JPH083686Y2 - 長尺体吊り金具 - Google Patents

長尺体吊り金具

Info

Publication number
JPH083686Y2
JPH083686Y2 JP8598091U JP8598091U JPH083686Y2 JP H083686 Y2 JPH083686 Y2 JP H083686Y2 JP 8598091 U JP8598091 U JP 8598091U JP 8598091 U JP8598091 U JP 8598091U JP H083686 Y2 JPH083686 Y2 JP H083686Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal fitting
receiving
bolt
nut
receiving member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8598091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0536110U (ja
Inventor
宏二 竹永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inaba Denki Sangyo Co Ltd filed Critical Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Priority to JP8598091U priority Critical patent/JPH083686Y2/ja
Publication of JPH0536110U publication Critical patent/JPH0536110U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH083686Y2 publication Critical patent/JPH083686Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、配管等の長尺
体を吊すのに用いる長尺体吊り金具に関し、詳しくは、
長尺体支持用の受け部の一端に、吊り固定用のボルトに
外嵌状態で取り付いた金具受け止め部材の一例であるボ
ルトやナットに載置可能な載置部を連設し、その載置部
に吊り固定用のボルトを挿通させた状態で受け入れる受
入部を設け、その受入部にボルトを受け入れた状態で金
具受け止め部材に載置部を載置させて、受け部上の長尺
体を支持するもので、前記ボルトに対して、前記金具受
け止め部材を上下させることで、支持した長尺体のレベ
ル調整を実施できる長尺体吊り金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の長尺体吊り金具として
は、ボルト受入用の受入部を貫通孔によって形成してい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種の長尺体吊り金
具(以後吊り金具という)の設置作業においては、ま
ず、長尺体・吊り金具を吊すためのボルトに、吊り金具
を固定する固定用ナットを設置しておき、次に、吊り金
具を一方の手で保持しつつ、その吊り金具の設置部に設
けられたボルト受入用の貫通孔を、前記ボルトに挿通さ
せて、その後から、他方の手で金具受け止め部材となる
ナットを前記ボルトにはめて螺進させ、先に設置してあ
る固定用ナットとの間に、吊り金具の載置部を挟持する
形で締め付けて取り付けるものである。
【0004】このような作業を、例えば、頭より上の位
置で実施するには、両方の手を吊り金具取り付け動作中
使用するため、疲労を伴ったり、作業性が低下したりす
る問題がある。更に、長いボルトの基端近くに吊り金具
を取り付けるような場合は、ナットの螺進距離も長くな
って、より両手作業がきついものになる。
【0005】この問題を緩和するために、吊り金具のボ
ルト受入部を、従来のものに形成されていた貫通孔に替
えて、切り欠きにすることが考えられた。即ち、受入部
を切り欠きにすることで、金具受け止め部材となるナッ
トを、ボルトに設置してからでも、先に設置してある固
定用ナットとの隙間に、切り欠きを通して載置部を横方
向から挿入することが出来るようになり、前記ナットの
少なくとも一方のナットを締め付けることで、吊り金具
の取り付けができる。従って、吊り金具の取り付けに、
両手を長い間使用する必要がなくなる。
【0006】しかし、長尺体の長手方向に沿った複数箇
所にそれぞれ取り付けた吊り金具に対しては、その上に
長尺体を載せた後、長尺体の姿勢を整えるために、各吊
り金具の取り付き位置を調整する作業を行う必要があ
り、この調整作業は、一旦締め付けた前記ナットを、再
度緩めて実施することとなる。従って、この調整作業に
おいて手間がかかると共に、ナットを緩めた時に吊り金
具が外れて、落下する危険もあり、作業性・安全性とも
に欠けるという欠点がある。
【0007】本考案の目的は、上述した欠点に鑑み、取
り付け、及び、取り付け後の位置調整が簡単で、位置調
整中にも不用意に外れにくい長尺体吊り金具を提供する
ところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本考案の特徴構成は、ボルトに外嵌状態で取り付いた
金具受け止め部材に載置可能な載置部に、ボルトを挿通
させた状態で受け入れるための受入部を、切り欠きで形
成すると共に、前記載置部の少なくとも前記受入部の開
口端側に前記金具受け止め部材に対する載置側へ突出す
る突起を設けたところにある。
【0009】
【作用】本考案の特徴構成によれば、ボルトに外嵌状態
で取り付いた金具受け止め部材に載置可能な載置部に、
