JP2519865Y2 - 刈払機のベルト吊金具取付構造 - Google Patents
刈払機のベルト吊金具取付構造Info
- Publication number
- JP2519865Y2 JP2519865Y2 JP11396391U JP11396391U JP2519865Y2 JP 2519865 Y2 JP2519865 Y2 JP 2519865Y2 JP 11396391 U JP11396391 U JP 11396391U JP 11396391 U JP11396391 U JP 11396391U JP 2519865 Y2 JP2519865 Y2 JP 2519865Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitted
- operating rod
- metal fitting
- belt
- tubular body
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、肩掛けベルトに引っか
けるベルト吊金具を操作杆の外周に回動制限して取付け
た刈払機のベルト吊金具取付構造に関する。
けるベルト吊金具を操作杆の外周に回動制限して取付け
た刈払機のベルト吊金具取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来は、ハンドルとエンジンの間の操作
杆の部位にベルト吊金具を嵌装して構成する刈払機にお
いて、実開平１−１１２６２４号公報や実開平２−６０
５２６号公報に見られるように、固定具により軸方向へ
の移動を拘束される吊金具が操作杆やブッシュに回動自
由に嵌装されて取付けられることは知られている。
杆の部位にベルト吊金具を嵌装して構成する刈払機にお
いて、実開平１−１１２６２４号公報や実開平２−６０
５２６号公報に見られるように、固定具により軸方向へ
の移動を拘束される吊金具が操作杆やブッシュに回動自
由に嵌装されて取付けられることは知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の刈払機では、ハンドルからエンジンにかけて延出する
スロットルワイヤーやコード類が操作杆の下方にそって
取付けられており、前記従来形では、作業時に吊金具が
大きく回動すると、引掛部によりスロットルワイヤーな
どを巻き込んでしまったり引っかけたりしてトラブルが
発生しており、また、固定具の締付部が操作杆の下方側
に突出しているので、スロットルワイヤーなどの取付け
に邪魔になっており、その突出部を避けてスロットルワ
イヤーなどを操作杆にそわせているため、トラブルがさ
らに発生しやすくなっている、といった不具合を呈して
いる。
の刈払機では、ハンドルからエンジンにかけて延出する
スロットルワイヤーやコード類が操作杆の下方にそって
取付けられており、前記従来形では、作業時に吊金具が
大きく回動すると、引掛部によりスロットルワイヤーな
どを巻き込んでしまったり引っかけたりしてトラブルが
発生しており、また、固定具の締付部が操作杆の下方側
に突出しているので、スロットルワイヤーなどの取付け
に邪魔になっており、その突出部を避けてスロットルワ
イヤーなどを操作杆にそわせているため、トラブルがさ
らに発生しやすくなっている、といった不具合を呈して
いる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、そのような不
具合を解決し、簡単な構造にして好適に実施できるよう
工夫したものであり、そのため、操作杆に嵌合すること
ができて上部を分断させた支持筒状体の軸方向両端側外
周には上方でねじにより締着できる両固定環状体をそれ
ぞれ固設し、該両固定環状体の間の前記支持筒状体の中
央下部には下向きの突起を突設し、上方に起立させた引
掛部を有して両固定環状体の間の支持筒状体の外周に嵌
合する前記ベルト吊金具の環状部の周面には、前記突起
に嵌合する規制溝を、前記起立させた引掛部の基部の周
方向両側から同じ長さだけ離れた位置から設け少なくと
も１８０度以上の程度にわたり周方向に開口するように
形成して構成したものである。
具合を解決し、簡単な構造にして好適に実施できるよう
工夫したものであり、そのため、操作杆に嵌合すること
ができて上部を分断させた支持筒状体の軸方向両端側外
周には上方でねじにより締着できる両固定環状体をそれ
ぞれ固設し、該両固定環状体の間の前記支持筒状体の中
央下部には下向きの突起を突設し、上方に起立させた引
掛部を有して両固定環状体の間の支持筒状体の外周に嵌
合する前記ベルト吊金具の環状部の周面には、前記突起
に嵌合する規制溝を、前記起立させた引掛部の基部の周
方向両側から同じ長さだけ離れた位置から設け少なくと
も１８０度以上の程度にわたり周方向に開口するように
形成して構成したものである。
