JP4176263B2 - 固定金物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築分野などにおいて用いられる固定金物に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄骨床梁の上フランジ上に設置したALC版などの床パネルを、床パネルの上側から、床梁の上フランジに固定できるようにすることを目的の一つとした固定金物を、本出願人は以前に提案した(特開平10−183834号)。
【0003】
この固定金物は、上下方向を向く軸体を備え、この軸体の下端部にはフックの一端が枢着されている。このフックは、軸体に沿う退避位置から自重によって特定の一方向に回動して側方に開くようになっており、回動で側方に開いた状態になると、それ以上の回動を規制されて固定されるようになっている。そして、軸体の上端部の外周には雄ネジが形成されており、そこにナットを螺合するようになっている。軸体の外周には、ナットとフックとの間に介在して座金部材が備えられる。
【0004】
この固定金物によれば、次のようにして、床パネルを床梁の上フランジに固定することができる。即ち、床パネルには、予め、上フランジの縁から幾分外方に離れた位置において、上下方向に貫通する孔をあけておく。孔は、その上端側が径大に形成されていて、孔内には、上方を向く環状の段面が備えられている。作業は、固定金物のフックを軸体に沿う退避位置に位置させた状態にし、この固定金物を、床パネルの上から、孔内に差し込んでいく。この差し込みによって、座金部材は孔内の環状段面に当接される。フックは、孔を越えて床パネルの下側に出ると、自重により回動を起こし、側方に開いて、上フランジの直下に位置するようになる。この状態で、軸体上端部のナットを回転し、座金部材とフックとで、床梁の上フランジと床パネルとを挟み込んで締め付けることにより、床パネルは床梁に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の固定金物には、次のような問題があった。即ち、フックは、床パネルの孔の下方にその全体が出た状態となってはじめて、軸体に沿う退避状態から、回動を起こし、側方に開くことになる。そのため、その状態では、フックと床梁の下フランジとの間隔距離はかなり離れている。
【0006】
仮に、この状態から軸体上端部に螺合させたナットを回転させていき、床パネルと床梁の上フランジとを締付け状態にしたとすると、軸体はナットの上方に大きく突出してしまい、その結果、軸体の上端部が床パネルの上面を越えて上方に突出してしまうことになる。
【0007】
そうならないようにするため、上記の固定金物では、実は、軸体の長さ寸法が、フックを床梁の上フランジの下面高さ位置に位置させた状態で、床パネルの孔から上方に突出しないような比較的短い長さ寸法に設計されている。しかし、それだけでは、軸体の長さが不足し、フックを床パネルの下面側で回動させて側方に開かせることができない。そこで、軸体の上端面には吊り用の線材が連結されている。この吊り線を手にもって軸体を吊りながら床パネルの孔に差し込んでいき、軸体の上端面を、孔内の環状の段面の高さ位置よりも深く落とし込んで、フックを床パネルの下方で回動させて側方に突出させ、しかる後、吊り線を引き上げていって、軸体の上端部を孔内の環状の段面より上に位置させ、その状態で、はじめて軸体にナットを螺合させ、締め付けを行うようになっている。なお、固定後は、吊り線は折り曲げられて孔内に収められることになる。
【0008】
つまり、上記の固定金具では、床パネルを床梁の上フランジに固定した状態で、床パネルの上方に軸体が突出しないようにするために、吊り線が固定金物に備えられていて、軸体の上端面を孔の内方深くに一旦落とし込むことが必要であり、そのため、ナットを予め軸体に螺合させておくことができない。それゆえ、固定の作業においては、軸体を孔内に深く落とし込んだ後、引き上げ、その後にはじめて、ナットを軸体のネジに嵌め合わせて螺合させ、そして、ナットを回転させていくという工程を経なければならず、固定の作業がいささか厄介であった。
【0009】
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑み、例えば、鉄骨床梁の上フランジ上に設置した床パネルを床梁に固定するような場合において、床パネルにあけた上下方向に貫通する孔を通じて、床パネルを、その上側から、床梁の上フランジに固定することができるのはもちろん、更に、固定の作業を容易に行うことができ、しかも、取付け固定状態において座金部材からの外方への突出を小さく抑えることができる固定金物を提供することを課題する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、金物基体の一端にフックの一端が枢着され、
フックは、金物基体に沿う退避位置から、自重により又はバネ付勢力により特定の一方向に回動して側方に開くようになされていると共に、この回動によって側方に開くとそれ以上の回動を規制されて固定されるようになされており、
