JP2522601B2 - イオン交換性ポリマ、イオン交換繊維およびその製造方法並びにイオン交換不織布 - Google Patents
イオン交換性ポリマ、イオン交換繊維およびその製造方法並びにイオン交換不織布Info
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Description
維およびその製造方法並びにイオン交換不織布に関す
る。
食品、医薬品、原子力、水処理など多くの産業分野にお
いて有用なものである。
ン共重合体、アクリル酸またはメタクリル酸−ジビニル
ベンゼン共重合体などが一般的に用いられている。
報、同50−94233号公報、同52−12985号公報、および同
52−120986号公報に見られる芳香族モノビニル系集合体
を鞘成分とする複合繊維がベース繊維として用いられ
る。また別の技術としては、スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合の溶融紡糸繊維を用いたものとして特開昭48−
81169号公報が知られている。乾式紡糸繊維に関して
は、特開昭55−71815号公報および62−184113号公報等
に見られる焼成ポリビニルアルコール系繊維、および特
開昭55−50032号公報等に見られるアクリロニトリル系
繊維が提案されている。
ようとすると熱可塑性ポリマの場合は、架橋度合が増加
するにつれ著るしく溶融流動性が低下するため、この繊
維を製造するには通常の押出機では無理で、極めて高圧
の特別の押出機を必要とするという課題がある。
ろく、通常の繊維加工が困難であるという課題がある。
ン交換能を有するポリマでありながら柔軟で繊維加工が
容易であり、かつ製造方法も合理的なものであるイオン
交換性ポリマ、イオン交換繊維およびその製造方法並び
にイオン交換不織布を提供することを目的とする。
マは、主鎖がシンジオタクチックポリ(1,2−ブタジエ
ン)構造を有し、側鎖のエチレン基の少なくとも一部に
イオン交換能官能基が導入されてなるという構成からな
る。
[A][B][C]の式で示されるユニットを有するこ
とが好ましい。
そのアルカリ金属塩基、カルボキシル基またはそのアル
カリ金属塩基、フォスフィン基またはそのアルカリ金属
塩基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルコキシアミノ
基、ハロゲン化アルキルアミノ基、ポリアミン基から選
ばれる基、または前記の誘導基。) また本発明のイオン交換繊維は、主鎖がシンジオタク
チックポリ(1,2−ブタジエン)構造を有し、側鎖のエ
チレン基の少なくとも一部にイオン交換能官能基が導入
されてなるポリマ成分を少なくとも一部含むものであ
る。
合繊維とすることができる。
℃)が75≦Tm<150のシンジオタクチックポリ(1,2−ブ
タジエン)を溶融紡糸し、繊維形成した後、紫外線また
は放射線によって架橋処理し、次いで化学処理または物
理化学処理によってイオン交換能官能基を導入したこと
を構成とする。
換繊維を少なくとも一部用いて、熱溶融接着一体化され
てなるものである。
ば、柔軟で強度もあり、繊維形成することができ、織
物、編物、不織布など、通常の繊維として使用できる用
途にはいかなる用途にも使用できる。また、イオン交換
性能も実用的には十分なものとすることができる。もち
ろん繊維に限らず、フィルム、シート、成形体、粒子な
どにも成形できる。この理由は、シンジオタクチックポ
リ(1,2−ブタジエン)を溶融成形(紡糸を含む)など
で成形した後、後処理によってイオン交換官能基を導入
できるからである。
の式で示されるユニットを有するという本発明の好まし