【０００５】
【作用】したがって、操作杆の下方側には邪魔ものがな
くてスロットルワイヤーなどを充分に接近させて好適に
取付けることができることになり、作業中に吊金具が大
きく回動しても、規制溝の端部に突起が衝合して吊金具
の引掛部が下方側に回動するのを制止されることにな
り、そのため、従来のようにトラブルが発生するのを防
止できる。
くてスロットルワイヤーなどを充分に接近させて好適に
取付けることができることになり、作業中に吊金具が大
きく回動しても、規制溝の端部に突起が衝合して吊金具
の引掛部が下方側に回動するのを制止されることにな
り、そのため、従来のようにトラブルが発生するのを防
止できる。
【０００６】
【実施例】図２は刈払機を示し、エンジン２より延出す
る操作杆３には伝動軸を内装するとともにその先端側に
刈刃１０を設け、前記エンジン２より少しく離れた操作
杆３の部位に装着したハンドル１にはスロットルレバー
１１などを装備し、該スロットルレバー１１などから前
記エンジン２側へ延出するスロットルワイヤー１２など
を操作杆３の下方側に接近させて取付け、従来形構造同
様に構成したものである。
る操作杆３には伝動軸を内装するとともにその先端側に
刈刃１０を設け、前記エンジン２より少しく離れた操作
杆３の部位に装着したハンドル１にはスロットルレバー
１１などを装備し、該スロットルレバー１１などから前
記エンジン２側へ延出するスロットルワイヤー１２など
を操作杆３の下方側に接近させて取付け、従来形構造同
様に構成したものである。
【０００７】前記エンジン２とハンドル１との間となる
操作杆３の部位に嵌合することができて上部を分断させ
た支持筒状体５の軸方向両端側外周には、上方の延出部
をねじ６によりそれぞれ締着することができる両固定環
状体７ａ，７ｂを嵌合してスポット溶接により固定し、
両固定環状体７ａ，７ｂの間の前記支持筒状体５の中央
下部には下向きの突起８を突設し、両固定環状体７ａ，
７ｂの間の支持筒状体５の外周には、肩掛けベルトのフ
ックを係合させることができる引掛部４ａを上方に起立
させて形成したベルト吊金具４の環状部４ｂを回動可能
に嵌合するとともに、該環状部４ｂの周面には、前記突
起８に嵌合する規制溝９を、前記起立させた引掛部４ａ
の基部の周方向両側から同じ長さだけ離れた位置から設
け少なくとも１８０度以上の程度にわたり周方向に開口
するように形成して構成する。
操作杆３の部位に嵌合することができて上部を分断させ
た支持筒状体５の軸方向両端側外周には、上方の延出部
をねじ６によりそれぞれ締着することができる両固定環
状体７ａ，７ｂを嵌合してスポット溶接により固定し、
両固定環状体７ａ，７ｂの間の前記支持筒状体５の中央
下部には下向きの突起８を突設し、両固定環状体７ａ，
７ｂの間の支持筒状体５の外周には、肩掛けベルトのフ
ックを係合させることができる引掛部４ａを上方に起立
させて形成したベルト吊金具４の環状部４ｂを回動可能
に嵌合するとともに、該環状部４ｂの周面には、前記突
起８に嵌合する規制溝９を、前記起立させた引掛部４ａ
の基部の周方向両側から同じ長さだけ離れた位置から設
け少なくとも１８０度以上の程度にわたり周方向に開口
するように形成して構成する。
【０００８】したがって、支持筒状体５を操作杆３に嵌
合して両ねじ６をそれぞれ締付けると、ベルト吊金具４
を軸方向に移動しないようにして回動できるように取付
けることができることになり、また、ベルト吊金具４お
よび両固定環状体７ａ、７ｂの下方には突出するものが
無いのでスロットルワイヤー１２などを操作杆３の下方
に充分に接近させて好適に取付けることができることに
なり、作業中にベルト吊金具４が矢印イ方向か矢印ロ方
向に大きく回動しても、規制溝９の端部に突起８が衝合
して図６に示すように吊金具４の引掛部４ａが下方側に
回動するのを制止されることになり、そのため、従来の
ように吊金具４の引掛部４ａがスロットルワイヤー１２
などを巻込んだり引っ掛けてトラブルが発生するのを防
止できる。
合して両ねじ６をそれぞれ締付けると、ベルト吊金具４
を軸方向に移動しないようにして回動できるように取付
けることができることになり、また、ベルト吊金具４お
よび両固定環状体７ａ、７ｂの下方には突出するものが
無いのでスロットルワイヤー１２などを操作杆３の下方
に充分に接近させて好適に取付けることができることに
なり、作業中にベルト吊金具４が矢印イ方向か矢印ロ方
向に大きく回動しても、規制溝９の端部に突起８が衝合
して図６に示すように吊金具４の引掛部４ａが下方側に
回動するのを制止されることになり、そのため、従来の
ように吊金具４の引掛部４ａがスロットルワイヤー１２
などを巻込んだり引っ掛けてトラブルが発生するのを防
止できる。
【０００９】
【考案の効果】このように本考案は、ベルト吊金具４や
両固定環状体７ａ、７ｂの下方には突出部が出っ張らな
