JP2576531Y2 - 断熱パネルの取付構造 - Google Patents

断熱パネルの取付構造

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JP2576531Y2
JP2576531Y2 JP1992035218U JP3521892U JP2576531Y2 JP 2576531 Y2 JP2576531 Y2 JP 2576531Y2 JP 1992035218 U JP1992035218 U JP 1992035218U JP 3521892 U JP3521892 U JP 3521892U JP 2576531 Y2 JP2576531 Y2 JP 2576531Y2
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panel
heat insulating
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秀夫 松本
佐藤  亨
正夫 山口
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建築物の外壁等に用いら
れる断熱パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の外壁材として断熱パネル
が使用されている。図5および図6はこのような断熱パ
ネルの取付構造を示す従来例で、これを概略説明する
と、1は土台、2は土台1上に設置された横材、3は横
材2上に所定の間隔をおいて立設された土台鉄骨、4は
内板、5(5A〜5D)は上下、左右方向に並設される
ことにより外壁を形成する断熱パネルである。断熱パネ
ル5は、カラー鋼板(板厚0.4mm程度)等からなる
表裏2枚の表面板6A、6Bと、これら表裏面6A、6
Bの周囲間に介在された枠材7と、これら表面板6A、
6Bと枠材7によって囲まれた閉空間内に発泡充填され
たポリウレタン等の発泡プラスチックからなる断熱心材
8で構成されており、最下段のパネル5A、5Bの下端
が横材2の前面に取付けられたアングル9上に設置さ
れ、また各パネル5A〜5Dは、前記土台鉄骨3にアン
グル10を介してそれぞれ固定されている。下段のパネ
ル5Aと、その上の段のパネル5Cとの間にはフラット
バー11、コーキング材12およびパネル取付ブラケッ
ト13が介在されている。フラットバー11は、アルミ
ニウム板等からなり、前記枠材7の中央部に凹設された
挿入溝14に上下端を嵌挿されることにより下段パネル
5Aと上段パネル5Cの表面を同一平面とし前後方向の
ズレを防止している。コーキング材12は、下段パネル
5Aと上段パネル5C間の隙間を気密にシールし、雨水
等の侵入を防止する。パネル取付ブラケット13は、上
端部が前記土台鉄骨3の前面にセルフタッピングビス1
5によって固定され、下端部が前後に二股状に分岐し、
その前方側脚部が下段パネル5Aの挿入溝14に挿入さ
れ、後方側脚部が下段パネル5Aの裏面側上端部に固定
されている。なお、16はコーキング材、17は水切
材、18はセルフドリルビス、19はポップリベット、
20、21はシール部材、22はバックアップ材であ
る。
【0003】このような構成において、断熱パネルの組
立に際しては最下段の断熱パネル5Aの裏面目地部にパ
ネル取付ブラケット13を取付けて下端をアングル9上
に設置し、パネルの前後左右方向の位置決めを行なった
後、断熱パネル5Aをアングル10に固定すると共に、
パネル取付ブラケット13をセルフタッピングビス15
によって土台鉄骨3に固定する。次に、断熱パネル5A
に隣接する最下段の断熱パネル5Bとの目地部間にシー
ル部材20とバックアップ材22を介在させて断熱パネ
ル5Bを位置決めし、同様に前記土台鉄骨3に前記パネ
ル取付ブラケット13と、アングル10を介して固定す
る。このようにして最下段の断熱パネル5A、5Bの取
付けが終了すると、2段目の断熱パネル5Cを最下段の
断熱パネル5Aの上にフラットバー11、コーキング材
12およびパネル取付ブラケット13を介して載せ、上
記したと同様に土台鉄骨3にアングル10を介して固定
する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の断熱パネルの取付構造にあっては、アングル1
0とパネル取付ブラケット13の2種類の金具を必要と
し、しかもその数が多く、取付作業が面倒であるばかり
か、固定時の位置ズレがパネル全体のズレにつながり、
