JP2509647B2 - 耐雷ホ―ン碍子装置 - Google Patents

耐雷ホ―ン碍子装置

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JP2509647B2
JP2509647B2 JP32223587A JP32223587A JP2509647B2 JP 2509647 B2 JP2509647 B2 JP 2509647B2 JP 32223587 A JP32223587 A JP 32223587A JP 32223587 A JP32223587 A JP 32223587A JP 2509647 B2 JP2509647 B2 JP 2509647B2
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lightning protection
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哲也 中山
隆 大橋
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は送電線に雷撃による異常大電流が流れたと
き、避雷機能によりそれを速やかに大地へ放電するとと
もに、続流を抑制遮断して永久地絡を防止することがで
きる送電線用耐雷ホーン碍子装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、送電線用耐雷ホーン碍子装置として第4図に示
すように、鉄塔の支持アーム1に対し、送電線9葉の懸
垂碍子連6を線路方向および同直角方向の揺動可能に吊
下支持し、同懸垂碍子連6から所定距離離隔した位置に
取付アダプタ13を介して避雷碍子31を吊下固定して、前
記懸垂碍子連6の直下に位置するホーン取付金具7には
課電側のアークホーン32を片持ち支持し、一方、前記避
雷碍子31の下端の電極金具33には、前記アークホーン32
と所定の気中放電間隙Gをもって対向する接地側のアー
クホーン34を止着していた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記従来の耐雷ホーン碍子装置は、懸垂碍
子連6が線路方向に揺動した場合、両アークホーン32,3
4の気中放電間隙Gを一定にするため、課電側のアーク
ホーン32を線路方向に長く張り出し、懸垂碍子連6がそ
の上部揺動中心Oを中心として避雷碍子31と離隔する方
向に揺動しても前記放電間隙Gが確保できるようにして
いた。従って、例えば電圧階級が275KVの送電線路用の
アークホーン32ではその長さが約4m、重量が約50kgとい
うように長尺、大重量化するので、製造及び山岳地での
運搬あるいは動揺時の機械的安定性や取付作業性の面で
碍子装置への装着作業が困難となり、耐雷ホーン装置の
適用を図ることができないという問題があった。
本発明の目的は、課電側のアークホーンを短く、かつ
軽量化して、製造及び山岳地での運搬が容易で碍子装置
への装着作業も容易に行うことができ、さらに電気的、
機械的な性能も安定した小型の耐雷ホーン碍子装置を提
供することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解消するため、鉄塔の支持アー
ムに対し接地側の吊下金具を介して支持碍子を線路方向
及び同直角方向の揺動可能に装着し、同支持碍子には課
電側の吊下金具を介して送電線を支持し、同じく前記支
持アームには取付アダプタを介して電圧−電流特性が非
直線性の限流素子を内蔵した避雷碍子を吊下固定し、前
記課電側の吊下金具に取着したアークホーンと、前記避
雷碍子の課電側電極に取着したアークホーンとの間に放
電間隙を設けてなる耐雷ホーン碍子装置において、 前記接地側のアークホーンを前記支持碍子側へ延在さ
せ、課電側のアークホーンの先端部を前記接地側のアー
クホーンの基端を通る垂線付近に位置させ、前記接地側
のアークホーンの形状を前記支持碍子の線路方向への揺
動中心を中心とする円弧状に形成し、さらに、前記両ア
ークホーンのうち少なくとも接地側のアークホーンに対
し、線路直交方向に延び、かつ支持碍子の揺動中心を中
心とする円弧状をなす分岐ホーンを設けるという手段を
採っている。
(作用) 本発明は前記手段を採ったことにより、次のように作
用する。
接地側のアークホーンが避雷碍子の下端部から支持碍
子側へ延在されているので、支持碍子が線路方向に、か
つ避雷碍子から離隔する方向へ揺動しても課電側のアー
クホーンと接地側のアークホーンとの放電間隙がほぼ一
定に保持され、課電側のアークホーンの先端部は接地側
