JP3174714B2 - 装飾ユニットの枠体における枠組みシステム - Google Patents

装飾ユニットの枠体における枠組みシステム

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文雄 藤井
千秋 松島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルコニーや外廊下な
どの囲い壁に装飾、採光、通風のために飾り格子やパネ
ルなどを設けるものにあって、特に、この飾り格子等を
取り付けるための装飾ユニットの枠体における枠組みシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装飾ユニットの枠体とし
て、例えば、バルコニーに適用した特開昭57−362
35号公報および実開昭62−80918号公報に記載
のものが知られている。前者の枠体は、方形に枠組みさ
れた上枠、下枠および両縦枠から成り、いわゆる中抜き
タイプの飾り格子専用に構成されている。また、後者の
枠体は、上枠の代わりに笠木が取り付けられるため、下
枠および両縦枠から成り、いわゆる掘込みタイプの飾り
格子専用に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような装飾ユニッ
トの枠体では、それぞれ中抜きタイプおよび掘込みタイ
プ専用に構成されているため、相互間で転用が不可能で
あり、汎用性に乏しいものとなっていた。
【0004】本発明は、中抜きタイプの開口部および掘
込みタイプの開口部のいずれにも対応可能な、装飾ユニ
ットの枠体における枠組みシステムを提供することをそ
の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1の発明は、囲い壁に形成した開口部に装飾部材を
取り付けるための装飾ユニットの枠体における枠組みシ
ステムであって、下枠と左右の両縦枠とを枠組みし、開
口部が中抜きタイプである場合には、両縦枠の上端に上
枠を横通しで枠組みし、開口部が掘込みタイプである場
合には、両縦枠の上端に笠木を取付けるための笠木アタ
ッチメントを横通しで枠組みすることを特徴とする。
【0006】この場合、上枠および笠木アタッチメント
は、各縦枠に形成したビスホールに螺合する取付ねじに
より、それぞれ両縦枠に取付可能に構成されていること
が、好ましい。
【0007】またこれらの場合、上枠、下枠および両縦
枠には、見付け方向外側に延び囲い壁に埋め込まれる鰭
片が一体に形成されていることが、好ましい。
【0008】
【作用】請求項1の装飾ユニットの枠体における枠組み
システムによれば、開口部が中抜きタイプである場合に
は、両縦枠の上端に上枠を横通しで枠組みし、開口部が
掘込みタイプである場合には、両縦枠の上端に笠木を取
付けるための笠木アタッチメントを横通しで枠組みする
ようにしているため、下枠および左右の両縦枠を共通部
品として、中抜きタイプの開口部および掘込みタイプの
開口部のいずれにも対応させることができる。なお、こ
の装飾ユニットに組み込まれる装飾部材としては、飾り
格子、パネル叉はこれらを組み合わせたものがある。
【0009】請求項2の装飾ユニットの枠体における枠
組みシステムによれば、上枠および笠木アタッチメント
が、各縦枠に形成したビスホールに螺合する取付ねじに
より、それぞれ両縦枠に取付可能に構成されているた
め、簡単な構成で、中抜きタイプと掘込みタイプとに使
分けすることができる。
【0010】請求項3の装飾ユニットの枠体における枠
組みシステムによれば、上枠、下枠および両縦枠に、見
付け方向外側に延び囲い壁に埋め込まれる鰭片が一体に
形成されていることにより、囲い壁にブラケットなどの
連結金具を用いて取り付ける従来のものに比して、取り
付けが容易になると共に、シール性を向上させることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の一実
施例に係る装飾ユニットの枠体における枠組みシステム
を、バルコニー等に設置する装飾ユニットに適用した場
合について説明する。図1は、中抜きタイプとして装飾
ユニットを設けたバルコニーの正面図、図2は、掘込み
タイプとして装飾ユニットを設けたバルコニーの正面図
である。両図に示すように、このバルコニー1は、前部
および左右の側部の囲いの部分が壁構造で構成されてお
り、前壁2に形成した開口部2aに装飾ユニット4が嵌
め込まれている。前壁2および両側壁3,3の上端には
笠木6が取り付けられ(図6参照)、笠木6の上側には
複数本の支持棒7を介して手摺8が取り付けられてい
る。前壁2および両側壁3,3は、構造材(心材)9を
表裏の仕上げ材10,10で挟んだ大壁構造を有してお
