JPH10196633A - 固定機能付ワッシャー - Google Patents

固定機能付ワッシャー

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JPH10196633A
JPH10196633A JP9001878A JP187897A JPH10196633A JP H10196633 A JPH10196633 A JP H10196633A JP 9001878 A JP9001878 A JP 9001878A JP 187897 A JP187897 A JP 187897A JP H10196633 A JPH10196633 A JP H10196633A
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JP
Japan
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washer
nut
bolt
piece
rotation preventing
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Application number
JP9001878A
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JP2816333B2 (ja
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Tetsuyasu Shibata
哲保 柴田
Masaru Murase
優 村瀬
Akira Nobunaga
彰 信長
Kuniyuki Ichikawa
国幸 市川
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Haneda Hume Pipe Co Ltd
Original Assignee
Haneda Hume Pipe Co Ltd
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、マンホールに蓋受枠を振動等によって緩
まないように締結するに当たっては、特殊なワッシャー
とナット用回転防止金具を使用していたが、部品点数が
多く、これ等を使用して確実に締結する作業が煩雑であ
る問題があった。 【解決手段】平板ワッシャー2の片側縁に係止片3を吊
下突設した断面L型ワッシャー1であって、そのボルト
穴4の周りから係止片3側に向かって2本の平行な横切
線5と、これ等の横切線5を相互に結ぶ縦切線6とを穿
設し、これ等の切線5,6の中に回転防止片7を折り曲
げて起立し得る如く構成した固定機能付ワッシャーの構
造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は断面L型形状を持っ
たワッシャーに係り、特に平板ワッシャーに切線を設け
ることによってナットの回転を防止し得る回転防止片を
折曲起立し得る如く設けて構成した固定機能付ワッシャ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のワッシャーとしては、例
えば本件特許出願人が開発した特開平8ー177069
号公報、或いは図4に示す技術が公知である。即ち、図
4に示す技術は、平板ワッシャー51の片側縁に係止片
52を一体的に吊下突設した断面L型ワッシャー53で
ある。
【0003】この断面型ワッシャー53は、例えばその
平板ワッシャー51をマンホールの蓋受枠54の上面に
載置した際に、その片側縁に吊下突設された係止片52
を該蓋受枠54の外周縁に当接して係止することが出来
る。このように係止片52を蓋受枠54の外周縁に係止
した場合には、蓋受枠54にボルト55とナット56を
介して固定された断面L型ワッシャー53が道路を通過
する車等の振動によって徐々に回転し、蓋受枠54の締
結部が緩むことを防止することが出来る構造となってい
る。また、ナット56には菊花型のナット用回転防止金
具57が係合されてナット56が回転することを防止し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の断面L
型ワッシャー53は、平板ワッシャー51の片側縁に係
止片52が吊下突設されているので、係止片52を蓋受
枠54の外周縁に係止することによって、断面L型ワッ
シャー53及び蓋受枠54の締結部が車等の振動によっ
て緩むことを防止出来るが、ボルト55に螺合されたナ
ット56の緩みを防止するためには、別にナット用回転
防止金具57を用意して使用しなければならない問題が
あった。
【0005】更にナット56は前述の如く、菊花型のナ
ット用回転防止金具57で係合されているが、このナッ
ト用回転防止金具57が平板ワッシャー51に溶接等の
手段で確実に固定されていない場合には、車の振動等に
よってナット用回転防止金具57もナット56と共に回
動し、ナット56が緩んでしまう問題もあった。
【0006】本発明に係る固定機能付ワッシャーは、前
述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であ
って、特に断面L型ワッシャーの平板ワッシャーの一部
に切線を設けることによって回転防止片を折曲起立し得
る如く設けて構成したワッシャーの技術を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固定機能付
ワッシャーは、前述の従来の問題点を根本的に改善した
技術であって、その第1発明の要旨は、平板ワッシャー
の片側縁に係止片を突設した断面L型ワッシャーに於い
て、該平板ワッシャーに切線を設けることによって平板
ワッシャーのボルト穴の周りに回転防止片を折曲起立し
得る如く設けて構成したことを特徴とした固定機能付ワ
ッシャーである。
【0008】また、本発明の固定機能付ワッシャーの第
2発明の要旨は、回転防止片を穴の周りの係止片側に設
けたことを特徴とした第1発明の固定機能付きワッシャ
ーである。
【0009】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る固定機能付
ワッシャーの一実施例を具体的に説明すると、図1は本
発明の固定機能付ワッシャーの斜視図、図2(A),
(B)は夫々図1の固定機能付ワッシャーの説明図、図
3(A),(B),(C)は夫々図1の固定機能付ワッ
シャーの使用状態を示す説明図である。
【0010】図1及び図2により本発明に係る固定機能
付ワッシャーについて説明すると、1は断面L型ワッシ
ャーであって、平板ワッシャー2とその平板ワッシャー
2の片側縁には係止片3が一体的に吊下突設され、全体