のアークホーンの基端を通る垂線から線路方向へ張り出
す必要がないので、課電側のアークホーンの長さが短く
なり、その分機械的強度を小さくして小径、軽量化する
ことができる。この結果、アークホーンの製造や、運搬
あるいは装柱作業が容易となるとともに、小型軽量化に
より支持碍子の不規則な動揺もなくなり電気的、機械的
に安定した性能を得ることができる。又、接地側のアー
クホーンを線路直角方向に分岐するとともに、課電側ア
ークホーンも同方向に分岐したので、支持碍子が線路直
角方向へ動揺しても放電間隙を一定に保持できるととも
に、相互に分岐したアークホーンの長さを最小に設定で
きる。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1図〜第2図
に基づいて説明する。
鉄塔の支持アーム1の先端部には連結金具2が固着さ
れ、同連結金具2にはUクレビスリンク3及びホーン取
付金具4を介して懸垂碍子5を直列に連結してなる支持
碍子としての懸垂碍子連6が線路方向及び同直交方向へ
揺動可能に支持されている。この実施例では前記連結金
具2、Uクレビスリンク3及びホーン取付金具4により
接地側の吊下金具を構成している。前記懸垂碍子連6下
端部のホーン取付金具7には連結リンク8を介して送電
線9を支持する電線クランプ10が支持されている。この
実施例では前記ホーン取付金具7、連結リンク8及び電
線クランプ10により課電側の吊下金具を構成している。
前記ホーン取付金具4,7には、懸垂碍子連6の沿面閃絡
の損傷をできるだけ軽減するためのアーキングホーン1
1、12が装着されている。
前記支持アーム1の先端部には取付アダプタ13がボル
トより固定され、同アダプタ13の先端下面には第1の避
雷碍子14がその接地側の電極金具15をもって吊下固定さ
れている。
前記第1の避雷碍子14の下端部に位置する課電側の電
極金具16には第2の避雷碍子17がその接地側の電極金具
15をもってボルトにより吊下連結されている。又、第2
の避雷碍子17の下端部に位置する課電側の電極金具16に
溶着したブラケット16aには接地側のアークホーン18が
支持されている。このアークホーン18の先端部、中間部
及び基端部にはそれぞれ線路直交方向に指向する分岐ホ
ーン19が互いに平行に形成されている。
一方、前記ホーン取付金具7には第1図に示すように
ほぼ線路方向に課電側のアークホーン20がボルトにより
片持ち支持され、同アークホーン20と前記アークホーン
18との間には所定の気中放電間隙Gが設けられている。
前記接地側のアークホーン18は懸垂碍子連6へ斜め下
向きに延在され、課電側のアークホーン20の先端部20a
は、前記接地側のアークホーン18の基端(上端取付点)
を通る垂線H付近に位置され、さらに、前記接地側のア
ークホーン18は、線路直交方向から見て第1図に示すよ
うに、前記懸垂碍子連6の線路方向への揺動中心Oを中
心とする円弧状に形成されている。そして、前記懸垂碍
子連6が線路方向(第1図の左右方向)に揺動(最大揺
動角をθとする)して、アークホーン18が同図P,P′の
ように変位しても、両アークホーン18,20の放電間隙G
が常に一定に保持されるように、アークホーン18の長さ
を設定している。
前記接地側のアークホーン18に設けた分岐ホーン19
は、線路方向から見て第2図に示すように前記懸垂碍子
連6の揺動中心Oを中心とする円弧状に形成されてい
る。そして、懸垂碍子連6が第2図において線路直交方
向(第2図の左右方向)に揺動して、アークホーン20が
同図Q,Q′のように変位しても前記放電間隙Gがほぼ一
定に保持されるように、前記分岐ホーン19の長さを設定
している。
前記第1の避雷碍子14はFRP等の耐張材料により円筒
状に形成された耐圧絶縁筒(図示略)と、その内部に直
列に収容された酸化亜鉛(ZnO)を主材とする電圧−電
流特性が非直線性の限流素子(図示略)と、前記耐圧絶
縁筒の両端部に嵌合固定したキャップ状をなす課電側及
び接地側の電極金具16,15と、さらに耐圧絶縁筒の外周
に設けたゴムモールド21とにより一体状に形成されてい
る。又、第2の避雷碍子17も第1の避雷碍子14と同様に
形成されている。
なお、前記接地側及び課電側の電極金具15,16には、
第1及び第2の避雷碍子14,17のゴムモールド21の沿面
閃絡時の損傷を軽減するためのアーキングリング22がそ
れぞれ装着されている。
次に、前記のように構成した耐雷ホーン碍子装置につ
いて、その作用を説明する。
今、雷撃により大電流が送電線9に印加されると、こ
の電流は電線クランプ10、アークホーン20から放電間隙