いように操作杆３に取付けることができることになっ
て、スロットルワイヤーなどを操作杆３の下方側に充分
に接近させて好適に取付けることができることになり、
作業中にベルト吊金具４が大きく回動しても、規制溝９
の端部に突起８が衝合してベルト吊金具４の引掛部４ａ
が下方側に回動するのを制止できることになって、従来
のようにスロットルワイヤーなどを巻込んだり引っ掛け
てトラブルが発生するのを防止できることになり、簡単
な取付構造にして好適に実施できる特長を有する。
両固定環状体７ａ、７ｂの下方には突出部が出っ張らな
いように操作杆３に取付けることができることになっ
て、スロットルワイヤーなどを操作杆３の下方側に充分
に接近させて好適に取付けることができることになり、
作業中にベルト吊金具４が大きく回動しても、規制溝９
の端部に突起８が衝合してベルト吊金具４の引掛部４ａ
が下方側に回動するのを制止できることになって、従来
のようにスロットルワイヤーなどを巻込んだり引っ掛け
てトラブルが発生するのを防止できることになり、簡単
な取付構造にして好適に実施できる特長を有する。
【図１】本考案実施例の要部を示した側面図である。
【図２】刈払機全体を示した斜視図である。
【図３】図１の一部の底面を示した底面図である。
【図４】図１の一部の断面を示した断面図である。
【図５】図１の一部の断面を示した断面図である。
【図６】図４の作動状態を示した断面図である。
１ ハンドル ２ エンジン ３ 操作杆 ４ ベルト吊金具 ５ 支持筒状体 ６ ねじ ７ａ、７ｂ 固定環状体 ８ 突起 ４ａ 引掛部 ４ｂ 環状部 ９ 規制溝
Claims (1)
- 【請求項１】 ハンドル（１）とエンジン（２）の間の
操作杆（３）の部位にベルト吊金具（４）を嵌装して構
成する刈払機において、前記操作杆（３）に嵌合するこ
とができて上部を分断させた支持筒状体（５）の軸方向
両端側外周には上方でねじ（６）により締着できる両固
定環状体（７ａ）（７ｂ）をそれぞれ固設し、該両固定
環状体（７ａ）（７ｂ）の間の前記支持筒状体（５）の
中央下部には下向きの突起（８）を突設し、上方に起立
させた引掛部（４ａ）を有して両固定環状体（７ａ）
（７ｂ）の間の支持筒状体（５）の外周に嵌合する前記
ベルト吊金具（４）の環状部（４ｂ）の周面には、前記
突起（８）に嵌合する規制溝（９）を、前記起立させた
引掛部（４ａ）の基部の周方向両側から同じ長さだけ離
れた位置から設け少なくとも１８０度以上の程度にわた
り周方向に開口するように形成して構成したことを特徴
とするベルト吊金具取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11396391U JP2519865Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 刈払機のベルト吊金具取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11396391U JP2519865Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 刈払機のベルト吊金具取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551029U JPH0551029U (ja) | 1993-07-09 |
| JP2519865Y2 true JP2519865Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=14625595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11396391U Expired - Lifetime JP2519865Y2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 刈払機のベルト吊金具取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519865Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE520705C2 (sv) * | 2001-12-17 | 2003-08-12 | Electrolux Ab | Upphängningsögla |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP11396391U patent/JP2519865Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0551029U (ja) | 1993-07-09 |
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