JPH0453306Y2 - - Google Patents

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JPH0453306Y2
JPH0453306Y2 JP18455986U JP18455986U JPH0453306Y2 JP H0453306 Y2 JPH0453306 Y2 JP H0453306Y2 JP 18455986 U JP18455986 U JP 18455986U JP 18455986 U JP18455986 U JP 18455986U JP H0453306 Y2 JPH0453306 Y2 JP H0453306Y2
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tire
hanger
link mechanism
luggage
parallel link
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は航空機や大型車両に使用される大型タ
イヤの運搬に用いられる大型タイヤ運搬車両に関
する。
従来の技術 航空機や大型車両に使用される大型のタイヤは
可成りの重量があるため、その交換作業に際して
第13図に示すような手押しタイプのリフターを
用いて大型タイヤを運搬するようにしている。
このリフターは前、後キヤスター103,10
4を備えた平面コ字形の台車フレーム100の一
対のアーム101,101上にそれぞれローラ1
02,102を回転自在に軸支してあり、これら
ローラ102,102上に跨つて大型タイヤWを
載置するようにしてある。
後部キヤスター104はその車軸にマスタシリ
ンダ105を取付けてあつて、このマスタシリン
ダ105の胴部をリンク106を介して台車フレ
ーム100の後部ブラケツト107に連結してあ
ると共に、マスタシリンダ105のピストンロツ
ド108の上端を台車フレーム100の後部上側
の支持座109に係合してある。
マスタシリンダ105にはレバー110によつ
て作動されるプランジヤーポンプ111を併設し
てあつて、このレバー110を上下方向に反復操
作することによつてプランジヤーポンプ111を
作動させ、マスタシリンダ105を伸張させて台
車フレーム100を前部キヤスター103を支点
として前傾状態に上昇できるようにしてある。こ
の類似構造は、例えば実開昭57−174499号公報に
示されている。
考案が解決しようとする課題 大型タイヤWの運搬はリフターを手押しして行
わなければならず、また、ローラ102,102
上への大型タイヤWの積み込み及び荷降しは人手
によつて行わなければならないため、多大な労力
と時間とを要し作業能率が悪い点が指摘されてい
る。
そこで、本出願人は大型タイヤの運搬、および
大型タイヤの積み込み、荷降しの省力化と作業能
率の向上を図るため、先に特願昭60−193153号
(特開昭62−56299号)により自走式の大型タイヤ
運搬車両を提案している。
これは、エンジン又はモータによつて自走する
台車の後端部上に、支柱を中心に水平回動し、か
つ、駆動機構により上下方向に揺動する平行リン
ク機構を設け、この平行リンク機構の揺動端部に
ハンガーアームを水平回動自在に連結して、この
ハンガーアーム端部に一対のローラ上に大型タイ
ヤをすくい取つて縦置きに保持する荷物ハンガー
を吊設して構成したものである。
本考案はこの先の提案に係る大型タイヤ運搬車
両を更に改良し、大型タイヤを台車の側部に沿つ
て縦置きに安定して積載できて積載能力を高めら
れると共に、該台車側部への大型タイヤの積み込
み、荷降し作業を容易に行うことができ、しか
も、台車側部の一方に大型タイヤを縦置きにし積
載した場合に、台車側部の他方には平行リンク機
構、ハンガーアームに一連に連結された荷物ハン
ガーを遊動することなく安定して定置できて、台
車両側部の荷重バランスをとつて走行安定性を確
保することができる大型タイヤ運搬車両を提供す
るものである。
問題点を解決するための手段 前側部に運転席を有し自走する台車の後部に大
