JP2515155B2 - 熱可塑性エラストマ−組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマ−組成物

Info

Publication number
JP2515155B2
JP2515155B2 JP1176595A JP17659589A JP2515155B2 JP 2515155 B2 JP2515155 B2 JP 2515155B2 JP 1176595 A JP1176595 A JP 1176595A JP 17659589 A JP17659589 A JP 17659589A JP 2515155 B2 JP2515155 B2 JP 2515155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
sulfur
curing agent
vinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1176595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02124958A (ja
Inventor
祐一郎 櫛田
章一 為谷
昭雄 廣橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Publication of JPH02124958A publication Critical patent/JPH02124958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2515155B2 publication Critical patent/JP2515155B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08L9/02Copolymers with acrylonitrile
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L27/02Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L27/04Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
    • C08L27/06Homopolymers or copolymers of vinyl chloride

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑性とゴム弾性を併有する熱可塑性エラ
ストマー組成物に関し、より詳しくは熱可塑性物質とし
て通常のプラスチックと同様の押出成形、射出成形、ブ
ロー成形、ロール成形、カレンダー成形等の成形法を適
用することが可能で、しかもゴムのような弾性を示すポ
リ塩化ビニルとニトリルゴムを含む熱可塑性エラストマ
ー組成物、その成形品及び該組成物の製法に関する。本
発明の熱可塑性エラストマー組成物は特に異形押出しを
行っても成形物の細部形状が正確で、表面肌が平滑な成
形品が得られ、しかも通常の加硫ゴムのような煩瑣な加
硫工程を経ずに弾性物質を得ることができる利点があ
る。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
塩化ビニル樹脂は一般に化学的、物理的性質にすぐれ
ており、可塑剤を配合することにより適度の弾力性を有
し、柔軟性に富む軟質成形品を与えるので、フィルム、
シート、チューブ、容器等各種成形品用原料樹脂として
多用されている。
しかしながら、軟質塩化ビニル系樹脂成形品はクリー
プ性が強く、圧縮永久歪が大きい、すなわち、圧縮力を
取り除いた時の復元性に劣るという短所を有する。例え
ば、通常の塩化ビニル樹脂に可塑剤を配合して得られる
軟質成形品は、JIS K−6301に基づいて測定した圧縮永
久歪(以下、圧縮永久歪の測定は特に記載のない限り、
JIS K−6301、条件70℃×22時間、25%圧縮である)が6
0〜70%ときわめて大きく、このため、パッキン等低い
圧縮永久歪が要求される用途への使用が制限されてい
る。
したがって、この圧縮永久歪を低減するために従来よ
り軟質塩化ビニル樹脂配合物に更に部分架橋ニトリルゴ
ムを配合して使用する方法が行われてきた。この技術は