Gを経てアークホーン18へ放電され、電極金具16ら第2
の避雷碍子17の限流素子(図示略)に流れ、電極金具1
5、電極金具16、第1の避雷碍子14の限流素子(図示
略)、電極金具15及び取付アダプタ13を経て支持アーム
1へ流れ、さらに、鉄塔を経て大地へ放電される。その
後生じる続流は前記限流素子及び放電間隙Gにより抑制
遮断される。
さて、前記実施例では、第1図に示すように接地側の
アークホーン18が避雷碍子17の下端部から懸垂碍子連6
側へ延在されているので、懸垂碍子連6が線路方向に、
かつ避雷碍子17から離隔する方向に揺動しても前記放電
間隙Gがほぼ一定に保持され、課電側のアークホーン20
の先端部20aは接地側のアークホーン18の基端を通る垂
線H上から線路方向へ張り出す必要はないので、課電側
のアークホーン20の長さが短くなり、その分機械的強度
を小さくして、小径、軽量化することができる。この結
果、アークホーン20の製造や、運搬あるいは装柱作業が
容易となるとともに、小型軽量化により懸垂碍子連6の
不規則な動揺もなくなり電気的、機械的に安定した性能
を得ることができる。又、接地側のアークホーン18を線
路直角方向に分岐したので、懸垂碍子連6が第2図にお
いて線路直角方向へ動揺しても放電間隙Gを一定に保持
できる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば第3図に示すように、課電側のアークホーン
20の先端部に対し、線路直交方向へ延在する分岐ホーン
23を設けること。この別例では前記実施例と比較して接
地側の分岐ホーン19を短くすることができる。その他、
図示しないが、特許請求の範囲内で任意に変更して具体
化することもできる。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は課電側のアークホー
ンを短く、かつ軽量化して、製造及び山岳地での運搬を
容易に行うことができ、碍子装置への装着作業も容易に
行うことができ、さらに電気的、機械的な性能も安定化
でき、製品のコストダウンを図ることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す正面図、
第2図は第1図の右側面図、第3図は本発明の別例を示
すアークホーンのみの右側面図、第4図は従来例を示す
正面図である。 1……支持アーム、6……支持碍子としての懸垂碍子
連、9……送電線、13……取付アダプタ、14……第1の
避雷碍子、17……第2の避雷碍子、18……接地側のアー
クホーン、19,23……分岐ホーン、20……課電側のアー
クホーン、G……放電間隙、H……接地側のアークホー
ン18の基端を通る垂線、O……懸垂碍子連6の揺動中
心。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄塔の支持アームに対し接地側の吊下金具
    を介して支持碍子を線路方向及び同直角方向の揺動可能
    に装着し、同支持碍子には課電側の吊下金具を介して送
    電線を支持し、同じく前記支持アームには取付アダプタ
    を介して電圧−電流特性が非直線性の限流素子を内蔵し
    た避雷碍子を吊下固定し、前記課電側の吊下金具に取着
    したアークホーンと、前記避雷碍子の課電側電極に取着
    したアークホーンとの間に放電間隙を設けてなる耐雷ホ
    ーン碍子装置において、 前記接地側のアークホーンを前記支持碍子側へ延在さ
    せ、課電側のアークホーンの先端部を前記接地側のアー
    クホーンの基端を通る垂線付近に位置させ、前記接地側
    のアークホーンの形状を前記支持碍子の線路方向への揺
    動中心を中心とする円弧状に形成し、さらに、前記両ア
    ークホーンのうち少なくとも接地側のアークホーンに対
    し、線路直交方向に延び、かつ支持碍子の揺動中心を中
    心とする円弧状をなす分岐ホーンを設けたことを特徴と
    する耐雷ホーン碍子装置。
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JP2547355Y2 (ja) * 1992-02-13 1997-09-10 日本碍子株式会社 送電線用避雷碍子装置における課電側の放電電極構造
CN116092755B (zh) * 2022-12-28 2024-09-20 国网福建省电力有限公司 一种超高压输电线路的跳线绝缘装置

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