型タイヤを積載可能なデツキを形成し、このデツ
キ上に回転自在に軸支した支柱の上下部に一対の
リンクを軸支すると共に、これらリンクの自由端
部間にアーム支軸をピン連結して支柱を中心にし
て水平方向および上下方向に揺動自在に構成した
平行リンク機構と、該平行リンク機構の支柱と上
部のリンクとに跨つて配設されて、平行リンク機
構を上下揺動する駆動機構と、平行リンク機構の
アーム支軸に水平方向に回動自在に連結したハン
ガーアームと、逆U字状のフレームの下端にロア
ビームを跨設し、このロアビームに一対の保持ロ
ーラを一側方に略水平に平行して突出配置し、前
記ハンガーアームの自由端部に着脱自在に吊設さ
れて、前記一対の保持ローラ上に跨つて大型タイ
ヤを縦置きに保持する荷物ハンガーとを備え、か
つ、前記台車の両側部に後端が接地可能に回動自
在に、かつ、略水平に軸支されて、大型タイヤを
台車側部に沿つて縦置きに載置するトレー状のタ
イヤ載置部を側方へ張り出して設けると共に、こ
のタイヤ載置部に前記荷物ハンガーの底部に係合
して、荷物ハンガーを該タイヤ載置部上に定置す
るロケート部を設けてある。
作 用 平行リンク機構およびハンガーアームを水平方
向に回動することにより、台車のデツキ上からこ
れら平行リンク機構、ハンガーアームが伸び出す
から、駆動機構により平行リンク機構を下動して
荷物ハンガーを路面近くまで降して、荷物ハンガ
ーを縦置きにされた大型タイヤに向けて押動し、
一対の保持ローラを大型タイヤの周側面にあてが
つて該荷物ハンガーを上昇すれば、大型タイヤを
これら一対の保持ローラ上に跨つてすくい取るこ
とができる。
従つて、ハンガーアーム、平行リンク機構をデ
ツキ上に再び水平回動すれば、荷物ハンガーごと
大型タイヤをデツキ上に容易に積み込むことがで
きる。
台車を目的地まで走行し、大型タイヤを荷降し
する場合は前述の操作を逆行すれば、容易に荷降
しすることができる。
台車側部のタイヤ載置部へ大型タイヤを積み込
む場合、タイヤ載置部を略水平状態から回動して
後端を接地させ、大型タイヤを路面上を転動させ
てこのタイヤ載置部の後端部上へ乗せた後、該タ
イヤ載置部を元の略水平状態に回動、復帰させれ
ば、大型タイヤを労力を要することなくタイヤ載
置部上へ縦置きに積み込むことができる。
また、このタイヤ載置部上へ荷物ハンガーを積
載する場合は、平行リンク機構、ハンガーアーム
を水平回動して荷物ハンガーをタイヤ載置部の上
方へ持来し、これら平行リンク機構、ハンガーア
ームにより荷物ハンガーをタイヤ載置部上へ降し
て、該荷物ハンガーの底部をタイヤ載置部のロケ
ート部に係合すればよい。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1〜12図において、1は前、後輪1a,1
bを有し、エンジン又はモータによつて自走する
台車で、前側部に運転席Sを形成してあると共
に、この運転席Sの後方に航空機等に用いられる
大型のタイヤWを積載し得るに十分なスペースの
デツキ2を形成してある。
この実施例ではデツキ2の略後半部2aの地上
高を低めて多段状に形成して、該デツキ後半部2
a上に大型タイヤWを後述する荷物ハンガーと共
に縦置きに積載するようにしてあり、台車の制動
時にデツキ段部により大型タイヤWの下側が前方
へずれ動くのを阻止できるようにしてある。
3はデツキ後半部2aの後端部上に配設した平
行リンク機構で、デツキ後半部2aの後端部中央
位置に設けた軸受部4に軸支されて回転自在な支
柱5と、この支柱5の上下部に軸支した一対のリ
ンク6,7と、これらリンク6,7の自由端部間
にピン連結したアーム支軸8とからなつていて、
前記支柱5を中心に水平方向および上下方向に揺
動自在としてある。
10は平行リンク機構3を上下揺動する駆動機
構を示し、支柱5の下部に設けたブラケツト11
にシリンダ本体12aを軸支した油圧シリンダ1
2と、支柱5の上部に一端をピン連結し、中間部
に油圧シリンダ12の作動ロツド12bを連結し
て該油圧シリンダ12に支持されたへの字状のア