例えば次の文献に記載されている。
Rubber Age,July,1973,P.43〜47 Rubber World,March,1973,P.42〜50 Rubber Chemistry and Technology,Rubber Reviews
for 1978,P.395〜397 L'Officiel des Plastique et du caoutchauc,Mai,
432〜437(1979) しかしながら、前記方法では圧縮永久歪を40〜50%に
することはできても、40%以下にすることは難しく、加
硫ゴムの代替品として使用するには未だ改良は不充分で
あった。
しかも、塩化ビニル樹脂の圧縮永久歪を下げるための
成分である部分架橋ニトリルゴムの増量に伴って圧縮永
久歪は40%程度まで低下するものの、それと共に他の重
要な性質である引張強度、伸び、引裂強度が低下すると
いう欠点が生じてくる。一例を挙げれば表−1のような
結果となる。
上表中のケミガム P8B1A2はグッドイヤー社製部分架
橋ニトリルゴムである。
したがって、従来より使われている加硫ゴムの用途に
代替することができる熱可塑性エラストマーとしては、
強度及び圧縮永久歪の両者共に良好な特性を有すること
が求められていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは加硫ゴムの用途に耐え得るゴム弾性と、
熱可塑性樹脂に用いられる種々の成形法が適用できる熱
可塑性とを併有し、低い圧縮永久歪と高い強度を有する
塩化ビニル系樹脂組成物の製法につき種々検討した結
果、塩化ビニル系樹脂と粉末状の部分架橋ニトリルゴ
ム、可塑剤及び充填剤を含む系に、硫黄系の硬化剤を加
え、混練下に加硫架橋反応させることにより熱可塑性を
保ったまま、圧縮永久歪及び破断時の応力が共に向上
し、かつ成形加工性に優れ、特に異形押出しにより複雑
な形状でも細部まで正確に安定して成形され、表面肌が
格段に平滑な成形品が得られる熱可塑性エラストマー組
成物が得られることを見出した。
本発明は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、粉末
状部分架橋ニトリルゴム20〜300重量部、可塑剤25〜200
重量部、充填剤10〜200重量部及び硬化剤を含み、その
硬化剤が硫黄又は含硫黄化合物である配合物を、140〜2
20℃で溶融混練しながら上記ニトリルゴムを硬化剤で架
橋反応させることにより熱可塑性とゴム弾性を併有させ
ることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物、その
成形品、及び該組成物の製法である。
本発明の製法による熱可塑性エラストマー組成物は14
0〜220℃、好ましくは150〜210℃の温度で混練した時、
組成物中の硬化剤が反応し、熱可塑性を保持しつつ、12
0Kg/cm2以上の高い引張強度と40%以下のすぐれた圧縮
永久歪を示す。
更に、本発明の組成物はすぐれた加工性を有し、異形
押出しの場合に、複雑な細部形状を期待通りに正確に安
定して押出し可能であり、得られた成形品の表面肌は格
段に平滑である。
ここでいう異形押出しとは、プラスチックの押出し製
品の断面形状を、単純な形状でなく不整形にする押出し
である。例えば、この押出しによって複雑な形状をもつ
自動車の部品として使われるグラスランチャンネルやウ
エザーストリップ更にはパッキン、ガスケット、グリッ
プ、クッション材等不整形の製品を製造することができ
る。
このように硬化剤を添加し反応させた上で、なお熱可
塑性エラストマーとしての加工性を保持し、かつ圧縮永
久歪と破断時の引張強度を向上させることができるの
は、硬化剤が、組成物の熱可塑性を保つ役目をしている
ポリ塩化ビニルとはほとんど反応せず、ニトリルゴム
(以下、NBRとする)のみと反応するためであることは
表−2に示す実験結果より明らかである。すなわち、NB
Rの場合は硬化剤を添加するとゲル含量が増加し、かつ
膨潤度が低下する事実より架橋反応が起こっていること
がわかるが、ポリ塩化ビニルの場合はこの条件下ではゲ
ル含量がほとんど増えず、ポリ塩化ビニルはほとんど反
応していないことがわかる。
したがって、ポリ塩化ビニルとNBRとの混合物では硬
化剤は主としてNBRと反応し、ポリ塩化ビニルはほとん