の断面形状がL形に形成されている。また、平板ワッシ
ャー2のほぼ中央部には小判形のボルト穴4が設けられ
ている。
【0011】平板ワッシャー2のボルト穴4の周りから
係止片3が設けられている端縁に亘って、2本の平行な
長軸方向の横切線5が穿設され、かつこれ等の横切線5
の先端を相互に連結する短軸方向の縦切線6が穿設され
ており、これ等の横切線5と縦切線6とによって平板ワ
ッシャー2の一部に回転防止片7が形成されている。
【0012】前記回転防止片7は、図3(C)に示す如
く、折り曲げることによってボルト穴4の周りに起立し
得る如く構成されている。本件実施例の場合には、この
回転防止片7を簡単に折り曲げることが出来るように、
特に図2(A)等に示す如く、回転防止片7の根本部の
両端に小さな切欠部8が設けられている。
【0013】本発明に係る固定機能付ワッシャーの使用
に当たっては、図3(A),(B),(C)に示す如
く、例えばマンホール9の上縁にマンホールの蓋受枠1
0を取付固定するに当たって、断面L形ワッシャー1の
平板ワッシャー2を蓋受枠10の上面に載置すると共
に、そのボルト穴4にボルト11を挿通し、係止片3を
蓋受枠10の外周側面に当接して係止し、ボルト11の
下部を予めマンホール9の上縁に埋設されているアンカ
ーボルト12に螺合し、かつボルト11の上部にナット
13を螺合して強く巻締めることによって、蓋受枠10
をマンホール9の上縁に強固に取付固定することが出来
る。
【0014】続いて、平板ワッシャー2の一部に横切線
5及び縦切線6によって形成された回転防止片7をその
根本部に於いて折り曲げて起立し、垂直に起立された回
転防止片7をナット13の外周側面に当接することによ
って、ナット13が回動して緩むことを防止することが
出来る。
【0015】本発明に係る固定機能付ワッシャーは、前
述の如く、平板ワッシャー2の片側縁に吊下突設された
係止片3を蓋受枠10の外周面に当接して係止するの
で、蓋受枠10の上面に取付けられた断面L型ワッシャ
ー1が車等の振動によって移動して緩むことを防止出来
る。
【0016】また、蓋受枠10を締結するナット13
は、平板ワッシャー2に設けられた回転防止片7で係止
されているので、車等の振動によって回動して緩むこと
を防止出来る。更にこの回転防止片7と平板ワッシャー
2とは一体的に構成されているので、回転防止片7のみ
が車の振動等によって動くことはなく、常に安定した状
態でナット13を係止することが出来る。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る固定機能付ワッシャーは前
述の構造と作用とを有するので、次のような多大な効果
を有している。
【0018】(1)平板ワッシャーに係止片と回転防止
片とを設けて構成したので、一部品に2つの機能を持た
せることが出来る。(2)従って、係止片ではワッシャ
ーの緩みを防止し、回転防止片ではナットの緩みを防止
出来る。(3)回転防止片は予めワッシャーと一体的に
形成されているので、溶接等により回転防止片をワッシ
ャーに固定する必要がない。
【0019】(3)本発明の固定機能付ワッシャーを使
用することによって、マンホールの蓋受枠等を安定した
状態で確実に固定出来、かつ車の振動等によって締結部
が緩むことを防止出来る。(4)締結部に使用される部
品の点数を少なくすると共に、締結作業を簡略化するこ
とが出来る。(5)本発明の固定機能付ワッシャーは、
金属材をプレスすることによって、簡単かつ安価に大量
生産することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定機能付ワッシャーの斜視図であ
る。
【図2】図2(A),(B)は夫々図1の固定機能付ワ
ッシャーの説明図である。
【図3】図3(A),(B),(C)は夫々図1の固定
機能付ワッシャーの使用状態を示す説明図である。
【図4】従来のマンホールの蓋受枠を締結する状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 断面L形ワッシャー 2 平板
ワッシャー 3 係止片 4 ボル
ト穴 5 横切線 6 縦切
線 7 回転防止片 8 切欠
部 9 マンホール 10 蓋受
枠 11 ボルト 12 アン
カーボルト 13 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 国幸 東京都新宿区西新宿1丁目22番2号 羽田 ヒューム管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板ワッシャーの片側縁に係止片を突設し
    た断面L型ワッシャーに於いて、該平板ワッシャーに切
    線を設けることによって平板ワッシャーのボルト穴の周
    りに回転防止片を折曲起立し得る如く設けて構成したこ
    とを特徴とした固定機能付ワッシャー。
  2. 【請求項2】回転防止片を穴の周りの係止片側に設けた
    ことを特徴とした請求項1の固定機能付きワッシャー。
JP9001878A 1997-01-09 1997-01-09 固定機能付ワッシャー Expired - Fee Related JP2816333B2 (ja)

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JPH10196633A true JPH10196633A (ja) 1998-07-31
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015190479A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社アマダホールディングス ねじ部材の固定方法
KR20200057952A (ko) * 2018-11-19 2020-05-27 (주)파인드몰드 자력을 이용한 풀림방지 체결장치

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JP2015190479A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社アマダホールディングス ねじ部材の固定方法
KR20200057952A (ko) * 2018-11-19 2020-05-27 (주)파인드몰드 자력을 이용한 풀림방지 체결장치

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JP2816333B2 (ja) 1998-10-27

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