全てのパネルを同一平面にすることが難しく、熟練を要
するという問題があった。
【0005】本考案は上記したような従来の問題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
取付作業が簡単かつ容易な断熱パネルの取付構造を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するためになされたもので、所要間隔をおいて対向する
表裏2枚の表面板の周囲に枠材を配設してなり、この枠
材を前後方向に2分割形成して、その分割部間に断熱材
を介在させ、この枠材と前記表面板とで囲まれた空間内
に断熱心材を発泡充填し、 前記断熱パネルをその面方
向に並設して壁面を形成し、建築下地側にパネル取付レ
ールを固定し、上下に隣接する2つの断熱パネルの何れ
か一方にパネル取付ブラケットを取り付け、他方を前記
パネル取付レールに固定し、このレールによって前記パ
ネル取付ブラケットを係合支持させたことを特徴とす
【0007】
【作用】本考案において、枠材の分割部間に介在された
断熱材は、前後の分割枠材間の熱の伝達を遮断する。パ
ネル取付レールはパネル取付ブラケットを支持し、また
複数個の断熱パネルをその面と直交する方向、すなわち
前後方向に位置決めする。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係る断熱パネルの取付
構造の一実施例を示す要部拡大断面図、図2は側断面
図、図3は取付途中の外観斜視図である。なお、図中図
5および図6に示した従来構造と同一構成部材のものに
対しては同一符号を以て示し、その説明を省略する。こ
れらの図において、断熱パネル5は、所定の間隔をおい
て平行に対向する表裏2枚の表面板、すなわち外表面板
6A、内表面板6Bと、これら両板6A、6Bの周縁部
間に介在された枠材7と、外、内表面板6A、6Bおよ
び枠材7との間に形成された密閉空間内に発泡充填され
たポリウレタン等の発泡プラスチックからなる断熱心材
8とで構成されている。
【0009】内表面板6A、6Bの材質としては、適宜
板厚を有するアルミニウム板、カラー鉄板、ステンレス
板等が用いられる。
【0010】枠材7は、前後に2分割形成されたアルミ
ニウム合金の押出形材からなる前側分割枠材7Aと後方
側分割枠材7Bおよびこれら両分割枠材間に介在された
硬質樹脂等からなる断熱材30とで構成されている。こ
の場合、前側分割枠材7Aは後方側に開放する断面コ字
状とされ、後方側分割材7Bは前端が前方に開放する断
面コ字状で、中央部が目地側に開放する断面コ字状とさ
れることにより目地用嵌合材33の挿入溝14を形成
し、後端が心材側に開放する断面コ字状とされ前記内表
面板6Bの周縁部にブラインドリベット35によってパ
ネル取付ブラケット36と共に共締め固定されている。
目地用嵌合材33はアルミニウム合金の押出形材からな
り、中央部に挿入溝14の溝幅より厚みが大きく上下の
断熱パネル5、5の間隔を一定に設定する厚肉部33A
が設けられている。パネル取付ブラケット36は、アル
ミニウム合金の押出形材によって側面視略S字型に屈曲
形成されることにより、垂直片部36aと、垂直部36
aの上端より前方に略直角に折曲された水平部36b
と、垂直部36aの下端に斜め後方に適宜角度傾斜して
設けられた傾斜部36cとで構成されている。
【0011】建築下地材である土台鉄骨3の前面にはパ
ネル取付レール40が各段の断熱パネル5のパネル取付
ブラケット36に対応するようレール取付用ビス41に
よって固定されている。パネル取付レール40は、断面
略クランク状の鋼板またはアルミニウム合金製押出形材
からなり、上端部40Aに上段側の断熱パネル5の裏面
下端部がブラインドリベット42によって固定され、下
端部40Bが前記傾斜部36cを下から支持するよう折
り曲げられている。下端部40Bの形状としては、逆
「レ」の字型に折曲されることにより垂直部40aと、
傾斜部36cと略同一の傾斜角度で傾斜する斜面部40
bとを有し、傾斜部36cを斜面部40bの上面に載せ
ると、断熱パネル5自体の自重によって傾斜部36cが
斜面部40b上を滑り、垂直部40aがパネル裏面に当
接することで断熱パネル5の前後方向の位置決めを行な
う。この場合、本実施例においてはパネル取付ブラケッ
ト36を断熱パネル5の上端部裏面側に設けたが、これ
に限らず図4に示すように断熱パネル5の下端部裏面側
に設けてもよく、その場合はパネル取付用レール40を
上下逆にして土台鉄骨3に取付ければよい。
【0012】このような構成からなる断熱パネル5にお