ど反応しないことが推察される。
なお、表−2の試験は次のようにして行った。
予めジャケット温度を150℃に設定したブラベンダー
プラストグラフに表−2に示す実験No.6〜14の処方で配
合物60grを入れ60rpmで10分間混練し、ブロック状また
は粉末状の配合物を得た。
得られたブロック状の配合物はロールでシーティング
後細断し、粉状の配合物はそのまま、テスラヒドロフラ
ン中に0.5%の濃度で分散させ、軽く振とうさせながら
室温で20時間放置後、濾別して得た不溶分重量からゲル
含有量(%)を、又濾別した不溶性ポリマー分の膨潤状
態(テトラヒドロフランを含んだ状態)の重量を、それ
を乾燥後の重量で除して膨潤度を、各々求めた。
本発明の製法において使用される塩化ビニル系樹脂
は、一般の塩化ビニル系樹脂でよく、平均重合度700〜6
000のものが一般に使用される。
また、塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニルと次に挙げ
るモノマーとの共重合体を含むものである。
上記モノマーとしては、例えば、脂肪酸ビニルエステ
ル、ビニリデンハライド、アクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステル、アクリロニトリ
ル、アルキルビニルエーテル、スチレン及びその誘導体
等が挙げられる。
本発明で使用される粉末状部分架橋NBRは結合アクリ
ロニトリル量20〜45%が好ましく、通常粒子径が1mm以
下、好ましくは0.5mm以下の粉末状部分架橋NBRである。
特定量の粉末状部分架橋NBRと充填剤を併用する本発明
により得られる組成物は、その成形品の表面が平滑で、
安定した押出加工性を有する。
本発明における粉末状部分架橋NBRの配合量は塩化ビ
ニル樹脂100重量部に対し20〜300重量部である。20重量
部未満では圧縮永久歪を減少させる効果が弱すぎ、300
重量部を越えると加工性が悪くなっていずれも好ましく
なく、特に望ましい範囲は30重量部以上200重量部以下
である。
可塑剤は塩化ビニル系樹脂の軟質成形品製造のために
使用され得るものであれば特に制限はなく、フタル酸エ
ステル、トリメリット酸エステル、ピロメリット酸エス
テル、脂肪族2塩基酸エステル、グリコールエステル、
脂肪酸エステル、リン酸エステル、クエン酸エステル系
の可塑剤、更にはエポキシ系可塑剤、ポリエスル熱可塑
剤等が使用できる。
可塑剤の配合量は塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て25〜200重量部である。25重量部未満では加工性が悪
く、かつ硬くなりすぎ、エラストマーとしての性質を示
さず、200重量部を越えると物性が低下し実用の範囲か
ら外れる。
本発明で用いる硬化剤は硫黄又は含硫黄化合物であ
る。硫黄としては種々のものが使用でき、通常ゴムの加
硫に用いられるものが好ましい。含硫黄化合物はゴムの
加硫に用いられる硫黄原子を有する化合物であって、例
えばテトラメチルチウラムスルフィド、ジペンタメチレ
ンチウラムヘキサスルフィド、チウラムジスルフィド、
トリアジンチオールなどがある。
また、硬化剤と組合せて用いうるものとして、例えば
酸化亜鉛、酸化マグネシウム、N−シクロヘキシル−2
−ベンゾチアジルスルフェンアミド、ジベンジチアジル
ジスルフィド、ベンゾチアゾールスルフェンアミド、ア
ルデヒド−アンモニア類、アルデヒド−アミン類、グア
ニジン、チオウレア類、チアゾール類、ジチオカルバミ
ン酸塩類、キサントゲン酸塩類、チウラム類、ジベンゾ
p−キノンジオキシム、p−キノンジオキシム、p−フ
ェニレンビスマレイミド等が挙げられる。
硬化剤の量は硬化剤の種類及び促進剤との組合せによ
り変化するが、通常は塩化ビニル系樹脂とNBRの合計量1
00重量部に対して0.1重量部以上を添加する。
又、充填剤としては、カーボンブラック、炭酸カルシ
ウム、酸化チタン、タルク、アスベスト、水酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウム、クレー、シリカ、ホワイ
トカーボン等を塩化ビニル系樹脂100重量部に対して10
〜200重量部用いる。充填剤は塩化ビニル系樹脂100重量
部に対して10重量部未満でも200重量部を越えても物性
が低下する。
