JPS6234906A - スルホン化1,2−ポリブタジエンの製造方法 - Google Patents

スルホン化1,2−ポリブタジエンの製造方法

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JPS6234906A
JPS6234906A JP60174241A JP17424185A JPS6234906A JP S6234906 A JPS6234906 A JP S6234906A JP 60174241 A JP60174241 A JP 60174241A JP 17424185 A JP17424185 A JP 17424185A JP S6234906 A JPS6234906 A JP S6234906A
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JP
Japan
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ion exchange
polybutadiene
sulfonated
sulfuric acid
acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP60174241A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ono
寿男 小野
Ichiro Iwama
岩間 一郎
Eitaro Okuya
奥谷 栄太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は迅速なイオン交換速度を有するスルホン化1.
2−ポリブタジエンの製造方法にかんする。
〔従来の技術〕
現在イオン交換樹脂は溶存しているカチオン又はアニオ
ンを除去し、純度の高い水の製造や工業用廃水から有害
金属を除去、回収するなど数多くの使い方がされている
、しかし、強酸性のカチオン交換樹脂としては、スチレ
ンにジビニルベンゼンを架橋剤として共電合させた球状
のスチレン樹脂を硫酸等でスルホン化した樹脂が主に使
われている。
一方ジエン系重合体をスルホン化しイオン交換樹脂とし
た例としては近藤らの日本化学会誌1982(3)p5
09〜513に報告されたとおりステレンーブタジエン
ポ、ノコーン重合体のスルホン化重合体の例が知られて
いるが、ジエン重合体単独ではなくスチレンとの共重合
体である。
ま7’c 1.2−/リゾタジエンから出発してカチオ
ン交換炭素フィルムを製造する方法が例えば特開昭53
−140289号公報に記載されている。しかし乍らこ
の製造方法は1.2−ポリブタジエンを濃硫酸と濃硝酸
の混合酸で処理し、熱処理を施して炭素化フィルムに形
成した後、濃硫酸、発煙硫酸などでスルホン化すること
によりカチオン交換炭素フィルムが得られる。この様に
数段階の反応を必要とする。ため製造工程が煩雑であシ
、また製品のカチオン交換炭素フィルムのイオン交換容
量のうち強酸交換容量が約1ミリ当量/g以下と低い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は高いイオン交換容量を有ししかも迅速な
イオン交換速度を示すスルホン化1.2−/リプタジエ
ンを製造する方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に従ってビニル結合を701以上含有するポリブ
タジェンを濃硫酸、クロルスルホン酸。
無水硫酸9発煙硫酸よりなる群から選ばれる少くとも1
種と反応させることを特徴とするスルホン化1.2−ポ
リブタジエンの製造方法が提供される。
本発明で用いられる、1.2 /リプタジエンの1.2
結合金有量としては70係以上、特に85係以上のもの
が好ましい。
1.2/リプタジエンの結晶化度は溶液状態にて反応さ
せる場合は特に制限はないが、粉末状態にて反応させる
場合は粉末の粘着等の問題が起きないようにするために
結晶化度として15優以上のものが好ましい。
1.2ポリブタジエンを粉末として、反応に用いる場合
その平均粒子径は500mμ以下、特に数十mμ以下が
好ましい。平均粒子径が大きいと反応が不均一になり、
内部に未反応部分を生ずることになる。
粉末状1,2−ポリブタジエンの製造方法は特に制限は
ないが、機械的な衝撃力により粉砕する方法や、予じめ
1.2−ポリブタジエンを溶剤に溶解したあと、水と分
散剤の存在下攪拌する方法などが用いられる。この場合
分散時に過酸化物を加え架橋することも可能である。ま
た特願昭59−2575号に開示されたとおり懸濁重合
により、あるいは特願昭59−142221号に開示さ
れたとおり乳化重合により粉末状1.2−、jeリゾタ
ジエンを得ることもできる。
更に1.2−ポリブタジエンを溶液状態で反応させる場
合溶剤としてはスルホン化剤と反応しないものであれば
特に制限はないが1,2−ジクロルエタン。
テトラクロルエチレン、四塩化炭素などの/1日rン化
炭化水素が好ましい。
1.2 、j?ポリブタジェン濃度としては、3〜20
重量係が好ましく、更に好ましくは5〜15重量係であ
る。
スルホン化剤としては濃硫酸、クロルスルホン酸、無水
硫酸と発煙硫酸を挙げることができる。
さらにこれらのスルホン化剤の混合物もしくは段階的に
種類の異なるスルホン化剤を用いて、スルホン化を行な
うことができる。スルホン化時の温度としては一50℃
から200℃、好ましくは一20℃から150℃である
本発明の方法によって得られたスルホン化1,2−ポリ
ブタジエンは通常、イオン交換容量のうち強酸交換容量
が1.5 ミIJ当量/、9以上と高いので、イオン交
換樹脂として純水の製造、硬水の軟化、カチオンの分離
、回収、分析やメッキ廃水の処理などに使用され、また
他の樹脂あるいはゴムに配合してイオン交換膜としであ
るいは樹脂やゴムの導電性の改良に用いることができる
更に本発明で得られるスルホン化1.2−yJ?リプタ
ジエンはイオン交換速度が大きいのでイオン交換樹脂と
して用いる場合その充填塔の滞留時間を短t へ ) 縮することができること及び充填塔の大きさを縮少でき
ることからみて工業的に有利である。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例について述べるが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。なお「部」および「4」
は重量部および重−Filを示す。
実施例1゜ 〔濃硫酸によるスルホン化1.2ホリブタジエンの製造
〕: 1.2−yf?リプタジエン(日本合成ゴム社製、商品
名RB830 1.2結合量93c6.結晶化度294
)に機械的な衝撃を加え、平均粒子径25mμの粉末と
した。
3QQm/のフラスコに濃硫酸150m/を入れ、80
℃に加熱した後上記粉末状1,2ポリブタジエン10p
をゆっくりと加え、2時間反応させた。2時間後室温ま
で冷却し蒸留水中へ、ゆっくりと加えスルホン化1.2
−リプタジエンを沈降させた。
沈降シたスルホン化1.2ポリブタジエンを吸引ろ過し
友後2Iビーカーに入れ蒸留水21を加え約15時間放
置した。15時間放置後上澄液を捨て更に蒸留水を27
加え、更に15時間放置した。
洗浄操作をくり返し行なった。流出する硫酸が無くなっ
たことを確認の後60℃にて15時間真空乾燥を実施し
た。ポリマーの収量は12.9gであった。乾燥試料を
II採り、59m/の蒸留水と、lN−NaOH20m
/を加え室温にて48時間放置した後残留するNaOH
量を0.1− NHCtにて定量し総イオン交換容量を
求めたところ、2.1建り当量7gポリマーであった。
また同様に乾燥試料IIiを採92 N −NaCt水
溶液を90 ml加え、発生した塩酸を0、 I N 
−N*OH溶液にて滴定し、強酸イオン交換容量を求め
たところ、1.5きり当量/8ポリマーであった。(測
定は「膜学実験法」喜多見書房、中垣正幸編(1984
)、p194参照) 実施例2゜ 〔クロルスルホン酸によるスルホン化1,2/リプタジ
エンの製造〕: 300dのフラスコにクロルスルホン酸501111.
2ジクロルエタン100ゴを加え、実施例1で用いた粉
末状RB8301″ogをゆっくりと加え、反応温度を
20℃に保った。添加後さらに2時間反応させた。真空
乾燥後のポリマー収量は14.3gであり総イオン交換
容量は5.2ミリ当量/gであった。tた強酸イオン交
換容量は3.6ミリ当量/gであった。
実施例3゜ 〔クロルスルホン酸によるスルホン化1.21f!IJ
シタジエンの製造〕: 300m/フラスコにクロルスルホン酸30gと四塩化
炭素100 Intを加え、内温を20℃に保ち、10
(17の四塩化炭素に109の1.2−ポリブタジエン
商品名RB810(1,2結合量904、結晶化度15
4)を溶解させた溶液を反応温度が30℃を越えない様
にゆっくりと加えた。添加後2時間さらに攪拌し、実施
例1と同様に後処理を実施した。
真空乾燥後のポリマー収量は15.6gであった。
総イオン交換容量は4.6ミリ当量/Iであった。また
強酸イオン交換容量は3.7jlJ当量/fIであった
実施例4.′ 300m/フラスコに1.2−/リプタジエン商品名R
B840(1,2結合量95係、結晶化度35 %)1
0yと1.2ジクロル工タy150m/を加え、RB8
40を溶解させた後20℃にて、無水硫酸のトリエチル
ホスフェート溶液(トリエチルホスフェート46gに無
水硫酸30gを溶解)をゆっくりと加え、添加後1時間
反応させた。
実施例1と同様に後処理を行なった。
真空乾燥後のポリマー収量は15.6.li+であった
総イオン交換容喰は4.9ミリ当量/11であり、強酸
イオン交換容量は3.7ミリ当量/gであった。
〔イオン交換速度の測定〕
実施例3により合成したスルホン化1,2ポリブタジエ
ンと、市販ポリスチレン系イオン交換樹脂(オルガノ製
アンバーライ) 12OB)をそれぞれ0、20.9秤
量し、100m/のビーカーに入れ、蒸留水50m/と
0.5 N −NaOH水溶液4.0 m/をカールビ
ペットで加え、ポテンショグラフにより電気伝導度の変
化を調べた。添付図面に電気伝導度の変化を示す。図面
よりスルホン化1,2ポリブタゾエンの方が明らかにイ
オン交換速度が早いことが判る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明実施例3(曲mA)と市販ポリスチレン系
カチオン交換樹脂アン・イーライト120B(曲線B)
とのイオン交換速度の比較を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ビニル結合を70%以上含有するポリブタジエンを濃硫
    酸、クロルスルホン酸、無水硫酸、発煙硫酸よりなる群
    から選ばれる少くとも1種と反応させることを特徴とす
    るスルホン化1,2−ポリブタジエンの製造方法
JP60174241A 1985-08-09 1985-08-09 スルホン化1,2−ポリブタジエンの製造方法 Pending JPS6234906A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0486934A2 (en) * 1990-11-19 1992-05-27 Daiwaboseki Co., Ltd. Ion exchange fibers and method for manufacturing the same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54129031A (en) * 1978-03-30 1979-10-06 Nippon Oil Co Ltd Water-based corrosionproof coating composition
JPS5667310A (en) * 1979-11-05 1981-06-06 Tokuyama Soda Co Ltd Production of cation-exchange resin

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