JP3292602B2 - 外壁下端部と窓枠下端部の高さ調整装置 - Google Patents

外壁下端部と窓枠下端部の高さ調整装置

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三千雄 馬場
正勝 町村
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新日軽株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁下端部と窓枠下端
部の高さ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、外壁の下端部及び窓枠の下端
部には、それぞれ外壁から流下する雨水及び窓の建具か
ら流下する雨水が建造物の土台又は基礎に浸入すること
を防止するため、水切り板が接続される。
【0003】従来、この水切り板には、外壁の下端部と
窓枠の下端部とにそれぞれ専用の水切り板が用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合に、外壁の下
端部と窓枠の下端部とが同じ高さに存在し、かつ、両方
の水切り板の高さが同一である場合には、前記水切り板
の下辺が共通の水平線上に揃うので、その建造物の外観
上に問題は生じない。
【0005】ところが、図4に例示するように、外壁W
の下端部と、窓枠Fの下端部とが同じ高さに存在しない
場合がある。これは、窓枠Fは、所定の規格に従って製
作されたものが取付けられるのが通常であるので、とく
に、工場で組立てられるユニット形式の外壁Wが取付け
られる場合は、その外壁も高さ寸法に規格があるために
生じ易い現象である。また、図5に示すように、通常、
外壁Wの下端部には水切り板101が接続され、さら
に、その水切り板に防水パネル又は防水シート102の
上端部が接続される。水切り板101からバルコニー又
はテラスの床面又は地面103まで連続する防水パネル
又は防水シート102は、窓枠の下端部にも同様に接続
される。104はコーキング材である。
【0006】従って、図4のように、高さに不揃いがあ
る外壁W及び窓枠Fの下方見切りである下端部に、それ
ぞれ水切り板101及び防水パネル又は防水シート10
2を取付けた状態では、外壁及び窓枠の下辺UL1,U
L2からバルコニー又はテラスの床面又は地面103ま
での高さがH1,H2となって、上記高さの不揃いがそ
のまま露見されることとなるため、建造物の外壁と窓枠
の連続部分の外観体裁が見苦しいという問題があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、外壁の下端部と窓枠の下端部とに高さの不揃い
がある場合にも、施工終了時には、外壁と窓枠の下端見
切りが揃えられて、外壁と窓枠の連続部分の外観体裁が
向上される高さ調整装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る外壁下端部と窓枠下端部の高さ調整装
置は、化粧帯材とパネル材と水切り板とからなり、前記
化粧帯材は、その下端部がバルコニー又はテラスなどの
床面の上面と等しい面において固定され、前記パネル材
は、前記化粧帯材の屋内側面を上方に延長し、下部は前
記化粧帯材に結合され、かつ、上端部は前記外壁の下端
部又は窓枠の下端部に結合され、前記水切り板は、その
上端部が前記外壁の下端部又は前記窓枠の下端部に、前
記パネル材の屋外側において結合され、かつ、前記化粧
帯材の上部屋外側面に重ね合され、前記化粧帯材は、外
壁に対応する位置においても、窓枠に対応する位置にお
いても、同一大のものが用いられ、前記パネル材は前記
化粧帯材から前記外壁の下端部又は窓枠の下端部までの
高さに応じて異なる高さを有するものが用いられ、前記
水切り板は前記床面から前記外壁の下端部又は窓枠の下
端部までの高さに応じて異なる高さを有するものが用い
られ、取付けられた状態で、いずれの水切り板もその下
辺が共通の水平直線上に存在することを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】パネル材を化粧帯材の屋内側面において上方に
延長させ、かつ、パネル材の下部において化粧帯材に結
合し、その化粧帯材の下端部をバルコニーなどの床面と
等しい面において外壁の下端部又は窓枠の下端部に固定
し、前記外壁の下端部又は前記窓枠の下端部に、前記パ
ネル材及び化粧帯材の屋外側において垂下する水切り板
の上端部を結合して、その水切り板の下端部を前記化粧
帯材の上部屋外側面に重ね合わせると、外壁の下端部又
は窓枠の下端部と前記床面との間が遮蔽される。それぞ
れの水切り板に、その下端部から前記床面までの距離が
等しくなる高さ寸法のものを用いれば、施工終了時の水