また、この他にも熱安定剤、滑剤、加工助剤、顔料、
難燃剤等も必要に応じて適量配合することができる。
熱安定剤としては、三塩基性硫酸鉛等の鉛系熱安定
剤、ジブチル錫マレート等の錫系熱安定剤、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸等を挙げ
ることができ、必要に応じて適量用いられる。
顔料としては、カラーカーボンブラック、クロムイエ
ロー、酸化チタン、フタロシアニングリーン等を挙げる
ことができ、必要に応じて適量用いられる。
加工助剤としては、低分子量ポリエチレン、高級脂肪
酸エステル等通常塩化ビニル系樹脂に使用されるものが
用いられる。
本発明の製法により得られる組成物には必要に応じて
改質のために他のプラスチック、ゴム等を加えて使用す
ることも可能である。例えば、ポリウレタン、アクリル
系樹脂、メタクリル系樹脂、ABS樹脂、MBS樹脂、ナイロ
ン、ポリクロロプレン、EPDM、変性EPDM等である。
本発明における溶融混練には、通常の軟質塩化ビニル
系樹脂配合物の混練と同様、オープンロール、密閉式混
練機(例えば、バンバリーミキサー、加圧式ニーダー、
インテンシブミキサー)や通常の1軸押出機、2軸押出
機、コニーダー、同方向回転2軸押出機(東芝機械社製
TEMや池貝鉄工社製PCM)、ニーダールーダー式高速撹拌
押出機(神戸製鋼社製FCM)、表面に複数の溝を有る円
錐形の回転子とこの回転子の外形に対応した凹みを有
し、その凹面側表面に複数の溝を有するバレルとを組合
せた構造を有する混練押出機であるプラスティフィケー
ター(PLASTIFIKATOR,西ドイツのWENER AND PFLEIDERNE
R社製)やプラスチケーター(一機製作所製)、複数の
円板状部分を有する押出用スクリューとスクリューの外
面形状に対応した形状を有するバレルとを組合せた構造
を有する押出機であるKCK連続混練押出機(株式会社ケ
イ・シー・ケイ製)、ブラベンダーミキサー等の混練機
を用いることができる。
これらの混練機の中でも、混練時間を自由に選択でき
る密閉式混練機や、混練効果のすぐれた同方向回転2軸
押出機、プラスティフィケーター、プラスチケーター、
KCK連続混練押出機が好適に用いられる。
混練は配合物自体の温度が通常は140〜220℃、好まし
くは150〜210℃になるようにジャケット温度、回転速
度、混練時間を調節して行われる。通常の加硫ゴムを製
造する前段階の混練が硬化剤の架橋反応を押さえるた
め、配合物の温度を通常約120℃以下になるように維持
しながら混練するのと異なり、本発明では混練中に硬化
剤の反応を起こさせるために140〜220℃、好ましくは15
0〜210℃の範囲で各々の硬化剤にあった温度まで上げて
混練する点が著しく異なっている。
混練物の温度が140℃未満では硬化剤が充分に反応せ
ず、一方220℃を越えると、組成物が熱分解を起こして
いずれの場合を目的とする成形用組成物が得られなくな
る。
本発明の組成物の成形に際しては、押出成形、射出成
形、カレンダー成形又は圧縮成形等通常の樹脂材料の成
形に使用される成形機の適用が可能である。したがっ
て、一般の加硫物に必要とされる時間のかかる加硫工程
を排除して所望の成形品が得られる。
更に、本発明の組成物を所望の形状に成形する時に発
生する成形不良品やスプルライナー等の成形された不要
部分は、加硫ゴムの場合と異なり、必要に応じて粉砕等
の処理を経て該組成物或いは熱可塑性樹脂と共に再度加
熱成形できる長所を有する。
なお、混合機での混練に際しては、これらの一部又は
全部の原料を予め別途ヘンシェルミキサー、リボンブレ
ンダー等で予備ブレンドしてその後で混合機にかけても
よいし、予備ブレンドなしに一挙に混合機にかけてもよ
い。又は、一部の原料を予め予備ペレット化してその後
に混合機にかけてもよい。
本発明による組成物は耐クリープ性、高温時の形状保
持性、低い圧縮永久歪、高い機械的強度を有する。この
特性を活かして、本発明の組成物の成形品は従来は通常
の加硫ゴムが使われていた各種用途に使用でき、成形品
の形状に制限されず、例えば、パッキン、ガスケット、
シート、ホース、チューブ、ロール、グリップ、グロメ
ット、グラスランチャンネル、ウエザーストリップ、マ
ッドガード、ダストブーツ、各種容器、クッション材等
の工業用、自動車用、建材用等の幅広い用途に好適に使
用される。
