JP2515985Y2 - キャッチャー付き運搬車の荷物キャッチ構造 - Google Patents
キャッチャー付き運搬車の荷物キャッチ構造Info
- Publication number
- JP2515985Y2 JP2515985Y2 JP1990407276U JP40727690U JP2515985Y2 JP 2515985 Y2 JP2515985 Y2 JP 2515985Y2 JP 1990407276 U JP1990407276 U JP 1990407276U JP 40727690 U JP40727690 U JP 40727690U JP 2515985 Y2 JP2515985 Y2 JP 2515985Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- luggage
- catcher
- arm
- catch
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は,キャッチアームか荷
物を外周から抱き締めて後方に傾動するキャッチャーを
取り付けたキャッチャー付き運搬車の荷物キャッチ構造
に関するものである。
物を外周から抱き締めて後方に傾動するキャッチャーを
取り付けたキャッチャー付き運搬車の荷物キャッチ構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この出願人は,起立した円筒形の荷物を
車体上に倒した状態で積み込むために,車体の前部に荷
物の外周を抱き締めて後方に回動するキャッチャーを取
り付けた運搬車を先に特願平2−128562号等とし
て提案している。
車体上に倒した状態で積み込むために,車体の前部に荷
物の外周を抱き締めて後方に回動するキャッチャーを取
り付けた運搬車を先に特願平2−128562号等とし
て提案している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような荷物を車体
上に良好に積み込むためには,キャッチャーのキャッチ
アームがいかに強く荷物を抱き締めても,傾動するとき
に滑って下にずり落ちることがある。一番安全なのは,
荷物を抱き締めて後方に傾動するとき,その底面の下に
サポート部材が挿入されることである。この考案は,こ
のような課題を解決するものであって,荷物を持ち上げ
るときにできる地面との隙間にサポート部材が自動的に
挿入されるようにしたものである。
上に良好に積み込むためには,キャッチャーのキャッチ
アームがいかに強く荷物を抱き締めても,傾動するとき
に滑って下にずり落ちることがある。一番安全なのは,
荷物を抱き締めて後方に傾動するとき,その底面の下に
サポート部材が挿入されることである。この考案は,こ
のような課題を解決するものであって,荷物を持ち上げ
るときにできる地面との隙間にサポート部材が自動的に
挿入されるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上を解決するため,こ
の考案は,二本のキャッチアームが外方から回動して荷
物を外周から抱き締めて後方に傾動するキャッチャーを
車体前部に取り付けたキャッチャー付き運搬車におい
て,前記キャッチャーに,前記キャッチアームが荷物を
抱き締めて後方に傾動したとき,これに連動して外方か
ら回動して前記荷物の底面の下に入り込み,該荷物を下
方より支える二本のサポートアームを付設したものであ
る。
の考案は,二本のキャッチアームが外方から回動して荷
物を外周から抱き締めて後方に傾動するキャッチャーを
車体前部に取り付けたキャッチャー付き運搬車におい
て,前記キャッチャーに,前記キャッチアームが荷物を
抱き締めて後方に傾動したとき,これに連動して外方か
ら回動して前記荷物の底面の下に入り込み,該荷物を下
方より支える二本のサポートアームを付設したものであ
る。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより,キャッチアーム
が荷物を抱き締めて後方に傾動するときに生ずる荷物と
地面との隙間にサポートアームは自動的に挿入され,荷
物はこのサポートアームによって確実に保持される。
が荷物を抱き締めて後方に傾動するときに生ずる荷物と
地面との隙間にサポートアームは自動的に挿入され,荷
物はこのサポートアームによって確実に保持される。
【0006】
【実施例】図1はキャッチャー付き運搬車の側面図であ
るが、運搬車は車体10とその前部に取り付けられるキ
ャッチャー12からなる。
るが、運搬車は車体10とその前部に取り付けられるキ
ャッチャー12からなる。
【0007】車体10はエンジン14やミッション16
を載架した車台フレーム18を前輪20および後輪22
で支持したものである。車台フレーム18の上部には荷
台フレーム24が前下がりの傾斜状に架設され,その後
部がハンドル26となっている。
を載架した車台フレーム18を前輪20および後輪22
で支持したものである。車台フレーム18の上部には荷
台フレーム24が前下がりの傾斜状に架設され,その後
部がハンドル26となっている。
【0008】キャッチャー12は車台フレーム18との
間に介設される油圧シリンダ28の伸縮によって前輪軸
30を中心に起立姿勢と荷台フレーム24上に沿う傾斜
姿勢との範囲で傾動する二本の縦フレーム32を有し,
各々の縦フレーム32の上下二個所に円筒形の荷物34
の外周を抱き締めるキャッチアーム36を左右一対の状
態で有するものである。キャッチアーム36はハンドル
26からの遠隔操作によって縦フレーム32の回りを回
動(開閉)するようになっており、これによって荷物3
4を抱き締める。さらに,このキャッチアーム30の下
方に外方より回動(開閉)して荷物34の底面の下に入