ボルトを挿通させた状態で受け入れるための受入部を切
り欠きで形成してあるので、固定用ナット及び金具受け
止め部材となるナットを、予め、間隔を空けてボルトに
設置してさえおけば、その両ナット間へ後からでも、前
記切り欠きにボルトを受け入れる状態にして吊り金具の
載置部を挿入することが出来る。
【0010】その結果、ボルトの設置作業とは別に、吊
り金具の取り付けを実施できるので、両手作業が減少す
ると共に、従来のように、吊り金具を保持しつつ金具受
け止め部材となるナットを螺進させる複合作業でなくな
るので、夫々の作業がしやすくなる。
【0011】又、前記載置部の少なくとも受入部の開口
端側に、前記金具受け止め部材に対する載置側へ突出す
る突起を設けてあるので、上述のようにして、両ナット
間へ吊り金具の載置部を挿入して、金具受け止め用ナッ
トに載置するだけで、前記突起が金具受け止め用ナット
に引掛って、吊り金具が抜け落ちるのを防止できる。
【0012】従って、載置部をその上下からナットで、
しっかり固定しなくても、吊り金具が抜け落ちないか
ら、その仮固定状態で長尺体を保持することができ、更
に、保持された長尺体のレベル調整作業も、従来のよう
に一旦ボルトを緩めてから実施しなくても、仮固定のま
ま金具受け止め部材となるナットを上下させるだけで行
える。そして、このレベル調整を完了してから、ナット
を締め付けて、本固定を行えば、長尺体をレベル調整さ
れた状態で、確実に保持することが出来る。
【0013】
【考案の効果】従って、長尺体吊り金具の取り付けに際
し、片手で金具受け止め部材に引掛けるだけで簡単に仮
固定できて、しかも、不用意には外れ難くなり、更に、
その状態で位置調整が出来るようになったことで、安全
を確保しながらも作業効率を向上させて工期を短縮でき
るようになり、全体として経済性も向上させることが出
来るようになった。
【0014】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1に、本考案による長尺体吊り金具1を
設置した状況を示しているが、天井から下げられたアン
カーボルト2に外嵌する金具受け止め部材の一例である
ナット3に、長尺体吊り金具1を載置した状態で、その
上部を固定用ナット4で螺着して取り付けてある。
【0016】この長尺体吊り金具1(以後、吊り金具と
いう)は、長尺体の一例である8角ダクト5を受ける受
け部材6と、8角ダクト5の外れ止めとなる外れ止め部
材7によって形成してある。
【0017】図2に見られるように、前記受け部材6
は、その先端6bで、前記外れ止め部材7と連結してヒ
ンジを構成する突出部8と、基端6aで前記金具受け止
め用ナット3に載置可能な載置部9と、8角ダクト5を
受ける受け部6cとで構成される。
【0018】又、前記外れ止め部材7は、その基端7b
に受け部材6の突出部8が係合することで、ヒンジを形
成する貫通孔10を設け、先端7aには、受け部材6の
載置部9上面に重ね合わせて、載置部9と共に締め付け
られる重ね部11を設けてある。更に、この重ね部11
には、ボルト2受入用の切り欠き11aを、長手方向に
沿って設けてあり、その切り欠き11aの開口端側部分
は、載置部9側に折曲させてある。
【0019】一方、前記受け部材6の載置部9にも、ボ
ルト2受入用の受入部として切り欠き9aを、受け部材
6の幅方向に沿って設けてあり、その切り欠き9aの開
口端側部分は、載置面側に折曲する折曲部12によって
突起を形成してある。又、この載置部9の下方に、載置
面に対向するように吊り金具1の振れ止めのための振れ
止め部13を、受け部材6の外周面から突出する状態に
設けてあり、この振れ止め部13にもボルト2を受け入
れる切り欠き13aが形成してある。
【0020】この吊り金具1の設置手順を説明すると以
下の通りである。 〈1〉アンカーボルト2に、固定用ナット4と金具受け
止め用ナット3を設置する。 〈2〉金具受け止め用ナット3に対して受け部材6を引
っ掛けて取り付ける。 〈3〉8角ダクト5を受け部材6の受け部6cに載せ
る。 〈4〉受け部材6に外れ止め部材7を取り付ける。 〈5〉8角ダクト5のレベル調整を行う。 〈6〉固定用ナット4を金具受け止め用ナット3側に螺
進させて、吊り金具1をボルト2に固定する。
【0021】上述の手順〈1〉については、吊り金具1
の取り付け位置に、金具受け止め用ナット3を設置し、
固定用ナット4は、後で吊り金具1の取り付けが出来る
程度に間隔を空けて、上方に設置する。
【0022】上述の手順〈2〉については、受け部材6
の載置部9が、金具受け止め用ナット3に載置し、且
つ、載置部9の切り欠き9aと、振れ止め部13の切り
欠き13aが、共にボルト2を受け入れた状態に設置す
る。
【0023】上述の手順〈4〉については、受け部材6
先端6bの突出部8に、外れ止め部材7基端7bの貫通
孔10を係合させてヒンジを形成し、そのヒンジを回転
軸として、外れ止め部材7先端7aの重ね部11が受け
部材6の載置部9上に重なるように、外れ止め部材7を
回転させて取り付ける。
【0024】上述の手順〈5〉については、金具受け止
め用ナット3を上下方向に螺進させることで、その上に
載った吊り金具1や8角ダクト5も上下し、レベルを調
整できる。
【0025】上述の手順〈6〉については、下部の金具
受け止め用ナット3と、上部の固定用ナット4との間
に、受け部材6の載置部9と、外れ止め部材7の重ね部
11を挟持した状態で固定される。
【0026】〔別実施例〕 以下に別実施例を説明する。
【0027】先の実施例による受け部材6・外れ止め部
材7の形状は、8角ダクト5を対象としたものに限ら
ず、長尺体5の形状や吊り本数等によって、様々なもの
が考えられ、例えば、円形や楕円形等でもよく、更に受
け部材6単独で用いる場合には、馬蹄形をした形状も考
えられる。
【0028】又、前記金具受け止め部材3としては、先
