JPH0453301Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453301Y2 JPH0453301Y2 JP16047786U JP16047786U JPH0453301Y2 JP H0453301 Y2 JPH0453301 Y2 JP H0453301Y2 JP 16047786 U JP16047786 U JP 16047786U JP 16047786 U JP16047786 U JP 16047786U JP H0453301 Y2 JPH0453301 Y2 JP H0453301Y2
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- JP
- Japan
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- hanger
- luggage
- arm
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 42
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 4
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Handcart (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は航空機や大型車両に使用される大型タ
イヤの運搬に用いられる大型タイヤ運搬車両に関
する。
イヤの運搬に用いられる大型タイヤ運搬車両に関
する。
従来の技術
航空機や大型車両に使用される大型のタイヤは
可成りの重量があるため、その交換作業に際して
第7図に示すような手押しタイプのリフターを用
いて大型タイヤを運搬するようにしている。
可成りの重量があるため、その交換作業に際して
第7図に示すような手押しタイプのリフターを用
いて大型タイヤを運搬するようにしている。
このリフターは前、後キヤスター103,10
4を備えた平面コ字形の台車フレーム100の一
対のアーム101,101上にそれぞれローラ1
02,102を回転自在に軸支してあり、これら
ローラ102,102上に跨つて大型タイヤWを
載置するようにしてある。
4を備えた平面コ字形の台車フレーム100の一
対のアーム101,101上にそれぞれローラ1
02,102を回転自在に軸支してあり、これら
ローラ102,102上に跨つて大型タイヤWを
載置するようにしてある。
後部キヤスター104はその車軸にマスタシリ
ンダ105を取付けてあつて、このマスタシリン
ダ105の胴部をリンク106を介して台車フレ
ーム100の後部ブラケツト107に連結してあ
ると共に、マスタシリンダ105のピストンロツ
ド108の上端を台車フレーム100の後部上側
の支持座109に係合してある。
ンダ105を取付けてあつて、このマスタシリン
ダ105の胴部をリンク106を介して台車フレ
ーム100の後部ブラケツト107に連結してあ
ると共に、マスタシリンダ105のピストンロツ
ド108の上端を台車フレーム100の後部上側
の支持座109に係合してある。
マスタシリンダ105にはレバー110によつ
て作動されるプランジヤーポンプ111を併設し
てあつて、このレバー110を上下方向に反復操
作することによつてプランジヤーポンプ111を
作動させ、マスターシリンダ104を伸張させて
台車フレーム100を前部キヤスター103を支
点として前傾状態に上昇できるようにしてある。
この類似構造は、例えば実開昭57−174499号公報
に示されている。
て作動されるプランジヤーポンプ111を併設し
てあつて、このレバー110を上下方向に反復操
作することによつてプランジヤーポンプ111を
作動させ、マスターシリンダ104を伸張させて
台車フレーム100を前部キヤスター103を支
点として前傾状態に上昇できるようにしてある。
この類似構造は、例えば実開昭57−174499号公報
に示されている。
考案が解決しようとする問題点
大型タイヤWの運搬はリフターを手押しして行
わなければならず、また、ローラ102,102
上への大型タイヤWの積み込み及び荷降しは人手
によつて行わなければならないため、多大な労力
と時間とを要し作業能率が悪い点が指摘されてい
る。
わなければならず、また、ローラ102,102
上への大型タイヤWの積み込み及び荷降しは人手