り込む二本のサポートアーム38が設けられる。
間に介設される油圧シリンダ28の伸縮によって前輪軸
30を中心に起立姿勢と荷台フレーム24上に沿う傾斜
姿勢との範囲で傾動する二本の縦フレーム32を有し,
各々の縦フレーム32の上下二個所に円筒形の荷物34
の外周を抱き締めるキャッチアーム36を左右一対の状
態で有するものである。キャッチアーム36はハンドル
26からの遠隔操作によって縦フレーム32の回りを回
動(開閉)するようになっており、これによって荷物3
4を抱き締める。さらに,このキャッチアーム30の下
方に外方より回動(開閉)して荷物34の底面の下に入
り込む二本のサポートアーム38が設けられる。
【0009】図2はキャッチアーム36およびサポート
アーム38の構造を示す平面図,図3は側面図である
が,縦フレーム32は前輪軸30に回動可能に嵌装され
るブラケット40で支持されており,このブラケット4
0に上下二枚の支持板42を介して副軸44が縦フレー
ム32と平行に設けられている。各サポートアーム38
はこの副軸44にそれぞれ嵌装されるが,このとき,副
軸44に対して水平および垂直に回動可能に構成され
る。すなわち,副軸44に回動可能なスリーブ46を嵌
着し,このスリーブ46を内部に貫通させた状態でスリ
ーブ46にブラケット48等によって架設された水平軸
50に対して支持板42等との間に張られるスプリング
52で常時下方に引っ張られて上下に回動可能に嵌着さ
れる。
アーム38の構造を示す平面図,図3は側面図である
が,縦フレーム32は前輪軸30に回動可能に嵌装され
るブラケット40で支持されており,このブラケット4
0に上下二枚の支持板42を介して副軸44が縦フレー
ム32と平行に設けられている。各サポートアーム38
はこの副軸44にそれぞれ嵌装されるが,このとき,副
軸44に対して水平および垂直に回動可能に構成され
る。すなわち,副軸44に回動可能なスリーブ46を嵌
着し,このスリーブ46を内部に貫通させた状態でスリ
ーブ46にブラケット48等によって架設された水平軸
50に対して支持板42等との間に張られるスプリング
52で常時下方に引っ張られて上下に回動可能に嵌着さ
れる。
【0010】一方,スリーブ46にはカムフォロアー5
4が突設されており,このカムフォロアー54は前輪軸
30に嵌合されて荷台フレーム24の先端を固定する固
定板56(縦フレーム32が後方に傾動しても固定して
いる)に取り付けられるカム58にスプリング60によ
って押接されている。図4はカムフォロアー54とカム
58の関係を示す側面図であるが,カム58は上方ほど
後退する形状になっており,縦フレーム32の後方傾動
に伴ってスリーブ46が上昇するとサポートアーム38
は閉まる方向に回動することになる。
4が突設されており,このカムフォロアー54は前輪軸
30に嵌合されて荷台フレーム24の先端を固定する固
定板56(縦フレーム32が後方に傾動しても固定して
いる)に取り付けられるカム58にスプリング60によ
って押接されている。図4はカムフォロアー54とカム
58の関係を示す側面図であるが,カム58は上方ほど
後退する形状になっており,縦フレーム32の後方傾動
に伴ってスリーブ46が上昇するとサポートアーム38
は閉まる方向に回動することになる。
【0011】次に,キャッチアーム36の開閉機構であ
るが,図2に示すように,縦フレーム32に枢着される
キャッチアーム36には前輪軸30側に延出する作用ア
ーム62が固設されており,この作用アーム62に前輪
軸30上をスライドする押しリング64が作用する。す
なわち,押しリング64をカム66によって外端側に押
しやると(この操作はハンドル26からの遠隔操作でで
きる),作用アーム62は縦フレーム32の回りを回動
してキャッチアーム36は荷物34を抱き締める。
るが,図2に示すように,縦フレーム32に枢着される
キャッチアーム36には前輪軸30側に延出する作用ア
ーム62が固設されており,この作用アーム62に前輪
軸30上をスライドする押しリング64が作用する。す
なわち,押しリング64をカム66によって外端側に押
しやると(この操作はハンドル26からの遠隔操作でで
きる),作用アーム62は縦フレーム32の回りを回動
してキャッチアーム36は荷物34を抱き締める。
【0012】以上のような構成のキャッチャー12か荷
物34を抱き締める動作を図2および図3で説明する
と,まず,縦フレーム32をある程度後傾した状態で荷
物34に接近し,荷物34をキャッチアーム36の中に
取り囲んだ状態にする。次に,縦フレーム32を起立さ
せるのであるが,これに伴ってサポートアーム38は地
上に接し,この状態を縦フレーム32が起立するまで維
持する。縦フレーム32が起立したなら,カム66を操
作してキャッチアーム36を閉め,油圧シリンダ28を
操作して縦フレーム32を後方傾動させる。なお,この
とき,荷物34の重量はキャッチアーム36にかかるか
ら,荷物34の後下部を支点にするとモーメントが小さ
いので,縦フレーム32が起立して前輪20が浮いた状
態になっている。
物34を抱き締める動作を図2および図3で説明する
と,まず,縦フレーム32をある程度後傾した状態で荷
物34に接近し,荷物34をキャッチアーム36の中に
取り囲んだ状態にする。次に,縦フレーム32を起立さ
せるのであるが,これに伴ってサポートアーム38は地
上に接し,この状態を縦フレーム32が起立するまで維
持する。縦フレーム32が起立したなら,カム66を操
作してキャッチアーム36を閉め,油圧シリンダ28を
操作して縦フレーム32を後方傾動させる。なお,この
とき,荷物34の重量はキャッチアーム36にかかるか
ら,荷物34の後下部を支点にするとモーメントが小さ
いので,縦フレーム32が起立して前輪20が浮いた状
態になっている。
