JPH0533667Y2 - - Google Patents

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JPH0533667Y2
JPH0533667Y2 JP11989385U JP11989385U JPH0533667Y2 JP H0533667 Y2 JPH0533667 Y2 JP H0533667Y2 JP 11989385 U JP11989385 U JP 11989385U JP 11989385 U JP11989385 U JP 11989385U JP H0533667 Y2 JPH0533667 Y2 JP H0533667Y2
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frame
sash
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sash frame
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Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係るアルミニウムサツシの下枠取付
部は、一般家屋等の壁面に設けた窓開口の内側
に、アルミニウム材製のサツシ枠を装着するのに
使用される。
(従来の技術) 一般家屋等の壁面に窓を設ける場合、この壁面
に設けた窓開口の内側にアルミニウム材製のサツ
シ枠を装着し、更にこのサツシ枠の内側に開閉式
のガラス障子を建て込むようにしている。
このため従来は第4図に示すように、壁面に形
成した窓開口の内側に木枠1を固定し、予め矩形
に組立てたサツシ枠2をこの木枠1の内側に嵌め
込むとともに、このサツシ枠2に形成した小円孔
に挿通した木ねじを上記木枠に螺合し緊締するこ
とで、サツシ枠2を窓開口の内側に装着してい
る。
又、鉄筋コンクリート建造物の場合、サツシ枠
の外周部分にブラケツトを装着し、このブラケツ
トと窓開口の内周面に露出した鉄筋とを溶接する
ことにより、サツシ枠を窓開口の内側に装着して
いる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述のような従来のサツシ枠の装着
方法に於いては、サツシ枠の修理や取り替え等の
ために窓開口の内側から取り外す作業が面倒であ
り、又、窓開口の内側にサツシ枠を挿入する作業
が、特に大型のサツシ枠の場合力を要し、2階以
上の窓開口に装着する場合、危険を伴う作業であ
つた。
本考案のアルミニウムサツシの下枠取付部は、
上述のような不都合を解消するものである。
b 考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案のアルミニウムサツシの下枠取付部は、
内側にアルミニウムサツシの窓枠を装着すべき開
口部に固定する受部材と、この受部材の上面に載
置する状態で結合される下枠とから構成されてい
る。
このうちの受部材は、内側にアルミニウムサツ
シの窓枠を装着すべき開口部の下面に当接させる
平板状の基板部の上面に、室内外の方向に長い長
円形の断面を有する載置部を形成することで構成
されている。
一方、受部材に対してこの受部材の上面に載置
する状態で結合される下枠は、下面一端部に、下
端部に上記載置部の端部外周面と密接する断面円
弧状の支承部を有する脚片を形成し、下面他端部
にはこの脚片と共に上記載置部を室内外両側から
挾む挾持片を形成し、下面中間部で上記脚片と挾
持片との間に位置する部分には脚片と挾持片とが
載置部を挾んだ状態で下端を前記載置部上面に当
接する突出部を形成することで構成されている。
(作用) 以上に述べた通り構成される受部材と下枠とか
ら成るアルミニウムサツシの下枠取付部により、
アルミニウムサツシの下枠部分を開口部内周下縁
に取付けるには、予め受部材の基板部を上記開口
部内周面に当接させ、この基板部をねじ、ボル
ト、釘等により内周面に固定しておく。
上枠と左右の竪枠と下枠と矩形枠状に組立てて
成るサツシ枠は、下枠の側から上記開口部の内側
に挿入し、この下枠の下面一端部に形成した脚片
下端の支承部を、受部材上面に設けた載置部の他
端部に載せ、この載置部と支承部との当接部分を
中心として、サツシ枠全体を室外側に回動させ、
このサツシ枠全体を開口部の内側に挿入する。
このようにサツシ枠全体を開口部の内側に挿入
するまで下枠を回動させることにより、下枠の一
端部に設けた挾持片が受部材の載置部の屋外側に
移動し、この挾持片と脚片とにより載置部を室内
外両側から挾んだ状態となり、下枠が受部材に対
して室内外方向に移動するのを阻止する。又この
状態に於いて、下枠の中間部下面に形成した突出
部が載置部の上面と当接し、サツシ枠の重量を支
えるようになる。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更
