JP2564324B2 - 耐雷ホーン碍子装置 - Google Patents

耐雷ホーン碍子装置

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JP2564324B2
JP2564324B2 JP62255776A JP25577687A JP2564324B2 JP 2564324 B2 JP2564324 B2 JP 2564324B2 JP 62255776 A JP62255776 A JP 62255776A JP 25577687 A JP25577687 A JP 25577687A JP 2564324 B2 JP2564324 B2 JP 2564324B2
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insulator
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哲也 中山
立美 市岡
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は落雷に起因する異常高電圧が送電線に印加
されたとき、それを速やかに接地するとともに、その後
生じる続流アークによる送電線の溶断を防止するための
架空送電線用の、特に耐張鉄塔用の耐雷ホーン碍子装置
に関する。
(従来の技術) 一般に、送電線用耐張碍子装置においては、一対の耐
張碍子の端部間に、ジャンパー線を接続して送電線と鉄
塔の支持アームとの気中絶縁を保持するようにしてい
る。このジャンパー線は風により横揺れし易く、例えば
40m/sec風速で振れ角がほぼ60度程度となり、この状態
においてもジャンパー線と鉄塔との気中絶縁クリアラン
スが充分確保できるように設計されている。
ところが、近年、この耐張碍子装置に避雷碍子を組み
込んだ耐雷ホーン碍子装置が実施されるに至り、この碍
子装置として、従来、第4図に示すようなものが提案さ
れた。この装置は、鉄塔の支持アーム1に対して、ジャ
ンパー線20を支持する支持碍子50を垂下固定し、同碍子
50の下端部に対し課電側の放電電極32を支持し、一方、
支持アーム1には取付アダプタ21を介して、酸化亜鉛等
の非直線性抵抗素子を封入した避雷碍子34を垂下固定す
るとともに、該避雷碍子34の下端部には前記放電電極32
と所定の気中放電間隙Gをもって対向する接地側の放電
電極38を装着していた。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来の装置は、支持アーム1とジャンパー線20と
の間に支持碍子50が垂下固定されていたので、線路電圧
が比較的低い33〜77KV程度では、支持碍子50を既設の鉄
塔にそのままて適用してもクリアランス面で装柱上問題
はなかった。
ところが、線路電圧が154KVでは例えば二本の支持碍
子50を直列に連結し、275KVでは三本の支持碍子50を直
列に連結するというように電圧階級が高くなるに従い、
全体として長い支持碍子を使用する必要が生じ、クリア
ランスも合理的に設定されていることから既設の鉄塔に
は適用が難しいという問題があった。すなわち、鉄塔の
構造自身は、線路電圧が高くなるにつれ、ジャンパー線
20と、該ジャンパー線の下方に位置する支持アーム1と
の気中絶縁距離Lが必要最小限に短く設定されることか
ら、支持アーム1とジャンパー線20との気中絶縁距離と
支持碍子50の汚損耐電圧上から設定される碍子沿面の絶
縁距離とを比較した場合、後者の絶縁距離のほうが長く
なる。従って、支持アーム1とジャンパー線20との間に
長い支持碍子50を介在させることは、既設の鉄塔では困
難となる。
この発明は上記の事情を鑑み、線路電圧が大きくな
り、ジャンパー線の支持碍子が長尺化した場合にも、既
設の鉄塔に支持碍子を容易に装着することができる耐雷
ホーン碍子装置の提供を目的とする。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は前記問題点を解消するため、鉄塔の支持ア
ームに対して左右一対の鉄塔側連結金具を介して耐張碍
子を連結するとともに、該耐張碍子には電線側連結金具
を介して送電線を架設し、前記両電線側連結金具の間に