ーム13と、該アーム13の自由端と上側のリン
ク6のアーム支軸7連結側の端部近傍との間にピ
ン連結したストラツトタイプの緩衝器14とから
なつていて、油圧シリンダ12の伸、縮作動力を
アーム13、緩衝器14を介して上側のリンク6
に伝え、以つて、平行リンク機構3を支柱5を中
心に上下揺動する。
9は平行リンク機構3のアーム支軸8に水平方
向に回動自在に装着したハンガーアームで、その
自由端部に荷物ハンガー17を回動自在に吊設し
てある。
この荷物ハンガー17はフツクピン15を介し
てハンガーアーム9に着脱自在に吊持されてい
て、このフツクピン15を中心に水平方向に回動
自在となつている。荷物ハンガー17は逆U字状
のフレーム18と、このフレーム18の下端に跨
設したロアビーム18aと、ロアビーム18aの
両端部に一側方に略水平に平行して回転自在に突
出配置した一対の保持ローラ19とを備え、これ
ら保持ローラ19上に跨つて重量のある大型タイ
ヤWをすくい取つて載置できるようにしてある。
本実施例ではこれら各保持ローラ19,19に
前、後一対の支持脚26を装着してある。
保持ローラ19の各前端側の支持脚26は、保
持ローラ19の前端面にボルト等の軸部材により
回動自在に軸支されている一方、後部側の支持脚
26は保持ローラ19に回動自在に遊嵌してあつ
て、これら前、後支持脚26,26は各先端部近
傍に跨る補強ビーム26aで連結されていて、図
外のストツパ機構により略水平な格納位置Aと、
ロアビーム18aの下面よりも下方に略垂直に突
出する使用位置Bとに回動、静止できるようにな
つている。
20は荷物ハンガー17のフレーム18の上端
部に配設した高さ調整機構で、フレーム18の上
端部に保持ローラ19を突出配置した側の側方で
斜め上方に向けて傾斜して突設した一対の内筒2
3,23と、上面に前記フツクピン15を設けた
ブラケツト16の下面に斜め下方に向けて傾斜し
て突設され、内筒23,23に摺動自在に外嵌し
た一対の外筒22,22と、これら各内筒23と
内筒22との間に亘つて張設されて、フレーム1
8、ロアビーム18a、保持ローラ19の荷重を
負担するバランサースプリング25と、これら両
側の内、外筒22,23および22,23の間で
ブラケツト16とフレーム18の上端部とに跨つ
て配設したねじ機構24とを備えている。
ねじ機構24は、フレーム18の上端部に回動
自在に軸支されて下端にハンドル24aを備えた
ねじ軸24bと、先端部内に該ねじ軸24bに螺
合したナツト部材24cを有する内筒24dと、
フレーム18の上端部に固設されてねじ軸24b
を内包すると共に前記内筒24dに摺動自在に嵌
装した外筒24eと、前記内筒24dに固設され
て内、外筒24d,24eの嵌合部分まで覆う筒
状の保護カバー24fとを備えている。そして、
このねじ機構24は、前記内筒24dの上端部を
ブラケツト16に突設した支軸24gに遊嵌し、
ピン24hにより揺動自在に連結してある。
これにより、前記ハンドル24aを回動してナ
ツト部材24cをねじ軸24bに沿つて移動する
ことにより、内、外筒22,23を相対的に伸
張、縮小させて、大型タイヤW,W1の外径寸法
に合わせて荷物ハンガー17の高さ調整、即ち、
ロアビーム18aからブラケツト16に亘る高さ
を調整できるようになつている。
一方、台車1の両側部の略中央には、後端が接
地可能に回動自在に、かつ、略水平に軸支され
て、大型タイヤWを台車1の側部に沿つて縦置き
に載置するトレー状のタイヤ載置部28を側方へ
張り出して設けてある。
具体的には、台車1の側部には、支軸28aを
側方に向けて水平に突出配置してあり、この支軸
28aに固設したブラケツト28bにタイヤ載置
部28を回動自在に軸支してある。
このタイヤ載置部28は、その一側部と台車1
の側部との間に跨つて設けた油圧シリンダ21に
より回動される。
また、タイヤ載置部28の後端部は上向きに傾
斜成形してあつて、接地させた時にこの後端部上
に大型タイヤWを転動して乗り上げさせるように
してある。
そして、このタイヤ載置部28には前記荷物ハ
ンガー17の底部に係合して、荷物ハンガー17