によつて行わなければならないため、多大な労力
と時間とを要し作業能率が悪い点が指摘されてい
る。
そこで、本出願人は大型タイヤの運搬、および
大型タイヤの積み込み、荷降しの省力化と作業能
率の向上を図るため、先に特願昭60−193153号
(特開昭62−56299号)により自走式の大型タイヤ
運搬車両を提案している。
大型タイヤの積み込み、荷降しの省力化と作業能
率の向上を図るため、先に特願昭60−193153号
(特開昭62−56299号)により自走式の大型タイヤ
運搬車両を提案している。
これは、エンジン又はモータによつて自走する
台車の後端部上に、支柱を中心に水平回動し、か
つ、駆動機構により上下方向に揺動する平行リン
ク機構を設け、この平行リンク機構の揺動端部に
ハンガーアームを水平回動自在に連結して、この
ハンガーアーム端部に一対のローラ上に大型タイ
ヤをすくい取つて縦置きに保持する荷物ハンガー
を吊設して構成したものである。
台車の後端部上に、支柱を中心に水平回動し、か
つ、駆動機構により上下方向に揺動する平行リン
ク機構を設け、この平行リンク機構の揺動端部に
ハンガーアームを水平回動自在に連結して、この
ハンガーアーム端部に一対のローラ上に大型タイ
ヤをすくい取つて縦置きに保持する荷物ハンガー
を吊設して構成したものである。
本考案はこの先の提案に係る大型タイヤ運搬車
両を更に改良し、荷物ハンガーに大型タイヤを取
り込んだ際に荷物ハンガーが荷重の変化により傾
くのを回避して、安全に積み込み、荷降し作業す
ることができる大型タイヤ運搬車両を提供するも
のである。
両を更に改良し、荷物ハンガーに大型タイヤを取
り込んだ際に荷物ハンガーが荷重の変化により傾
くのを回避して、安全に積み込み、荷降し作業す
ることができる大型タイヤ運搬車両を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段
前側部に運転席を有し自走する台車の後部に大
型タイヤを積載可能なデツキを形成し、このデツ
キ上に回転自在に軸支した支柱の上下部に一対の
リンクを軸支すると共に、これらリンクの自由端
部間にアーム支軸をピン連結して支柱を中心にし
て水平方向および上下方向に揺動自在に構成した
平行リンク機構と、該平行リンク機構の支柱と上
部のリンクとに跨つて配設されて、平行リンク機
構を上下揺動する駆動機構と、平行リンク機構の
アーム支軸に水平方向に回動自在に連結したハン
ガーアームと、逆U字状のフレームの下端にロア
ビームを跨設し、このロアビームに一対の保持ロ
ーラを一側方に略水平に平行して突出配置し、前
記ハンガーアームの自由端部に着脱自在に吊設さ
れて、前記一対の保持ローラ上に跨つて大型タイ
ヤを縦置きに保持する荷物ハンガーとを備え、か
つ、前記ハンガーアームと荷物ハンガーとの連結
部には、荷物ハンガーの保持ローラ配設側でフレ
ームの上端部から上方に向けて斜状に延びるフレ
ーム延設部と、このフレーム延設部に摺動自在に
装着されて前記ハンガーアームの自由端部に連結
されるホルダーと、フレームをホルダー側に牽引
するスプリングとを有し、荷物ハンガーの荷重の
変化に応動して該荷物ハンガーの支持点を移動し
て、荷物ハンガーを垂直状態に保つ支持点調整機
構を配設してある。
型タイヤを積載可能なデツキを形成し、このデツ
キ上に回転自在に軸支した支柱の上下部に一対の
リンクを軸支すると共に、これらリンクの自由端
部間にアーム支軸をピン連結して支柱を中心にし
て水平方向および上下方向に揺動自在に構成した
平行リンク機構と、該平行リンク機構の支柱と上
部のリンクとに跨つて配設されて、平行リンク機
構を上下揺動する駆動機構と、平行リンク機構の
アーム支軸に水平方向に回動自在に連結したハン
ガーアームと、逆U字状のフレームの下端にロア
ビームを跨設し、このロアビームに一対の保持ロ
ーラを一側方に略水平に平行して突出配置し、前
記ハンガーアームの自由端部に着脱自在に吊設さ
れて、前記一対の保持ローラ上に跨つて大型タイ
ヤを縦置きに保持する荷物ハンガーとを備え、か
つ、前記ハンガーアームと荷物ハンガーとの連結
部には、荷物ハンガーの保持ローラ配設側でフレ
ームの上端部から上方に向けて斜状に延びるフレ
ーム延設部と、このフレーム延設部に摺動自在に
装着されて前記ハンガーアームの自由端部に連結
されるホルダーと、フレームをホルダー側に牽引
するスプリングとを有し、荷物ハンガーの荷重の
変化に応動して該荷物ハンガーの支持点を移動し