はジャンパー線の両端部を接続し、一方、前記支持アー
ムの先端部には取付けアダプタを介して、支持碍子及び
避雷碍子を前記ジャンパー線より線路直交方向に位置す
るように吊下固定し、該支持碍子の下端部には前記ジャ
ンパー線を把持する把持アームを設けるとともに、支持
碍子の下端部には課電側の放電電極を設け、前記避雷碍
子の下端部には前記放電電極と所定の気中放電間隙をも
って対向する接地側の放電電極を設けるという構成を採
用している。
(作用) この発明は前記手段を採用したことにより次のように
作用する。
ジャンパー線を支持する支持碍子が、支持アームの先
端部に対し取付アダプタを介してジャンパー線から外側
方に離隔して吊下固定されているので、支持アームとジ
ャンパー線との気中絶縁距離に左右されずに、かつ支持
碍子とジャンパー線の下側に位置する支持アームとの間
の気中絶縁距離は確保し易く、該支持碍子の下端から延
びる把持アームによりジャンパー線を把持することがで
き、この結果、既設の鉄塔にも長尺の支持碍子を容易に
装着することができる。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を第1〜第3図
に基づいて詳細に説明する。
第3図に示すように、鉄塔の支持アーム1には取付プ
レート2がボルト3により固定され、該取付プレート2
の左右両端部には、第2図に示すようにそれぞれ送電線
4を支持する耐張碍子装置5が装着されている。
前記取付プレート2の端部にはUクレビス6,7が連結
されている。前記Uクレビス7にはアークホーン8を備
えた鉄塔側ホーン取付金具9が軸10により連結され、同
金具9の一端部には軸10により耐張碍子12が連結されて
いる。この実施例では前述したUクレビス6,7及び鉄塔
側ホーン取付金具9により鉄塔側連結金具11Aを構成し
ている。
前記耐張碍子12の課電側端部には連結リンク13を介し
てアークホーン14を備えた電線側ホーン取付金具15が軸
10により連結されている。同ホーン取付金具15の中央に
は、軸16により連結リンク17が連結され、同リンク17に
は軸16により送電線4をクランプする電線クランプ18が
連結されている。又、右側の電線クランプ18と左側の電
線クランプ18との間には、ジャンパー線クランプ19によ
りジャンパー線20が円弧状に架設されている。この実施
例では前述した連結リンク13、電線側ホーン取付金具1
5、連結リンク17及び電線クランプ18によ電線側連結金
具11Bを構成している。
一方、第3図に示すように支持アーム1の先端部には
取付アダプタ21が前記ボルト3により水平方向に、かつ
支持アーム1の前方へ指向するように片持ち支持され、
該取付アダプタ21の中間部下面には支持碍子22がボルト
により垂下固定されている。この支持碍子22は前記ジャ
ンパー線20よりも線路直交方向(第3図の右側)に位置
している。該支持碍子22の下端部に嵌着した電極金具23
には第1図に示すようにブラケット24が固定され、該ブ
ラケット24には前記ジャンパー線20を把持するための把
持アーム25が取付板26により前記ブラケット24に対しボ
ルト27により固定されている。又、この把持アーム25は
二つのアーム部25aに分岐され、それらの先端部には把
持金具28が溶接固定され、該把持金具28と同形状をなす
把持金具29によりジャンパー線20を把持した状態でボル
ト30により締付固定されている。
一方、前記ブラケット24の他面には、取付板31及び前
記ボルト30により課電側の放電電極としてのアークホー
ン32が上向きに支持されている。
又、前記取付アダプタ21の先端下面には、電圧−電流
特性が非直線性の抵抗素子33を内蔵した避雷碍子34が、
その接地側の電極金具35をもってボルトにより下向きに
垂下固定されている。該避雷碍子34の下端部に設けた課
電側の電極金具36には、第4図に示すように、ブラケッ
ト37が固着され、該ブラケット37には前記アークホーン
32と所定の気中放電間隙Gをもって対抗する接地側の放
電電極としてのアークホーン38が取付板39を介してボル
トにより取着されている。
前記取付アダプタ21及び取付板39には避雷碍子34の沿
面閃絡を防止するためのアーキングリング40,41が取着
されている。