本発明の組成物は、ゴムのような煩瑣な加硫工程を必
要とせず、熱可塑性プラスチックと同様な成形法を用い
て複雑な形状の成形物であっても細部まで正確な形状が
得られ、表面肌が平滑な成形品が得られる加工性に優れ
た組成物である。
〔作用〕
本発明による熱可塑性エラストマー組成物の製法は、
塩化ビニル系樹脂、粉末状部分架橋NBR、可塑剤、充填
剤及び硫黄系硬化剤を含む配合物を用い、この原料成分
を上記NBRの架橋反応が進行する温度で溶融混練するも
のである。その結果、上記混練において積極的に硬化剤
による架橋反応を進行させるので原料として用いる部分
架橋NBRの架橋は、更に増大し、NBRには充分なゴム弾性
が付与される。
一方、架橋反応の進行と同時に混練による剪断力によ
って架橋NBR分子の一部が切断され、そして、更に溶融
混練効果としてNBR粒子の樹脂組成物中での分散状態が
極めて良好となるので、樹脂組成物が熱可塑性を喪失す
る現象を防ぐものである。
成形性の向上にはNBRとして部分架橋NBRを用いること
が寄与しているが、更に特定の量の充填剤を配合するこ
とが本願発明により得られる組成物の成形性を大幅に向
上させている。
特定の量の充填剤を配合することにより、塩化ビニル
樹脂組成物の成形性を向上させる理由は必ずしも明らか
ではないが、充填剤、硬化剤及び粉末状部分架橋NBRを
含有する配合物を溶融混練する間に、充填剤の存在が溶
融混練物中の各成分を均一に分散させ、硬化剤と粉末状
部分架橋NBRを均一に接触させるため、硬化剤による粉
末状部分架橋NBRの架橋が局所的に偏ることなく均一に
行われるものと推測する。
更に、硬化剤として硫黄又は含硫黄化合物を使用する
ことにより、使用する混練装置が密閉型の混練装置のみ
に限定されることもなく、押出機やロール等の汎用混練
装置をも使用することができる。
〔実施例〕
本発明の理解を更に容易にするために、以下実施例及
び比較例を挙げて具体的に説明するが、これらによって
本発明は限定されるものではない。
実施例1 *平均重合度1700の塩化ビニル樹脂(デンカビニールSH
−170、電気化学工業社製) 100 重量部 *Ba−Zn脂肪酸塩複合系安定剤(BZ−100J、勝田化工社
製) 3 重量部 *エポキシ化大豆油(アデカサイザー0−130P:アデカ
アーガス化学社製) 3 重量部 *炭酸カルシウム(NS−400、日東粉化工業社製) 50
重量部 *硫黄 1.5重量部 *テトラメチルチウラムジスルフイド(ノクセラーCZ、
大内新興社製) 1 重量部 *酸化亜鉛 5 重量部 *部分架橋粉末状NBR(ケミガムP8B1A2、グッドイヤー
社製) 50 重量部 *ジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP) 90 重量
部 をジャケット温度150℃の森山製作所製加圧式ニーダー
に入れて、前ロール51rpm、後ロール34rpmで10分間混練
した。樹脂組成物の温度は175℃であった。なお、添加
単位はポリ塩化ビニル1kgを基準とし、上記重量部比率
で添加した。合計重量は約3kgであった。
得られた組成物を、表面温度を180℃に予めセットし
た12インチ2本ロールに巻きつけ10分間混練して得たシ
ートをプレス成形して各試験片を作製し、引張試験、引
裂試験,圧縮永久歪の各試験に供した。又、シートの一
部を取り、シートペレタイザーにて角形のペレットを作
製し、これを用いて軟質異形押出しを行い、外観から加
工性を評価した。その結果を表−3に示した。
比較例1 硫黄、ノクセラーCZ及び酸化亜鉛のいずれも使用しな
い以外は実施例1と同様に実施した。
実施例2〜4及び参考例1 表−3の配合を用いた以外は実施例1と同様に実施し
た。
実施例5 実施例1で使用した密閉式の加圧型ニーダーに代え
て、解放式の75ヘンシェルミキサーを用い、NBRを始
めから加えないで、高速回転でサラサラの粉末にドライ
アップした後、NBRを添加し、軽く撹拌した以外は実施
例1と同様に実施した。
得られた粉状の配合物を、予めシリンダー温度を150
℃に設定した東芝機械社製TEM−50B2軸押出機にフイー
ドし、100RPMでペレット化を行った。
実施例6〜10 表−3の配合で行った以外は実施例1と同様に実施し
た。
比較例2〜6 表−3の配合で行った以外は実施例1と同様に実施し
た。