この金物基体には更に、ボルトが、金物基体の他端側から軸線方向の外方に突出するよう螺合されて、このボルトの回転により、ボルト頭部と金物基体との間の間隔距離が大小変化するようになされており、
ボルトの外周部には、ボルト頭部と金物基体との間に介在して、座金部材が備えられ、フックを側方に開かせた状態で、ボルトを回転し、ボルト頭部と金物基体との間の間隔距離を小さくしていくことにより、固定する対象が、座金部材とフックとで挟み込まれるものとなされていることを特徴とする固定金物によって解決される。
【0011】
この固定金物では、フックが、金物基体に沿う退避位置から回動して側方に開き、このフックと座金部材とで固定の対象を挟み込んで固定を行うものであるから、例えば、鉄骨床梁の上フランジ上に設置した床パネルを床梁に固定するような場合において、床パネルにあけた上下方向に貫通する孔を通じて、床パネルを、その上側から、床梁の上フランジに固定することができる。
【0012】
のみならず、座金部材を挟んで金物基体とは反対の側には、ボルトの頭部が存在するだけであるから、座金部材から突出するのはこのボルト頭部だけであり、ボルトは金物基体の側へと螺進していくだけであり、従って、締付け固定状態において、座金部材からの外方への突出を、小さく抑えることができる。
【0013】
しかも、このように、座金部材からの外方への突出物がボルトの頭部であることから、ボルトとして比較的長いものを使用して、これを金物基体に螺合させることができ、そのため、ボルトは、固定作業の最初から最後まで金物基体と螺合させておくことができ、固定の作業において、ボルトを金物基体に嵌め合わせて螺合させるという厄介な中間作業を省略することができて、フックを回動させて開かせた後、すぐにボルトを回転させて締め付けていくことができ、固定の作業を容易に遂行することができる。
【0014】
上記の固定金物において、座金部材と金物基体とが、軸線方向に接近・離反自在でありながら相対的な自由回転を規制された状態となるように連結ないしは係合されている場合は、座金部材の向きを見ることで、金物基体の向きを知ることができ、ひいては、フックの向きを知ることができる。従って、フックを直接見なくとも、フックを適正な向きに向けることができる。しかも、座金部材と金物基体との自由な相対回転を規制する構成としておくことにより、ボルトの締付け過程において、金物基体がボルトと共回りしてしまうのを防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
本実施形態の固定金物1は、図3乃至図5に示すように、鉄骨床梁2の上フランジ2a上に設置したALC版などの床パネル3を、床パネル3の上側から、床梁2の上フランジ2aに固定するのに用いられるものである。
【0017】
床パネル3には、予め、上フランジ2aの縁から幾分外方に離れた位置において、上下方向に貫通する円形孔4があけられている。孔4は、その上端側が径大孔部4aに形成されていて、径大孔部4aとそれよりも下の孔本体部4bとの間に、上方を向く環状の段面4cが備えられている。
【0018】
図1及び図2に示す固定金物1において、5は金物基体、6はフック、7はボルト、8は座金部材である。
【0019】
金物基体5は、金属製で、固定金物1のベースとなるものであり、床パネル3に形成されている孔4の孔本体部4bに通すことができるサイズに形成されている。この金物基体5は、その上半部が、側方に開放された横断面円弧状の側壁9で構成され、下半部が、同じ側方に開放された横断面コ字状の側壁10で構成され、これら上下の半部同士が中間連接壁11を介して一体に連接されているものである。
【0020】
上半部の円弧状側壁9は、その横断面外周側の形状及びサイズが、床パネル3の孔4の孔本体部4bの内周面の形状及びサイズと概略対応するように設計されている。
【0021】
また、上半部の円弧状側壁9の上端部には、天壁12が備えられており、この天壁12には、ボルト7を通す通13が形成されていると共に、天壁12の下面側には、ボルト7を螺合させるナット14が備えられている。ナット14は、ボルト7と共回りをしないように、金物基体5に固定されている。
【0022】
更に、上半部の円弧状側壁9の周方向中央部には、座金部材8を係合、連結させるための、上下方向に延びるスリット15が形成されている。
【0023】
この金物基体5の下端部には、フック6が備えられている。フック6は、横断面コ字状の金属製フック本体枠16を備え、その内部に、ゴムなどによる緩衝材17が嵌合されて備えられている。このフック6は、フック本体枠16の基端部の両側壁が、金物基体5の下半部のコ字状側壁10の下端部の両側壁の内面側に重なるように組み合わされ、ピン18で、金物基体5の下端部に枢着されている。これにより、金物基体5の下半部のコ字状側壁10内に納まる退避位置、即ち金物基体5に沿う退避位置から、ピン18を回動中心として特定の一方向に回動して側方に開くことができるようになっている。
