JP2007060769A - 電柱用立上ケーブル支持金物及び取付バンド - Google Patents

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幸宏 山口
Shuichi Kadomura
修一 門村
Masanori Yamamoto
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Hiromichi Sueda
浩道 末田
Junji Nishizaki
順二 西▲崎▼
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Abstract

【課題】ケーブルの立上げ支持を簡素化する電柱用ケーブル支持金物、及び電柱への取付け、取外しを簡易化する取付バンドを提供する。
【解決手段】電柱用立上ケーブル支持金物1は、電柱Pに略水平に取付けられる支持腕金2と、該支持腕金に対し同一平面上で略直角に設けられてケーブルCを立上支持する2つの横腕金3とを有する。好ましくは、支持腕金2と横腕金3とで略T字形又は略F字形に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線やケーブルを架設する電柱の上部にケーブルを立上支持するために用いられる立上ケーブル支持金物、及びこれを電柱に取り付けるための取付バンドに関する。
ケーブルを地中に埋設する工事では、電柱のところでケーブルが立ち上って支持され、通常の架空線としての電線に接続される。従来、電柱の上部でこのような立ち上がりケーブルを支持するための手段として、取付バンドによって電柱に水平に取り付けられるL字形の支持腕金と、その先端側で通常3本のケーブルを並列に支持する横腕金とから成る支持金物が用いられている。
また、電柱に装柱機器を支持する腕金を電柱に取付けるために用いる取付バンドの一例の電柱用バンドが、下記の特許文献1に示されている。この電柱用バンドは、蝶着された一対の半円弧状のバンド片の一方に、機器を支持する腕金等の支持材を設け、このバンド片の自由端側を折曲して切欠を有する緊締受片を設け、他方のバンド片の自由端側に緊締ボルトを設けてコイルばねで付勢し、緊締ボルトを緊締受片の切欠に係止させるようにして、電柱に取付けられる。従って、大きな力が緊締ボルトに加わると、緊締受片が耐えられずに変形したり、或いは壊れたりして、緊締ボルトが外れる等の問題がある。
特許第3012489号公報
従来のL字形支持腕金は、3本の立上ケーブルを支持するように形成されているので、立上ケーブルが4本以上ある場合には、支持腕金が2個必要である。このため、架設されるケーブルの数が増加している近年は、支持腕金の数が増えて電柱の上部が混み合い、電柱工事の際には作業空間が狭くて柱上作業が困難であり、架空線とケーブルを繋ぐ作業にも支障を来たすという問題があった。
また、従来の立上ケーブル支持金物では、支持腕金を取付バンドによって電柱に取付けるため、取付バンドは、その一端が支持腕金の取付部にボルトで取付けられ、電柱の外周に沿って締め付けられるように延び、取付バンドの他端は支持腕金の別の取付部にボルトによって取付けられる。従って、このような取付バンドによる電柱への取付けは面倒で、取付バンドの締付けが弛み易く、支持腕金が傾いてしまうこと、及びボルトを外して解放状態の取付バンドを電柱に嵌めた後に再びボルトを取付けて締め付けなければならない等の問題があった。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、従来のL字形支持腕金よりも多くの立上ケーブルを支持可能に構成することによってケーブルの立上げ支持部の構造を簡素化できる電柱用立上ケーブル支持金物を提供することである。
また、第2の目的は、本発明の支持金物或いは従来の支持金物であっても電柱への取付け又は電柱からの取外しを容易にする取付バンドを提供することである。
本発明の電柱用立上ケーブル支持金物は、電柱に略水平に取付けられる支持腕金と、該支持腕金に対し同一平面上で略直角に設けられてケーブルを立上支持する2つの横腕金とを有することを特徴とする。
好適な形態の立上ケーブル支持金物は、支持腕金と横腕金とで略T字形又は略F字形に形成される。