い構成によれば、前記したようにイオン交換性能を十分
に満足し、かつ柔軟なポリマとすることができる。
することから、5〜99モル%存在するのが好ましく、よ
り好ましくは15〜90モル%である。
(X,Yはイオン交換官能基)であり、1〜85モル%存在
するのが好ましく、より好ましくは5〜70モル%であ
る。
[C]は、たとえば気体用(ガス用)イオン交換の場合
は存在しなくてもかまわないが、液体用イオン交換の場
合は主鎖骨格の溶解を防止するために存在することが好
ましい。この理由から、ユニット[C]の存在割合は0
〜10モル程度が好ましく、液体用イオン交換の場合は2
〜9モル%程度存在するのが好ましい。
に、本発明の作用・効果を達成できる範囲において、他
の共重合ユニットや、任意の添加物(組成物)を含むこ
とができる。たとえば、ポリマの1ユニットとして、下
記の[D]式で示される側鎖カルボキシル基を含んでい
てもよい。
強度、伸度、柔軟性、加工性など、通常の合成繊維と同
様な特性を満足させることができる。たとえばカットフ
ァイバーにしたときには、カードを円滑に通過させて、
紡績糸にしたり、ウェブ状態から不織布に加工すること
ができる。
とができるという本発明繊維の好ましい構成によれば、
単一成分繊維の場合は、加工コストを安くでき、複合繊
維(コンジュゲート繊維)の場合は、たとえば芯鞘複合
の場合、芯繊維に強度の高いポリマを用いれば全体とし
て強度の高い繊維とすることができる。そして鞘成分に
本発明のイオン交換ポリマを用いれば、液体や気体と接
触する部分にイオン交換官能基が存在するので、イオン
交換容量が低下することもない。
ば、前記[A]で示される繰り返し単位のポリマーを溶
融紡糸し、繊維形成した後、紫外線または放射線によっ
て架橋処理し、次いで化学処理または物理化学処理によ
ってイオン交換能官能基を導入するので、繊維形成が容
易で、織物、編物、不織布、その他の繊維成形体など、
通常の繊維として使用できる用途にはいかなる用途にも
使用できる。
のイオン交換繊維を少なくとも一部用いて、熱溶融接着
一体化されているので、たとえばカートリッジフィルタ
ーや繊維充填フィルターなどに好適に応用できる。
明は下記の実施例に限定して解釈されるものではない。
また、以下の実施例においては、シンジオタクチックポ
リ(1,2−ブタジエン)を1,2−SBDと省略する。
−SBDを鞘とする複合繊維(芯成分/鞘成分で表示す
る)が容易に溶融紡糸と熱延伸ができ、そのステープル
を梳綿機を用いてカードウェッブとした後、鞘成分の1,
2−SBDを溶融させる加工温度で1,2−SBDによって熱接着
させ、熱接着不織布となることができ、紫外線もしくは
γ線等の放射線を照射することにより、1,2−SBDが容易
に架橋し、巨大分子化することを見い出した。この繊維
もしくは不織布は、炭素−炭素結合によって分子主鎖を
構成しているため、熱濃硫酸による不飽和へのスルホン
化反応にも耐え、また他のイオン交換基導入の反応にお
いても化学的に安定であることを見い出し本発明に到っ
た。
2−SBDは、75≦Tm<150の融点(Tm℃)のものを用いる
ことができ、融点75〜120℃、結晶化度;15〜50%、1,2
結合;90%以上、メルトインデックス(MI;JISK7210に準
じ測定温度190℃、2169g加重);20〜150g/10分が好まし
い。芯成分となる熱溶融性樹脂は180℃未満の融点のポ
リオレフィンが好ましく、PPが都合よく用いられる。PP
はプロピレンのホモポリマー、あるいは共重合体、三者
共重合体のなどのコポリマーであって融点が170℃未
満、上記と同様MIは20〜150g/10分が好ましい。PP/1,2
−SBD複合繊維にあっては、融点80〜110℃MI140〜120g/