【0024】
本実施形態では、フック6の重心位置がピン18の位置よりも開き方向に偏って位置するように設計されており、フック6が、その退避位置から、自重によって自ら側方に開くようになされている。なお、バネ付勢手段を備えさせて、フック6をこのバネ付勢手段によるバネ付勢力によって側方に開かせる構成としてもよい。フック6をバネ付勢力で開かせる構成は、フック6の自重を利用して開かせる構成との組み合わせにおいて採用されてもよいし、あるいは、自重では開かない構成において採用されてもよい。
【0025】
そして、フック6が側方に開いて、金物基体5とフック6とで側面視L字状になった際に、それ以上にフック6が下方に回動してしまわないよう規制して固定するため、フック6のフック本体枠16の基端部は、ピン18の位置を越えて外方に突出19されており、この基端突出部19が、金物基体5のコ字状側壁10の下端部の両側壁をつなぐ中間壁の下端面に当接されるようになっている。
【0026】
ボルト7は、ネジ棒部7bの一端に、このネジ棒部7bよりも平面サイズの大きい回転操作用の頭部7aを備えさせたもので、本実施形態では、六角ボルトが用いられている。このボルト7は、その頭部7aを外に出すようにして、先端側から、金物基体5の天壁12の通孔13に通され、ナット14と螺合されて、金物基体5と組み合わされている。
【0027】
座金部材8は、平面視方形板状の座金本体部8aを備えている。この座金本体部8aは、その平面サイズが、床パネル3の孔4の孔本体部4bよりも大きく、径大孔部4aよりも小さいサイズに設計されており、径大孔部4a内で、環状段面4cに支承されるようになっている。
【0028】
座金本体部8aの中心部には、ボルト7を通す通孔20が設けられており、この通孔20にボルト7が通されることで、座金本体部8aは、ボルト頭部7aと金物基体5との間に介在して固定金物1に備えられている。なお、座金本体部8aの通孔20の周囲には、下方に突出する筒部21が一体成形され、この筒部21をボルト7が支えて、座金部材8を姿勢良く保持するようになされている。
【0029】
また、この座金本体部8aの四隅部は、下方に屈曲されており、この屈曲部を食い込み用の爪22…としている。この爪22…が、ボルト7の締付け過程で、孔4内の環状段面4cに強く当接されることで、座金部材8がボルト7と共回りするのが防がれる。また、本実施形態では、ボルト7に対して必要な締付けトルクが導入されると、この爪22…が、孔4内の環状段面4cに食い込み状態となるようにつくられており、爪22…が食い込むのを確認することで、ボルト7に必要な締付けトルクが導入されたかどうかを知ることができるようになっている。なお、23は、座金本体部8aを補強するための隆起リブである。
【0030】
そして、座金部材8の座金本体部8aの一辺の中間部には切欠き24が設けられ、この切欠き24の内方部から下向きに、係合用の足8bが延ばされている。この足8bは、金物基体5の上半部の円弧状側壁9の外面部に沿う横断面円弧状の帯状板からなり、その下端部に、内向きに突出する係合突起25が設けられている。この係合突起25は、金物基体5のスリット15に差し込まれ、それにより、座金部材8と金物基体5とが、上下方向に接近・離反自在でありながら、相対的な自由回転を規制された状態となるようにされている。
【0031】
この係合突起25は、スリット15に差し込まれているだけの構成となされていてもよいが、スリット15を越えて内方に突出する部分をスリット15の幅よりも大きくするなどして、スリット15から外に抜出されないようにしておくとよい。後者の場合は、係合突起25をスリット15内に位置決め状態にしっかりと保持することができる。
【0032】
上記の固定金物1を用いることにより、床パネル3と床梁2の上フランジ2aとは、次のようにして固定される。即ち、図4(イ)に示すように、固定金物1のボルト7を緩めて、ボルト頭部7aと金物基体5との間隔距離を大きくしておく。もちろん、ボルト7は、金物基体5から分離させずに、金物基体5のナット14と螺合させたままである。
【0033】
そして、フック6を金物基体5に沿う退避位置に収めるようにして、ボルト頭部7aなどを持ちながら、図4(ロ)に示すように、金物基体5を、床パネル3の上方から、床パネル3の孔4内に挿入していく。この挿入によって、図5(ハ)に示すように、フック6の全体が孔4よりも下方に出ると、フック6は自重により側方に開く。
【0034】
その状態で、フック6が床梁2の下面側に突出して開いているかどうかを、座金部材8の向きを見て確認する。座金部材8は、足8bの先端の係合突起25がスリット15内に突出しており、回転方向において金物基体5と一体に動作するので、座金本体部8aの向きを見ることで、フック6の開いた方向を知ることができる。フック6は、図1に示すように、座金本体部8aに設けられている切欠き24とは反対の方向に開くので、座金本体部8aの切欠き24の位置を見ることで、フック6が床梁2の上フランジ2aの下面側に突出して開いているかどうかを確認することができる。