比較例7 NBRとして、ケミガムP8B1A2に代えてJSR PN−30Aを
用いた以外は実施例4と同様に実施した。結果を表−3
に示した。
比較例8 表−3記載の実施例1の条件のうち、炭酸カルシウム
の量を6重量部に変えた以外は実施例1と同様にして得
られた成形物の外観を評価した。結果は成形物の細部形
状及び表面肌の平滑性共に評価△であった。
なお、表−3の測定は次の方法で行った。
成形物の細部形状 40mmφの押出機に異形押出し用
ダイスを付け、シリンダー温度170℃、ダイス温度180
℃、ストレーナー80メッシュ、50rpmで押出して、成形
物の細部形状を評価測定した。細部とは、第1図に示す
グラスランチャンネル下脇部から突出している細く尖っ
た部位である。
評価基準 ◎:細部形状も正確に成形されている。
○:形状がやや劣るが許容範囲内である。
△:欠けている部位はないが形状が悪く許容範囲外 ×:欠けた部位がある。
表面肌の平滑性 と同一方法で成形して評価測定
した。
評価基準 ◎:全く滑らか ○:細かな凹凸がややあるが許容範囲内 △:凹凸が大きく許容範囲外 ×:凹凸が大きく、かつ欠けた部位がある。
吐出量 と同一方法で押出した場合の一定時間当
たりの吐出重量を測定し、これをgr/分の単位に換算し
て示した。
引張強さ(TB)JIS K 6723に準じた。
伸び (EB)JIS K 63723に準じた。
引き裂き(TR)JIS K 6301のB法によった。
圧縮永久歪(CS)JIS K 6301により、 70℃×22時間、圧縮率25%で行った。
表−3で使用した物質は次の通りである。
塩化ビニル樹脂 平均重合度1700:電気化学工業社製、
デンカビニールSH−170 ケミガムP8B1A2:グッドイヤー社製 粉末NBR、ムーニー値79、 結合アクリロニトリル33%、部分架橋品 JSR PN−30A:日本合成ゴム社製 粉末NBR、ムーニー値56、 結合アクリロニトリル35%、未架橋品 DOP:ジ−2−エチルヘキシルフタレート 大日本インキ社製、W520 Ba−Zn系安定剤:Ba−Zn脂肪酸塩複合系 安定剤、BZ−100J、勝田化工社製 エポキシ化大豆油:アデカアーガス化学社製、 アデカサイザー 0−130P 炭酸カルシウム:日東粉化工業社製、NS−400 カーボンブラック:三菱化成社製、 ダイヤブラックH 硫黄:細井化学工業社製、粉末硫黄 ノクセラーCZ:大内新興社製、N−シクロヘキシル−2
−ベンゾチアジルスルフエンアミド 酸化亜鉛:堺化学工業社製、ZINCA10 パーヘキサ 3M−40:日本油脂社製、 過酸化物、1,1−ビス−ダーシャリーブチルパーオキシ
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(純分40重量%) トリアリルイソシアヌレート:黒金化成社製 テトラメチルチウラムジスルフイド:大内新興社製、ノ
クセラーTT ジベンゾチアジルジスルフイド:大内新興社製、ノクセ
ラーDM 実施例11 実施例1で作製された組成物を表面温度180℃に予め
セットした12インチ2本ロールに巻きつけてシートを作
製した。これをシートペレタイザーにかけ角形のペレッ
トを作製した。このペレットから40mm押出機にて自動車
部品であるグラスランチャンネル、ウエザーストリップ
及びチューブを作製し、実用的な物性を測定した。その
結果を表−4に示した。
比較例9 比較例1の製造法で作製された組成物を用い、実施例
11と同様の手順でグラスランチャンネル、ウエザースト
リップ及びチューブを作製し、実用的な物性を測定し
た。その結果を表−4に併記した。
表−4よりいずれの項目に関しても、実施例11の方が
比較例9よりすぐれていることが明らかである。
なお、表−4の試験法は下記の方法によった。
グラスランチャンネル 第1図に示す断面形状の試料成形品、グラスランチャ
ンネル1を40mm押出機を用いて押出し成形して作製し
た。長さ約20cmのグラスランチャンネル1を第2図に示
す金属製ケーシング2に収納し、第3図に示すようにガ
ラス製スペーサー3を挿入した。スペーサー3の厚み、
S=5mmであった。
これをギアオーブン試験機中に入れ、90℃、24時間放
置後取り出し、直ちにスペーサー3を取り外し30分間放
置後の第4図に示す残留歪みXmmを測定した。圧縮永久
歪は次式で算出した。