て、荷物ハンガーを垂直状態に保つ支持点調整機
構を配設してある。
作 用
平行リンク機構およびハンガーアームを水平方
向に回動することにより、台車のデツキ上からこ
れら平行リンク機構、ハンガーアームが伸び出す
から、駆動機構により平行リンク機構を下動して
荷物ハンガーを路面近くまで降して、荷物ハンガ
ーを縦置きにされた大型タイヤに向けて押動し、
一対の保持ローラを大型タイヤの周側面にあてが
つて該荷物ハンガーを上昇すれば、大型タイヤを
これら一対の保持ローラ上に跨つてすくい取るこ
とができる。
向に回動することにより、台車のデツキ上からこ
れら平行リンク機構、ハンガーアームが伸び出す
から、駆動機構により平行リンク機構を下動して
荷物ハンガーを路面近くまで降して、荷物ハンガ
ーを縦置きにされた大型タイヤに向けて押動し、
一対の保持ローラを大型タイヤの周側面にあてが
つて該荷物ハンガーを上昇すれば、大型タイヤを
これら一対の保持ローラ上に跨つてすくい取るこ
とができる。
従つて、ハンガーアーム、平行リンク機構をデ
ツキ上に再び水平回動すれば、荷物ハンガーごと
大型タイヤをデツキ上に容易に積み込むことがで
きる。
ツキ上に再び水平回動すれば、荷物ハンガーごと
大型タイヤをデツキ上に容易に積み込むことがで
きる。
ここで、前述のように荷物ハンガーの保持ロー
ラ上に大型タイヤを取り込んだ際、荷物ハンガー
は荷重の変化によりフレーム延設部がスプリング
の牽引力に抗してホルダーに対して下側にスライ
ドして、荷物ハンガーと大型タイヤとの合成した
重心がホルダーとハンガーアームとの連結点の下
方となるように該荷物ハンガーの支持点を移動
し、常に荷物ハンガーを垂直状態に保つことがで
きる。
ラ上に大型タイヤを取り込んだ際、荷物ハンガー
は荷重の変化によりフレーム延設部がスプリング
の牽引力に抗してホルダーに対して下側にスライ
ドして、荷物ハンガーと大型タイヤとの合成した
重心がホルダーとハンガーアームとの連結点の下
方となるように該荷物ハンガーの支持点を移動
し、常に荷物ハンガーを垂直状態に保つことがで
きる。
台車を目的地まで走行し、大型タイヤを荷降し
する場合は前述の操作を逆行すれば、容易に荷降
しすることができる。
する場合は前述の操作を逆行すれば、容易に荷降
しすることができる。
実施例
以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1〜7図において、1は前、後輪1a,1b
を有し、エンジン又はモータによつて自走する台
車で、前側部に運転席Sを形成してあると共に、
この運転席Sの後方に航空機等に用いられる大型
のタイヤWを積載し得るに十分なスペースのデツ
キ2を形成してある。
を有し、エンジン又はモータによつて自走する台
車で、前側部に運転席Sを形成してあると共に、
この運転席Sの後方に航空機等に用いられる大型
のタイヤWを積載し得るに十分なスペースのデツ
キ2を形成してある。
この実施例ではデツキ2の略後半部2aの地上
高さを低めて多段状に形成して、該デツキ後半部
2a上に大型タイヤWを後述する荷物ハンガーと
共に縦置きに積載するようにしてあり、台車の制
動時にデツキ段部により大型タイヤWの下側が前
方へずれ動くのを阻止できるようにしてある。
高さを低めて多段状に形成して、該デツキ後半部
2a上に大型タイヤWを後述する荷物ハンガーと
共に縦置きに積載するようにしてあり、台車の制
動時にデツキ段部により大型タイヤWの下側が前
方へずれ動くのを阻止できるようにしてある。
3はデツキ後半部2aの後端部上に配設した平
行リンク機構で、デツキ後半部2aの後端部中央
位置に設けた軸受部30に軸支されて回転自在な
支柱4と、支柱4の上下部に軸支した一対のリン
ク5,6と、これらリンク5,6の自由端部間に
ピン連結したアーム支軸7とからなつていて、前
記支柱4を中心に水平方向および上下方向に揺動
自在としてある。
行リンク機構で、デツキ後半部2aの後端部中央
位置に設けた軸受部30に軸支されて回転自在な
支柱4と、支柱4の上下部に軸支した一対のリン
ク5,6と、これらリンク5,6の自由端部間に
ピン連結したアーム支軸7とからなつていて、前
記支柱4を中心に水平方向および上下方向に揺動
自在としてある。
8は平行リンク機構3を上下揺動する駆動機構
を示し、支柱4の下部にシリンダ本体9aを軸支
した油圧シリンダ9と、支柱4の上部に一端をピ
ン連結し、中間部に油圧シリンダ9の作動ロツド
9bを連結して該油圧シリンダ9に支持された逆
