JP2807611B2 - 通気壁パネル - Google Patents
通気壁パネルInfo
- Publication number
- JP2807611B2 JP2807611B2 JP4734293A JP4734293A JP2807611B2 JP 2807611 B2 JP2807611 B2 JP 2807611B2 JP 4734293 A JP4734293 A JP 4734293A JP 4734293 A JP4734293 A JP 4734293A JP 2807611 B2 JP2807611 B2 JP 2807611B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- wall panel
- plate
- base plate
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、通気性を向上でき、特
に冬期における結露を防止しうる通気壁パネルに関す
る。
に冬期における結露を防止しうる通気壁パネルに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、床、屋根などをパネルを用いて形
成するいわゆるパネル工法の家屋が普及している。この
ようなパネル工法の家屋の外壁もいわゆる壁パネルを用
いて形成されるが、外壁内の湿気を排出し、特に冬期に
おける結露を防止するために、壁パネルはいわゆる通気
壁パネルとして形成される場合が多い。
成するいわゆるパネル工法の家屋が普及している。この
ようなパネル工法の家屋の外壁もいわゆる壁パネルを用
いて形成されるが、外壁内の湿気を排出し、特に冬期に
おける結露を防止するために、壁パネルはいわゆる通気
壁パネルとして形成される場合が多い。
【０００３】この通気壁パネルｐは、従来、図５に示す
ように、枠材ａ…を矩形に接合した周囲枠の内部に縦の
枠材ｂ…を架け渡してなる枠組ｃと、この枠組ｃの内外
面に夫々添設される内装板ｄ、下地板ｅと、この下地板
ｅの外面に取付けられる垂直かつ複数の例えば合板から
なる通気下地ｆ…と、この通気下地ｆ…の外面に添設さ
れる外装板ｇとを具え、前記下地板ｅと外装板ｇとの間
で隣り合う通気下地ｆ、ｆ間において縦の空気路ｈを形
成し、通気性を確保していた。
ように、枠材ａ…を矩形に接合した周囲枠の内部に縦の
枠材ｂ…を架け渡してなる枠組ｃと、この枠組ｃの内外
面に夫々添設される内装板ｄ、下地板ｅと、この下地板
ｅの外面に取付けられる垂直かつ複数の例えば合板から
なる通気下地ｆ…と、この通気下地ｆ…の外面に添設さ
れる外装板ｇとを具え、前記下地板ｅと外装板ｇとの間
で隣り合う通気下地ｆ、ｆ間において縦の空気路ｈを形
成し、通気性を確保していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記通気
壁パネルｐでは、空気の流れは隣り合う通気下地ｆ、ｆ
間の鉛直方向に限られてしまい、その自由度が低下する
結果、壁内の湿気の排出を十分に達成できないことがあ
った。
壁パネルｐでは、空気の流れは隣り合う通気下地ｆ、ｆ
間の鉛直方向に限られてしまい、その自由度が低下する
結果、壁内の湿気の排出を十分に達成できないことがあ
った。
【０００５】しかも図６に示すように、窓開口部ｏが設
けられた通気壁パネルｐにあっては、図６に矢印で示す
空気流が窓開口部ｏの下辺によって塞き止められること
になるなど、特に冬期における結露の被害を防止するこ
とはできなかった。
けられた通気壁パネルｐにあっては、図６に矢印で示す
空気流が窓開口部ｏの下辺によって塞き止められること
になるなど、特に冬期における結露の被害を防止するこ
とはできなかった。
【０００６】本発明は、下地板に固定されるレール金物
と、このレール金物の係止部に係合する係合部を基板の
内面に設けたスライド金物とからなる固定金具を用いて
外装板を壁パネル基体外方に取付けることを基本とし
て、固定金具の両側の縦の空気路を少なくとも前記スラ
イド金物の基板の厚さによって形成される横の導通路に
より連通させることができ、空気の流れの自由度を増大
し、通気性を向上しうるとともに、特に冬期における結
露を防止しうる通気壁パネルの提供を目的としている。
と、このレール金物の係止部に係合する係合部を基板の
内面に設けたスライド金物とからなる固定金具を用いて
外装板を壁パネル基体外方に取付けることを基本とし
て、固定金具の両側の縦の空気路を少なくとも前記スラ
イド金物の基板の厚さによって形成される横の導通路に
より連通させることができ、空気の流れの自由度を増大