に詳しく説明する。
第1〜3図は本考案のアルミニウムサツシの下
枠取付部の実施例を示している。建物壁の窓開口
3の内周面上部でサツシ枠2の上枠5と対向する
部分には保持枠5の上部材6を、内周面下部で上
記サツシ枠2の下枠と対向する部分には上記保持
枠5の下部材7を、それぞれ固定している。
このうち、窓開口3の内周面上部に固定した上
部材6は、上記内周面に当接する基板部8の下面
に、互いに平行な第一、第二の支持壁9,10を
間隔をあけて設けたもので、屋外側(第1図左
側)に位置する第一の支持壁9の高さHは、屋内
側に位置する第二の支持壁10の高さhよりも十
分に大きく(H>h)している。
一方、窓開口3の内周面下部に固定した受部材
7は、上記内周面に当接する基板部11の上面
に、断面が屋内外方向(第1図の左右方向)に長
い長円形の載置部12を形成することで構成して
いる。
サツシ枠2を構成する下枠13の下面屋内寄り
部分には、直立した垂下部14aの下端部に上記
載置部12の端部に密接するような断面円弧状の
支承部14bを設けた脚片14を、下面屋外側端
部にはこの脚片14と共に上記載置部12を屋内
外両側から挾む挾持片15を、それぞれ形成して
いる。更に、この下枠13の下面に形成され、サ
ツシ枠2を組立てる場合に竪枠16(第3図)に
形成した小円孔を外側から挿通したタツピングね
じを螺合させるタツピング溝17を構成する突条
18,18は、上述の脚片14と挾持片15とで
上記下部材7の載置部12を挾んだ場合、下端縁
がこの載置部12の上面に当接する突出部として
いる。
更に、サツシ枠2を構成する上枠19の屋外側
面外周寄り端部で、前記上部材6の第一の支持壁
9の屋内側面に対向する部分には、入口部分の幅
が狭く、奥が広くなつた係止溝20を形成し、こ
の係止溝にパツキング21を装着している。この
上枠19の屋内側外周寄り端部に形成した突壁2
2に穿設した小円孔23には、屋内側からねじ2
4を挿通しており、このねじ24の上記突壁22
よりも屋外側に突出した部分は、上枠19の外周
上面に対して起倒自在な爪片25のねじ孔26に
螺合させている。
この爪片25は、第2図に示すように略平行四
辺形状に形成されているが、ねじ24を締付方向
(第2図の時計方向)に回転させた場合、回転方
向後半部に位置する鈍角側の下隅角部は、ねじ孔
26を中心とする円弧縁27とし、上記ねじ24
の回転方向前半部に位置する鋭角側の下隅角部
は、上記ねじ孔26を中心とする円弧(第2図に
鎖線aで示す。)よりも突出する突出縁28とし
ている。更に、この爪片25の、ねじ孔26と反
対寄り端部は、上部材6に形成した第二の支持壁
10に向けて少し折り曲げている。
このような爪片25とねじ24とは、第3図に
示すように、サツシ枠2を構成する上枠19と左
右の竪枠16,16とにそれぞれ複数個所(図示
の例では3個所ずつ、合計9個所)ずつ設け、窓
開口3の内周面左右両竪部にも、前記保持枠5の
上部材6と同形状の竪部材29,29を固定して
いる。各個所に設ける爪片25の大きさは、この
爪片25がサツシ枠2の外周面に倒れ込んだ場
合、このサツシ枠2が上部材8と竪部材29,2
9との第二の支持壁10の内側を通過できるが、
爪片25がサツシ枠2の外周面から起立した場
合、各爪片25,25の端部が上記第二の支持壁
10と衝合し、サツシ枠2がこの第二の支持壁1
0の内側を通過できないようになる大きさとして
いる。
以上に述べた通り構成され、本考案のアルミニ
ウムサツシの下枠取付部を有するサツシ枠の装着
構造により、建造物の壁面に設けた窓開口3の内
側にサツシ枠2を装着する場合、次のようにして
行なう。
まず、サツシ枠2を装着すべき窓開口3の内周
面に上部材6と下部材7と左右の竪部材29,2
9とから成る保持枠5を、釘打、ねじ止め、溶接
等の手段によつて固定する。
このように窓開口3の内周面に保持枠5を固定
したならば、サツシ枠2を傾斜させた状態で下枠
2の側から保持枠5の内側に挿入し、この保持枠
5の下部材7の載置部12の屋内側端部に、サツ
シ枠2の下枠13の下面に形成した脚片14の下
端に形成した支承部14bを載せ、更にこの支承
部14bと上記載置部12の屋内側端部との当接
部を中心としてサツシ枠2全体を第1図で反時計
方向に回動させることにより、上記窓開口2の内
側に固定した保持板5の内側にサツシ枠2全体を
建て込み、このサツシ枠2の外周縁部屋外側端に
装着したパツキング21を保持枠5の上部材6と
左右の竪部材29,29とに形成した第一の支持
壁9の屋内側面に当接させる。
この状態に於いて、サツシ枠2の上枠19と左
右の竪枠16,16との外周部に設けた爪片2
5,25は、未だサツシ枠2の外周面に倒れてお
り、高さの低い屋内側の第二の支持壁10の内側
を通過自在である。サツシ枠2全体を保持枠5の
内側に建て込むことにより、この爪片25,25
が第二の支持壁10よりも屋外側に寄つたなら
ば、この状態に於いて各爪片25,25のねじ孔