圧縮永久歪(%)=(X/S)×100 チューブ 内径約4mmφ、外径約7.5mmφのチューブを40mm押出機
にて作製した。得られた長さ約50cmのチューブ4の一方
に外径8mmφのチューブ状コネクター5を差し込み長さ1
4mmだけ挿入し、他方は閉塞した。これをギアオーブン
式試験機で100℃×8時間熱処理後、水圧ポンプ6を第
5図に示すようにセットした。7はハンドル式の加圧
器、8は水、9はゲージである。水圧ポンプを15〜25Kg
/cm2/分の速度で昇圧していった時の水洩れ開始圧力を
測定した。
ウェザーストリップ 第6図に示す試料成形品、ウエザーストリップ10を40
mm押出機を用いて作製した。ウエザーストリップ10を圧
縮永久歪測定用の試料保持板1に接着剤を用いて固定し
た。これを第7図に示す治具12を用いて圧縮永久歪を測
定した。下圧縮板13、上圧縮板14が高さ調節ネジ15によ
り支持されている。スペーサー16及び第6図に示した試
料保持板に固定した試料ウエザーストリップ10を下圧縮
板13と上圧縮板14の間に挟み、ナット17を回転させて上
圧縮板を下行させる。上圧縮板14がスペーサー16に当接
したとき下行は停止する。スペーサー16は試料であるウ
エザーストリップ10を圧縮率が30%となるように高さX2
を前もって調節した。
このようにセットした試料を治具ごとギアオーブン試
験機中に入れ、90℃24時間放置後取り出し、直ちに上圧
縮板14を上行させ、試料ウエザーストリップ10が充分に
復元できる空間を保持し、30分後に試料高さ(X1)を測
定した。圧縮永久歪は次式で算出した。
X0=最初の試料高さ X1=試験後の試料高さ X2=圧縮時の試料高さ 〔発明の効果〕 本発明の製法により得られる熱可塑性エラストマー組
成物は、粉末状部分架橋NBRを硬化剤として硫黄又は含
硫黄化合物を用いて硬化反応を行い、充分な強度とゴム
弾性を保有するにもかかわらず、特に加工性に優れ、異
形押出しにより複雑な形状を細部まで正確に安定して成
形でき、表面肌が格段に平滑な成形品を製造することが
可能な熱可塑性を有する。
しかも硬化剤として硫黄又は含硫黄化合物を使用した
ため、汎用の混練機も使用が可能となった。
【図面の簡単な説明】
図面は実用的物性測定法を説明する説明図であり、第1
図から第4図はグラスランチャンネルの測定法、第5図
はチューブの測定法、第6図及び第7図はウエザースト
リップの測定法をそれぞれ説明する。 図面中、符号 1はグラスランチャンネル、2はケーシング、 3、16はスペーサー、4はチューブ、 5はコネクター、6は水圧ポンプ、7は加圧機、 8は水、9はゲージ、10はウエザーストリップ、 11は試料保持板、12は治具、13は下圧縮板、 14は上圧縮板、15は高さ調節ネジ、17はナットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣橋 昭雄 群馬県渋川市中村1135番地 電気化学工 業株式会社渋川工場内 (56)参考文献 特開 昭54−114558(JP,A) 特開 昭53−112947(JP,A) 特開 昭52−125555(JP,A) 特開 昭54−46254(JP,A) 特開 昭53−35750(JP,A) 特開 昭59−45339(JP,A) 特開 昭61−195144(JP,A) 特公 昭37−6719(JP,B1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル系樹脂100重量部、粉末状部分
    架橋ニトリルゴム20〜300重量部、可塑剤25〜200重量
    部、充填剤10〜200重量部及び硫黄及び含硫黄化合物か
    らなる硬化剤を含む混合物を混練り下で反応させてなる
    異形押出し用熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】塩化ビニル系樹脂100重量部、粉末状部分
    架橋ニトリルゴム20〜300重量部、可塑剤25〜200重量
    部、充填剤10〜200重量部及び硫黄及び含硫黄化合物か
    らなる硬化剤を含む混合物を混練り下で反応させてなる
    熱可塑性エラストマー組成物を成形してなる異形押出し
    成形品。
  3. 【請求項3】塩化ビニル系樹脂100重量部、粉末状部分
    架橋ニトリルゴム20〜300重量部、可塑剤25〜200重量
