉄塔の支持アーム51の先端箇所に、一対の
アングル52a,52bを支持アーム51突出方向に水平に突き
出して取付け、この一対のアングル52a,52bには支持ア
ーム51の先端下面に取付けた導体耐張装置取付金具2に
近い箇所に取付板53を介してジャンパ線支持装置54を垂
設し、さらに、一対のアングル52a,52bの自由端部に連
結部材56を突設して、連結部材56の自由端に避雷器57を
垂設している。そして、支持アーム51の先端部両側の両
導体耐張装置4,4′で張設された導体5の引留クランプ1
4,14′間のジャンパ線15を、ジャンパ線支持装置54の下
端部に設けたジャンパ把持部55で把持すると共に、その
直ぐ上の導体側ホーン電極59と避雷器57のホーン電極58
とで所定気中放電ギャップを確保するものである。従つ
て、導体5に印加された雷サージ電圧はホーン電極59か
らホーン電極58に放電され、避雷器57に内蔵した非直線
性抵抗素子を経て送電鉄塔側へ流れ、その後生じる続流
アークは気中放電ギャップと非直線性抵抗素子によつて
しや断される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この従来装置は、支持アーム51の先端より突
き出た一対のアングル52a,52bにジャンパ線支持装置54
を介してジャンパ線15を吊り下げ、さらに、一対のアン
グル52a,52bより突き出た連結部材56の自由端に、ジャ
ンパ線支持装置54のホーン電極59とで所定気中放電ギャ
ップをとるホーン電極58を有する避雷器57を取付けてい
たから、支持アーム51には大きな曲げモーメントが作用
する。このため、この種の避雷装置を取付ける場合、既
設鉄塔では支持アーム51の延長と補強を必要とし、新設
鉄塔では避雷装置を設けるたびに支持アームを設計し直
す必要がある等の不都合があつた。
本考案は前記の点に鑑みてなされたもので、避雷装置を
設備するために、既設支持構造物では支持アームの延長
と補強を必要とせず、又、新設支持構造物では設計をし
直す必要のない導体耐張装置用避雷装置の提供を第1の
目的とし、この導体耐張装置用避雷装置に安価な手段で
導体耐張装置取付機能を付加することを第2の目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記第1の目的を達成するため本考案の導体耐張装置用
避雷装置は、支持構造物の支持アームの先端部に二股部
材をその中間の基部で取付け、二股部材の一方にジャン
パ線支持装置を垂設し他方に避雷器を外側方へ斜設し
て、ジャンパ線支持装置の導体側ホーン電極と避雷器の
ホーン電極とで所定気中放電ギャップを確保したことを
特徴とするものである。
二股部材の支持アームへの取付けは、導体耐張装置取付
金具を介して行うか、導体耐張装置取付金具から離れた
位置に直接取付ける。又、二股部材に導体耐張装置を取
付けるための取付部を一体形成して、直接支持アームの
先端部に取付けてもよい。
〔作用〕
二股部材はその中間の基部で支持アームの先端部に取付
けると共に、一方にジャンパ線支持装置を垂設し他方に
避雷器を斜め外側方へ斜設したから、二股部材は小型・
軽量となり、又、支持アーム先端部に作用する避雷器に
よる曲げモーメントは避雷器を垂直にした場合よりも小
さくなり、しかも支持アーム先端部に作用する曲げモー
メントは、ジャンパ線を支持したジャンパ線支持装置と
避雷器の曲げモーメントが互に差引かれるために大幅に
軽減される。
二股部材に導体耐張装置を取付けるための取付部を一体
形成すれば、支持アームへの導体耐張装置取付金具取付
作業を省略できる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図及び
第2図において、1は送電鉄塔の支持アーム、2は支持
アーム1の先端下面に固着された導体耐張装置取付金具
で、その両側の3角状平板部3,3′の先端部に導体耐張
装置4,4′を取付けて導体5を張設する。6は二股部材
である。この二股部材は、Y状平板部16の基部17の端縁
と二股部7の両端縁にフランジ18,8,10を突設すると共
に、基部17の両面とフランジ18とをリブ19,19で補強し
てなり、基部17上端のフランジ18を導体耐張装置取付金
具2を介して支持アーム1に固着し、二股部7の一方の
フランジ8にジャンパ線支持装置9を垂設し、他方の斜
め外側方に向けたフランジ10に避雷器11を斜設する。ジ
ャンパ線支持装置9は下端部のジャンパ線把持部21で、
導体耐張装置4,4′の引留クランプ14,14′間のジャンパ
線15の中間を把持し、避雷器11のホーン電極12は、ジャ