【0013】この状態になると,サポートアーム38を
嵌着したスリーブ46も上昇するから,カムフォロアー
54はカム58の上を転動し,それに伴ってスリーブ4
6は副軸44の回りをサポートアーム38が閉まる方向
に回動する。このとき,荷物34はキャッチアーム36
で抱き締められて後部一点を接地した状態で傾き,荷物
34の前部が持ち上がって地上との間に隙間ができてお
り,サポートアーム38はこの隙間に外方より入り込ん
で荷物34の底面を支持することになる。縦フレーム3
2が荷台フレーム24上に沿うまで傾動したなら,この
状態で目的地まで運搬する。目的地についたなら,前記
と逆の動作で荷物34を降ろす。
嵌着したスリーブ46も上昇するから,カムフォロアー
54はカム58の上を転動し,それに伴ってスリーブ4
6は副軸44の回りをサポートアーム38が閉まる方向
に回動する。このとき,荷物34はキャッチアーム36
で抱き締められて後部一点を接地した状態で傾き,荷物
34の前部が持ち上がって地上との間に隙間ができてお
り,サポートアーム38はこの隙間に外方より入り込ん
で荷物34の底面を支持することになる。縦フレーム3
2が荷台フレーム24上に沿うまで傾動したなら,この
状態で目的地まで運搬する。目的地についたなら,前記
と逆の動作で荷物34を降ろす。
【0014】
【考案の効果】以上,この考案は前記したものであるか
ら,荷物の下にサポートアームが入り込んでこれを下か
ら支える構造になるので,キャッチアームの抱き締め作
用と相まって荷物を確実に保持することができる。そし
て,サポートアームの開閉は荷物の積降ろしの際の傾動
と連動しているものであるから,特別の操作を必要とせ
ず,簡単である。
ら,荷物の下にサポートアームが入り込んでこれを下か
ら支える構造になるので,キャッチアームの抱き締め作
用と相まって荷物を確実に保持することができる。そし
て,サポートアームの開閉は荷物の積降ろしの際の傾動
と連動しているものであるから,特別の操作を必要とせ
ず,簡単である。
【図1】キャッチャー付き運搬車の側面図である。
【図2】キャッチアームおよびサポートアームを示す平
面図である。
面図である。
【図3】キャッチアームおよびサポートアームを示す側
面図である。
面図である。
【図4】サポートアームのカムを示す側面図である。
10 車体 12 キャッチャー 34 荷物 36 キャッチアーム 38 サポートアーム
Claims (1)
- 【請求項1】 二本のキャッチアーム(36)が外方か
ら回動して荷物(34)を外周から抱き締めて後方に傾
動するキャッチャー(12)を車体(10)前部に取り
付けたキャッチャー付き運搬車において,前記キャッチ
ャー(12)に,前記キャッチアーム(36)が荷物を
抱き締めて後方に傾動したとき,これに連動して外方か
ら回動して前記荷物(34)の底面の下に入り込み,該
荷物(34)を下方より支える二本のサポートアーム
(38)を付設してなるキャッチャー付き運搬車の荷物
キャッチ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990407276U JP2515985Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | キャッチャー付き運搬車の荷物キャッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990407276U JP2515985Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | キャッチャー付き運搬車の荷物キャッチ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0490460U JPH0490460U (ja) | 1992-08-06 |
JP2515985Y2 true JP2515985Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31884201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990407276U Expired - Lifetime JP2515985Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | キャッチャー付き運搬車の荷物キャッチ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515985Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0995238A (ja) * | 1995-10-02 | 1997-04-08 | Bridgestone Corp | 段積みタイヤの運搬装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62241765A (ja) * | 1986-04-14 | 1987-10-22 | 株式会社 大阪タイユ− | 容器の運搬車 |
JPH0712822B2 (ja) * | 1988-09-09 | 1995-02-15 | 大和産業株式会社 | ショッピングカートの幼児用椅子 |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP1990407276U patent/JP2515985Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0490460U (ja) | 1992-08-06 |
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