し、通気性を向上しうるとともに、特に冬期における結
露を防止しうる通気壁パネルの提供を目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の通気壁パネルは、枠材を矩形に接合した周囲
枠の内部に縦の枠材を架け渡してなる枠組、この枠組の
屋内に向く内面に添設された内装板、枠組の屋外に向く
外面に添設された下地板、および前記枠組の枠材と、内
装板と、下地板とがなす空間に装填される断熱材からな
る壁パネル基体、並びに壁パネル基体の前記下地板外面
に固定金具を介して取付けられることにより固定金具の
両側で上下にのびる縦の空気路を有して壁パネル基体を
覆う外装板からなり、かつ前記固定金具は、前記下地板
に固定される長寸の台板の外面に上下にのびかつ係止部
を有するレール部を設けたレール金物と、基板の内面に
前記レール部をスライドしかつ前記係止部にレール金物
から外方への抜け落ち不能に係合する係合部を設けると
ともに外面に前記外装板を係止し取付ける取付片を形成
したスライド金物とからなるとともに、前記スライド金
物を前記周囲枠の側の枠材、前記縦の枠材にビスにより
固着する。
に本発明の通気壁パネルは、枠材を矩形に接合した周囲
枠の内部に縦の枠材を架け渡してなる枠組、この枠組の
屋内に向く内面に添設された内装板、枠組の屋外に向く
外面に添設された下地板、および前記枠組の枠材と、内
装板と、下地板とがなす空間に装填される断熱材からな
る壁パネル基体、並びに壁パネル基体の前記下地板外面
に固定金具を介して取付けられることにより固定金具の
両側で上下にのびる縦の空気路を有して壁パネル基体を
覆う外装板からなり、かつ前記固定金具は、前記下地板
に固定される長寸の台板の外面に上下にのびかつ係止部
を有するレール部を設けたレール金物と、基板の内面に
前記レール部をスライドしかつ前記係止部にレール金物
から外方への抜け落ち不能に係合する係合部を設けると
ともに外面に前記外装板を係止し取付ける取付片を形成
したスライド金物とからなるとともに、前記スライド金
物を前記周囲枠の側の枠材、前記縦の枠材にビスにより
固着する。
【０００８】
【作用】壁パネル基体に固定金具を介して取付けられる
外装板と、壁パネル基体の下地板との間に前記固定金具
の両側で上下にのびる縦の空気路を形成する。又固定金
具は、前記下地板に固定される長寸の台板の外面に上下
にのびかつ係止部を有するレール部を設けたレール金物
と、基板の内面に前記係止部に係合する係合部を設ける
とともに外面に前記外装板を係止し取付ける取付片を形
成したスライド金物とからなる。従ってスライド金物の
基板は、レール金物の外方かつ外装板の内方に配される
ため、レール金物と外装板との間に前記縦の空気路を継
ぎうる横の導通路を形成することが可能となり、空気の
流れの自由度を増大し、通気壁パネル内の湿気を効率的
に排出しうるとともに、結露の防止にも役立つ。
外装板と、壁パネル基体の下地板との間に前記固定金具
の両側で上下にのびる縦の空気路を形成する。又固定金
具は、前記下地板に固定される長寸の台板の外面に上下
にのびかつ係止部を有するレール部を設けたレール金物
と、基板の内面に前記係止部に係合する係合部を設ける
とともに外面に前記外装板を係止し取付ける取付片を形
成したスライド金物とからなる。従ってスライド金物の
基板は、レール金物の外方かつ外装板の内方に配される
ため、レール金物と外装板との間に前記縦の空気路を継
ぎうる横の導通路を形成することが可能となり、空気の
流れの自由度を増大し、通気壁パネル内の湿気を効率的
に排出しうるとともに、結露の防止にも役立つ。
【０００９】又前記スライド金物は、レール金物を上下
にスライドしうるため、スライド金物を手間を要するこ
となく外装板の高さに合わせて配置しうるとともに、従
来のような通気下地ｆを取付ける必要がないため、施工
の省力化を図りうる。しかもこのスライド金物を周囲枠
の縦の枠材、側の枠材にビスにより固着され、スライド
金物の取付片により係止される外装板の取付けも安定す
る。
にスライドしうるため、スライド金物を手間を要するこ
となく外装板の高さに合わせて配置しうるとともに、従
来のような通気下地ｆを取付ける必要がないため、施工
の省力化を図りうる。しかもこのスライド金物を周囲枠
の縦の枠材、側の枠材にビスにより固着され、スライド
金物の取付片により係止される外装板の取付けも安定す
る。
【００１０】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図１〜４において本発明の通気壁パネル１は、壁パ
ネル基体２と、この壁パネル基体２に固定金具３を介し