10分の1,2−SBDと融点150〜165℃MI130〜70g/10分のPP
の組合せが特に好ましい。
<200が好ましく、T≦180が特に好ましい。繊維構造は
PPを芯とし、1,2−SBDを鞘とする鞘芯型複合繊維が好ま
しい。
合、PP/1,2−SBD複合繊維を少なくとも30重量%以上混
合することが好ましい。熱接着性を十分なものとするた
めである。とくに好ましくは、100%使用である。この
時の熱接着加工温度(T℃)は1,2−SBDとPPの融点を各
Tm(SBD)℃とTm(pp)℃とすると、Tm(SBD)+10≦T
≦Tm(pp)−10の範囲が好ましい。
もしくは、これら繊維と熱接着した不織布に紫外線もし
くはγ線を各々照射し、1,2−SBD成分に架橋反応を生じ
させた。1,2−SBD成分を架橋させた繊維および不織布は
剛直性が増大し、後記する熱切断温度(θ℃)で表わさ
れる融点、軟化点が上昇し、引張り破断強力と伸度が低
下する。架橋条件は、800W高圧水銀燈を用いて紫外線を
発生させ、20〜30cmの距離で5〜20分照射し、架橋する
と都合が良い。
以下に冷却した希薄発煙硫酸もしくは80℃以上に加熱し
た80〜98%濃硫酸に浸漬し、スルホン基を導入する。こ
の繊維を水洗し、IN水酸化ナトリウム液に浸漬するとス
ルホン基はナトリウム塩基に変わり、著るしいイオン交
換性を示す。架橋処理していない繊維は、一部溶解する
ため架橋処理することが好ましい。無論イオン交換基導
入は上記反応には限定されず、アミノ基、アミド基、カ
ルボキシル基、フォスフィン酸基等を導入することがで
きる。
ン基−CH=CH2をもち、この二重結合は、紫外線によっ
て容易に分子間架橋し、巨大分子化する。架橋反応にあ
ずからない未反応のエチレン基は、化学活性が大きく、
スルホン酸基等イオン交換基の導入が容易である。これ
らのイオン交換基を導入後、脱塩等の用途に供すると、
イオン交換基は塩の形となるが、架橋によって巨大分子
化しているため水に不溶化している。
Tm<150、より好ましくは75≦Tm<120であり、通常の熱
風貫通型接着加工機で熱接着不織布にする事が容易で、
鞘芯型複合繊維を用いると、不織布の繊維表面が1,2−S
BDで占められた不織布となり、イオン交換基を導入する
と、繊維表面がイオン交換能を持つ不織布となり都合が
良い。
ン基を高密度で側鎖に持った低融点の1,2−SBDを繊維表
面とする繊維に紫外線もしくは放射線を当てて、1,2−S
BDを架橋させて巨大分子化させて、親水基が多量に導入
されても水に不溶化し、化学処理もしくは物理化学処理
によって親水性であるイオン交換能を持つ官能基をエチ
レン基の部分に多量に付加させたものである。
BD、JSR−RBT−871単独ポリマ用いて、紡糸口金孔数700
のノズルを用い、吐出量240g/分、紡糸温度180℃の条件
で溶融紡糸し、60℃温水中で3.6倍に延伸し、冷却した
フタッファボックスで機械捲縮を付与し、50℃のネット
コンベアー式熱風貫通型乾燥機で乾燥し、51mmにカット
してステープル繊維とした。
圧水銀灯を距離200mmで送気しながら照射した。
水を介して4.36MR/hの割合でγ線を照射した。
硫酸中で5時間処理し、スルホン化繊維とし、重量増加
量を測定した。次いで1規定(N)のNaOH水溶液中でナ
トリウム塩とし、重量増加量を測定して、水不溶性スル
ホン基の比率を算出した。
℃)で表示する。θ℃はJIS L−10157−16−2の熱収縮
温度測定法に順じて1mg/dの加重をかけた繊維が雰囲気
温度を1℃/分の割で昇温した場合、軟化によって切断
される温度で示されるもので、融点と密接な関係があ
る。
率で表わし、下記の式によって算出する。