26に螺合したねじ24を緊締方向に向け、第2
図で時計方向に回動させる。このねじ24の回動
により、各爪片25,25がねじ孔26の内周面
とねじ24の外周面との摩擦によつてサツシ枠2
の外周面から起立し、各爪片25,25の外端部
が上記第二の支持壁10の内周縁よりも外方に位
置するようになる。この状態から更に各ねじ2
4,24を緊締方向に回動させると、各爪片2
5,25は起立状態のまま第1図に於いて右方に
移動し、各爪片25,25の外端部が第二の支持
壁10の屋外側面に衝合し、この側面を押圧す
る。このように各爪片25,25が第二の支持壁
10を押圧する反作用として、各爪片25,25
とねじ24を介して結合されたサツシ枠2が屋外
側に向けて第1図左方に移動し、このサツシ枠2
の外周縁部屋外側端の係止溝20に装着したパツ
キング21を上記第一の支持壁9に向けて押し付
ける。この結果、サツシ枠2は建物壁の開口部内
側に固定した保持枠5の内側に密に装着される。
開口部3の内側からサツシ枠2を取り外す場合
は、各ねじ24,24を前記装着時の場合と反対
方向に回転させれば、爪片25,25がサツシ枠
2の外周面に倒れ、各爪片25,25が第二の支
持壁10の内側を通過自在となるため、サツシ枠
2を支承部14bと載置部12との当接部を中心
として第1図で時計方向に回動させれば、保持枠
5の内側からサツシ枠2を容易に抜き出すことが
できる。
保持枠5の内周とサツシ枠2の外周との間に存
在し、屋内側に開口する隙間は、窓開口の内周面
のサツシ枠の屋内側部分に額縁と呼ばれる装飾用
の木枠を固定することで隠す。
尚、本考案の特徴は受部材と下枠とによる下枠
取付部にあり、上枠19と左右の竪枠16,16
とを窓開口3の内周に対して結合する構造は図示
のようなものに限定されず、他に種々の構造を採
用できる。例えば、上枠19の突壁22を高くす
ることにより、この突壁22の小円孔23に挿通
したねじ24を、第二の支持壁に設けたねじ孔に
螺合させることもできる。
c 考案の効果 本考案のアルミニウムサツシの下枠取付部は、
以上に述べた通り構成され作用するので、サツシ
枠を窓開口の内側に装着する作業を容易に行なえ
るようになつて、サツシ枠の組付作業の能率化を
図れる。
又、サツシ枠を従来のように屋外側からだけで
なく、屋内側からも建て込むことができるため、
2階以上の窓開口にサツシ枠を装着する作業を容
易かつ安全に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す第3図のA−A
断面に相当する図、第2図は爪片の形状を示す第
1図のB−B断面図、第3図は本考案の下枠取付
部を有する構造により窓開口の内側に装着した状
態を屋内側から見た図、第4図は従来のサツシ枠
の装着構造を示す縦断面図である。 1……木枠、2……サツシ枠、3……窓開口、
5……保持枠、6……上部材、7……受部材、8
……基板部、9……第一の支持壁、10……第二
の支持壁、11……基板部、12……載置部、1
3……下枠、14……脚片、14a……垂下壁
部、14b……支承部、15……挾持片、16…
…竪枠、17……タツピング溝、18……突条、
19……上枠、20……係止溝、21……パツキ
ング、22……突壁、23……小円孔、24……
ねじ、25……爪片、26……ねじ孔、27……
円弧縁、28……突出縁、29……竪部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側にアルミニウムサツシの窓枠を装着すべき
    開口部の下面に当接させる平板状の基板部の上面
    に、室内外の方向に長い長円形の断面を有する載
    置部を有する押出型材製の受部材と、下面一端部
    に下端部に上記載置部の端部外周面と密接する断
    面円弧状の支承部を有する脚片を形成し、下面他
    端部にはこの脚片と共に上記載置部を室内外両側
    から挾む挾持片を形成し、下面中間部で上記脚片
    と挾持片との間に位置する部分には脚片と挾持片
    とが載置部を挾んだ状態で下端を前記載置部上面
    に当接する突出部を形成した下枠とから成るアル
    ミニウムサツシの下枠取付部。
JP11989385U 1985-08-06 1985-08-06 Expired - Lifetime JPH0533667Y2 (ja)

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JP2557037Y2 (ja) * 1991-11-13 1997-12-08 大和ハウス工業株式会社 固定ガラス窓の窓枠固定構造

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JPS6227989U (ja) 1987-02-20

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