て取付けられる外装板４とからなり、前記固定金具３
は、長寸のレール金物５と、このレール金物５にスライ
ド自在に取付くスライド金物６とからなる。
る。図１〜４において本発明の通気壁パネル１は、壁パ
ネル基体２と、この壁パネル基体２に固定金具３を介し
て取付けられる外装板４とからなり、前記固定金具３
は、長寸のレール金物５と、このレール金物５にスライ
ド自在に取付くスライド金物６とからなる。
【００１１】壁パネル基体２は、断面矩形かつ木質の水
平な上下の枠材７、９、側の枠材１０、１０を矩形に接
合した周囲枠の内部に垂直かつ複数、本例では３本の縦
の枠材１１…を上下の枠材７、９間に架け渡してなる枠
組１２、この枠組１２の屋内に向く内面に添設される内
装板１３、枠組１２の屋外に向く外面に添設される下地
板１４、および前記枠組１２の上下の枠材７、９、側の
枠材１０、１０、縦の枠材１１…と、内装板１３と、下
地板１４とがなす空間に装填される断熱材１５からな
る。
平な上下の枠材７、９、側の枠材１０、１０を矩形に接
合した周囲枠の内部に垂直かつ複数、本例では３本の縦
の枠材１１…を上下の枠材７、９間に架け渡してなる枠
組１２、この枠組１２の屋内に向く内面に添設される内
装板１３、枠組１２の屋外に向く外面に添設される下地
板１４、および前記枠組１２の上下の枠材７、９、側の
枠材１０、１０、縦の枠材１１…と、内装板１３と、下
地板１４とがなす空間に装填される断熱材１５からな
る。
【００１２】又前記固定金具３のレール金物５は、図３
に示すように、前記下地板１４の外面にビスを用いて固
定される縦長矩形の台板１６と、この台板１６の外面に
設けられる上下にのびる１対のレール部１７、１７とか
らなる例えばアルミ製の押出成形品であって、前記レー
ル部１７は、台板１６から直角かつ外方に上下に連続し
て突出する１対の突片２５、２５の各外端に、向き合う
方向に突出する断面三角形状の係止部１９、１９を有す
る。
に示すように、前記下地板１４の外面にビスを用いて固
定される縦長矩形の台板１６と、この台板１６の外面に
設けられる上下にのびる１対のレール部１７、１７とか
らなる例えばアルミ製の押出成形品であって、前記レー
ル部１７は、台板１６から直角かつ外方に上下に連続し
て突出する１対の突片２５、２５の各外端に、向き合う
方向に突出する断面三角形状の係止部１９、１９を有す
る。
【００１３】このようなレール金物５は、図４に一点鎖
線で示すように、下地板１４の外面かつ前記側の枠材１
０、１０、縦の枠材１１…の外方に前記台板１６の両側
縁近傍をビス止めすることにより垂直に固定される。
線で示すように、下地板１４の外面かつ前記側の枠材１
０、１０、縦の枠材１１…の外方に前記台板１６の両側
縁近傍をビス止めすることにより垂直に固定される。
【００１４】固定金具３のスライド金物６は、矩形の基
板２０の内面に前記レール部１７、１７の係止部１９…
にレール金物５から外方に抜け落ち不能に係合する断面
三角形状の係合部２１を内端に設けた１対の係合片２
６、２６を垂直に設けており、この係合片２６、２６の
前記係合部２１、２１をレール部１７、１７の係止部１
９…に係合することにより前記基板２０はレール部１
７、１７に沿って上下にスライドしうる。
板２０の内面に前記レール部１７、１７の係止部１９…
にレール金物５から外方に抜け落ち不能に係合する断面
三角形状の係合部２１を内端に設けた１対の係合片２
６、２６を垂直に設けており、この係合片２６、２６の
前記係合部２１、２１をレール部１７、１７の係止部１
９…に係合することにより前記基板２０はレール部１
７、１７に沿って上下にスライドしうる。
【００１５】なお前記基板２０の内面かつ１対の前記係
合片２６、２６間には、平行な突片２７、２７の内端に
前記台板１６の外面に当接しうる脚片２９、２９を設け
た断面Ｌ字の脚部３０、３０が設けられるとともに、こ
の脚部３０、３０の前記脚片２９、２９内面は、図２に
示すように、前記係合部２１、２１よりも内方に位置す
る。
合片２６、２６間には、平行な突片２７、２７の内端に
前記台板１６の外面に当接しうる脚片２９、２９を設け
た断面Ｌ字の脚部３０、３０が設けられるとともに、こ
の脚部３０、３０の前記脚片２９、２９内面は、図２に
示すように、前記係合部２１、２１よりも内方に位置す
る。
【００１６】又前記基板２０の外面には、外方に膨出す
る矩形の膨出部３１を介して前記外装板４を取付けるた
めの取付片２２が形成される。取付片２２は、前記膨出
部３１の外面から外方に突出する水平な突出片３２の外
端に逆Ｕ字状の係止片３３を設けている。
る矩形の膨出部３１を介して前記外装板４を取付けるた