を不溶性率とし下式より算出する。
示す。
E)、およびPPを実施例1と同一条件で単独紡糸し、80
℃温水中で4倍に延伸して比較用ステープルを作成し
た。
に示す。
BD、JSR−RBT−871のポリマを鞘成分とし、融点165℃、
MI45g/10分のPPを芯成分とする芯鞘複合繊維を、紡糸口
金孔数700のノズルを用い、吐出量240g/分、紡糸温度18
0℃、複合繊維断面比で表わす複合比1:1で溶融紡糸し、
60℃温水中で3.6倍に延伸し、冷却したフタッファボッ
クスで機械捲縮を付与し、50℃のネットコンベアー式熱
風貫通型乾燥機で乾燥し、51mmにカットしてステープル
繊維とした。
示す。
3Na型にしたものの総イオン交換容量は、約2mg当量/gで
あった。
酸で3分間処理するとスルホン化率57%となった。
2のPP単一ポリマの繊維を用い、ローラーカードを通過
させてウェッブとし、次いで110℃の熱風貫通型熱加工
機で1分間熱処理して、鞘成分の1,2−SBDを溶解させて
熱接着し、厚味2mm、目付40g/m2の不織布とした。この
不織布を実施例5と同様にして紫外線照射して架橋処理
後スルホン化した。
引張速度300mm/分で引張試験し、下記の式で算出される
裂断張で表わす。不織布方向はカードから出るウェッブ
方向が縦、ウェッブの巾方向が横である。
BD、JSR−RBT−871単独、および該樹脂を鞘成分とし、
融点160℃、MI45g/10分のPPを芯成分とする芯鞘複合繊
維を、紡糸口金孔数700のノズルを用い、吐出量240g/
分、紡糸温度180℃、複合繊維にあっては繊維断面比で
表わす複合比1:1で溶融紡糸し、60℃温水中で3.6倍に延
伸し、冷却したフタッファボックスで機械捲縮を付与
し、50℃のネットコンベアー式熱風貫通型乾燥機で乾燥
し、51mmにカットしてステープル繊維とした。
ルホン化繊維とし、重量増加量を測定した。次いで1規
定(N)のNaOH水溶液中でナトリウム塩とし重量増加量
を測定して、水不溶性スルホン基の比率を算出した。
E)、およびPPを実施例2と同一条件で単独紡糸し、80
℃温水中で4倍に延伸して比較用ステープルを作成し
た。
に示す。
4のPP単一繊維を用い、ローラカードを通過させてウェ
ッブとし、次いで110℃熱風貫通型熱加工機で1分間熱
処理して、鞘成分の1,2−SBDを溶解させて熱接着し、厚
み2mm目付40g/m2の不織布とした。この不織布を実施例2
4と同様にしてスルホン化した。結果を表4に示す。
る。
面図である。第1図において、1は複合繊維、2はイオ
ン交換ポリマ層(被覆成分層)、3はポリプロピレン層
(芯成分層)である。
交換ポリマ層(被覆成分層)2として、請求項1〜2に
記載されたポリマ成分を用いるのである。このように構
成することにより、液体や気体と接触する面に、イオン
交換ポリマが存在しているので、効率良くイオン交換を
行なうことができる。
リマ及びその原材料をフィルムに加工したときの赤外吸
収(IR)スペクトルの分析チャートである。
2−ブタジエン)フィルムのIRチャートである。
外線架橋したもののIRチャートである。番号6で示す架
橋基が増強されていることがわかる。
ルホン化処理したもののIRチャートである。第2図のIR
チャートと比較すると、番号1,3のビニル基が減少し、
番号7,8のスルホン基に由来する吸収が見られ、また番
号9のカルボキシル基に由来する吸収が見られるように
なる。
ルホン化処理したもののIRチャートである。第3図のIR
チャートと比較すると、番号1,3のビニル基が減少し、
番号7,8のスルホン基に由来する吸収が見られ、また番
号9のカルボキシル基に由来する吸収が見られるように
なる。
のポリマーは、主鎖がシンジオタクチックポリ(1,2−