を該タイヤ載置部28上に定置するロケート部2
9を設けてある。
本実施例では荷物ハンガー17の保持ローラ1
9,19に、使用位置Bにした時にロアビーム1
8aの下面よりも下方に突出する支持脚26を設
けてあるので、このロケート部29としては、こ
れら支持脚26に係合して荷物ハンガー17をタ
イヤ載置部28上に定置できるようにしてある。
具体的には、タイヤ載置部28の後端縁の両側
に、一方の保持ローラ19の前後端部の支持脚2
6,26の先端が係合する切欠き30を設け、台
車側部寄りの切欠き30を囲繞して支持脚26を
受けるソケツト部材31を設けてそれぞれロケー
ト部29としてあり、かつ、支軸28aの台車側
部寄りに他方の保持ローラ19の支持脚26,2
6を連結した補強ビーム26aを受けるブラケツ
ト32を設けて、該ブラケツト32をロケート部
29としてある。また、この支軸28aの外端側
は、支持脚26の先端側縁、およびその近傍に突
設した爪片26bとを直接受け止めて、該部分が
ロケート部となるようにしてある。
図中27は荷物ハンガー17のブラケツト16
の下面側に設けられ、保持ローラ19,19上に
載置した大型タイヤWの前側に掛け止めする倒れ
止め用のホルダ、35は台車1の両側部に各一対
配設されて、荷役作業時に接地されるアウトリガ
ーである。
以上の実施例構造によれば、荷物ハンガー17
に保持した大型タイヤWを、台車1を目的地まで
走行して運搬し、デツキ後半部2a上から降し
て、例えば航空機の車軸に装着する場合には、油
圧シリンダ12を若干伸張作動すると、その駆動
力は上側のリンク6からアーム支軸8を介して下
側のリンク7に伝達され、上下リンク6,7を同
時に上方へ揺動してアーム支軸8を支柱5と平行
に垂直に上方移動させる。
これにより、ハンガーアーム9に吊持された荷
物ハンガー17を大型タイヤWごとデツキ後半部
2a上より持ち上げるから、平行リンク機構3を
支柱5を中心として手動操作により水平方向に回
動すると共に、ハンガーアーム9をアーム支軸8
を中心に同様に水平方向に回動すれば、荷物ハン
ガー17をデツキ2の後方あるいは左右側方等の
所定位置にまで伸び出させて移動させることがで
きる。
従つて、平行リンク機構3およびハンガーアー
ム9の水平方向の回動操作と、荷物ハンガー17
のフツクピン15を中心とする水平方向の回動操
作により、大型タイヤWを図外の航空機の車軸端
の側方に持来し、前記油圧シリンダ12を作動し
て荷物ハンガー17を大型タイヤWの中心が前記
車軸端の高さ位置になるように調節して、荷物ハ
ンガー17を大型タイヤWごと該車軸端に向けて
押動すれば、大型タイヤWを吊持した状態のまま
車軸端に容易に嵌合、装着することができる。
次に、車軸から古い大型タイヤWを外して荷物
ハンガー17に取り込んでデツキ後半部2a上に
積載する時は、前述と同様にして荷物ハンガー1
7を車軸に装着された大型タイヤWの側方に持来
し、荷物ハンガー17を大型タイヤW側に押動し
て一対の保持ローラ19,19を大型タイヤWの
下側に入り込ませると共に、荷物ハンガー17を
油圧シリンダ12の作動により若干上方へ移動し
て、これら保持ローラ19,19を大型タイヤW
の下側に当接させる(第5、6図参照)。
そして、大型タイヤWの車軸との固定を外して
荷物ハンガー17ごと大型タイヤWを車軸から離
れる方向に移動すれば、大型タイヤWをこれら保
持ローラ19,19上にすくい取ることができる
から、後は前述の大型タイヤWの装着時の作業を
逆行すればよく、平行リンク機構3、ハンガーア
ーム9、荷物ハンガー17をそれぞれの連続点を
節としてデツキ後半部2a上にコンパクトに折畳
んで、荷物ハンガー9を平行リンク機構3と略平
行の状態で格納できる(第7、8図参照)。
また、同じように格納庫等の床面上に縦置きに
保管された大型タイヤWを荷物ハンガー17に取
り込んでデツキ後半部2a上に積載する時も、荷
物ハンガー17を床面近くまで降し、前述と同様
に縦置きに保管された大型タイヤWの側方に持来
して大型タイヤW側に押動し、一対の保持ローラ