本発明の取付バンドは、電柱の周面に沿って円形に組合せ可能な一対の半円形のバンド部材を有し、一対のバンド部材の隣接する一方の端部にて蝶番連結し、一方のバンド部材の自由端部付近にナット付の締着ボルトを回動可能に設けると共にバンド部材の中間部に支持腕金を固定する取付板を設け、他方のバンド部材の自由端部にはスリット付の連結部片を設け、上記一対のバンド部材を電柱の周囲に当接し、締着ボルトを回動して連結部片のスリット内に係合し、ナットで連結部片を締付けることにより、電柱に固定されるものである。
本発明の電柱用立上ケーブル支持金物は、電柱に略水平に取付けられる支持腕金に対し同一平面上で略直角に設けた2つの横腕金にてケーブルを立上支持するので、従来のものより多数の立上ケーブルを支持できるとともに2つの横腕金で支持する構造は簡潔であり、電柱上部における架空線とケーブルとを繋ぐ接続作業も容易にできる。
本発明の取付バンドによれば、一対のバンド部材の一方に支持腕金を固定し、該一方のバンド部材の自由端部の締着ボルトを、他方のバンド部材の連結部片のスリットに係合させ、ナットで連結部片を締付けることで、電柱の周囲に取り付けるようにしたので、その取り付けはワンタッチで達成することができ、電柱への取付け作業が容易になる。また、電柱に取付けられた状態で一対のバンド部材の自由端部の連結を解除することも容易であるから、電柱からの取外しを容易にできる。
実施例の電柱用立上ケーブル支持金物は、電柱に略水平に取付けられる支持腕金と、この支持腕金に対し同一平面上で略直角に設けられた横腕金とから略T字形に構成された第1の形態と、略F字形に構成された第2の形態とがある。
図1は、第1の形態の電柱用立上ケーブル支持金物を示す平面図で、この支持金物1は、電柱Pに取付けるための略水平な支持腕金2と、この支持腕金2の一端に直交して設けられた横腕金3とで、略T字形に形成されている。
支持腕金2は、後に詳しく説明される取付バンド20によって電柱Pに略水平に取付けられて支持されており、一端に横腕金3が、例えば溶接して一体的に設けられていて、この横腕金3の外側に立上ケーブルCが碍子のような絶縁部材(図示しない)によって略垂直な立上状態に取付けられている。図示では、横腕金3に3本ずつ計2組の立上ケーブルCが、横方向に並んで取付けられている。
図2は、第2の形態の電柱用立上ケーブル支持金物を示す平面図で、この支持金物10は、電柱Pに取付けるための略水平な支持腕金12と、この支持腕金12の一端に同一平面上で直角に、且つ平行して設けられた2つの横腕金13、14とから略F字形に形成されている。
支持腕金12は、電柱Pに後述の取付バンド20によって略水平に取付けられて支持されており、一端に2つの横腕金13、14が平行に、例えば溶接して一体的に設けられていて、横腕金13の外側に第1の組の3本の立上ケーブルCが碍子のような絶縁部材(図示しない)によって略垂直な立上状態に取付けられており、更に、横腕金14の外側に第2の組の3本の立上ケーブルCが碍子のような絶縁部材(図示しない)によって略垂直な立上状態に同じ様に取付けられている。
図3は、上記第1の形態の立上ケーブル支持金物1の支持腕金2、或いは第2の形態の立上ケーブル支持金物10の支持腕金12を、電柱Pに取付けるために用いる取付バンド20を示す。この取付バンド20は、一対のバンド部材21a及び21bで形成され、立上ケーブル支持金物が第1の形態、第2の形態のいずれでも共通に使用できるものである。なお、図3以降では、略T字形の支持腕金2又は略F字形の支持腕金12について、電柱Pに取付けられる部分のみを図示する。
図4(A)は、電柱Pに取付ける前又は電柱Pから取外した後の解放状態の取付バンド20を示す平断面図、(B)は一方のバンド部材の自由端部の側面図、(C)は他方のバンド部材の自由端部の側面図である。
図3及び図4に示すように、取付バンド20は、適宜なヒンジ部材21cによって蝶番連結され且つ組合せた時に円形になる一対の半円形のバンド部材21a、21bを有しており、一方のバンド部材21aが、その略中ほどで、一対の直角三角形状の防傾部材7を有する取付板6に、例えば溶接等によって固着されている。従って、これら防傾部材7は、取付バンド20による支持腕金2又は12の電柱Pへの取付時に、支持腕金2又は12に対する電柱Pへの取付け状態を安定した好適な接触状態に維持するように作用することを可能とするものである。
