JP2599219B2 - 懸垂型避雷碍子装置 - Google Patents

懸垂型避雷碍子装置

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JP2599219B2
JP2599219B2 JP2318343A JP31834390A JP2599219B2 JP 2599219 B2 JP2599219 B2 JP 2599219B2 JP 2318343 A JP2318343 A JP 2318343A JP 31834390 A JP31834390 A JP 31834390A JP 2599219 B2 JP2599219 B2 JP 2599219B2
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insulator
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lightning arrester
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純 澤田
剛史 山田
博 平子
慎司 吉田
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NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は送電線路に雷サージが進入した場合、それ
を速やかに大地に放電するとともに、その後生じる運転
電圧による続流を抑制遮断する懸垂型避雷碍子装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、送電線用避雷碍子装置としては、送電線を支持
する支持碍子と別体に形成した避雷碍子を使用する方法
と、送電線支持碍子自身に避雷機能を持たせる方法とが
ある。前者の別体型避雷碍子を用いる場合には、既設の
送電線支持碍子装置に避雷碍子を装着しやすいという利
点がある反面、別体の避雷碍子を装着することは鉄塔強
度上あるいは鉄塔と避雷碍子との絶縁クリアランスの問
題等で既設の送電線支持碍子装置への適用が困難になる
場合がある。
一方、送電線支持碍子に避雷碍子機能を付与する兼用
型の方式は、装着工事が難しい反面、小型軽量化を計っ
たり、鉄塔との絶縁クリアランスを取り易いという利点
がある。
このような後者の支持碍子兼用型避雷碍子装置とし
て、従来、第5図及び第6図に示す耐張2連懸垂型避雷
碍子装置が提案されている。この装置は通常懸垂碍子1
を複数個直列に連結してなる通常懸垂硝子連2と、懸垂
型避雷碍子3を複数個直列に連結してなる懸垂型避雷碍
子連4とを接地側連結ヨーク5と課電側連結ヨーク6に
より互いに平行状にかつ同一水平面に位置するように連
結している。又、懸垂型避雷碍子連4の両端部には該碍
子連の沿面閃絡を防止するとともに、懸垂硝子本体13の
笠部13bに収容した限流素子16が、雷サージ電流に続く
続流により導通状態となり、アークが外部に放出された
場合に、そのアークを捕捉して、避雷碍子連4の沿面閃
絡を防止するためのアークホーン11,12が上方に指向す
るように装着されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前述した避雷碍子装置は、限流素子16が導
通した時、高圧アークが左右両側方に吹き出されるた
め、左側に位置する通常懸垂碍子連2にアークがあたっ
て通常懸垂碍子2を焼損するという問題があった。
又、懸垂型避雷碍子連4は限流素子16を収容する関係
で、通常懸垂碍子連2よりも重量が大きく、従って、第
8図において、避雷碍子連4側が下方に通常懸垂碍子連
2が上方に回動する力を受けるため、これを打ち消すよ
うに通常懸垂碍子1のキャップ金具14にバランスウエー
ト31をそれぞれ取り付ける必要があり、この結果避雷碍
子装置全体の重量が増大するという問題があった。
この発明の目的は、懸垂型避雷碍子連の限流素子収納
部から放出されるアークが通常懸垂碍子連又は他の懸垂
型避雷碍子連の磁器部を焼損するのを無くすとともに、
碍子装置の重量を軽減することができる懸垂型避雷碍子
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記の目的を達成するため、通常型懸垂碍