L字状のアーム10と、該アーム10の自由端と
上側のリンク5のアーム支軸7連結側の端部近傍
との間にピン連結したストラツトタイプの緩衝器
11とからなつていて、油圧シリンダ9の伸,縮
作動力をアーム10、緩衝器11を介して上側の
リンク5に伝え、以つて、平行リンク機構3を支
柱4を中心に上下揺動する。
を示し、支柱4の下部にシリンダ本体9aを軸支
した油圧シリンダ9と、支柱4の上部に一端をピ
ン連結し、中間部に油圧シリンダ9の作動ロツド
9bを連結して該油圧シリンダ9に支持された逆
L字状のアーム10と、該アーム10の自由端と
上側のリンク5のアーム支軸7連結側の端部近傍
との間にピン連結したストラツトタイプの緩衝器
11とからなつていて、油圧シリンダ9の伸,縮
作動力をアーム10、緩衝器11を介して上側の
リンク5に伝え、以つて、平行リンク機構3を支
柱4を中心に上下揺動する。
12は平行リンク機構3のアーム支軸7に水平
方向に回動自在に装着したハンガーアームで、そ
の自由端部に荷物ハンガー13を回動自在に吊設
してある。
方向に回動自在に装着したハンガーアームで、そ
の自由端部に荷物ハンガー13を回動自在に吊設
してある。
この荷物ハンガー13はフツクピン21を介し
てハンガーアーム12に着脱自在に吊持されてい
て、このフツクピン21を中心に水平方向に回動
自在となつている。荷物ハンガー13はこの実施
例では一対のフレーム14,14で逆U字状に形
成して、これらフレーム14,14の下端にロア
ビーム15を跨設し、ロアビーム15の両端部に
一側方に略水平に平行して一対の保持ローラ17
を回転自在に突出配置して構成してあり、これら
保持ローラ17上に跨つて重量のある大型タイヤ
Wをすくい取つて載置できるようにしてある。
てハンガーアーム12に着脱自在に吊持されてい
て、このフツクピン21を中心に水平方向に回動
自在となつている。荷物ハンガー13はこの実施
例では一対のフレーム14,14で逆U字状に形
成して、これらフレーム14,14の下端にロア
ビーム15を跨設し、ロアビーム15の両端部に
一側方に略水平に平行して一対の保持ローラ17
を回転自在に突出配置して構成してあり、これら
保持ローラ17上に跨つて重量のある大型タイヤ
Wをすくい取つて載置できるようにしてある。
そして、前記ハンガーアーム12と荷物ハンガ
ー13との連結部に、荷物ハンガー13の荷重の
変化に応動して該荷物ハンガー13の支持点を移
動して、荷物ハンガー13を垂直状態に保つ支持
点調整機構19を配設してある。
ー13との連結部に、荷物ハンガー13の荷重の
変化に応動して該荷物ハンガー13の支持点を移
動して、荷物ハンガー13を垂直状態に保つ支持
点調整機構19を配設してある。
支持点調整機構19は、前記各フレーム14,
14の上端部を保持ローラ17の配設側で上方に
向けて斜状に延設したフレーム延設部14a,1
4aと、上面中央部に連結ピン21を有し、これ
らフレーム延設部14a,14aに跨つて摺動自
在に装着されて前記ハンガーアーム12の自由端
部に連結ピン21を介して着脱自在に連結される
ホルダー20と、フレーム14,14をホルダー
20側に牽引するスプリング22とで構成してい
る。
14の上端部を保持ローラ17の配設側で上方に
向けて斜状に延設したフレーム延設部14a,1
4aと、上面中央部に連結ピン21を有し、これ
らフレーム延設部14a,14aに跨つて摺動自
在に装着されて前記ハンガーアーム12の自由端
部に連結ピン21を介して着脱自在に連結される
ホルダー20と、フレーム14,14をホルダー
20側に牽引するスプリング22とで構成してい
る。
本実施例では、各フレーム延設部14a,14
aの延設基部にスプリングシート23,23を固
設し、これらスプリングシート23,23とホル
ダー20とに亘つて牽引用のコイルスプリング2
2,22を装着してある。
aの延設基部にスプリングシート23,23を固
設し、これらスプリングシート23,23とホル
ダー20とに亘つて牽引用のコイルスプリング2
2,22を装着してある。
この支持点調整機構19は、保持ローラ17上
に大型タイヤWを取り込んでいない状態では、コ
イルスプリング22に牽引されてフレーム14が
フレーム延設部14aとホルダー20とのガイド
作用によりホルダー20側に向けて斜め上方に移
動し、荷物ハンガー13がその重心がフツクピン
21の下方となるようにフレーム延設部14aの
中間位置でホルダー20により支持されて荷物ハ
