JP2516297B2 - 避雷碍子装置 - Google Patents

避雷碍子装置

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JP2516297B2
JP2516297B2 JP4077658A JP7765892A JP2516297B2 JP 2516297 B2 JP2516297 B2 JP 2516297B2 JP 4077658 A JP4077658 A JP 4077658A JP 7765892 A JP7765892 A JP 7765892A JP 2516297 B2 JP2516297 B2 JP 2516297B2
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insulator
lightning
support arm
yoke
discharge electrode
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博 平子
俊幸 高木
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雷撃によるサージ電流
が電線路に侵入した場合に、それを速やかに大地に放電
するとともに、その後に生じる商用周波の続流電流を抑
制遮断して地絡事故を未然に防止することができるギャ
ップ式送電用避雷碍子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、耐張装置に避雷碍子を組み込む
ためには、その避雷碍子を本線側に組み込む方法あるい
は、ジャンパ線支持用として組み込む方法の二つの方法
がある。本線側に組み込む場合には、碍子連の重量アン
バランスが発生する。特に、二連装置においてはそのア
ンバランスが顕著となり、大きなバランスウエイト等が
必要になる。
【0003】このため、避雷碍子を組み込むためには横
揺れ、コロナ面をもあわせて考慮して荷重支持が小さく
通常一連で対応可能なジャンパ支持型が適応されてい
る。しかし、通常耐張鉄塔のアーム間の間隔は、懸垂鉄
塔のアーム間の間隔より小さい。従って、鉄塔アームの
下端とジャンパ線との間にギャップ式避雷碍子装置を挿
入する場合、ジャンパ線とアームとの間のクリアランス
を十分に確保できず絶縁間隔が狭くなって、特に重汚損
地区についてはこの問題が顕著であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数の懸垂
型避雷碍子及び通常碍子を縦一条に連結してジャンパ線
を支持する一連型の装置では、その全長が長くなって横
揺れが大きくなったり、ジャンパ線と下相に位置する支
持アームとの垂直方向のクリアランスが小さくなり、接
地物や他相との絶縁協調を図ることが困難になるという
問題が発生する。
【0005】一方、懸垂型避雷碍子と通常碍子を二連に
左右対称V字に架設したV吊型装置においては、垂直
荷重が少ないので、重量バランスが悪く、ギャップが固
定しにくいという問題があった。
【0006】本発明は前記従来技術に内在する問題点に
着目してなされたもので、その目的は、避雷碍子装置の
垂直方向の長さを短くして横揺れを小さくするととも
に、鉄塔アーム間に容易に挿入することができ、かつギ
ャップ設定が容易な送電用避雷碍子装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、鉄塔の支持アームに吊下げられ全体
としてV字状をなす二連の懸垂型碍子連と、前記二連の
懸垂型碍子連の部に連結されたヨークと、前記
ークに連結垂下され電圧−電流特性が非直線性の限流素
子を内蔵する懸垂型の避雷碍子連と、前記支持アームに
螺着された接地側放電電極と、前記接地側放電電極との
間に気中放電間隙が形成されるように前記ヨークに形成
され、支持アーム方向に延びる課電側の放電電極と
りなることをその要旨としている。
【0008】
【作用】上記構成により、ジャンパー線に雷サージ電流
が侵入すると、この電流はウエイト、ソケットクレビス
を経て懸垂型避雷碍子連に流れる。その後、順次上側に
位置する懸垂型避雷碍子に流れ、さらにヨークに形成さ
れた課電側放電電極から気中放電間隙をフラッシオーバ
ーして接地側の放電電極に流れ、鉄塔の支持アーム
、大地に放電される。前記雷サージ電流に続く続流電
流は、気中放電間隙と各懸垂型避雷碍子の限流素子の抵
抗値の復元により抑制遮断され、地絡事故が防止され
る。
【0009】従って、懸垂型碍子連をV吊に連結し避雷
碍子連と接続し協調ホーンとしたために、一連装置と比
較して全長が短くできる。又、前記ジャンパー線と下相
の支持アームとの絶縁クリアランスを十分確保すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明を具体化した実施例について図
1〜図3に従って説明する。図1に示すように、鉄塔の
支持アーム1の先端部にはボルトにより固定された吊下
げ金具2を介して、二連の懸垂型碍子連3が吊下げられ
ている。すなわち、前記吊下げ金具2にはU字金具4が
回動可能に連結されている。同金具4にはボールアイ5
を介して懸垂型碍子3aを複数直列に連結してなる懸垂
型碍子連3が連結され、その懸垂型碍子連3の下端部に
はソケットクレビス6が取付けられ、両懸垂型碍子連3
のソケットクレビス6はヨーク7に固定されている。こ
のため懸垂型碍子連3は全体としてV字状をなしてい
る。ヨーク7には課電側の放電電極8が形成され、支持
アーム1に螺着された接地側放電電極9と対向して気中