切り板の下辺が共通の水平線上に存在するので、外壁及
び窓枠の下端見切りが揃い、外壁と窓枠の連続部分の外
観体裁が向上する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明が適用された建造物の外壁と窓枠
の連続部分を示す正面図である。図2は、図1のA−A
線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。これら
の図において、図4,5の部材と同一又は相当の部材に
は、同一の符号を用いる。
【0011】図1において、外壁Wは、開口部を有しな
いユニット形式の外装パネルP1を上下両端部において
構造材S(図2,3参照)に固定し、その外装パネルの
屋内側に図示を省略された断熱材を充填し、さらにその
屋内側に内装材を取付けて構成されている。また、窓枠
Fは、ユニット形式の外装パネルP2に形成された開口
部に嵌合されて一体的に取付けられ、外装パネルP2を
上下両端部において、前記外装パネルP1の場合と同様
に前記構造材Sに固定して取付けられている。窓枠Fに
取付けられる境界面形成部材は、本発明の主旨には関係
ないので、ガラス障子、網戸その他の開閉自在の建具、
又は嵌め殺しガラス障子など、その形式は任意である。
【0012】図1の外壁Wと窓枠Fも、図4の場合と同
様に、それぞれの下端部の高さに不揃いがある。すなわ
ち、図示の例では、外壁Wの下端部WLよりも窓枠Fの
下端部FLが低い位置に存在している。
【0013】本発明に係る高さ調整装置は、図2,3に
示すように、パネル材10と、化粧帯材20と、水切り
板30とから構成されている。前記パネル材10は、図
面の紙面に直角な方向に連続する板材で作られている。
化粧帯材20及び水切り板30がアルミニウム成形材で
作られる場合は、強度が比較的小さいので、パネル材1
0は、その補強のために薄鉄板で作られる。そして、パ
ネル材10は、前記外壁Wの下端部からバルコニーのデ
ッキ(床材)やテラスの上面又は地面103までの高さ
Ht1、又は窓枠Fの下端部(すなわち、下枠40の下
端部)から前記デッキ又は地面103までの高さHt2
に対応する高さ寸法を有する2種類(10a,10b)
が用意される。
【0014】前記化粧帯材20は、基本的には、前記パ
ネル材10の下部に、その屋外側面において結合される
主部20aと、この主部を建造物の構造材Sに固定する
ための取付け部20bとを有している。主部20aと取
付け部20bは、図示の例では、各別に成形されたもの
を、ねじなどの固着具51により一体的に結合してある
が、一体に成形することもできる。
【0015】化粧帯材20は、外壁Wに対応する位置に
取付けられるものも、窓枠Fに対応する位置に取付けら
れるものも、同一寸法のものが用いられる。そして、化
粧帯材20とパネル材10とは、パネル材の中間部を主
部20aの上部の背面に当接し、かつ、パネル材10の
下端部を取付け部20bの上部背面に当接して、それぞ
れの部位でねじなどの固着具52を用いて一体的に接続
される。
【0016】なお、取付け部20bは、その屋内側面
に、構造材Sに固定するための嵌合溝21を形成する係
合縁22が形成してある。そして、構造材Sにボルトナ
ットなど53により取付けられたアングル材で構成され
た取付け部材6の係止縁61を前記嵌合溝21に係合し
て固定することができるようになっている。また、この
固定強度を高めるため、化粧帯材の取付け部20bは筒
状に形成されている。
【0017】前記水切り板30は、その上端部に、外壁
Wの下端部又は窓枠Fの下端部にねじなど54で固定す
るための固定部31と、その固定部からほぼ垂直に垂下
する水切り部32と、その水切り部の中間部において背
面方向に延出する当接部33を一体に有している。
【0018】そして、この水切り板30は、デッキ材な
ど103の上面から外壁Wの下端部又は窓枠Fの下端部
までの高さHt1,Ht2にそれぞれ対応して異なる高
さHa,Hbを有するもの(30a,30b)が用いら
れる。換言すると、前記固定部31を外壁下端部又は窓
枠下端部に接続した状態で、水切り板の水切り部32の
下端部から前記デッキ材など103までの距離が一定値
(Hc)になるように、それぞれの水切り板30a,3
0bの高さ寸法が設定されている。
【0019】上記の構造を有する各構成要素10,2
0,30からなる本発明に係る高さ調整装置は、上記ユ
ニット形式の外装パネルP1及びP2の下端部にそれぞ
れ予め取付けられる。すなわち、各外装パネルP1,P
2の組立て終了後に、まず、化粧帯材20の背面にパネ
ル材10a又は10bを固着具51,52により固着
し、そのパネル材10a,10bの上端部をそれぞれ外
装パネルP1,P2の下端部に、その屋内側部分におい