ンガー13を垂直状態に保持して保持ローラ17
の水平状態を維持する。
に大型タイヤWを取り込んでいない状態では、コ
イルスプリング22に牽引されてフレーム14が
フレーム延設部14aとホルダー20とのガイド
作用によりホルダー20側に向けて斜め上方に移
動し、荷物ハンガー13がその重心がフツクピン
21の下方となるようにフレーム延設部14aの
中間位置でホルダー20により支持されて荷物ハ
ンガー13を垂直状態に保持して保持ローラ17
の水平状態を維持する。
また、大型タイヤWを保持ローラ17上に取り
込んだ時には、フレーム14がホルダー20に対
してコイルスプリング22の牽引力に抗して、フ
レーム延設部14a端のストツパ24がホルダー
20に係止して移動規制されるまで斜め下方に移
動し、荷物ハンガー13と大型タイヤWとの合成
した重心がフツクピン21の下方となるように、
該荷物ハンガー13の支持点を移動し、この場合
も荷物ハンガー13を垂直状態にして保持ローラ
17の水平状態を維持して、大型タイヤWの荷重
で荷物ハンガー13が傾くのを回避するようにな
つている。
込んだ時には、フレーム14がホルダー20に対
してコイルスプリング22の牽引力に抗して、フ
レーム延設部14a端のストツパ24がホルダー
20に係止して移動規制されるまで斜め下方に移
動し、荷物ハンガー13と大型タイヤWとの合成
した重心がフツクピン21の下方となるように、
該荷物ハンガー13の支持点を移動し、この場合
も荷物ハンガー13を垂直状態にして保持ローラ
17の水平状態を維持して、大型タイヤWの荷重
で荷物ハンガー13が傾くのを回避するようにな
つている。
図中16はフレーム14,14の上側部に跨設
したアツパビーム、18は荷物ハンガー13のホ
ルダー20の中央下面に設けられ、保持ローラ1
7,17上に載置した大型タイヤWの前側に掛け
止めする倒れ止め用のホルダ、29は台車1の両
側部に付設したタイヤ保持フレームで、これらタ
イヤ保持フレーム29にも大型タイヤWを縦置き
に載置して保持できるようになつている。31は
台車1の両側部に各一対配設されて、荷役作業時
に接地されるアウトリガーである。
したアツパビーム、18は荷物ハンガー13のホ
ルダー20の中央下面に設けられ、保持ローラ1
7,17上に載置した大型タイヤWの前側に掛け
止めする倒れ止め用のホルダ、29は台車1の両
側部に付設したタイヤ保持フレームで、これらタ
イヤ保持フレーム29にも大型タイヤWを縦置き
に載置して保持できるようになつている。31は
台車1の両側部に各一対配設されて、荷役作業時
に接地されるアウトリガーである。
以上の実施例構造によれば、荷物ハンガー13
に保持した大型タイヤWを、台車1を目的地まで
走行して運搬し、デツキ後半部2a上から降し
て、例えば図外の航空機の車軸に装着する場合に
は、油圧シリンダ9を若干伸張作動すると、その
駆動力は上側のリンク5からアーム支軸7を介し
て下側のリンク6に伝達され、上下リンク5,6
を同時に上方へ揺動してアーム支軸7を支柱4と
平行に垂直に上方移動させる。
に保持した大型タイヤWを、台車1を目的地まで
走行して運搬し、デツキ後半部2a上から降し
て、例えば図外の航空機の車軸に装着する場合に
は、油圧シリンダ9を若干伸張作動すると、その
駆動力は上側のリンク5からアーム支軸7を介し
て下側のリンク6に伝達され、上下リンク5,6
を同時に上方へ揺動してアーム支軸7を支柱4と
平行に垂直に上方移動させる。
これにより、ハンガーアーム12に吊持された
荷物ハンガー13を大型タイヤWごとデツキ後半
部2a上より持ち上げるから、平行リンク機構3
を支柱4を中心として手動操作により水平方向に
回動すると共に、ハンガーアーム12をアーム支
軸7を中心に同様に水平方向に回動すれば、例え
ば第3,4図示のように荷物ハンガー13をデツ
キ2後方の所定位置にまで移動させることができ
る。
荷物ハンガー13を大型タイヤWごとデツキ後半
部2a上より持ち上げるから、平行リンク機構3
を支柱4を中心として手動操作により水平方向に
回動すると共に、ハンガーアーム12をアーム支
軸7を中心に同様に水平方向に回動すれば、例え
ば第3,4図示のように荷物ハンガー13をデツ
キ2後方の所定位置にまで移動させることができ
る。
従つて、平行リンク機構3およびハンガーアー
ム12の水平方向の回動操作と、荷物ハンガー1
3のフツクピン16を中心とする水平方向の回動
操作により、大型タイヤWを図外の航空機の車軸
