JP2523739Y2 - カーテンウォールのオープンジヨイント構造 - Google Patents

カーテンウォールのオープンジヨイント構造

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JP2523739Y2
JP2523739Y2 JP1989139563U JP13956389U JP2523739Y2 JP 2523739 Y2 JP2523739 Y2 JP 2523739Y2 JP 1989139563 U JP1989139563 U JP 1989139563U JP 13956389 U JP13956389 U JP 13956389U JP 2523739 Y2 JP2523739 Y2 JP 2523739Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はカーテンウオール構造において各壁パネル
の接合部に設けるオープンジヨイントの構造に関する。
〔従来の技術〕
最近カーテンウオールを構成する壁パネルの接合部の
水密性を確保する工法として、オープンジヨイントが用
いられるようになつた。このオープンジヨイントにおい
ては、レインバリヤとしての外側シール材と、ウインド
バリヤとしての内側シール材との間に外気圧と等圧の等
圧空間が設けられる。そしてこのオープンジヨイント工
法用の壁パネルとして金属製の壁パネルを用いる場合
は、従来は第4図および第5図に示すように、表板パネ
ル51の上辺部の屋内側に型材52を、下辺部の屋内側に型
材53を、左右側辺部の屋内側に型材54を、それぞれ取付
けた壁パネル50の例で説明すると、カーテンウオール構
成時における型材52と53間の外側シール材55および内側
シール材56、型材54,54間の外側シール材57および内側
シール材58は、いずれも中空ガスケツトを使用するのが
一般的であつた。このため壁パネル50の建物躯体への取
付誤差等により各壁パネル50間の目地間隔Wが大きくな
つた場合は各シール材のシール性が低下し、さらに壁パ
ネル50は階間距離に近い大スパンで建物躯体に固定され
るだけなので、この固定点の中間部では、壁パネルの上
下端を連結するピンジヨイント等を除いては、隣合う壁
パネルを拘束連結する手段がなく、壁パネルに反りがあ
る場合は隣合う壁パネルの表板パネル51間に面外方向に
段差δ(第5図参照)を生じ、外観が見苦しいととも
に、各シール材のシール性が低下し、オープンジヨイン
トの水密性が低下するという問題があつた。なお図中、
59は建物躯体への取付用の基枠、60は基枠59と型材52を
連結するための連結金具、61はコーキング材である。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、隣合
う壁パネルの面外方向の段差を少量に抑制し、良好な水
密性が得られるカーテンウオールのオープンジヨイント
構造を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
しかしてこの考案のカーテンウオールのオープンジヨ
イント構造は、表板パネルの四辺部の屋内側に型材を取
付けた壁パネルを、上下左右に配列したカーテンウオー
ル構造において、互いに隣合う前記壁パネルの一方の壁
パネルの前記型材に、パネル側方に向かう第1突出片部
と該第1突出片部より屋内側においてパネル側方に向か
う第2突出片部とを設け、他方の壁パネルの前記型材
に、前記第1突出片部よりも屋内側においてパネル側方
に向かう第3突出片部と前記第2突出片部よりも屋外側
においてパネル側方に向かう第4突出片部とを設け、前
記第1突出片部と前記第3突出片部との間に外側シール
材を、前記第2突出片部と前記第4突出片部との間に内
側シール材を、それぞれ介在させ、前記両型材間に前記
外側シール材と内側シール材によりシールされた外気圧
と等圧の等圧空間を形成するとともに、前記一方の壁パ
ネルの前記型材に、前記等圧空間内に邪魔板として突出
する第5突出片部を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
この考案のカーテンウオールのオープンジヨイント構
造においては、隣合う壁パネルの一方の壁パネルの型材