これによって、支持腕金2又は12の電柱Pへの取付時に、支持腕金2又は12が、取付座金35と複数組の取付ボルト8とナット9とによって取付板6に取付けられて、支持腕金2又は12と一緒に取付バンド20が電柱Pにしっかりと取付けられて固定されるようになる。
取付板6は、適宜な金属板から平らな板状構造や、山形構造又は溝形構造の形状に適宜に折曲される等して形成され、中ほどに一対の断面略直角三角形状の防傾部材7が防傾金物として間隔を置いて設けられており、両端近くに取付ボルト8用の孔6cが穿けられている。
本実施例においては、図5及び図6に示すように、取付板6は、例えば、本体をなす平らな板状部材6aを有しており、この板状部材6aの一方の側に一対のフランジ部材6bが上下方向に間隔を置いて板状部材6aから横水平方向に延出するように設けられている。更に、取付板6は、板状部材6aの反対の側に、ほぼ中ほどに左右に間隔を置いて一対の防傾部材7が縦方向に延びるように配置されている。従って、取付板6は、本体をなす板状部材6aの一方の側に、横方向の一対のフランジ部材6bと、板状部材6aの反対側に、縦方向の一対の防傾部材7とが夫々溶接等によって一体的に固着されている。また、板状部材6aの両端部の角部付近には、取付ボルト8のための孔6cが設けられている。
更に、このような取付板6は、一対の対向するフランジ部材6bの間に支持腕金2又は12が装着できるように、フランジ部材6b間の寸法を支持腕金2又は12の寸法に対応して設定することが好ましい。
また、取付板6の板状部材6aに取付けられる防傾部材7は、断面形状が直角三角形状に作られて、傾斜した側面が電柱Pの周面に面接触するように形成されるのが好適である。このために、防傾部材7は、傾斜面が互いに内側に、且つ向い合うように図示の如く配置されることが必要である。このような防傾部材7は、傾斜面が電柱Pの外周面に面接触することによって防傾部材7に対して作用する力を傾斜面で受けて分散して、力の集中による防傾部材7の破損を防止するように作用している。
もし、防傾部材7の頂部が電柱Pに当接するように配置されると、防傾部材7に作用する力が頂部に集中するようになるので、防傾部材7が破損し易くなってしまう。従って、これら防傾部材7は、断面が直角三角形状になるように形成されて、傾斜面が互いに向き合うように内側に位置されるように対向した状態に配置されている。
そして、支持腕金2又は12の取付時には、取付板6の孔6cに取付ボルト8が差し込まれて支持腕金2又は12の両側に、しかも支持腕金2又は12を2つのフランジ部材6bの間に挟んで延びて締め付けることができるようになるので、取付座金35を装着して、ナット9を取付ボルト8に螺着して支持腕金2又は12に取付バンド20が固着された取付板6が固着されるようになる。
なお、取付板6を1つの溝形鋼部材で形成して、取付ボルト8を、取付板6の溝形鋼部材と、支持腕金2又は12との中央部分を貫通するようにして取付けることも可能である。
取付座金35は、断面略コの字形の溝形鋼部材から作られて両側のフランジ部分に、支持腕金2又は12と係合する切欠き36が設けられており、取付板6の板状部材6aの両端部付近において取付ボルト8を挿通するように垂直方向の位置に取付けられる。
こうして、支持腕金2又は12にしっかりと固着された取付板6を、次いで電柱Pの周囲に当接するようにして取付けて、取付板6に取付けられている取付バンド20を電柱Pに固定すれば、支持腕金2又は12が電柱Pにしっかりと取付けられるようになる。
取付板6に取付けられている取付バンド20は、組合せた時に円形となる一対の半円形のバンド部材21a、21bを有しており、これらバンド部材21a、21bの隣り合う一方の端部においてヒンジ部材21cによって蝶番連結されている。これらバンド部材21a、21bは、例えば鋼帯のような金属バンド材又は帯状の細長い金属板から作られる。更に、取付バンド20の一方のバンド部材21aは、その自由端部付近に取付部片23が設けられていて、この取付部片23に締着ボルト22が回動可能に取付けられている。
また、他方のバンド部材21bの自由端部には、スリット25が形成された連結部片24が設けられている。