端の側方に持来し、前記油圧シリンダ9を作動し
て荷物ハンガー13を大型タイヤWの中心が前記
車軸端の高さ位置になるように調節して、荷物ハ
ンガー13を大型タイヤWごと該車軸端に向けて
押動すれば、大型タイヤWを吊持した状態のまま
車軸端に容易に嵌合、装着することができる。
ム12の水平方向の回動操作と、荷物ハンガー1
3のフツクピン16を中心とする水平方向の回動
操作により、大型タイヤWを図外の航空機の車軸
端の側方に持来し、前記油圧シリンダ9を作動し
て荷物ハンガー13を大型タイヤWの中心が前記
車軸端の高さ位置になるように調節して、荷物ハ
ンガー13を大型タイヤWごと該車軸端に向けて
押動すれば、大型タイヤWを吊持した状態のまま
車軸端に容易に嵌合、装着することができる。
次に、車軸から古い大型タイヤWを外して荷物
ハンガー13に取り込んでデツキ後半部2a上に
積載する時は、前述と同様にして荷物ハンガー1
3を車軸に装着された大型タイヤWの側方に持来
し、荷物ハンガー13を大型タイヤW側に押動し
て一対の保持ローラ17,17を大型タイヤWの
下側に入り込ませると共に、荷物ハンガー13を
油圧シリンダ9の作動により若干上方へ移動し
て、これら保持ローラ17,17を大型タイヤW
の下側に当接させる(第3,4図参照)。
ハンガー13に取り込んでデツキ後半部2a上に
積載する時は、前述と同様にして荷物ハンガー1
3を車軸に装着された大型タイヤWの側方に持来
し、荷物ハンガー13を大型タイヤW側に押動し
て一対の保持ローラ17,17を大型タイヤWの
下側に入り込ませると共に、荷物ハンガー13を
油圧シリンダ9の作動により若干上方へ移動し
て、これら保持ローラ17,17を大型タイヤW
の下側に当接させる(第3,4図参照)。
そして、大型タイヤWの車軸との固定を外して
荷物ハンガー13ごと大型タイヤWを車軸から離
れる方向に移動すれば、大型タイヤWをこれら保
持ローラ17,17上にすくい取ることができる
から、後は前述の大型タイヤWの装着時の作業を
逆行すればよく、平行リンク機構3、ハンガーア
ーム12、荷物ハンガー13をそれぞれの連結点
を節としてデツキ後半部2a上にコンパクトに折
畳んで、荷物ハンガー13を平行リンク機構3と
略平行の状態で格納できる(第1,2図参照)。
荷物ハンガー13ごと大型タイヤWを車軸から離
れる方向に移動すれば、大型タイヤWをこれら保
持ローラ17,17上にすくい取ることができる
から、後は前述の大型タイヤWの装着時の作業を
逆行すればよく、平行リンク機構3、ハンガーア
ーム12、荷物ハンガー13をそれぞれの連結点
を節としてデツキ後半部2a上にコンパクトに折
畳んで、荷物ハンガー13を平行リンク機構3と
略平行の状態で格納できる(第1,2図参照)。
また、同じように格納庫等の床面上に縦置きに
保管された大型タイヤWを荷物ハンガー13に取
り込んでデツキ後半部2a上に積載する時も、荷
物ハンガー13を床面近くまで降し、前述と同様
に縦置きに保管された大型タイヤWの側方に持来
して大型タイヤW側に押動し、一対の保持ローラ
17,17を大型タイヤWの周側面にあたがつ
て、荷物ハンガー13を油圧シリンダ9の作動に
より上方へ移動すれば、大型タイヤWをこれら保
持ローラ17,17上にすくい取ることができる
から、後はハンガーアーム12、平行リンク機構
3、および荷物ハンガー13の水平方向の回動操
作と、油圧シリンダ9による平行リンク機構3の
上下方向揺動により、大型タイヤWを荷物ハンガ
ー13ごとデツキ後半部2a上に積載することが
できる。
保管された大型タイヤWを荷物ハンガー13に取
り込んでデツキ後半部2a上に積載する時も、荷
物ハンガー13を床面近くまで降し、前述と同様
に縦置きに保管された大型タイヤWの側方に持来
して大型タイヤW側に押動し、一対の保持ローラ
17,17を大型タイヤWの周側面にあたがつ
て、荷物ハンガー13を油圧シリンダ9の作動に
より上方へ移動すれば、大型タイヤWをこれら保
持ローラ17,17上にすくい取ることができる
から、後はハンガーアーム12、平行リンク機構
3、および荷物ハンガー13の水平方向の回動操
作と、油圧シリンダ9による平行リンク機構3の
上下方向揺動により、大型タイヤWを荷物ハンガ
ー13ごとデツキ後半部2a上に積載することが
できる。
一方、デツキ後半部2a上で荷物ハンガー13
に保持して積載した大型タイヤWを、格納庫等の
床面上に降して縦置きに保管する場合は、前述の
タイヤ取り込み作業を逆行すればよい。