ここで、この装置を正常に動作させるため、気中放電
間隙Gの絶縁強度は、常規対地電圧、開閉サージ電圧に
耐えるレベルにまた、雷サージに対しては耐張碍子より
低いレベルにそれぞれ設定されている。
次に、前記のように構成した耐雷ホーン碍子装置の作
用について説明する。
今、落雷に起因する異常高電圧が送電線4に印加され
ると、このときの電流はジャンパー線20を経て把持アー
ム25からアークホーン32へ至り、該アークホーン32とア
ークホーン38との間で適正に保持された気中放電間隙G
で放電され、電極金具36及び避雷碍子34内の非直線性抵
抗素子33、電極金具35及び取付アダプタ21を経て鉄塔の
支持アーム1に流れる。又、その後生じる続流アーク
は、前記気中放電間隙Gと非直線性抵抗素子33により遮
断される。
さて、本発明実施例では取付アダプタ21により支持碍
子22をジャンパー線20の線路直角方向に垂下固定し、該
支持碍子22の下端部に取付けた把持アーム25により前記
ジャンパー線20を把持するようにしたので、線路電圧が
高くなり、汚損耐電圧を高くするため支持碍子22が長尺
化しても支持アーム1とジャンパー線20との間隔を変更
したり、ジャンパー線20と下側に位置する支持アーム1
との間隔を変更することなく、支持アーム1に対し支持
碍子22を容易に装着することができ、既設の鉄塔への装
着上極めて好都合となる。なお、支持碍子と避雷碍子は
鉄塔クリアランスの値により線路直角方向の内側あるい
は外側を選択すればよい。
又、この発明は次のように実施することもできる。
(1)前記実施例では把持アーム25を分岐したが、これ
を一本又は三本以上にするこ。
(2)前記実施例では取付アダプタ21を支持アーム1の
高さより所定距離立ち上がらせたが、これを同高さ位置
としたり、下側に位置したりすること。
発明の効果 以上詳述したように、この発明はジャンパー線を支持
する支持碍子が線路電圧が高くなるに従い長尺化して
も、既設の鉄塔に対し避雷碍子とともに容易に装着する
ことができる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明を具体化した一実施例を示
し、第1図は要部の分解斜視図、第2図はジャンパー線
支持碍子装置の全体を示す正面図、第3図は第2図のA
−A線断面図、第4図は従来例を示す側面図である。 1……支持アーム、4……送電線、5……耐張碍子装
置、11A……鉄塔側の連結金具、11Bは電線側の連結金
具、12……耐張碍子、20……ジャンパー線、21……取付
アダプタ、22……支持碍子、23……電極金具、24,37…
…ブラケット、25……把持アーム、25a……アーム部、2
8,29……把持金具、32……課電側の放電電極としてのア
ークホーン、34……避雷碍子、38……接地側の放電電極
としてのアークホーン、G……放電間隙。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄塔の支持アーム(1)に対して左右一対
    の鉄塔側連結金具(11A)を介して耐張碍子(12)を連
    結するとともに、該耐張碍子(12)には電線側連結金具
    (11B)を介して送電線(4)を架設し、前記両電線側
    連結金具の間にはジャンパー線(20)の両端部を接続
    し、一方、前記支持アーム(1)の先端部には取付アダ
    プタ(21)を介して、支持碍子(22)及び避雷碍子(3
    4)を前記ジャンパー線(20)より線路直交方向に位置
    するように吊下固定し、該支持碍子(22)の下端部には
    前記ジャンパー線(20)を把持する把持アーム(25)を
    設けるとともに、支持碍子(22)の下端部には課電側の
    放電電極(32)を設け、前記避雷碍子(34)の下端部に
    は前記放電電極(38)と所定の気中放電間隙(G)をも
    って対向する接地側の放電電極(38)を設けたことを特
    徴とする耐雷ホーン碍子装置。
  2. 【請求項2】前記把持アーム(25)は複数本のアーム部
    (25a)に分岐されている特許請求の範囲第1項に記載
    の耐雷ホーン碍子装置。
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