JPH0254608B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0254608B2
JPH0254608B2 JP24511986A JP24511986A JPH0254608B2 JP H0254608 B2 JPH0254608 B2 JP H0254608B2 JP 24511986 A JP24511986 A JP 24511986A JP 24511986 A JP24511986 A JP 24511986A JP H0254608 B2 JPH0254608 B2 JP H0254608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lightning arrester
horn
arcing horn
wire clamp
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP24511986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6398922A (ja
Inventor
Tetsuya Nakayama
Hiroshi Hirako
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP24511986A priority Critical patent/JPS6398922A/ja
Publication of JPS6398922A publication Critical patent/JPS6398922A/ja
Publication of JPH0254608B2 publication Critical patent/JPH0254608B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は送電線に雷撃による異常大電流が流れ
たとき、避雷機能によりそれを速やかに大地へ放
電するとともに、続流を抑制遮断して永久地絡を
防止することができる送電線用避雷碍子装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来、送電線用避雷碍子装置として、第5図に
示すように、鉄塔の支持アーム1に対し、送電線
9用の懸垂碍子連6を支持し、同懸垂碍子連6か
ら所定距離離隔した位置に図示しない支持部材を
介して避雷碍子14を吊下固定し、下部ホーン取
付金具7にアーキングホーン18を支持するとと
もに、前記避雷碍子14の下端部に設けたアーキ
ングホーン17と、前記アーキングホーン18と
の間に所定の気中放電間隙Gを設けていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記従来の送電線用避雷碍子装置
は、アーキングホーン18が下部のホーン取付金
具7に支持されていたので、懸垂碍子連6が線路
方向に揺動すると、第6図に示すようにホーン取
付金具7も同じように傾斜するため、アーキング
ホーン18の傾斜も大きくなり、従つて、同アー
キングホーン18の先端部の下方への変位量が大
きくなり、アーキングホーン17,18の放電間
隙Gが変動し易く、この結果、放電特性が低下し
避雷碍子装置としての信頼性に欠けるという問題
がある。
ここで、前記懸垂碍子連6の上端回動支点をZ
として、同回動支点Zからアーキングホーン18
の先端までの垂直方向の距離をL1とし、懸垂碍
子連6の中心線、つまり前記回動支点Zを通る垂
線Yからアーキングホーン18の先端までの水平
方向の距離をL2とし、さらに懸垂碍子連6が回
動支点Zを中心にして第6図に示すように角度θ
だけ傾動すると、前記距離L1はL1aとなり、
この距離L1aは(L1cosθ+L2sinθ)となる。
第5図に示すアーキングホーン18の先端位置か
ら第6図に示す同ホーン18の先端位置までの垂
直方向の距離、つまりアーキングホーン18先端
の下方への変位量δは、L1a−L1であるから次の
式で表される。
δ=(L1cosθ+L2sinθ)−L1 そこで、前記L1=1400mm、L2=600mm、θ
=20゜として、具体的数値を算出すると、 δ≒121mm となり、放電間隙Gの変化が大きく、信頼性に欠
けることが明らかである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解消するため、鉄塔の支
持アームに対し上部吊下金具により線路方向及び
同直交方向への回動可能に支持碍子を吊下し、同
支持碍子の下端部には下部吊下金具及び電線クラ
ンプを介して送電線を支持し、一方、支持アーム
側あるいは前記支持碍子の上部吊下金具を利用し
て避雷碍子を取着し、前記電線クランプには前記
避雷碍子の課電側端に取着した放電電極と所定の
気中放電間隙をもつて互いに対向するように放電
電極を支持するという手段を採つている。
(作用) 本発明は前記手段を採つたことにより、次のよ
うに作用する。
支持碍子が傾動しても上下方向に変位しにくい
電線クランプにアーキングホーンが支持されてい
るので、前記支持碍子の傾動時にアーキングホー