に保持して積載した大型タイヤWを、格納庫等の
床面上に降して縦置きに保管する場合は、前述の
タイヤ取り込み作業を逆行すればよい。
また、台車1の両側に張り出したタイヤ保持フ
レーム25上への大型タイヤWの積み込み、又は
荷降ろしについても、前述のデツキ後半部2a上
への積み込み、荷降ろし作業と全く同様の手順で
容易に行うことができる。
レーム25上への大型タイヤWの積み込み、又は
荷降ろしについても、前述のデツキ後半部2a上
への積み込み、荷降ろし作業と全く同様の手順で
容易に行うことができる。
ここで、前述のように荷物ハンガー13の保持
ローラ17,17上に大型タイヤWを取り込んだ
際には、荷物ハンガー13は荷重の変化によつ
て、そのフレーム延設部14aがコイルスプリン
グ22の牽引力に抗してホルダー20に対して下
側にスライドし、荷物ハンガー13と大型タイヤ
Wとの合成した重心がフツクピン21の下方とな
るように該荷物ハンガー13の支持点を移動する
から、常に荷物ハンガー13を垂直状態にして保
持ローラ17の水平状態を維持することができ、
この結果、荷物ハンガー13が荷重の変化により
傾くのを回避して、大型タイヤWの積み込み、荷
降し作業を安全に行うことができる。
ローラ17,17上に大型タイヤWを取り込んだ
際には、荷物ハンガー13は荷重の変化によつ
て、そのフレーム延設部14aがコイルスプリン
グ22の牽引力に抗してホルダー20に対して下
側にスライドし、荷物ハンガー13と大型タイヤ
Wとの合成した重心がフツクピン21の下方とな
るように該荷物ハンガー13の支持点を移動する
から、常に荷物ハンガー13を垂直状態にして保
持ローラ17の水平状態を維持することができ、
この結果、荷物ハンガー13が荷重の変化により
傾くのを回避して、大型タイヤWの積み込み、荷
降し作業を安全に行うことができる。
考案の効果
以上のように本考案によれば、自走する台車を
走行して重量のある大型タイヤを目的の場所まで
容易に運搬できることは勿論、大型タイヤの積み
込みおよび荷降しに際しては、平行リンク機構、
ハンガーアームおよび荷物ハンガーの手動による
水平方向の回動操作と、駆動機構の作動による平
行リンク機構の上下揺動によつて、大型タイヤを
1人の作業者でも容易に積み込み、荷降しするこ
とができて、作業の省力化と迅速化を図ることが
できる。
走行して重量のある大型タイヤを目的の場所まで
容易に運搬できることは勿論、大型タイヤの積み
込みおよび荷降しに際しては、平行リンク機構、
ハンガーアームおよび荷物ハンガーの手動による
水平方向の回動操作と、駆動機構の作動による平
行リンク機構の上下揺動によつて、大型タイヤを
1人の作業者でも容易に積み込み、荷降しするこ
とができて、作業の省力化と迅速化を図ることが
できる。
特に、平行リンク機構は支柱を中心として水平
回動し、ハンガーアームはこの平行リンク機構の
アーム支軸に対して水平回動するから、これら平
行リンク機構、ハンガーアームの水平回動により
台車の移動調整を伴うことなく、荷物ハンガーを
デツキの左右側方、前後方向等、大型タイヤの所
定の積み込み位置又は荷降し位置に自由に伸び出
させることができて、荷役作業をより一層容易に
行うことができる。
回動し、ハンガーアームはこの平行リンク機構の
アーム支軸に対して水平回動するから、これら平
行リンク機構、ハンガーアームの水平回動により
台車の移動調整を伴うことなく、荷物ハンガーを
デツキの左右側方、前後方向等、大型タイヤの所
定の積み込み位置又は荷降し位置に自由に伸び出
させることができて、荷役作業をより一層容易に
行うことができる。
また、ハンガーアームと荷物ハンガーとの連結
部には、荷物ハンガーの荷重の変化により、フレ
ーム延設部がスプリングのばね力によつてホルダ
ーに対して摺動し、フレームを斜め上下方向に移
動させて荷物ハンガーの支持点をこの荷重の変化
に応動して移動させて荷物ハンガーを垂直状態に
保つ支持点調整機構を設けてあるので、大型タイ
ヤを保持ローラ上に取り込んだ際に荷物ハンガー
が傾くのを回避して、該大型タイヤの積み込み、
荷降し作業を安全に行うことができる。
部には、荷物ハンガーの荷重の変化により、フレ
ーム延設部がスプリングのばね力によつてホルダ
ーに対して摺動し、フレームを斜め上下方向に移
動させて荷物ハンガーの支持点をこの荷重の変化
に応動して移動させて荷物ハンガーを垂直状態に
保つ支持点調整機構を設けてあるので、大型タイ
ヤを保持ローラ上に取り込んだ際に荷物ハンガー