ブタジエン)構造を有し、側鎖のエチレン基の少なくと
も一部にイオン交換能官能基が導入されていることが確
認できた。
来のイオン交換繊維のような剛直性を示さないため、そ
のまま、あるいは、他の繊維素材と併用もしくはカート
リッジフィルターに巻きつけて使用するなど、通常の不
織布と同様な扱いができるため汎用性に富んでいる。
化も通常の熱加工機でできるなど従来のイオン交換繊維
に比べ生産が容易であり、経済的価格で供給できる。
ば、柔軟で強度もあり、繊維形成することができ、織
物、編物、不織布など、通常の繊維として使用できる用
途にはいかなる用途にも使用できる。また、イオン交換
性能も実用的には十分なものとすることができる。
の式で示されるユニットを有するという本発明の好まし
い構成によれば、前記したようにイオン交換性能を十分
に満足し、かつ柔軟なポリマとすることができる。
伸度、柔軟性、加工性など、通常の合成繊維と同様な特
性を満足させることができる。
記[A]で示される繰り返し単位のポリマーを溶融紡糸
し、繊維形成した後、紫外線または放射線によって架橋
処理し、次いで化学処理または物理化学処理によってイ
オン交換能官能基を導入するので、繊維形成が容易で、
織物、編物、不織布など、通常の繊維として使用できる
用途にはいかなる用途にも使用できる。
ン交換繊維を少なくとも一部用いて、熱溶融接着一体化
されているので、たとえばカートリッジフィルターや繊
維充填フィルターなどに好適に応用できる。
図、第2図は本発明の原材料である主鎖がシンジオタク
チックのポリ(1,2−ブタジエン)フィルムのIRチャー
ト、第3図は第2図に示すポリマーのフィルムを紫外線
架橋したもののIRチャート、第4図は第2図に示すポリ
マーのフィルムをスルホン化処理したもののIRチャー
ト、第5図は第3図に示すポリマーのフィルムをスルホ
ン化処理したもののIRチャートである。 1…複合繊維、2…イオン交換ポリマ層(被覆成分
層)、3…ポリプロピレン層(芯成分層)。
Claims (6)
- 【請求項1】主鎖がシンジオタクチックポリ(1,2−ブ
タジエン)構造を有し、側鎖のエチレン基の少なくとも
一部にイオン交換能官能基が導入されてなるイオン交換
性ポリマ。 - 【請求項2】ポリマが少なくとも下記の[A][B]
[C]の式で示されるユニットを有する請求項1記載の
イオン交換性ポリマ。 (ただし、X,Yの少なくとも一方がスルホン酸基または
そのアルカリ金属塩基、カルボキシル基またはそのアル
カリ金属塩基、フォスフィン基またはそのアルカリ金属
塩基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルコキシアミノ
基、ハロゲン化アルキルアミノ基、ポリアミン基から選
ばれる基、または前記の誘導基。) - 【請求項3】主鎖がシンジオタクチックポリ(1,2−ブ
タジエン)構造を有し、側鎖のエチレン基の少なくとも
一部にイオン交換能官能基が導入されてなるポリマ成分
を少なくとも一部含むイオン交換繊維。 - 【請求項4】繊維が単一成分の繊維または複合繊維であ
る請求項3記載のイオン交換繊維。 - 【請求項5】融点(Tm℃)が75≦Tm<150のシンジオタ
クチックポリ(1,2−ブタジエン)を溶融紡糸し、繊維
形成した後、紫外線または放射線によって架橋処理し、
次いで化学処理または物理化学処理によってイオン交換
能官能基を導入したイオン交換繊維の製造方法。 - 【請求項6】請求項3に記載のイオン交換繊維を少なく
とも一部用いて、熱溶融接着一体化されてなるイオン交
換不織布。
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