の第1突出片部と第2突出片部との間に、他方の壁パネ
ルの型材の第3突出片部と第4突出片部が嵌入し、第1
突出片部と第3突出片部の各側面は外側シール材を介し
て、第2突出片部と第4突出片部の各側面は内側シール
材を介して、それぞれ対向する。壁パネルを建物躯体に
取付ける際に、隣合う壁パネルの各辺の型材を相互に差
込んで第1突出片部と第2突出片部間に第3突出片部と
第4突出片部を嵌合させつつ壁パネルの位置ぎめと建物
躯体への取付けをおこなえば、隣合う壁パネルに面外方
向への反りがある場合でも、前記嵌合により両壁パネル
は内側シール材または外側シール材を介して押圧し合
い、前記反りが矯成されて反りが少量に抑制される。ま
た外側シール材および内側シール材は、表板パネルと平
行な各突出片部間に介在するので、隣合う壁パネルの取
付誤差等による目地間隔の大小によつて各シール材のシ
ール性能が影響されることがなく、良好な水密性を有す
るオープンジヨイントが得られる。
さらに等圧空間内に邪魔板として突出する第5突出片
部は、暴風雨時などに等圧空間内に侵入した雨水が内側
シール材部に吹付けられるのを抑制するので、良好な水
密性が維持されるとともに、第5突出片部と一体の型材
の強度を向上させる。
〔実施例〕
以下第1図乃至第3図によりこの考案の一実施例を説
明する。
図中、1は金属板の折曲成形品から成る表板パネル
で、その裏面側には耐火材製の補強用の裏打材2が接着
してある。この実施例では表板パネル1は、第3図に示
すように3枚の金属パネル1a,1b,1cを並べて隣合うパネ
ル間にシール材3を挿入して中間目地を形成したもので
あるが、全体を1枚の金属パネルで構成してもよい。4
は表板パネル1の上辺の屋内側(裏面側)に取付けた型
材、5は同じく下辺の屋内側に取付けた型材、6は同じ
く左辺の屋内側に取付けた型材、7は同じく右辺の屋内
側に取付けた型材であり、各型材4〜7はアルミ押出材
から成り、第3図に示すように角枠状に組立てられてい
る。8は型材5の下向きの第1突出片部、9は型材7の
右向きの第1突出片部で、それぞれ各型枠の屋外側(図
中符号“X"側)寄りの位置に設けられている。10は型材
5の下向きの第2突出片部、11は型材7の右向きの第2
突出片部で、それぞれ第1突出片部8,9より屋内側(図
中符号“Y"側)に設けられている。また12は型材4の上
向きの第3突出片部、13は型材6の左向きの第3突出片
部で、前記第1突出片部8,9より少量だけ屋内側の位置
に設けられている。さらに14は型材4の上向きの第4突
出片部、15は型材6の左向きの第4突出片部で、前記第
2突出片部10,11より少量だけ屋外側の位置に設けられ
ている。第3突出片部12および13には通気用の小穴16が
複数個所に穿設されている。また17,18,19および20は、
邪魔板として型材5,7に設けた突出片部である。21は第
3突出片部12の先端に設けた溝状の外側シール材取付
部、22は第3突出片部13の先端に設けた溝状の外側シー
ル材取付部で、それぞれレインバリヤを構成するゴム製
のガスケツトから成る外側シール材23および24の脚部が
嵌込まれ、これらシール材のシール面は第1突出片部8
および9の側面に圧接されている。また25は第4突出片
部14の先端に設けた溝状の内側シール材取付部、26は第
4突出片部15の先端に設けた溝状の内側シール材取付部
で、それぞれウインドバリヤを構成するゴム製のガスケ
ツトから成る内側シール材27および28の脚部が嵌込ま
れ、これらシール材のシール面は第2突出片部10および
11の側面に圧接されている。また30は建物躯体への取付
用の基枠で、リツプ溝型鋼から成る2本の側枠31を中間
梁32(第3図参照)で一体に連結して成る。側枠31には
型材6および7がねじ止めされている。また33は表板パ
ネル1と側枠31を連結するための連結金具、33は表板パ
ネル1と型材5とを連結するための連結金具、34は表板
パネル1と型材6と側枠31を連結するための連結金具、
35は表板パネル1と各型材間のシール用のコーキング材
である。
上記構成の壁パネル40は、目地間隔Wをあけて上下左
右に配列して、基枠30を建物躯体(図示しない)に公知
の方法により固定することにより、カーテンウオールを
構成する。壁パネル40を所定位置に配列する際には、下