子を複数個直列に連結した通常型懸垂碍子連を上側に配
置し、懸垂型避雷碍子を複数個直列に連結した懸垂型避
雷碍子連を下側に配置し、下側の該懸垂型避雷碍子連の
各碍子笠部の左右両側部又は一側に、限流素子を収容
し、各碍子には限流素子に流れるアークを横方向に変更
するアークガイドを設け、前記両碍子連の前後両端部に
は接地側及び課電側の連結ヨークを縦方向に連結し、前
記両連結ヨークの上端部には、それぞれ前記通常型懸垂
碍子連の沿面閃絡を防止するアークホーンを支持し、該
連結ヨークの下端部には、懸垂型避雷碍子連の沿面閃絡
を防止するアークホーンを横方向へ向けて支持するとい
う手段をとっている。
〔作 用〕 この発明は懸垂型避雷碍子連の各笠部に設けた収納部
内の限流素子が劣化したり、破壊されて導通状態の時に
雷サージ電流に続く続流により該限流素子収納部からア
ークが放出される。このアークはアークガイドにより左
右両側方又は一側方に移行する。該懸垂型避雷碍子連の
側方には通常懸垂碍子連あるいは他の懸垂型避雷碍子連
が存在しないため、前記アークが他の碍子連を焼損する
ことはない。又、前記アークは側方へ延出されたアーク
ホーンにより速やかに捕捉され、懸垂型避雷碍子連自身
の沿面閃絡が防止される。
又、通常懸垂碍子連の下側に重量の大きい懸垂型避雷
碍子連を配置したことにより、通常懸垂碍子連と懸垂型
避雷碍子連が連結ヨークの中心軸線の回りで回動するの
が防止され、バランスウエートを使用しなくても装柱状
態が安定化する。
〔実施例〕
以下、この発明を具体化した一実施例を第1図〜第4
図に基づいて説明する。
この実施例では第2図に示すように通常懸垂碍子1を
複数個直列に連結してなる通常懸垂碍子連2を上側に配
置し、懸垂型避雷碍子3を直列に連結してなる懸垂型避
雷碍子連4を下側に配置するとともに、両碍子連2,4の
左右両端部には接地側及び課電側の連結ヨーク5,6が垂
直方向に指向して連結されている。又、接地側の連結ヨ
ーク5には接地側の引留金具7が連結されて、該金具7
は図示しない鉄塔に連結される。課電側連結ヨーク6に
は課電側の引留金具8が連結され、該引留金具8には送
電線及びジャンパー線が連結される。
前記連結ヨーク5,6の上端部には通常懸垂碍子連2の
沿面閃絡を防止するためのアークホーン9,10が上方に指
向するように片持ち支持されている。又、第2図に示す
ように両連結ヨーク5,6の下端部には懸垂型避雷碍子連
4の沿面閃絡を防止するためのアークホーン11,12が第
1,3図に示すように左右両側方に指向するように片持ち
支持されている。
前記懸垂型避雷碍子3は第4図に示すように懸垂碍子
本体13の頭部13aにキャップ金具14を嵌合固定し、該頭
部13aの内部にピン金具15を嵌合固定するとともに、笠
部13bに一体成形した素子収納部13cに対し電圧−電流特
性が非直線性の例えば酸化亜鉛を主材とする限流素子16
を収容し、前記素子収納部13cの上下両端部をキャップ
電極17,18により密封封止し、さらに前記両キャップ電
極17,18をリード線19,20によりキャップ金具14,ピン金
具15にそれぞれ接続して構成されている。又、前記キャ
ップ金具14には前記限流素子16と対応して、限流素子16
が雷サージに続く続流により導通し、キャップ電極17を
開口してアークが外部に放出された時、該アークを左右
両側方へ電磁力により移行させるためのアークガイド2
1,22が固定されている。
前記アークガイド21,22は第1図に示すように使用状
態において水平方向を指向するようにしている。
次に、前記のように構成した懸垂型避雷碍子装置につ
いて、その作用を説明する。
今、第2,4図において、送電線から課電側引留金具
8、課電側連結ヨーク6を経て懸垂型避雷碍子連4に侵
入した雷サージは、ピン金具15、リード線20、キャップ
電極18、限流素子16、キャップ電極17、リード線19、キ
ャップ金具14を経て次の懸垂型避雷碍子3に流れ、以下
順次同様にして各懸垂型避雷碍子3を流れた後、接地側
の連結ヨーク5及び引留金具7に流れ、鉄塔を介して大
地に放電される。又、その後生じる続流は前記各懸垂型
避雷碍子3の限流素子16の抵抗値の復元により抑制遮断
され地絡事故に至ることはない。
長期使用により限流素子16が劣化したり、送電線に大
規模な雷サージが流れたりして、限流素子16が続流を抑