締着ボルト22は、ねじが切られたねじ部27を有しており、このねじ部27の一端に、回動可能に支持されるための支持部となる取付部28が設けられていて、孔29が穿けられている(図7)。従って、締着ボルト22の取付部28の孔29を、取付バンド20のバンド部材21aの取付部片23の孔23aに合せて、これら一致した孔23a、29に取付ピン30を差し込んで取付けることによって、締着ボルト22が取付バンド20のバンド部材21aの取付部片23に回動可能に支持されるようになる。なお、取付ピン30が取付部片23から抜け出て外れないように、抜け止めのための適宜な割ピンを取付ピン30の端部に差し込んで用いるのが好適である。
また、締着ボルト22のねじ部27にはナット26が螺着されていて、電柱Pへの支持腕金2又は12の取付時に、ナット26を締付けることによって支持腕金2又は12が、取付バンド20のバンド部材21aを介して電柱Pに取付けられるようになる。
更に、取付バンド20のバンド部材21aの自由端部付近に取付けられる取付部片23は、断面が略コの字形に作られており、例えば金属板材をコの字形に折り曲げたり、或いは適合する大きさの溝形鋼部材を所要の長さに切断する等して形成され、締着ボルト22を取付けるための孔23aが設けられている。このような取付部片23は、取付バンド20のバンド部材21aの自由端部付近に、例えば溶接して固着されている。
更にまた、取付バンド20の他方のバンド部材21bの自由端部に設けられた連結部片24は、取付ボルト32とナット33とによってバンド部材21bの端部にしっかりと固着されるように取付けられる。取付ボルト32には、皿形頭部を有するボルトを用いるのが好適であるが、他の適宜なボルトを使用することも勿論、可能である。
このような連結部片24は、電柱Pの外周に接触する円弧状部24aと、この円弧状部24aから外方に略真っ直ぐに突出するように延び出た突出部24bとを有しており、金属板材を略円弧状に曲げて電柱Pの周面に対応する周面部分を有した円弧状部24aを形成すると共に、更に、この円弧状部24aの一方の端から外方に略真っ直ぐに突出するように突出部24bを形成しており、この突出部24bにスリット25を設けている。
なお、このスリット25の幅は、締着ボルト22が十分に余裕をもって通ることができるような大きさの寸法であり、締着ボルト22の直径よりも幾らか大きな幅を有するように形成される。また、連結部片24は、円弧状部24aと突出部24bとスリット25等とを有するように所要の形状に適宜な金属板材から作るのが好適であり、場合によっては鋳造して作ることもできる。更に、必要に応じては、連結部片24を取付バンド20のバンド部材21bに、取付ボルト32とナット33で固着する代わりに、溶接して取付けることも可能である。
このような電柱用立上ケーブル支持金物1は、次のようにして電柱Pに取付けられる。
最初に、取付バンド20が、一方のバンド部材21aにおいて固着された取付板6が複数組の取付ボルト8によって支持腕金2又は12に取付けられる。この場合に、先ず、取付板6のフランジ部材6bの間に支持腕金2又は12を抱え込むように取付板6が支持腕金2又は12に対して装着される。これにより、取付板6の2つのフランジ部材6bの間に支持腕金2又は12が好適に配置されるようになる。
次いで、取付ボルト8が取付板6の取付用の孔6cを通って差し込まれて、支持腕金2又は12の外側に取付ボルト8が延び出るように十分に取付ボルト8が通される。そして、取付座金35が取付ボルト8に取付けられて、取付座金35の切欠き36部分が支持腕金2又は12の側面に係合される。続いて、ナット9が取付ボルト8に螺着されて、このナット9を締付けることによって、取付バンド20が設けられている取付板6が支持腕金2又は12にしっかりと固着されるようになる。
このように、2本宛ての取付ボルト8の間に支持腕金2又は12が挟まれるように、支持腕金2又は12が取付板6のフランジ部材6bの間に装着され、更に、支持腕金2又は12を挟んで取付ボルト8が配置され、取付座金35を取付けて切欠き36が支持腕金2又は12に係合されて、ナット9を締付け、これによって支持腕金2又は12に取付板6がしっかりと取付けられる。
また、このような取付ボルト8は、取付板6と支持腕金2又は12とを貫通して取付けることもできる。
このように、支持腕金2又は12に、取付バンド20が設けられている取付板6が複数組の取付ボルト8とナット9と取付座金35とによって固着されて取付けられるようになる。