り、装飾ユニット4はこの構造材9に固定されている
(図3および図4参照)。
【0012】図3の縦断面図および図4の横断面図は、
中抜きタイプの装飾ユニット4を表しており、装飾ユニ
ット4は、前壁2の開口部2aに装着された枠体(装飾
ユニットの枠体)11と、枠体11に装着された格子体
12とで構成されている。格子体(装飾部材)12は、
方形の額縁22に縦横複数本の格子片23を組み込んだ
飾り格子21と、飾り格子21の後側に配設したパネル
24とを備えている。飾り格子21は、枠体11に形成
された2条の格子取付片38に背面側からねじ止めされ
ている。また、パネル24は、2条の格子取付片38間
にやり返しで挿入された後、前後にビード25,25を
介在させた状態で、上下の押縁26,26により取り付
けられている。
【0013】枠体11は、図5に示すように、上枠3
1、下枠32および左右の両縦枠33,33から成り、
両縦枠33,33の上下の小口に上枠31および下枠3
2が突き当てられ、いわゆる横通しで方形に枠組みされ
ている。すなわち、上枠31は、その下面の両端部を両
縦枠33,33の上端面に突き当てた状態で、上枠31
側から縦枠33のビスホール34にねじ込んだ取付ねじ
(ビス)35により、縦枠33に取り付けられている。
同様に、下枠32は、その上面の両端部を両縦枠33,
33の下端面に突き当てた状態で、下枠32側から縦枠
33のビスホール34にねじ込んだ取付ねじ(ビス)3
5により、縦枠33に取り付けられている。また、上枠
31および下枠32と、両縦枠33,33との突当て部
分には、シール性を図るべくシーラーが塗布されている
(図示省略)。
【0014】上枠31の両端部には樹脂製やアルミニウ
ム製の小口キャップ36,36がそれぞれねじ止めさ
れ、同様に、下枠32の両端部にも樹脂製やアルミニウ
ム製の小口キャップ37,37がそれぞれねじ止めされ
ている。図2および図3に示すように、枠体11の前後
の端部は前壁2からわずかに突出しており、これらの小
口キャップ36,37により、上枠31および下枠32
の小口が外部に露出のを防止できると共に、小口から雨
水が侵入するのを防止できるようになっている。また、
下枠32の小口キャップ37の下部は、開口部2aとの
間に間隙が生ずるように切り欠かれており、これによ
り、この部分に充填したシーリング材(後述する)42
が、連続するようになっている(図3参照)。
【0015】さらに、各枠31,32,33の見付け方
向の内側には上記の格子体12を取り付けるための格子
取付片38が、外側には枠体11を前壁2の開口部2a
に取り付けるための鰭片39が一体に形成されている。
このように格子取付片38を形成することにより、枠体
11に各種の飾り格子21およびパネル24を、選択的
に組み込み得るようになっている。また鰭片39を形成
することにより、シール性や取付け性を向上させ得るよ
うになっている。
【0016】ここで図3および図4を参照して、装飾ユ
ニット4の施工方法について簡単に説明する。バルコニ
ー1の構造材9を組んだ段階で、前側から開口部2aに
装飾ユニット4をその鰭片39が構造材9に突き当たる
位置まで挿入する。次に、前側からの釘打ちにより、装
飾ユニット4を鰭片39の部分で構造材9に取り付け
る。さらに縦枠33の内側からねじ込んだ各2本の固定
ねじ40により、装飾ユニット4を構造材9に取り付け
る。ここで、構造材9に前後の仕上げ材10,10を組
み付け、最後に、装飾ユニット4と仕上げ材10,10
との前後の間隙にシール押え41を挿入した後、シーリ
ング材42を充填する。
【0017】図6の縦断面図および図7の斜視図は、掘
込みタイプの装飾ユニット4を表しており、この装飾ユ
ニット4では、枠体(装飾ユニットの枠体)11から上
枠31が取り外されており、枠体11の両縦枠33,3
3の上端には、上枠31に代えて笠木アタッチメント5
が横通しで取り付けられている。そして、この笠木アタ
ッチメント5を介して、両縦枠33,33の上端に笠木
6が取り付けられている。笠木アタッチメント5は平板
状に形成されており、笠木6の下部に隠れるように、こ
れに沿って設けられている。笠木アタッチメント5と両
縦枠33,33とは、笠木アタッチメント5の上側から
縦枠33のビスホール34にねじ込んだ取付ねじ43に
より、上記の上枠31と同様に連結されている。この場
合も、両者の連結部にはシーラーが塗布されている。ま
た、笠木アタッチメント5の下面には、上記の上枠31
と同様に格子取付片5aが一体に形成されており、格子
体12が組み付けられるようになっている。そして、笠
木6は、下部に形成した前後の内向き片6a,6aの部
分で、笠木アタッチメント5の上側にねじ止めされてい
る。