制遮断できなくなると、各懸垂型避雷碍子3の限流素子
16が導通状態となり素子収納部13cの内圧の上昇により
キャップ電極17,18が溶融破口され、運転電圧に基づく
アークが外部に放出される。このアークはアークガイド
21,22により左右両側(水平)方向に変向されるととも
に、懸垂型避雷碍子連4の両端部に配置したアークホー
ン11,12により捕捉され、両アークホーン11,12間で放電
される。前記アークはアークガイド21,22により変向さ
れる際、懸垂型避雷碍子連4の左右両側方には通常懸垂
碍子連2が存在しないので、碍子連2をアークにより焼
損することはない。又、前記アークはアークガイド21,2
2により左右両側方へ変向された直後に左右両側方に位
置するアークホーン11,12により捕捉されるため、同一
位相の両アークホーン11,12間での放電動作に速やかに
移行される。
又、第1〜3図において、通常懸垂碍子連2の重量よ
りも重い懸垂型避雷碍子連4を下部に配置したことによ
り、第1図において両碍子連2、4が回動するのを防止
することができ、バランスウェートを省略して碍子装置
を軽量化できる。又、第2図に一点鎖線で示すように重
量の大きい懸垂型避雷碍子連4の中心軸線の撓み量が通
常懸垂碍子連2の撓み量よりも大きいため、両碍子連の
接触が確実に回避される。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明は懸垂型避雷碍子連に
収容した限流素子が導通状態となり、懸垂型避雷碍子の
素子収納部からアークが外部に放出された時、該アーク
をアークガイドにより両側方に変向するとともにアーク
ホーンにより捕捉して通常懸垂碍子連あるいは他の懸垂
型避雷碍子連の表面をアークにより焼損するのを防止す
ることができ、又、バランスウエートを省略して碍子装
置を軽量化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のA−A線断面図、第2図はこの発明を
具体化した送電線用懸垂型避雷碍子装置の一実施例を示
す正面図、第3図は第2図の平面図、第4図は懸垂型避
雷碍子の部分断面図、第5図は従来の懸垂型避雷碍子装
置を示す平面図、第6図は同じく従来の懸垂型避雷碍子
装置の横断面図である。 1……通常懸垂碍子、2……通常懸垂碍子連、3……懸
垂型避雷碍子、4……懸垂型避雷碍子連、11,12……ア
ークホーン、13……懸垂碍子本体、13c……素子収納
部、16……限流素子、21,22……アークガイド。
フロントページの続き (72)発明者 吉田 慎司 愛知県犬山市上野向米野1065―11

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常型懸垂碍子を複数個直列に連結した通
    常型懸垂碍子連を上側に配置し、懸垂型避雷碍子を複数
    個直列に連結した懸垂型避雷碍子連を下側に配置し、下
    側の該懸垂型避雷碍子連の各碍子笠部の左右両側部又は
    一側に、限流素子を収容し、各碍子には限流素子に流れ
    るアークを横方向に変更するアークガイドを設け、前記
    両碍子連の前後両端部には接地側及び課電側の連結ヨー
    クを縦方向に連結し、前記両連結ヨークの上端部には、
    それぞれ前記通常型懸垂碍子連の沿面閃絡を防止するア
    ークホーンを支持し、該連結ヨークの下端部には、懸垂
    型避雷碍子連の沿面閃絡を防止するアークホーンを横方
    向へ向けて支持したことを特徴とする懸垂型避雷碍子装
    置。
JP2318343A 1990-11-21 1990-11-21 懸垂型避雷碍子装置 Expired - Lifetime JP2599219B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62117221A (ja) * 1985-11-15 1987-05-28 日本碍子株式会社 架空送電線用避雷碍子装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62117221A (ja) * 1985-11-15 1987-05-28 日本碍子株式会社 架空送電線用避雷碍子装置

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