ンの先端部が上下方向に変位しにくく、従つて、
アーキングホーンと避雷碍子の放電電極との放電
間隙がほぼ一定に保持され、放電特性が向上し、
避雷碍子装置としての信頼性が向上する。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1図〜
第4図に基づいて説明する。
鉄塔の支持アーム1の先端部には連結金具2が
固着され、同連結金具2にはUクレビスリンク3
及びホーン取付金具4を介して懸垂碍子5を直列
に連結してなる支持碍子としての懸垂碍子連6が
線路方向及び同直交方向へ揺動可能に支持されて
いる。この実施例では前記連結金具2、Uクレビ
スリンク3及びホーン取付金具4により上部吊下
金具を構成している。前記懸垂碍子連6下端部の
ホーン取付金具7には連結リンク8を介して送電
線9を支持する電線クランプ10が支持されてい
る。この実施例では前記ホーン取付金具7及び連
結リンク8により下部吊下金具を構成している。
前記ホーン取付金具4,7には、懸垂碍子連6
の沿面閃絡を防止するためのアーキングホーン1
1,12が装着されている。
前記支持アーム1の先端部には取付アダプタ1
3がボルトより固定され、同アダプタ13の先端
部に上下方向へ固着した取付部13aには避雷碍
子14がその接地側の電極金具15をもつて線路
(水平)方向に、かつボルトにより片持ち支持さ
れている。又、避雷碍子14の先端部に設けた課
電側の電極金具16には放電電極としてのアーキ
ングホーン17が支持されている。一方、前記電
線クランプ10には第1図に示すようにほぼ線路
方向に放電電極としてのアーキングホーン18が
ボルト22により片持ち支持され、同アーキング
ホーン18と前記アーキングホーン17との間に
は所定の気中放電間隙Gが設けられている。
前記避雷碍子14はFRP等の耐張材料により
円筒状に形成された耐張絶縁筒(図示略)と、そ
の内部に直列に収容された酸化亜鉛(ZnO)を主
材とする電圧−電流特性が非直線性の避雷素子
(図示略)と、前記耐張絶縁筒の両端部に嵌合固
定したキヤツプ状をなす課電側及び接地側の電極
金具16,15と、さらに同絶縁筒の外周に設け
たゴムモールド19とにより形成されている。
なお、前記避雷碍子14の両電極金具15,1
6には避雷碍子放圧時あるいは汚損沿面閃絡、気
中閃絡時の損傷を最小限にとどめるためのアーキ
ングリング20,21が設けられている。
次に、前記のように構成した送電線用避雷碍子
装置について、その作用を説明する。
今、大規模雷撃により想定を越える異常大電流
が送電線9に印加されると、この電流は電線クラ
ンプ10、アーキングホーン18から放電間隙G
を経てアーキングホーン17へ放電され、電極金
具16から避雷碍子14の避雷素子(図示略)に
流れ、電極金具15、取付アダプタ13を経て支
持アーム1へ流れ、さらに、鉄塔に流れ大地へ放
電される。その後生じる続流は前記避雷素子と放
電間隙Gにより抑制遮断される。
さて、前記実施例では、第1図に示す碍子装置
の静止状態から送電線9に風圧や冠雪等により大
きな荷重が作用して、第2図に示すように懸垂碍
子連6が上部の回動支点Zを中心に回動される
と、前記連結リンク8下端と電線クランプ10と
の連結点Pまではほぼ同様の傾斜状態となるが、
電線クランプ10は送電線9に固定されているた
め、あまり上下方向に傾斜せず、従つて、アーキ
ングホーン18先端部の変位量δが小さくなる。
静止状態における回動支点Zからアーキングホー
ン18までの垂直方向の距離をLとし、傾斜状態
における同じ距離をLaとすると、この距離Laは
(Lcosθ)となり、前記変位量δはL−La、すな
わち、 δ=L−Lcosθ となる。ここで、L=1600mm、θ=20゜として、
具体的数値を算出すると、 δ≒9.6mm となり、従来の変位量δ(121mm)と比較して大幅
に少なくなることが分かる。この結果、アーキン
グホーン17,18の放電間隙Gを、常にほぼ一
定に保持して放電特性を安定化でき、避雷碍子装
置としての信頼性を向上することができる。
なお、本発明は次のように具体化することも可
能である。
避雷碍子14を第1図の上部ホーン取付金具4
に支持すること。又、避雷碍子14を縦方向に支
持すること。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は送電線が風圧
や冠雪等により揺動しても、電線クランプに取着
した放電電極の上下方向の変位が小さく、従つ
て、同放電電極と避雷碍子の放電電極との間の放
電間隙をほぼ一定に保持することができ、放電特
性を安定化し避雷碍子装置としての信頼性を向上
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す
静止状態の正面図、第2図は支持碍子が揺動した
状態を示す正面図、第3図は第1図の右側面図、
第4図は第1図の平面図、第5図は従来例を示す
静止状態の正面図、第6図は同じく揺動状態の正
面図である。 1……支持アーム、6……支持碍子としての懸
垂碍子連、9……送電線、10……電線クラン
プ、14……避雷碍子、17,18……放電電極
としてのアーキングホーン、G……放電間隙、Z