て固着具55により接続する。7は、プラスチック又は
合成ゴム製のシート状の弾性断熱材であり、パネル材1
0と化粧帯材及び外壁又は窓枠の下端部屋内側面との間
に介在されている。続いて、外壁Wの下端部及び窓枠F
の下端部に、それぞれ屋外側部分において、水切り板3
0の固定部31を,ねじなど54で接続する。この固定
部31のねじなどはコーキング材により被覆されてい
る。図2において、8は、外装パネルP1の左右両側に
設けてある補強枠9に溶接などにより予め取付けられて
いる係止部材である。
【0020】上記のようにして、本発明に係る高さ調整
装置が取付けられた外装パネルP1又はP2は、その下
端部が前記化粧帯材20の取付け部20bの嵌合溝21
に取付け部材6の係止縁61を嵌合係止し、かつ、係止
部材8を前記取付け部材6の係止縁61の屋内側面に係
合して、構造材Sに堅固に固定される。
【0021】104は、化粧帯材20と水切り板30の
当接部33との間に押入された気密材であり、102は
防水パネル又は防水シートである。水切り板30a,3
0bは、外壁パネルP1及びP2の取付け終了後に、外
壁Wの下端部又は窓枠Fの下端部に取付けるようにして
も良い。
【0022】上述のように、本発明の実施例によれば、
パネル材10及び水切り板30に、外壁の下端部又は窓
枠の下端部からバルコニー、テラスなどの床面又は地面
までの高さに応じた高さ寸法を有するものを選択し、化
粧帯材は一種のものを用いることにより、外壁と窓枠の
下方見切りを容易に揃えることができる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、外壁の下端部と窓枠の下端部とに高さの不揃いがあ
る場合にも、施工終了時には、外壁と窓枠の下端見切り
が揃えられるので、外壁と窓枠の連続部分の外観体裁が
向上される。また、パネル材及び水切り板の寸法の選択
により各種の規格の外壁及び窓枠に対しても同様に適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高さ調整装置を用いた建造物の外
壁と窓枠の連続部分を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】従来の外壁と窓枠との連続部分を示す正面図で
ある。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【符号の説明】
W 外壁 F 窓枠 103 バルコニー、テラスなどの床面又は地面 10,10a,10b パネル材 20 化粧帯材 30,30a,30b 水切り板 102 防水パネル又は防水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−115738(JP,A) 実開 平4−53996(JP,U) 実開 平3−93506(JP,U) 実開 昭63−71387(JP,U) 実開 昭60−161282(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/64 E06B 1/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧帯材と、パネル材と、水切り板とから
    なり、 前記化粧帯材は、その下端部がバルコニー又はテラスな
    どの床面と等しい面において固定され、 前記パネル材は、前記化粧帯材の屋内側面を上方に延長
    し、下部は前記化粧帯材に結合され、かつ、上端部は前
    記外壁の下端部又は窓枠の下端部に結合され、 前記水切り板は、その上端部が前記外壁の下端部又は前
    記窓枠の下端部に、前記パネル材の屋外側において結合
    され、かつ、前記化粧帯材の上部屋外側面に重ね合さ
    れ、 前記化粧帯材は、外壁に対応する位置においても、窓枠
    に対応する位置においても、同じ高さのものが用いら
    れ、前記パネル材は前記化粧帯材から前記外壁の下端部
    又は窓枠の下端部までの高さに応じて異なる高さを有す
    るものが用いられ、前記水切り板は前記床面から前記外
    壁の下端部又は窓枠の下端部までの高さに応じて異なる
    高さを有するものが用いられ、取付けられた状態で、い
    ずれの水切り板もその下辺が共通の水平直線上に存在す
    ることを特徴とする外壁下端部と窓枠下端部の高さ調整
    装置。
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JP6704242B2 (ja) * 2015-11-26 2020-06-03 株式会社長谷工コーポレーション 下枠装着部材
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