めの取付片２２が形成される。取付片２２は、前記膨出
部３１の外面から外方に突出する水平な突出片３２の外
端に逆Ｕ字状の係止片３３を設けている。
【００１７】このようなスライド金物６は、図４に一点
鎖線で示すように、前記レール金物５外面で上下にスラ
イドさせることによって外装板４の高さに合わせた後、
前記基板２０外方から打込まれかつ前記台板１６に設け
た上下にのびる長孔３４を挿通するとともに第１図に明
示するごとく下地板１４を通り前記側の枠材１０、１
０、縦の枠材１１…に打入されるビスを用いて固着され
る。これによりスライド金物６は該レール金物５に固定
される。
鎖線で示すように、前記レール金物５外面で上下にスラ
イドさせることによって外装板４の高さに合わせた後、
前記基板２０外方から打込まれかつ前記台板１６に設け
た上下にのびる長孔３４を挿通するとともに第１図に明
示するごとく下地板１４を通り前記側の枠材１０、１
０、縦の枠材１１…に打入されるビスを用いて固着され
る。これによりスライド金物６は該レール金物５に固定
される。
【００１８】又前記外装板４は、下端に前記取付片２２
の係止片３３を嵌入する凹部３６を設け、かつ上端に係
止片３３に嵌入する突部３７を設けた矩形板であって、
その内面を前記スライド金物６の膨出部３１外面に当接
しつつ前記凹部３６、突部３７を取付片２２に係止し取
付けることにより、固定金具３の両側で上下にのびる縦
の空気路２３、２３を有して前記壁パネル基体２の外面
を覆う。
の係止片３３を嵌入する凹部３６を設け、かつ上端に係
止片３３に嵌入する突部３７を設けた矩形板であって、
その内面を前記スライド金物６の膨出部３１外面に当接
しつつ前記凹部３６、突部３７を取付片２２に係止し取
付けることにより、固定金具３の両側で上下にのびる縦
の空気路２３、２３を有して前記壁パネル基体２の外面
を覆う。
【００１９】なお前記レール金物５の係止部１９…外端
と外装板４の内面との間には、図１に示すように、前記
スライド金物６の係合片２６、２６の突出長さＬ１と、
基板２０の厚さＬ２と、膨出部３１の厚さＬ３との合計
長さＬに相当する間隙が形成され、この間隙により固定
金具３の前記両側の縦の空気路２３、２３を継ぐ横の導
通路２４を形成する。
と外装板４の内面との間には、図１に示すように、前記
スライド金物６の係合片２６、２６の突出長さＬ１と、
基板２０の厚さＬ２と、膨出部３１の厚さＬ３との合計
長さＬに相当する間隙が形成され、この間隙により固定
金具３の前記両側の縦の空気路２３、２３を継ぐ横の導
通路２４を形成する。
【００２０】従って、前記下地板１４と外装板４との間
で空気が縦横に流れることができ、通気壁パネル１の通
気性を向上し、通気壁パネル１内の湿気を効果的に排出
しうるとともに、結露による下地板１４の腐食などの被
害を防止しうる。
で空気が縦横に流れることができ、通気壁パネル１の通
気性を向上し、通気壁パネル１内の湿気を効果的に排出
しうるとともに、結露による下地板１４の腐食などの被
害を防止しうる。
【００２１】又スライド金物６は、レール金物５のレー
ル部１７、１７を上下にスライドしうるため、外装板４
の高さに合わせてスライド金物６を手間を要することな
く容易に位置合わせ出来る。
ル部１７、１７を上下にスライドしうるため、外装板４
の高さに合わせてスライド金物６を手間を要することな
く容易に位置合わせ出来る。
【００２２】なお通気壁パネル１は、図１に示すよう
に、例えば布基礎Ｆ上端にボルト止めされた断面Ｌ字の
土台金具３９の立上げ片３９Ａ上端を、前記下の枠材９
下面に設けた条溝４０に嵌入することにより下端が支持
されるとともに、通気壁パネル１の上端は、布基礎Ｆ上
方に配された梁材に適宜の取付金具（ともに図示せず）
を用いて該梁材に固定され、通気外壁を形成する。
に、例えば布基礎Ｆ上端にボルト止めされた断面Ｌ字の
土台金具３９の立上げ片３９Ａ上端を、前記下の枠材９
下面に設けた条溝４０に嵌入することにより下端が支持
されるとともに、通気壁パネル１の上端は、布基礎Ｆ上
方に配された梁材に適宜の取付金具（ともに図示せず）
を用いて該梁材に固定され、通気外壁を形成する。
【００２３】又上下に隣り合う外装板４、４は、上の外
装板４の前記凹部３６外方に設けた垂下部４１下端が、
下の外装板４の前記突部３７外方に設けた段差４２に当
接することにより密着するとともに、上下の外装板４、
４間の目地にはコーキング材４３が充填される。
装板４の前記凹部３６外方に設けた垂下部４１下端が、
下の外装板４の前記突部３７外方に設けた段差４２に当
接することにより密着するとともに、上下の外装板４、
４間の目地にはコーキング材４３が充填される。