が傾くのを回避して、該大型タイヤの積み込み、
荷降し作業を安全に行うことができる。
第1図は本考案の一実施例を示す略示的平面
図、第2図は同略示的側面図、第3図は大型タイ
ヤの積み込み、又は荷降し時の略示的平面図、第
4図は同略示的側面図、第5図、第6図は支持点
調整機構の作動態様を示す略示的側面図、第7図
は従来のリフターの斜視図である。 1……台車、2……デツキ、3……平行リンク
機構、4……支柱、5……上側のリンク、6……
下側のリンク、7……アーム支軸、8……駆動機
構、12……ハンガーアーム、13……荷物ハン
ガー、14……フレーム、14a……フレーム延
設部、15……ロアビーム、17……保持ロー
ラ、19……支持点調整機構、20……ホルダ
ー、22……スプリング、W……大型タイヤ。
図、第2図は同略示的側面図、第3図は大型タイ
ヤの積み込み、又は荷降し時の略示的平面図、第
4図は同略示的側面図、第5図、第6図は支持点
調整機構の作動態様を示す略示的側面図、第7図
は従来のリフターの斜視図である。 1……台車、2……デツキ、3……平行リンク
機構、4……支柱、5……上側のリンク、6……
下側のリンク、7……アーム支軸、8……駆動機
構、12……ハンガーアーム、13……荷物ハン
ガー、14……フレーム、14a……フレーム延
設部、15……ロアビーム、17……保持ロー
ラ、19……支持点調整機構、20……ホルダ
ー、22……スプリング、W……大型タイヤ。
Claims (1)
- 前側部に運転席を有し自走する台車の後部に大
型タイヤを積載可能なデツキを形成し、このデツ
キ上に回転自在に軸支した支柱の上下部に一対の
リンクを軸支すると共に、これらリンクの自由端
部間にアーム支軸をピン連結して支柱を中心にし
て水平方向および上下方向に揺動自在に構成した
平行リンク機構と、該平行リンク機構の支柱と上
部のリンクとに跨つて配設されて、平行リンク機
構を上下揺動する駆動機構と、平行リンク機構の
アーム支軸に水平方向に回動自在に連結したハン
ガーアームと、逆U字状のフレームの下端にロア
ビームを跨設し、このロアビームに一対の保持ロ
ーラを一側方に略水平に平行して突出配置し、前
記ハンガーアームの自由端部に着脱自在に吊設さ
れて、前記一対の保持ローラ上に跨つて大型タイ
ヤを縦置きに保持する荷物ハンガーとを備え、か
つ、前記ハンガーアームと荷物ハンガーとの連結
部には、荷物ハンガーの保持ローラ配設側でフレ
ームの上端部から上方に向けて斜状に延びるフレ
ーム延設部と、このフレーム延設部に摺動自在に
装着されて前記ハンガーアームの自由端部に連結
されるホルダーと、フレームをホルダー側に牽引
するスプリングとを有し、荷物ハンガーの荷重の
変化に応動して該荷物ハンガーの支持点を移動し
て、荷物ハンガーを垂直状態に保つ支持点調整機
構を配設したことを特徴とする大型タイヤ運搬車
両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16047786U JPH0453301Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16047786U JPH0453301Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6364535U JPS6364535U (ja) | 1988-04-28 |
JPH0453301Y2 true JPH0453301Y2 (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=31085894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16047786U Expired JPH0453301Y2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453301Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH057868Y2 (ja) * | 1986-11-29 | 1993-02-26 |
-
1986
- 1986-10-20 JP JP16047786U patent/JPH0453301Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6364535U (ja) | 1988-04-28 |