JP2564347B2 - 避雷碍子装置 - Google Patents

避雷碍子装置

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JP2564347B2
JP2564347B2 JP63045386A JP4538688A JP2564347B2 JP 2564347 B2 JP2564347 B2 JP 2564347B2 JP 63045386 A JP63045386 A JP 63045386A JP 4538688 A JP4538688 A JP 4538688A JP 2564347 B2 JP2564347 B2 JP 2564347B2
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discharge
insulator
discharge electrode
electrode
transmission line
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隆 大橋
博 平子
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は雷サージによる高電圧が送電線に印加された
とき、それを速やかに大地へ放電するとともに、その後
生じる続流を限流素子により遮断し、地絡事故の発生を
防止する避雷碍子装置に関するものである。
さらに詳しくは、送電線側の放電電極と避雷碍子側の
放電電極との放電間隙を常に一定に保持して、避雷特性
を安定化することができる避雷碍子装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、塔体の支持アームに対し耐張碍子を介して送電
線を架設支持するとともに、該耐張碍子の課電側端部に
はホーン状をなす課電側の放電電極を片持ち支持し、一
方、前記支持アームには取付アダプタを介して避雷碍子
を装着し、該避雷碍子の先端部には前記放電電極と気中
放電間隙をもって対向するホーン状をなす接地側の放電
電極を装着した送電線用避雷碍子装置が提案されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の送電線用避雷碍子装置は、耐張碍子が上下
方向あるいは左右方向に揺動すると、前記放電間隙が変
動するため、避雷特性が低下するという問題があった。
本発明の目的は上記問題を解消して耐張碍子が揺動し
ても放電間隙を常に一定に保持することができる送電線
用耐張碍子装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、塔体の支持アー
ムに対し耐張碍子を介して送電線を架設支持するととも
に、該耐張碍子の課電側端部には課電側の放電電極を片
持ち支持し、一方、前記支持アームには取付アダプタを
介して避雷碍子を装着し、該避雷碍子の先端部には前記
放電電極と気中放電間隙をもって対向する接地側の放電
電極を装着した送電線用避雷碍子装置において、 前記課電側の放電電極を横方向に張り出し、平面状態
で該放電電極が前記耐張碍子の鉄塔側取付点を中心にし
て水平方向に揺動した場合に、前記放電間隙が一定とな
るように円弧状に形成し、一方、前記接地側の放電電極
を水平方向から見て耐張碍子が鉄塔側取付点を中心に上
下方向に揺動する軌跡と同心状の円弧状に形成するとい
う構成を採用している。
(作用) 上記構成を採用したことにより、耐張碍子がその基端
取付点を中心に上下あるいは左右方向へ揺動しても課電
側の放電電極と、接地側の放電電極が共に円弧状に形成
されているので、放電間隙が常に一定に保持される。こ
の結果避雷特性が安定化する。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明する。
第1,3図中符号1は鉄塔本体(図示略)に水平に装着
した支持アームであって、その先端部には取付金具2が
ボルトにより固定されている。該取付金具2には連結ピ
ン3によりUクレビス4が水平方向の回動可能に連結さ
れ、該Uクレビス4には接地側のアークホーン5を備え
たホーン取付金具6が連結され、該ホーン取付金具6に
は懸垂碍子を多数直列に連結してなる耐張碍子としての
懸垂碍子連7の一端が連結され、該懸垂碍子連7の課電
側端部にはソケットクレビス8を介して課電側のアーク
ホーン9を備えたホーン取付金具10が連結されている。
又、前記ホーン取付金具10には電線クランプ11を介して
送電線12が取着されている。さらに、前記両電線クラン
プ11には第2図に示すようにジャンパー線13が取着され
ている。
前記課電側のホーン取付金具10には取付金具14がボル
ト15により固定され、該取付金具14の上下両端部には連
結具16が溶着され、該連結具16には第3図に示すように
ヘアピン状をなす課電側の放電電極17の両端部が溶接固
定されている。この放電電極17は第1図に示すように平
面状態で前記懸垂碍子連7か基端取付点(連結ピン3)
を中心として水平方向へ回動した場合に、後述する接地
側の放電電極26と所定の放電間隙Gを常時確保できるよ
うに円弧状に形成している。
前記課電側のホーン取付金具10には前記放電電極17の
重量と均衡するバランスウエイト18が装着されている。
一方、前記支持アーム1の中間部には上方へ立ち上が
って上部を水平に湾曲した取付アダプタ19がボルトによ
り固定され、該取付アダプタ19の先端下面には、避雷碍
子20が吊下されている。この避雷碍子20は、FRP等より