【００２４】
【発明の効果】叙上の如く本発明の通気壁パネルは、壁
パネル基体と、この壁パネル基体に固定金具を介して取
付けられる外装板とからなるとともに、固定金具は、壁
パネル基体の下地板に固定されるレール金物と、このレ
ール金物の係止部に係合する係合部を内面に設けた基板
を具えるスライド金物とからなり、かつ該基板の外面に
前記外装板を係止する取付片を形成したため、固定金具
の両側の縦の空気路を、少なくとも前記基板の厚さを有
する横の導通路によって継ぐことが可能となり、通気壁
パネルの通気性を向上し、湿気の排出を効果的に行いう
るとともに、特に冬期における結露の発生を防止しう
る。
パネル基体と、この壁パネル基体に固定金具を介して取
付けられる外装板とからなるとともに、固定金具は、壁
パネル基体の下地板に固定されるレール金物と、このレ
ール金物の係止部に係合する係合部を内面に設けた基板
を具えるスライド金物とからなり、かつ該基板の外面に
前記外装板を係止する取付片を形成したため、固定金具
の両側の縦の空気路を、少なくとも前記基板の厚さを有
する横の導通路によって継ぐことが可能となり、通気壁
パネルの通気性を向上し、湿気の排出を効果的に行いう
るとともに、特に冬期における結露の発生を防止しう
る。
【００２５】又前記スライド金物は、レール金物のレー
ル部を上下にスライドしうるため、外装板の高さに対す
るスライド金物の位置合わせを容易とする。さらにスラ
イド金物が周囲枠の縦、側の枠材にビス固着されるた
め、スライド金物の取付片に係止される外装板の面と直
角方向、平行方向などの振れを減じ安定した取付けが可
能となる。
ル部を上下にスライドしうるため、外装板の高さに対す
るスライド金物の位置合わせを容易とする。さらにスラ
イド金物が周囲枠の縦、側の枠材にビス固着されるた
め、スライド金物の取付片に係止される外装板の面と直
角方向、平行方向などの振れを減じ安定した取付けが可
能となる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】その横断面図である。
【図３】その部分分解斜視図である。
【図４】壁パネル基体を例示する正面図である。
【図５】従来の技術を説明する斜視図である。
【図６】従来の技術を説明する正面図である。
２ 壁パネル基体 ３ 固定金具 ４ 外装板 ５ レール金物 ６ スライド金物 ７、９、１０ 枠材 １１ 縦の枠材 １２ 枠組 １３ 内装板 １４ 下地板 １５ 断熱材 １６ 台板 １７ レール部 １９ 係止部 ２０ 基板 ２１ 係合部 ２２ 取付片 ２３ 縦の空気路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04B 2/70 E04B 1/70 E04C 2/52 E04F 13/08
Claims (1)
- 【請求項１】枠材を矩形に接合した周囲枠の内部に縦の
枠材を架け渡してなる枠組、この枠組の屋内に向く内面
に添設された内装板、枠組の屋外に向く外面に添設され
た下地板、および前記枠組の枠材と、内装板と、下地板
とがなす空間に装填される断熱材からなる壁パネル基
体、並びに壁パネル基体の前記下地板外面に固定金具を
介して取付けられることにより固定金具の両側で上下に
のびる縦の空気路を有して壁パネル基体を覆う外装板か
らなり、 かつ前記固定金具は、前記下地板に固定される長寸の台
板の外面に上下にのびかつ係止部を有するレール部を設
けたレール金物と、基板の内面に前記レール部をスライ
ドしかつ前記係止部にレール金物から外方への抜け落ち
不能に係合する係合部を設けるとともに外面に前記外装
板を係止し取付ける取付片を形成したスライド金物とか
らなるとともに、前記スライド金物を前記周囲枠の側の
枠材、前記縦の枠材にビスにより固着することを特徴と
する通気壁パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4734293A JP2807611B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 通気壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4734293A JP2807611B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 通気壁パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06240783A JPH06240783A (ja) | 1994-08-30 |