【0035】
この確認、調整の後、図5(ニ)に示すように、ボルト頭部7aを回転させていく。座金本体部8aには爪22…が設けられていて、この爪22…が環状段面4cに当接するので、ボルト7の回転によって金物基体5が共回りすることはない。このボルト7の回転により、ボルト頭部7aと金物基体5との間隔距離が狭められていき、図3に示すように、座金本体部8aとフック6との間に、床パネル3と床梁2の上フランジ2aとが挟み込まれ、座金本体部8aの爪22…が環状段面4cに食い込んで、床パネル3が床梁2に固定される。金物基体5の上半部は、床パネル3の孔本体部4bの内周形状に対応する円弧状の側壁9で構成されているから、ボルト7を締めた際に金物基体5に曲げモーメントが作用しても、孔本体部4bの内周壁が金物基体5を支えるため、ボルト7をしっかりと締め付けることができ、それにより、しっかりとした固定状態を得ることができる。以上のようにして、固定状態が得られる。この固定状態において、固定金物1のどの部分も床梁2の上方に突出することはない。
【0036】
このように、上記の固定金物1によれば、床パネル3にあけた上下方向に貫通する孔4を通じて、床パネル3を、その上側から、床梁2の上フランジ2aに固定することができるのはもちろん、ボルト7を金物基体5と螺合させたまま固定作業を行うことができて、作業の中間にボルトを金物基体5のナット14に嵌め合わせるようにして螺合させる作業を行う必要はなく、固定作業を容易に遂行することができる。しかも、取付け固定状態において、固定金物1が床パネル3の上面から上方に突出することもない。
【0037】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、本発明の固定金物は、床パネルを床梁に固定する場合にのみ用いられるものではなく、その他、屋根版や、外装材、外壁版等の固定に広く用いられるものであることはいうまでもない。即ち、本発明の固定金物は、これを上下方向に向けて使用する場合の他、上下逆向きにして使用したり、横向きにして使用したりすることも可能である。上下逆向きにして使用する場合は、フックをバネ付勢力によって開き方向に付勢する構成とすることで対応は可能である。横向きの場合は、フックを下方に開かせることができるし、上方に開かせる必要がある場合は、下方に開いたフックを金物基体の半周回転で上向きにすればよいし、バネ付勢力で上向きに開かせるようにしてもよい。また、上記の実施形態では、フックが一つだけ備えられているが、複数備えさせ、複数方向に開く構成としてもよい。また、ボルトは、ネジ棒部の端部に、ネジ棒部よりも平面サイズの大きい回転操作用の頭部を備えさせたたものであればよく、ボルト頭部の形態については特段の制限はない。
【0038】
【発明の効果】
上述の次第で、本発明は、以上のとおりのものであるから、例えば、鉄骨床梁の上フランジ上に設置した床パネルを床梁に固定するような場合において、床パネルにあけた上下方向に貫通する孔を通じて、床パネルを、その上側から、床梁の上フランジに固定することができるのはもちろん、固定の作業を容易に行うことができ、しかも、取付け固定状態において座金部材からの外方への突出を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の固定金物を示す分解斜視図である。
【図2】図(イ)は同断面側面図、図(ロ)は正面図である。
【図3】床パネルと床梁を固定金物で固定した状態を示す断面側面図である。
【図4】図(イ)(ロ)は、図5(ハ)(ニ)とともに固定作業を順次に示す断面側面図である。
【図5】図(ハ)(ニ)は、図4(イ)(ロ)とともに固定作業を順次に示す断面側面図である。
【符号の説明】
1…固定金物
5…金物基体
6…フック
7…ボルト
7a…ボルト頭部
8…座金部材
8b…足
14…ナット
15…スリット
25…係合突起
Claims (2)
- 金物基体の一端にフックの一端が枢着され、
フックは、金物基体に沿う退避位置から、自重により又はバネ付勢力により特定の一方向に回動して側方に開くようになされていると共に、この回動によって側方に開くとそれ以上の回動を規制されて固定されるようになされており、
この金物基体には更に、ボルトが、金物基体の他端側から軸線方向の外方に突出するよう螺合されて、このボルトの回転により、ボルト頭部と金物基体との間の間隔距離が大小変化するようになされており、
ボルトの外周部には、ボルト頭部と金物基体との間に介在して、座金部材が備えられ、フックを側方に開かせた状態で、ボルトを回転し、ボルト頭部と金物基体との間の間隔距離を小さくしていくことにより、固定する対象が、座金部材とフックとで挟み込まれるものとなされていることを特徴とする固定金物。 - 前記座金部材と金物基体とが、軸線方向に接近・離反自在でありながら相対的な自由回転を規制された状態となるように連結ないしは係合されている請求項1に記載の固定金物。
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