そこで、電柱Pに対して支持腕金2又は12の取付位置において、支持腕金2又は12が固着された取付板6のバンド部材21aの内周面を電柱Pの外周面に密着するように接触させ、次いで他方のバンド部材21bをヒンジ部材21cを中心にして回動して電柱Pの外周面にバンド部材21bの内周面を接触させる。これによって取付バンド20を電柱Pに当接するように取付けて、取付バンド20を電柱Pに固定するようにすれば、支持腕金2又は12が取付板6と一緒に取付バンド20によって電柱Pに取付けられるようになる。
この場合に、取付バンド20は、締付ボルト22が、連結部片24から外れている解放状態にあって、取付バンド20を電柱Pの周りに巻き付けるように取付けることができるようになっている。従って、取付バンド20を電柱Pに巻き付けるようにして取付けて、防傾部材7の助けによって取付バンド20を電柱Pの周面に隙間が空かないように好適に密着して取付けることができる。
こうして、取付バンド20を電柱Pに巻き付けるようにして取付けられたならば、締着ボルト22を取付ピン30の回りに矢印で示す方向(図4の反時計方向)に回動して、締着ボルト22を起こすことによって締着ボルト22をバンド部材21bの連結部片24のスリット25内に挿入するようにする。
そして、締着ボルト22がバンド部材21bの連結部片24のスリット25内に十分に挿入されたならば、ナット26を締め付けるように螺着して、取付バンド20のバンド部材21a、21bを電柱Pの周囲にしっかりと締め付けて動かないように取付ける。これによって、支持腕金2又は12は、電柱Pの所定の位置にしっかりと固着されて取付けられるようになる。
この場合に、ナット26は締着ボルト22に対して十分な強さで締め付けることができるので、支持腕金2又は12は電柱Pに対してしっかりと固着されて傾くことのないように取付けられる。
このようにして、電柱Pにしっかりと固着された支持腕金2又は12の横腕金3又は13、14に、ケーブルCの立上部分が、碍子のような適宜な絶縁部材を介して、図1又は図2に示すように好適な状態に取付けられるようになる。しかも、取付バンド20の電柱Pへの取付けは、締着ボルト22を取付ピン30の回りに単に回動するだけで、簡単に、且つ迅速に行うことができ、ケーブルCの立上げ支持も簡素化することができ、電柱Pの上部における支持腕金2又は12の配置状況も好適で、十分な作業空間が得られ、作業もし易く、整然としている。なお、支持腕金2又は12は、取付板6に予め取付けておいても良く、或いは後で取付けるようにしても良いし、いずれの取付方法でも良いことは勿論である。
また、電柱Pから支持腕金2又は12を取り外す場合には、ナット26を弛めて締着ボルト22を取付バンド20のバンド部材21bの連結部片24のスリット25から外すように締着ボルト22を取付ピン30の回りに図に矢印で示す時計方向(図3の時計方向)に回動すれば、締着ボルト22が、バンド部材21bの連結部片24のスリット25から外れて解放状態になるので、先ず、取付バンド20のバンド部材21bをヒンジ部材21c回りに外方に回動してバンド部材21bを電柱Pから離す。
これによって、バンド部材21aを支持腕金2又は12と一緒に電柱Pから簡単に、しかも、迅速に取り外すことができる。これによって、一対の半円形バンド部材21a、21bから形成されたワンタッチ構造の取付バンド20が得られる。
以上の構成により、T字形やF字形の支持腕金2又は12は、電柱Pに対して上方部分に取付バンド20によってしっかりと傾くこと無く略水平な状態で強固に取付けられ、ケーブルCを好適に立上支持することができる。この状態で、電柱用立上ケーブル支持金物1、10は、支持腕金2、12の横腕金3、13、14に、複数の組のケーブルCの立上部分を、金物を増やさずに好適に支持できるように対応することができると共に、締着ボルト22を取り外すことなく取付バンド20をワンタッチで電柱Pに取外し、取付けることができるので、取付バンド20による取付け、取外しも簡単で、支持腕金2、12の電柱Pへの取付け状態も整然として十分な作業空間が電柱Pの上部において得られる。しかも、締着ボルト22の配置位置も電柱Pに対して接線に近い位置に取付けられるので、力が真っ直ぐに作用するようにできる。
また、取付バンド20の電柱Pへの取付けに際して、支持腕金2、12と一緒にバンド部材21aを上下方向に幾らかスライドさせることができるので、支持腕金2、12の取付位置の調整を簡単に行うことができる。