放電間隙Gを形成している。同ヨーク7下部には送電線
が延びる方向にブラケット11が突設され、その先端に
は後述するアークホーン20との協調により沿面閃絡時
の碍子連の焼損を抑制するためのアークホーン12が取
付けられている。図2に示すように、アークホーン12
下部にはボールクレビス13を介して懸垂型の避雷碍子
14aが複数直列に連結垂下され、懸垂型避雷碍子連1
4が構成されている。最下端の避雷碍子14aの下部に
はソケットクレビス15を介してウエイト16が吊り下
げられており、そのウエイト16の下面に形成された溝
17に金具34を使用してジャンパー線18が把持され
ている。ウエイト16上面にはブラケット19が突設さ
れており、もう一方のアークホーン20が取付けられて
いる。
【0011】次に、前記懸垂型避雷碍子3aの構造を図
3に基づいて説明する。碍子本体21の頭部22にキャ
ップ金具23が嵌合固定されるとともに、前記頭部22
の内側にピン金具24が嵌入固定されている。さらに碍
子本体21の笠部25に収容筒体26が一体成形され、
この収容筒体26内に電圧−電流特性が非直線性を有す
る酸化亜鉛を主材とする限流素子27が直列に収容され
ている。前記収容筒体26の上下開口部は内部封止電極
28、28a及び外部封止電極29、29aにより気密
的に封止されている。外部封止電極29aとピン金具2
4はリード線32によって接続されている。
【0012】前記外部封止電極29と前記キャップ金具
23はリード線31により電気的に接続され、そのリー
ド線31と対応してキャップ金具23には万一前記限流
素子27が設計値を越える雷サージ電流により損傷を受
け、その後の地絡電流により導通状態になった場合、ア
ークを外側方向へ導いて前記碍子本体21の破壊を阻止
するためのアークガイド33がビスにより固定されてい
る。
【0013】続いて、前記のように構成した送電線用避
雷碍子装置について、その作用を説明する。今、図2に
示すように、ジャンパー線18に雷サージ電流が侵入す
ると、この電流はウエイト16、ソケットクレビス15
を経て懸垂型避雷碍子連14に流れる。この時、図3に
示す懸垂型避雷碍子14aではサージ電流がピン金具2
4、リード線32、下部封止電極29a,28a、限流
素子27、上部封止電極28、29の順に流れ、その
後、順次上側に位置する懸垂型避雷碍子14aに流れ、
さらにヨーク7に形成された課電側放電電極8から気中
放電間隙Gをフラッシオーバーして接地側の放電電極9
に流れ、鉄塔の支持アーム1に流れ、大地に放電され
る。
【0014】一方、前記雷サージ電流に続く続流電流
は、気中放電間隙Gと各懸垂型避雷碍子14aの限流素
子27の抵抗値の復元により抑制遮断され、地絡事故が
防止される。
【0015】そして、この実施例では懸垂型碍子3aを
V吊に連結し避雷碍子連14と接続し協調ホーンとした
ために、一連装置と比較して全長が短くでき、横揺れが
抑制できる。又、前記ジャンパー線18と下相の支持ア
ームとの絶縁クリアランスを十分確保することができ、
既設の送電線支持碍子に容易に適応したり重汚損区にお
いても協調が図りやすい。加えて、気中放電間隙Gの長
さが安定できるとともに、大きなバランスウエイトが不
必要である。
【0016】なお、本発明では前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、ボールソケット型碍子金
具の代わりにクレビスアイ型碍子金具を使用する等発明
の趣旨を逸脱しない範囲で自由に構成することができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、懸垂型碍子をV吊に連
結し、連結部のヨークに放電電極を設けたため全長を短
くし横揺れを抑制でき、しかも気中放電間隙の長さが安
定するという効果を奏する。又、大きなバランスウエイ
トが不必要で、重汚損区においても協調が図りやすいと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した避雷碍子装置の一実施例を
示す正面図である。
【図2】同じく避雷碍子装置の一実施例を示す側面図で
ある。
【図3】同じく避雷碍子を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 支持アーム、3 懸垂型碍子連、7 ヨーク、8
課電側放電電極、9接地側放電電極、14 懸垂型避雷
碍子連、27 限流素子、G 気中放電間隙。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔の支持アームに吊下げられ全体と
    してV字状をなす二連の懸垂型碍子連と、前記二連の 懸垂型碍子連の部に連結されたヨーク
    と、前記 ヨークに連結垂下され電圧−電流特性が非直線性の
    限流素子を内蔵する懸垂型の避雷碍子連と、 前記支持アームに螺着された接地側放電電極と、前記 接地側放電電極との間に気中放電間隙が形成される
    ように前記ヨークに形成され、支持アーム方向に延びる
    課電側の放電電極とよりなることを特徴とする避雷碍
    子装置。
JP4077658A 1992-03-31 1992-03-31 避雷碍子装置 Expired - Lifetime JP2516297B2 (ja)

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JPH05282946A JPH05282946A (ja) 1993-10-29
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