ンパ線支持装置9の導体側ホーン電極13とで所定気中放
電ギャップGを確保する。
尚、二股部材6は、フランジ18のリブ19配設方向に導体
耐張装置4,4′を取付けるための取付部を延在せしめ
て、支持アーム1に直接固着するようにしてもよい。
次に、本実施例の導体懸垂装置用避雷装置の作用につい
て説明する。
雷サージ電圧が導体に印加されると、同電圧は所定気中
放電ギャップGで放電され、避雷器11に内蔵した非直線
性抵抗素子を経て支持構造物に流れ、その後生じる続流
アークは所定気中放電ギャップGと非直線抵抗素子によ
つてしや断される。
尚、本実施例では、ジャンパ線支持装置9が避雷器11よ
りも送電鉄塔の塔体寄りとなるものであるが、この逆の
配置であつてもよい。又、導体耐張装置取付機能を有し
ない二股部材6は導体耐張装置取付金具2よりも塔体寄
りで直接支持アーム1に取付けてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、支持アームの先端
部に二股部材をその中間の基部で取付けて二股部材の一
方にジャンパ線支持装置を垂設し他方に避雷器を外側方
へ斜設したので、支持アームの先端部に作用するジャン
パ線支持装置と避雷器による曲げモーメントが大幅に軽
減される結果、既設支持構造物では支持アームは従来通
りの長さで、しかも補強なしに避雷器の設置が可能であ
り、新設支持構造物では、避雷器設置の有無で支持アー
ムの長さや強度を変えるとかその他設計上特段の配慮を
必要としないので、設計が簡単となる。又、二股部材は
小型・軽量となし得る。
二股部材に導体耐張装置を取付けるための取付部を一体
形成すれば、導体耐張装置取付金具が不要となり、導体
耐張設設備費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の平面図、第2図は第1図にお
けるA−A線断面図、第3図は従来装置の平面図、第4
図は第3図におけるB−B線断面図である。 1……支持アーム、2……導体耐張装置取付金具、4,
4′……導体耐張装置、6……二股部材、7……二股
部、9……ジャンパ線支持装置、11……避雷器、12……
ホーン電極、13……導体側ホーン電極、17……基部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持構造物の支持アーム(1)の先端部に
    二股部材(6)をその中間の基部(17)で取付け、二股
    部材(6)の一方にジャンパ線支持装置(9)を垂設し
    他方に避雷器(11)を外側方へ斜設して、ジャンパ線支
    持装置(9)の導体側ホーン電極(13)と避雷器(11)
    のホーン電極(12)とで所定気中放電ギャップGを確保
    したことを特徴とする導体耐張装置用避雷装置。
  2. 【請求項2】支持アーム(1)に導体耐張装置取付金具
    (2)を介して二股部材(6)を取付けた請求項1記載
    の導体耐張装置用避雷装置。
  3. 【請求項3】二股部材(6)に導体耐張装置(4),
    (4′)を取付けるための取付部を一体形成した請求項
    1記載の導体耐張装置用避雷装置。
JP1988101431U 1988-07-29 1988-07-29 導体耐張装置用避雷装置 Expired - Lifetime JPH0741056Y2 (ja)

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JP1988101431U JPH0741056Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 導体耐張装置用避雷装置

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Publication Number Publication Date
JPH0275944U JPH0275944U (ja) 1990-06-11
JPH0741056Y2 true JPH0741056Y2 (ja) 1995-09-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2564332B2 (ja) * 1987-11-26 1996-12-18 日本碍子株式会社 耐雷ホーン碍子装置

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JPH0275944U (ja) 1990-06-11

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