このような取付バンド20は、簡単に製作することができ、特別な部材や構成を用いずにワンタッチ構造に好適に製作することができる。しかも、この取付バンド20の取付け、取外しは、締着ボルト22を電柱Pの接線方向に、できる限り近い位置に回動可能に設けて力が真っ直ぐに作用するようにしているので、締着ボルト22を取り外すことなく単に回動するだけで良く、しかもナット26を弛めたり、締め付けるだけのワンタッチ操作で済み、取付バンド20の取付け、取外し操作が簡単で、取付部片23に対して電柱Pの直径の法線上に張力が有効に作用することができる。
また、上述した取付バンド20は、一対の半円形のバンド部材21a、21bをヒンジ部材21cで蝶番連結して形成する代わりに、1つの細長い帯状の湾曲自在なバンド部材で形成して、連続した1本の細長い形状の取付バンド20を電柱Pに巻き付けるようにして取付けることができる。更に、取付バンド20の代わりに、縫いボルトと呼ばれる大型の略U字形の取付ボルトを用いてT字形又はF字形の立上ケーブル支持金物1、10を電柱Pに取付けることができる。なお、この場合には、立上ケーブル支持金物1、10の支持腕金2、12の側部に、横方向に細長い扁平な唇形又は楕円形の一対の孔を穿けて、この孔にU字形の取付ボルトの両端の頭部を差し込んで立上ケーブル支持金物1、10を電柱Pに取付けることができ、取付ける電柱Pに合せた長さに自在に調整した取付けが可能である。
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明はこれら実施例に限定されず、例えば、電柱用立上ケーブル支持金物の形態は、種々の変更や変形がなし得るものである。また、取付バンドも、本発明の支持金物との組み合わせに限らず、従来の支持金物であっても、これを迅速且つ容易に電柱に取付け或いは電柱から取外すことができるものである。
電柱用立上ケーブル支持金物の第1の実施例を示す平面図である。 電柱用立上ケーブル支持金物の第2の実施例を示す平面図である。 電柱に取付けられた電柱用立上ケーブル支持金物を示す平面図である。 電柱用立上ケーブル支持金物の取付バンドを解放状態で示す図で、(A)は取付バンドの平断面図、(B)は一方のバンド部材の自由端部の側面図、(C)は他方のバンド部材の自由端部の側面図である。 支持腕金を取付バンドによって電柱に取付ける時の取付板と取付座金とを示す正面図である。 図5の状態の側面図である。 図4の取付バンドの締着ボルトを示す平面図である。
符号の説明
1,10…電柱用立上ケーブル支持金物、2,12…支持腕金、3,13,14…横腕金、6…取付板、6a…板状部材、6b…フランジ部材、6c…孔、7…防傾部材、8,32…取付ボルト、9,33…ナット、20…取付バンド、21a,21b…バンド部材、21c…ヒンジ部材、22…締着ボルト、23…取付部片、24…連結部片、24a…円弧状部、24b…突出部、25…スリット、26…ナット、27…ねじ部、28…取付部、29…孔、30…取付ピン、35…取付座金、36…切欠き、C…ケーブル、P…電柱。

Claims (3)

  1. 電柱に略水平に取付けられる支持腕金と、該支持腕金に対し同一平面上で略直角に設けられてケーブルを立上支持する2つの横腕金とを有することを特徴とする電柱用立上ケーブル支持金物。
  2. 前記支持腕金と横腕金とで略T字形又は略F字形に形成されたことを特徴とする請求項1記載の電柱用立上ケーブル支持金物。
  3. 電柱にケーブルを立上支持する立上ケーブル支持金物を電柱に取り付けるための取付バンドであって、
    円形に組合せ可能な一対の半円形のバンド部材を有し、該一対のバンド部材の隣接する一方の端部にて蝶番連結し、
    一方のバンド部材の自由端部付近にナット付の締着ボルトを回動可能に設けると共に該バンド部材の中間部に前記支持腕金を固定する取付板を設け、
    他方のバンド部材の自由端部にはスリット付の連結部片を設け、
    前記一対のバンド部材を前記電柱の周囲に当接し、前記締着ボルトを回動して前記連結部片のスリット内に係合し、前記ナットで前記連結部片を締付けることにより、前記電柱に固定されることを特徴とする取付バンド。
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