【0018】なお、掘込みタイプの装飾ユニット4の施
工方法は、上記の中抜きタイプのものと基本的には同一
であるが、上枠31が無いため、シーリング材42は両
側枠33,33と下枠32に沿って、U字状に充填され
る。
【0019】以上のように本実施例によれば、縦枠33
に対して上枠31および下枠32が横通しでねじ止めさ
れ、且つ上枠31を取り外すことにより、縦枠33に形
成された上枠31取付用のビスホール34を利用して、
笠木6取付用の笠木アタッチメント5が取り付けられる
ので、同一の構成部材の枠体11を用いて、中抜きタイ
プおよび掘込みタイプの両方に転用することができる。
すなわち、同一の装飾ユニット4を中抜きタイプおよび
掘込みタイプに用いることができ、コストを低減するこ
とができる。
【0020】また、枠体11の外側に鰭片39を一体に
形成しているので、枠体11をバルコニー1の開口部2
aに取り付ける場合に、前後の位置決めが容易になると
共に、取り付けも容易になり、さらにシール性をも向上
させることができる。したがって、施工が容易になると
共に、雨仕舞が良好になる。しかも、図3および図4に
示すように、鰭片39および釘打ちによる出っ張りも少
なく(屋内側は無し)、仕上げ材の納まりが良好にな
る。
【0021】なお、上記の実施例では、上枠および笠木
アタッチメントを縦枠にねじ止めする際に、縦枠のビス
ホールを兼用しているが、縦枠に笠木アタッチメント専
用の係止部位を形成しておいてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の装飾ユニットの枠
体における枠組みシステムによれば、下枠および縦枠を
共通部品として、中抜きタイプおよび掘込みタイプの開
口部のいずれにも適用することができ、汎用性を高める
ことができる。また、外側に鰭片を一体に形成すること
により、施工性およびシール性を向上させることができ
る。このように雨仕舞性が良好になると共に、汎用性お
よび施工性が良好になり、コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装飾ユニットの枠体を
中抜きタイプとして組み込んだバルコニーの正面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係る装飾ユニットの枠体を
掘込みタイプとして組み込んだバルコニーの正面図であ
る。
【図3】中抜きタイプの装飾ユニットの縦断面図であ
る。
【図4】中抜きタイプの装飾ユニットの横断面図であ
る。
【図5】中抜きタイプとして用いた装飾ユニットの枠体
の分解斜視図である。
【図6】掘込みタイプの装飾ユニットの縦断面図であ
る。
【図7】掘込みタイプとして用いた装飾ユニットの枠体
の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 バルコニー、2 前壁、2a 開口部、4 装飾ユ
ニット、5 笠木アタッチメント、6 笠木、11 枠
体、12 格子体、31 上枠、32 下枠、33 側
枠、34 ビスホール、35 取付ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 11/18 E04B 1/00 501

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 囲い壁に形成した開口部に装飾部材を取
    り付けるための装飾ユニットの枠体における枠組みシス
    テムであって、下枠と左右の両縦枠とを枠組みし、 前記開口部が中抜きタイプである場合には、前記両縦枠
    の上端に上枠を横通しで枠組みし、 前記開口部が掘込みタイプである場合には、前記両縦枠
    の上端に笠木を取付けるための笠木アタッチメントを横
    通しで枠組みする ことを特徴とする装飾ユニットの枠体
    における枠組みシステム
  2. 【請求項2】 前記上枠および前記笠木アタッチメント
    は、前記各縦枠に形成したビスホールに螺合する取付ね
    じにより、それぞれ前記両縦枠に取付可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の装飾ユニットの
    枠体における枠組みシステム
  3. 【請求項3】 前記上枠、前記下枠および前記両縦枠に
    は、見付け方向外側に延び前記囲い壁に埋め込まれる鰭
    片が一体に形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の装飾ユニットの枠体における枠組みシス
    テム
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