段の壁パネル40の第3突出片部12および第4突出片部14
を上段側の壁パネル40の第1突出片部8と第2突出片部
10の間に差込み、また左側(屋外側から見て)の壁パネ
ル40の第1突出片部9と第2突出片部11の間に右側の壁
パネル40の第3突出片部13と第4突出片部15を差込みつ
つ位置ぎめ後、建物躯体への取付をおこなう。これによ
つて型材4,5間には外側シール材23および内側シール材2
7によつてシールされた外気圧と等圧の等圧空間41が、
型材6,7間には外側シール材24および内側シール材28に
よつてシールされた外気圧と等圧の等圧空間42が形成さ
れ、屋内側への水の侵入が防止される。
また等圧空間42内に突出した第5突出片部17〜20は、
暴風時などに小穴16を経て等圧空間42内に侵入した雨水
が内側シール材27,28部に吹付けられるのを抑制するた
め、良好な水密性が維持されるとともに、これら第5突
出片部によつて型材5,7の強度が向上する。
この考案は上記実施例に限定されるものではなく、た
とえば外側シール材23および24を第1突出片部8および
9に取付け、内側シール材27および28を第2突出片部10
および11に取付けるようにしてもよい。また第3突出片
部12および13に設ける通気用の小穴16を省略して、外側
シール材23および24に通気穴を設けるようにしてもよ
い。また各型材4〜7の断面形状は上記以外のものとし
てもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、カーテンウオ
ール構成状態において、隣合う壁パネルの第1突出片部
と第2突出片部の間に、第3突出片部と第4突出片部が
外側シール材と内側シール材を介して嵌入されるので、
壁パネルの面外方向への反りが矯正されて反りが少量に
抑制され、表板パネルの段差が少ない良好な外観が得ら
れるとともに、目地間隔の大小によつて各シール材のシ
ール性が影響されることがなく、良好な水密性を有する
オープンジヨイントが得られる。また暴風雨時などに、
等圧空間内に侵入した雨水が内側シール材部に吹付けら
れるのを、第5突出片部が抑制するため、良好な水密性
が維持されるとともに、型材と一体の第5突出片部によ
り型材の強度も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す壁パネルの接合部の
縦断面図、第2図は第1図のA-A線断面図、第3図は同
じく壁パネルの略示正面図、第4図は従来の壁パネルの
接合部の一例を示す第1図相当図、第5図は第4図のB-
B線断面図である。 1……表板パネル、4〜7……型材、8,9……第1突出
片部、10,11……第2突出片部、12,13……第3突出片
部、14,15……第4突出片部、17〜20……第5突出片
部、23,24……外側シール材、27,28……内側シール材、
40……壁パネル、41,42……等圧空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表板パネルの四辺部の屋内側に型材を取付
    けた壁パネルを、上下左右に配列したカーテンウオール
    構造において、互いに隣合う前記壁パネルの一方の壁パ
    ネルの前記型材に、パネル側方に向かう第1突出片部と
    該第1突出片部より屋内側においてパネル側方に向かう
    第2突出片部とを設け、他方の壁パネルの前記型材に、
    前記第1突出片部よりも屋内側においてパネル側方に向
    かう第3突出片部と前記第2突出片部よりも屋外側にお
    いてパネル側方に向かう第4突出片部とを設け、前記第
    1突出片部と前記第3突出片部との間に外側シール材
    を、前記第2突出片部と前記第4突出片部との間に内側
    シール材を、それぞれ介在させ、前記両型材間に前記外
    側シール材と内側シール材によりシールされた外気圧と
    等圧の等圧空間を形成するとともに、前記一方の壁パネ
    ルの前記型材に、前記等圧空間内に邪魔板として突出す
    る第5突出片部を設けたことを特徴とするカーテンウオ
    ールのオープンジヨイント構造。
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