なり、多数の放圧孔を形成した耐圧絶縁筒(図示略)
と、その内部に収容した電圧−電流特性が非直線性の酸
化亜鉛を主材とする限流素子(図示略)と、耐圧絶縁筒
の上下両端部に嵌合固定した接地側及び課電側の電極2
1,22と、耐圧絶縁筒の外周に被覆したゴムモールド23と
により構成されている。そして上端部の電極金具21をボ
ルトにより前記取付アダプタ19に固定することにより避
雷碍子20を吊下固定している。
なお、前記避雷碍子20の電極金具21,22にはそれぞれ
ゴムモールド23の沿面閃絡を防止するためのアーキング
リング(図示略)が取着されている。
前記避雷碍子20の下端に位置する課電側の電極金具22
には取付金具24が一体に形成され、該取付金具24にはボ
ルトにより板状のブラケット25が水平方向に、かつ第1
図に示すように線路方向(同図の左右方向)と平行に片
持ち支持され、該ブラケット25の先端部にはループ状を
なす接地側の放電電極26が上下方向に取着されている。
この放電電極26は、第2図に示すように線路直交方向
(同図の紙面と直交する方向)からみて、前記懸垂碍子
連7の取付点(Uクレビス4)を中心とする上下方向の
回動軌跡Tと同心状の円弧状に形成されている。そし
て、前記課電側の放電電極17と接地側の放電電極26との
間に、所定の気中放電間隙Gが形成されるようにしてい
る。
上記のように構成された避雷碍子装置についてその作
用を説明する。
雷サージが送電線12に印加された場合、サージ電流は
電線クランプ11、ホーン取付金具10、取付金具14、連結
具16及び課電側の放電電極17から接地側の放電電極26へ
のフラッシオーバされ、接地側の放電電極26からブラケ
ット25、取付金具24及び避雷碍子20の課電側電極金具22
に至る。このサージ電流はさらに電極金具22から限流素
子(図示略)を貫通して電極金具21へと流れ、取付アダ
プタ19及び支持アーム1を経て鉄塔本体へ至りアースさ
れる。
そして、その後に生ずる続流は、前記気中放電間隙G
と避雷碍子20内の限流素子(図示略)により遮断され
る。
さて、本発明実施例では課電側の放電電極17を第1図
に示すように円弧状に形成するとともに、接地側の放電
電極26を第2図に示すように円弧状に形成したので、懸
垂碍子連7がその取付点を中心に上下方向あるいは左右
方向に揺動しても、両放電電極17,26の放電間隙Gを常
に一定に保持することができる。従って、雷サージが送
電線に侵入した場合に、間隔が不変の放電間隙G間で確
実に放電を行うことができ、かつ続流の遮断も確実に行
うことができ、避雷特性を安定化することができる。
なお、本発明は次のように具体化することができる。
(1) 前記実施例では取付アダプタ19を支持アーム1
の中間に取着したが、この取付アダプタ19を支持アーム
1の先端部から外側方へ延長して、両放電電極17,26を
懸垂碍子連7の外側方で対向するようにすること。
(2) 前記実施例では両放電電極17,26をいづれも二
本線により形成したが、これを一本線とすること。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の避雷碍子装置は、耐張
碍子がその基端取付点を中心に上下あるいは左右方向へ
揺動しても、課電側の放電電極と接地側の放電電極の特
異な形状設定により放電間隙が常に一定に確保でき、雷
撃時の避雷特性を向上することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す避雷碍子装置全体の平
面図、第2図は避雷碍子装置の背面図、第3図は避雷碍
子全体を示す右側面図である。 1……支持アーム、7……耐張碍子としての懸垂碍子
連、10……課電側のホーン取付金具、12……送電線、13
……ジャンパー線、14……取付金具、15……ボルト、16
……連結具、17……課電側の放電電極、19……取付アダ
プタ、20……避雷碍子、21(22)……接地側(課電側)
の電極金具、24……取付金具、25……ブラケット、26…
…接地側の放電電極、G……放電間隙、T……回動軌
跡。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塔体の支持アーム(1)に対し耐張碍子
    (7)を介して送電線(12)を架設支持するとともに、
    該耐張碍子(7)の課電側端部には課電側の放電電極
    (17)を片持ち支持し、一方、前記支持アーム(1)に
    は取付アダプタ(19)を介して避雷碍子(20)を装着
    し、該避雷碍子(20)の先端部には前記放電電極(17)
    と気中放電間隙(G)をもって対向する接地側の放電電
    極(26)を装着した送電線用避雷碍子装置において、 前記課電側の放電電極(17)を横方向に張り出し、平面
    状態で該放電電極(17)が前記耐張碍子(7)の鉄塔側
    取付点を中心にして水平方向に揺動した場合に、前記放
    電間隙(G)が一定となるように円弧状に形成し、一
    方、前記接地側の放電電極(26)を水平方向から見て耐
    張碍子(7)が鉄塔側取付点を中心に上下方向に揺動す
    る軌跡(T)と同心状の円弧状に形成したことを特徴と
    する送電線用避雷碍子装置。
JP63045386A 1988-02-27 1988-02-27 避雷碍子装置 Expired - Lifetime JP2564347B2 (ja)

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