19,19を大型タイヤWの周側面にあてがつ
て、荷物ハンガー17を油圧シリンダ12の作動
により上方へ移動すれば、大型タイヤWをこれら
保持ローラ19,19上にすくい取ることができ
るから、後はハンガーアーム9、平行リンク機構
3、および荷物ハンガー17の水平方向の回動操
作と、油圧シリンダ12による平行リンク機構3
の上下方向揺動により、大型タイヤWを荷物ハン
ガー17ごとデツキ後半部2a上に積載すること
ができる。一方、デツキ後半部2a上で荷物ハン
ガー17に保持して積載した大型タイヤWを、格
納庫等の床面上に降して縦置きに保管する場合
は、前述のタイヤ取り込み作業を逆行すればよ
い。
ここで、大型タイヤWを荷物ハンガー17ごと
保管する場合は、荷物ハンガー17を床面上に降
す前に、支持脚26を使用位置Bにして、この支
持脚26を床面上に接地させて荷物ハンガー17
をハンガーアーム9から外せば、荷物ハンガー1
7は支持脚26により床面上に支持され、大型タ
イヤWを荷物ハンガー17の一対の保持ローラ1
9,19上に載置したまま安定して定置、保管す
ることができる(第9、10、12図参照)。
次に、台車1の両側部に側方へ張り出したタイ
ヤ載置部28上へ大型タイヤWを載置する場合、
油圧シリンダ21を作動してタイヤ載置部28を
水平状態から下方へ回動し、後端部を第8図の鎖
線で示すように接地させる。そして、大型タイヤ
Wを路面上を転動させて該タイヤ載置部28の後
端部上へ乗り上げさせ、この状態で油圧シリンダ
21を作動してタイヤ載置部28を元の水平状態
に回動、復帰させれば、大型タイヤWを該タイヤ
載置部28上に労力を要することなく容易に縦置
きに積載することができる。
このタイヤ載置部28上から大型タイヤWを荷
降しする時は、前述の作業を遂行すればよい。
従つて、タイヤ載置部28上への大型タイヤW
の積み込み、荷降しに際して、荷物ハンガー17
を用いなくても労力を要することなく容易に作業
を行うことができる。
一方、大型タイヤWの運搬時には、一方のタイ
ヤ載置部28にのみ大型タイヤWを積載して走行
することがあるが、この場合、荷物ハンガー17
をデツキ後半部2a上に折畳んで積載したので
は、台車1の左右の荷重バランスが崩れて走行安
定性を欠いてしまう。
そこで、このような場合には、平行リンク機構
3、ハンガーアーム9を水平回動して荷物ハンガ
ー17を他方のタイヤ載置部28の上方へ持来
し、これら平行リンク機構3、ハンガーアーム9
により荷物ハンガー17を第1図に示すようにこ
のタイヤ載置部28上へ降して、該他方のタイヤ
載置部28にも荷重をかけて台車1の左右の荷重
バランスをとるようにすればよい。
この際、荷物ハンガー17の背面(保持ローラ
19を突出配置した側と反対側の面)を外側に向
け、かつ、支持脚26を使用位置Bにしてタイヤ
載置部28上に降し、タイヤ載置部28の後端側
では支持脚26の先端を切欠き30,30に係合
すると共に、その一方では該支持脚26をソケツ
ト部材31で保持する。タイヤ載置部28の前端
側では支持脚26の補強ビーム26aを支軸28
aのブラケツト32に係合すると共に、一方の支
持脚26の先端側縁と爪片26bとを直接支軸2
8a上に係合すれば、荷物ハンガー17の前後方
向および左右方向の動きが拘束され、タイヤ載置
部28上に安定して定置することができて、走行
中に荷物ハンガー17が遊動することはない。
考案の効果 以上のように本考案によれば、自走する台車を
走行して重量のある大型タイヤを目的の場所まで
容易に運搬できることは勿論、大型タイヤの積み
込みおよび荷降しに際しては、平行リンク機構、
ハンガーアームおよび荷物ハンガーの手動による
水平方向の回動操作と、駆動機構の作動による平
行リンク機構の上下揺動によつて、大型タイヤを
1人の作業者でも容易に積み込み、荷降しするこ
とができて、作業の省力化と迅速化を図ることが
できる。
特に、平行リンク機構は支柱を中心として水平
回動し、ハンガーアームはこの平行リンク機構の
アーム支軸に対して水平回動するから、これら平