いては、枠材7を前後2分割し、その分割部間に断熱材
30を介在させているので、前側分割枠材7Aと後側分
割枠材7B間の熱伝導を完全に遮断することができ、内
外温度差による目地部内の結露を確実に防止することが
できる。また、目地用嵌合材33の中央部に厚肉部33
Aを設けているので、上下の目地寸法を正確に設定する
ことができ、シール材20の使用量を一定にすることが
できる。
【0013】また本考案における断熱パネルの取付構造
にあっては、断熱パネル5に取り付けたパネル取付ブラ
ケット36をパネル取付レール40に引っ掛け、その断
熱パネルの上に前述の目地用嵌合材33を介して上段の
断熱パネル5を載せ、前記パネル取付レール40の上端
部40Aに固定すればよいので、全ての断熱パネル5の
取付作業が簡単かつ容易であるばかりか、断熱パネル5
を同一平面とすることができる。すなわち、上述した通
りパネル取付ブラケット36の傾斜部36cをパネル取
付レール40の下端部40B上に載せると、パネル自体
の自重によって傾斜部36cが下端部40Bの斜面部4
0b上を滑って垂直部40aが断熱パネル5の裏面に当
接し、パネルの前後方向の位置決めを行う。また、パネ
ル取付レール40の上端部40Aは上段パネル5の前後
方向の位置決めを行なうため上下のパネルの表面を同一
平面とする。さらにパネル取付レール40を長尺物に形
成しておくと、左右に隣接パネルを同一平面にすること
ができる。したがって、上下、左右すべてのパネルの出
面をきれいに揃えることができる。この場合、レール取
付時にレールと土台鉄骨3との間にライナーを介在させ
ることによりパネルの出面を調整することができる。ま
た、パネル取付レール40を土台鉄骨3に水平に取り付
けておくと、各段の断熱パネル5の水平度を一度に出す
ことができる。更に、パネル上端はパネル取付けレール
40に引っかけているだけであるため、耐震上有利であ
る。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る断熱パ
ネルの取付構造によれば、パネル取付けレールを用い、
これによってパネル取付ブラケットを支持するように構
成したので、部品点数が少なく、取付作業が簡単である
ばかりか、断熱パネルの位置決めが容易でパネル出面を
きれいに揃えることができ、施工性を向上させることが
できる。 また、本考案は、枠材を前後に2分割しその間
に断熱材を介在させているので、パネル表面側と裏面側
間の枠材を介した熱の伝達を確実に遮断することができ
る。したがって、断熱性能が向上し、内外温度差による
目地部内の結露を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る断熱パネルの取付構造の一実施
例を示す要部拡大断面図である。
【図2】 側断面図である。
【図3】 取付途中の外観斜視図である。
【図4】 本考案の他の実施例を示す要部断面図であ
る。
【図5】 従来の断熱パネルの取付構造を示す断面図で
ある。
【図6】 同構造の横断面図である。
【符号の説明】1…土台、2…横材、3…土台鉄骨、5…断熱パネル、
6A、6B…表面板、7…枠材、8…断熱心材、20…
シール材、30…断熱材、36…パネル取付ブラケッ
ト、40…パネル取付レール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/80 E04B 2/90 E04C 2/38

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要間隔をおいて対向する表裏2枚の表
    面板の周囲に枠材を配設してなり、この枠材を前後方向
    に2分割形成して、その分割部間に断熱材を介在させ、
    この枠材と前記表面板とで囲まれた空間内に断熱心材を
    発泡充填し、 前記断熱パネルをその面方向に並設して壁面を形成し、
    建築下地側にパネル取付レールを固定し、上下に隣接す
    る2つの断熱パネルの何れか一方にパネル取付ブラケッ
    トを取り付け、他方を前記パネル取付レールに固定し、
    このレールによって前記パネル取付ブラケットを係合支
    持させたことを特徴とする断熱パネルの取付構造。
JP1992035218U 1992-04-28 1992-04-28 断熱パネルの取付構造 Expired - Lifetime JP2576531Y2 (ja)

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