の実施例のナットに限るものではなく、例えば、ナット
の上に配されたワッシャでもよい。ワッシャの場合は、
ある程度、姿勢変更が可能であるから、吊り金具1を仮
固定している状態で、その吊り金具1の姿勢が多少変化
しても、ワッシャも追従して姿勢を変化させるために、
吊り金具1の抜け止め効果がより大きい。
【0029】次に、前記載置部9や重ね部11に設けた
折曲部12からなる突起の変形としては、切り起こし部
を形成したり、ピン状の突起にしてもよく、要するに、
吊り金具1の仮固定時に、金具受け止め部材3から吊り
金具1が外れる事を、防止できるものであればよい。
【0030】又、前記載置部9・振れ止め部13・重ね
部11に設けた切り欠きについては、その形成方向を、
先の実施例のものに限るものではなく、吊り金具1設置
に当たり、切り欠きへのボルト2受入が、スムースに実
施でき、且つ、ボルト2受入方向に交差する方向への吊
り金具1の移動を許さない利点を生かして、独特の作用
をするような方向に設けてあればよい。
【0031】尚、実用新案登録請求の範囲の項に、図面
との対照を便利にするために符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】設置状況を表す図
【図2】実施例の斜視図
【符号の説明】
2 ボルト 3 金具受け止め部材 5 長尺体 6c 受け部 9 載置部 9a 受入部 12 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺体(5)支持用の受け部(6c)の
    一端に、ボルト(2)に外嵌状態で取り付いた金具受け
    止め部材(3)に載置可能な載置部(9)を連設し、そ
    の載置部(9)にボルト(2)を挿通させた状態で受け
    入れるためのの受入部(9a)を設けた長尺体吊り金具
    であって、 前記受入部(9a)を切り欠きで形成すると共に、前記
    載置部(9)の少なくとも前記受入部(9a)の開口端
    側に、前記金具受け止め部材(3)に対する載置側へ突
    出する突起(12)を設けた長尺体吊り金具。
JP8598091U 1991-10-22 1991-10-22 長尺体吊り金具 Expired - Lifetime JPH083686Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8598091U JPH083686Y2 (ja) 1991-10-22 1991-10-22 長尺体吊り金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8598091U JPH083686Y2 (ja) 1991-10-22 1991-10-22 長尺体吊り金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0536110U JPH0536110U (ja) 1993-05-18
JPH083686Y2 true JPH083686Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=13873856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8598091U Expired - Lifetime JPH083686Y2 (ja) 1991-10-22 1991-10-22 長尺体吊り金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083686Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021148127A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 東日本電信電話株式会社 取付具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0536110U (ja) 1993-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH083686Y2 (ja) 長尺体吊り金具
JPH083687Y2 (ja) 長尺体吊り金具
JPH0688596A (ja) 天井扇風機の取付装置
JPH10231825A (ja) 懸吊支持金具
JPH09116319A (ja) アンテナ取付装置
JPH0333153Y2 (ja)
KR0127801Y1 (ko) 고강재의 용접너트 설치구조
JPH0832329A (ja) アンテナ取付装置
JP3333797B2 (ja) 金網フェンス
JP3333796B2 (ja) 金網フエンス
JPS641763Y2 (ja)
JP2001098718A (ja) 折板屋根用の樋吊り具
JP2001020335A (ja) 取付け装置
JP2006029509A (ja) 配管支持金具
JPH0517559Y2 (ja)
JPH054420Y2 (ja)
JP3010664U (ja) アンテナ用コンバータアーム取付金具装置
JPS5815272Y2 (ja) 高さ調整及び着脱自在な梁装置
JPH11287011A (ja) 吊りボルト用のハンガー
JP2001152674A (ja) 仮囲い用パネルの取付金具
KR0126086B1 (ko) 차량의 범퍼취부용 스터드핀
JPH0635502Y2 (ja) パネルの固定部材
JP2730008B2 (ja) パラペット版の取付け構造
JPS5818326Y2 (ja) アンテナ取付装置
JPH08204417A (ja) アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term