| JP2807611B2 true JP2807611B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=12772506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4734293A Expired - Fee Related JP2807611B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 通気壁パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2807611B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013188211A1 (en) | 2012-06-11 | 2013-12-19 | Dirtt Environmental Solutions Inc. | Modular building construction systems and methods |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4283935B2 (ja) * | 1999-04-22 | 2009-06-24 | ミサワホーム株式会社 | 外壁パネル及び外装材取付方法 |
| JP2002349040A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Arutekku:Kk | 建築用外装部材の取り付け部材 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP4734293A patent/JP2807611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013188211A1 (en) | 2012-06-11 | 2013-12-19 | Dirtt Environmental Solutions Inc. | Modular building construction systems and methods |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06240783A (ja) | 1994-08-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2292212C (en) | Panel attachment system | |
| JP2807611B2 (ja) | 通気壁パネル | |
| JPH07127177A (ja) | 屋根の断熱構造 | |
| JP2821078B2 (ja) | 通気壁パネル | |
| KR20220084163A (ko) | 코너 윈도우 라이트 조립체 | |
| JP3507031B2 (ja) | 複合サッシの下枠 | |
| JPH0740008Y2 (ja) | パネルユニット | |
| JP3571484B2 (ja) | 断熱内壁パネルの取付構造 | |
| JP3580962B2 (ja) | 断熱内壁下地構造およびその施工方法 | |
| JP3609235B2 (ja) | ラーメン柱の断熱施工構造 | |
| JP2915841B2 (ja) | 外壁構造 | |
| JP3282026B2 (ja) | カーテンウォールの突出ユニット | |
| JP3486063B2 (ja) | 断熱内壁下地構造 | |
| JPH0533667Y2 (ja) | ||
| JPH06264533A (ja) | 外壁パネル | |
| JP2576531Y2 (ja) | 断熱パネルの取付構造 | |
| JPH0423136Y2 (ja) | ||
| JPS6120175Y2 (ja) | ||
| JP3477005B2 (ja) | ランナー固定金具 | |
| JPH0423135Y2 (ja) | ||
| JPH022870Y2 (ja) | ||
| JPH0342206Y2 (ja) | ||
| JPH0724484Y2 (ja) | 壁構造 | |
| JP3176852B2 (ja) | 出 窓 | |
| JPH05171703A (ja) | 軒裏通気構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980707 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |