JP2522339Y2

JP2522339Y2 - 申込書

Info

Publication number: JP2522339Y2
Application number: JP1988008928U
Authority: JP
Inventors: 康之鈴木
Original assignee: トッパン・ムーア株式会社
Priority date: 1988-01-27
Filing date: 1988-01-27
Publication date: 1997-01-16
Anticipated expiration: 2003-01-27
Also published as: JPH01112975U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、会員カード、スポーツクラブをはじめとす
る各種の会員制クラブ等に入会を申し込むための申込書
に関する．従来の技術従来におけるこの種の申込書としては、第１に、申込
用紙と入会案内用紙とが分離自在に綴じ合わされた構
成、第２に、第１の構成に加えて、入会案内用紙の一部
もしくは入会案内用紙に綴じ合わせた用紙に、場合によ
っては宛先をあらかじめ印刷した、封筒作成用の展開図
を表示した構成が知られている。

考案が解決しようとする問題点ところが、従来の第１の構成によると、別途封筒を用
意したうえで、この封筒に宛先等を記入しなければなら
ず煩雑だという欠点がある。また、従来の第２の構成に
よると、展開図を切り取って封筒を作成する手間がかか
り、場合によってはさらに宛先等を記入しなければなら
ず、同じく煩雑だという欠点がある。

本考案は、このような従来の欠点を解消した申込書を
提供することを目的とする。

問題点を解決するために手段上記目的を達成するために本考案は、会員カード等の
入会案内用紙の一端部に、切り取り部を境にして、一対
の対向辺が前記入会案内用紙の天地方向と同一長の封筒
が形成され、この封筒は、その一面に返信先があらかじ
め印刷されるとともに、切り取り部側に封緘部を有し、
また、前記入会案内用紙の例えば前記切り取り部とは反
対側の端部には、複数構造を有し、一対の対向辺が前記
入会案内用紙の天地方向よりは短い複数枚の入会申込用
紙が、分離自在に綴じ合わされたものである。

作用あらかじめ返信先が印刷された封筒が設けられ、この
封筒は切り取り部側に封緘部が設けられているので、入
会申込用紙の封入も切り取り部に連接した、入会案内用
紙を挿入ガイドとして封入でき、封入が容易となり、封
入後、この封筒を切り取り部から切り取れば、所定事項
を記入した入会申込用紙を封入して郵送することができ
る。また、前記入会申込用紙の一対の対向辺が封筒の一
対の対向辺よりは短いので、封入作業は容易であり、ま
た開封時に前記入会申込用紙が封筒とともに破断される
恐れもない。

実施例以下、本考案を会員カードの入会申込書に適用した場
合の好適な実施例について添付図面に基づき詳細に説明
する。

ここにおいて、第１図は入会申込書の表面図、第２図
は同じく裏面図、第３図は第１図のＸ−Ｘ線端面図、第
４図は同じく折り畳み状態の端面図である。

第１図及び第３図に示したように、申込書Ａの台紙を
兼ねる入会案内用紙１の一端には、切り取り部である切
り用ミシン目２を境にして、一対の対向辺が前記入会案
内用紙１の天地方向と同一長の封筒３が形成されてい
る。この封筒３は、前記入会案内用紙１が前記切り用ミ
シン目２から延設されてなる封筒上紙４と、この封筒上
紙４の裏面側に、糊代５を残して糊代側を開口するよう
三辺で接着剤６により綴じ合わされた封筒下紙７とから
構成される。そして、前記糊代５が封緘部を構成するも
のである。前記封筒上紙４の表面には、第２図で明らか
なように、宛先であるカード取扱会社の住所及び名称が
受取人としてあらかじめ印刷されるとともに、差出人の
住所及び氏名を記入する差出人記入部が設けられてい
る。

同じく第１図及び第３図に示したように、入会案内用
紙１の切り用ミシン目２とは反対側の端部には、会員規
約条項が印刷され、天地方向が前記入会案内用紙１と同
一大の規約文書８がその一端で接着剤９により綴じ合わ
されている。

同じく第１図及び第３図に示したように、規約文書８
の上に重ねるようにして、天地方向が前記規約文書８及
び入会案内用紙１よりは短い２枚の入会申込用紙10,11
が、規約文書８綴じ合わせ端側で接着剤12,13により綴
じ合わされている。前記各入会申込用紙10,11の綴じ部
の内側には、それぞれ切り用ミシン目14,15が設けら
れ、これら切り用ミシン目14,15から切り離されるよう
構成されている。上側の送付用の入会申込用紙10の表面
には、第１図で明らかなように、「○○カード入会申込
書」という表題と、申込先となる取扱会社名が印刷され
るとともに、申込日付記入部16が設けられている。ま
た、前記入会申込用紙10の表面には、暗唱番号記入欄を
備えた申込人の住所氏名記入欄17、勤め先記入欄18、振
替口座記入欄19が設けられている。図示してはいない
が、下側の申込人控用の入会申込用紙11にも前記入会申
込用紙10と同一の事項が印刷され、また、同一の欄が上
下に対応する位置に設けられている．そして、前記入会
申込用紙10,11は、ノンカーボン方式の複写構造を有
し、上側の入会申込用紙10に書き込むと、同一事項が下
側の入会申込用紙11に複写記入されるよう構成されてい
る。

入会申込書Ａは、第１図及び第２図に仮想線で示した
折り部20,21,22において、折り畳まれて保管、展示等さ
れるもので、まず第１図状態から各折り部20,22で表面
側に向けて折ったうえ、さらに内側に向けて折り部21で
折り畳まれる（第４図参照）．第１図及び第２図に示し
たように、前記入会案内用紙１の表裏面には、各折り部
20,21で分断されないように各種の案内事項が印刷され
るとともに、折り畳み状態で最上面に位置する、裏面側
の折り部21と切り用ミシン目２に挟まれた部分には、
「○○カード、入会のご案内」という表題が印刷されて
いる。

本実施例は以上のように構成したので、入会希望者
は、第４図に示した折り畳み状態にある入会申込書Ａを
開いて第１図状態とし、入会申込用紙10に所定事項を記
入すると、同一事項が下の入会申込書11にも複写記入さ
れる．したがって、前記各入会申込用紙10,11をそれぞ
れ切り用ミシン目14,15で切り取る一方、封筒３を切り
用ミシン目２で切り取り、送付用の前記入会申込用紙10
をその切り用ミシン目14辺と平行な折り部を形成するよ
うに折り畳んで、前記封筒３に押入し、糊代５に糊付け
した後これを折り曲げれば、封緘状態となる。この封筒
３への前記入会申込用紙10の挿入は、前記入会申込用紙
10の天地方向の長さが、対応する封筒３の長さよりも短
いので、容易かつ円滑に行うことができる。封緘後、差
出人記入部に自己の住所、氏名を記入すれば、投函可能
状態となる。

なお、本考案は上述した実施例に限定されるものでは
なく、例えば、封筒３の構成は、封筒下紙７を入会案内
用紙１の延設部分たる封筒上紙４に接着するほか、封筒
下紙７も入会案内用紙１の延設部分で形成し、これを折
り曲げて接着することにより構成してもよい。また、封
緘部たる糊代５は封筒３内部に設けてもよく、さらに、
封緘部にあらかじめ粘着剤を塗布したうえ、塗布部分を
剥離テープで覆っておくこともできる。さらにまた、入
会申込用紙10,11は２枚に限らず、その綴じ合わせ部分
も、封筒３と反対側にのみ限定されない。

効果以上説明したところで明らかなように、本考案によれ
ば、宛先をあらかじめ印刷した封筒を入会申込用紙とと
もに、入会案内用紙に綴じ合わたので、入会希望者によ
る申込作業が簡硬化されて、容易になり、しかも宛先の
書き誤りが防止出来るという効果を奏することができ
る。

【図面の簡単な説明】図は本考案の好適な実施例を示し、第１図は入会申込書
の表面図、第２図は同じく裏面図、第３図は第１図のＸ
−Ｘ線端面図、第４図は同じく折り畳み状態の端面図で
ある。Ａ……入会申込書、１……入会案内用紙、２……切り用
ミシン目３……封筒、４……封筒上紙、５……糊代、６……接着
剤７……封筒下紙、10,11……入会申込用紙、12,13……接
着剤 14,15……切り用ミシン目

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】会員カード等の入会案内用紙の一端部に、
切り取り部を境にして、一対の対向辺が前記入会案内用
紙の天地方向と同一長の封筒が形成され、この封筒は、
その一面に返信先があらかじめ印刷されるとともに、切
り取り部側に封緘部を有する一方、前記入会案内用紙上
には、複写構造を有し、一対の対向辺が前記入会案内用
紙の天地方向よりは短い複数枚の入会申込用紙が、分離
自在に綴じ合わされたことを特徴とする申込書．