……懸垂碍子連6の上部回動支点、Y……回動支
点Zを通る垂線、P……連結リンク8と電線クラ
ンプ10の連結点、L……静止状態における回動
支点Zからアーキングホーン18までの垂直方向
の距離、La……傾動状態における回動支点Zか
らアーキングホーン18までの垂直方向の距離、
δ……距離Lから距離Laを引いたアーキングホ
ーン18の変位量。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉄塔の支持アームに対し上部吊下金具により
    線路方向及び同直交方向への回動可能に支持碍子
    を吊下し、同支持碍子の下端部には下部吊下金具
    及び電線クランプを介して送電線を支持し、一
    方、支持アーム側あるいは前記支持碍子の上部吊
    下金具を利用して避雷碍子を取着し、前記電線ク
    ランプには前記避雷碍子の課電側端に取着した放
    電電極と所定の気中放電間隙をもつて互いに対向
    するように放電電極を支持したことを特徴とする
    送電線用避雷碍子装置。
JP24511986A 1986-10-15 1986-10-15 送電線用避雷碍子装置 Granted JPS6398922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24511986A JPS6398922A (ja) 1986-10-15 1986-10-15 送電線用避雷碍子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24511986A JPS6398922A (ja) 1986-10-15 1986-10-15 送電線用避雷碍子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6398922A JPS6398922A (ja) 1988-04-30
JPH0254608B2 true JPH0254608B2 (ja) 1990-11-22

Family

ID=17128901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24511986A Granted JPS6398922A (ja) 1986-10-15 1986-10-15 送電線用避雷碍子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6398922A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2535397B2 (ja) * 1989-01-11 1996-09-18 日本碍子株式会社 送電線用避雷碍子装置
JPH02186514A (ja) * 1989-01-11 1990-07-20 Ngk Insulators Ltd 送電線用避雷碍子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6398922A (ja) 1988-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0432114A (ja) 避雷碍子装置
JPH0254608B2 (ja)
JP2505443B2 (ja) 送電線用避雷碍子装置
JPH04296412A (ja) 避雷碍子装置
JPH0254813A (ja) 避雷碍子装置
JP2506099B2 (ja) 送電線用避雷碍子装置
JP2637161B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JP2535364B2 (ja) 耐雷ホ―ン碍子装置
JP2568621B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JP2564347B2 (ja) 避雷碍子装置
JP2509598B2 (ja) 送電線用避雷碍子装置
JPH0412574Y2 (ja)
JP2564332B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JP2656105B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JP2535397B2 (ja) 送電線用避雷碍子装置
JP2555100B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JP2564324B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JPS6280922A (ja) 耐雷ホ−ン碍子装置
JP2690163B2 (ja) 避雷碍子装置
JP2552041B2 (ja) 避雷碍子装置
JPH04289617A (ja) 避雷碍子装置
JPH07262852A (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JPS61240514A (ja) 架空送電線用避雷碍子装置
JPH0350369B2 (ja)
JPH0250567B2 (ja)