行リンク機構、ハンガーアームの水平回動により
台車の移動調整を伴うことなく、荷物ハンガーを
デツキの左右側方、前後方向等、大型タイヤの所
定の積み込み位置又は荷降し位置に自由に伸び出
させることができて、荷役作業をより一層容易に
行うことができる。
また、台車の両側部にはトレー状のタイヤ載置
部を側方へ張り出して配設してあるので、これら
タイヤ載置部上にも大型タイヤを縦置きに移載す
ることができるので、一度に複数個の大型タイヤ
を運搬できて、運搬能力を高めることができる。
しかも、このタイヤ載置部は略水平な状態から
回動して後端を接地させることができるので、大
型タイヤを転動させてこのタイヤ載置部上へ積み
込み、あるいはタイヤ載置部上から荷降しするこ
とができ、大きな労力を要することなく大型タイ
ヤの積み降し作業を行うことができる。
更には、タイヤ載置部には荷物ハンガーの底部
に係合するロケート部を設けてあるので、台車側
部の一方のタイヤ載置部に大型タイヤを積載した
場合、他方のタイヤ載置部上に平行リンク機構、
ハンガーアームに一連に連結された荷物ハンガー
を載置してロケート部により係合、固定すれば、
荷物ハンガーを遊動するこなく安定して定置でき
て台車両側部の荷重バランスをとることができ、
従つて、走行安定性を確保して運搬作業すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図はタイヤ載置部の平面図、第3図、第4図、第
5図、第6図は第2図の−線、−線、
−線、−線に沿う断面図、第7図は荷物ハ
ンガーをデツキ上に積載した状態の平面図、第8
図は同平面図、第9図は支持脚の取付状態を示す
断面図、第10図は第9図の矢視図、第11図
は高さ調整機構の断面図、第12図は荷物ハンガ
ーの側面図、第13図は従来のリフターの斜視図
である。 1……台車、2……デツキ、3……平行リンク
機構、5……支柱、6……上側のリンク、7……
下側のリンク、8……アーム支軸、9……ハンガ
ーアーム、10……駆動機構、17……荷物ハン
ガー、18……フレーム、18a……ロアビー
ム、19……保持ローラ、28……タイヤ載置
部、29……ロケート部、W……大型タイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前側部に運転席を有し自走する台車の後部に大
    型タイヤを積載可能なデツキを形成し、このデツ
    キ上に回転自在に軸支した支柱の上下部に一対の
    リンクを軸支すると共に、これらリンクの自由端
    部間にアーム支軸をピン連結して支柱を中心にし
    て水平方向および上下方向に揺動自在に構成した
    平行リンク機構と、該平行リンク機構の支柱と上
    部のリンクとに跨つて配設されて、平行リンク機
    構を上下揺動する駆動機構と、平行リンク機構の
    アーム支軸に水平方向に回動自在に連結したハン
    ガーアームと、逆U字状のフレームの下端にロア
    ビームを跨設し、このロアビームに一対の保持ロ
    ーラを一側方に略水平に平行して突出配置し、前
    記ハンガーアームの自由端部に着脱自在に吊設さ
    れて、前記一対の保持ローラ上に跨つて大型タイ
    ヤを縦置きに保持する荷物ハンガーとを備え、か
    つ、前記台車の両側部に後端が接地可能に回動自
    在に、かつ、略水平に軸支されて、大型タイヤを
    台車側部に沿つて縦置きに載置するトレー状のタ
    イヤ載置部を側方へ張り出して設けると共に、こ
    のタイヤ載置部に前記荷物ハンガーの底部に係合
    して、荷物ハンガーを該タイヤ載置部上に定置す
    るロケート部を設けたことを特徴とする大型タイ
    ヤ運搬車両。
JP18455986U 1986-11-29 1986-11-29 Expired JPH0453306Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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