    部、充填剤10〜200重量部及び硫黄及び含硫黄化合物か
    らなる硬化剤を140〜220℃の温度で混練り下で反応さ
    せ、異形押出しをすることを特徴とする熱可塑性エラス
    トマー組成物の製法。
JP1176595A 1988-07-15 1989-07-08 熱可塑性エラストマ−組成物 Expired - Fee Related JP2515155B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17488988 1988-07-15
JP63-174889 1988-07-15

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7348207A Division JP2805681B2 (ja) 1988-07-15 1995-12-19 熱可塑性エラストマー組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02124958A JPH02124958A (ja) 1990-05-14
JP2515155B2 true JP2515155B2 (ja) 1996-07-10

Family

ID=15986447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1176595A Expired - Fee Related JP2515155B2 (ja) 1988-07-15 1989-07-08 熱可塑性エラストマ−組成物

Country Status (3)

Country Link
US (2) US5344864A (ja)
EP (1) EP0353525B1 (ja)
JP (1) JP2515155B2 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2791674B2 (ja) * 1989-02-17 1998-08-27 三菱化学エムケーブイ株式会社 塩化ビニル系樹脂組成物
SE468780B (sv) * 1991-06-25 1993-03-15 Uponor Innovation Ab Material foer infodring av markfoerlagda roerledningar och saett foer renovering av markfoerlagd roerledning
GB2271115A (en) * 1992-07-14 1994-04-06 Joseph Gordon Robinson Low compression set glazing seals
US5362787A (en) * 1993-11-18 1994-11-08 The Goodyear Tire & Rubber Company Rubbery blend having low permanent compression set
EP0675163A1 (en) * 1994-04-01 1995-10-04 Mitsubishi Chemical Mkv Company Vinyl chloride resin elastomer composition
US6072009A (en) * 1994-04-26 2000-06-06 Arizona Chemical Company Methods for vulcanizing elastomers using monomeric distillate by-product
US6297327B1 (en) 1994-04-26 2001-10-02 Arizona Chemical Company Elastomeric composition using monomeric distillate by-product
JP3036405B2 (ja) * 1995-06-14 2000-04-24 三菱化学エムケーブイ株式会社 塩化ビニル系樹脂組成物
EP0755991A3 (en) * 1995-07-27 1997-08-13 Taisei Corp Dry or wet sealing material and process for its manufacture
US5686147A (en) * 1996-11-18 1997-11-11 The Goodyear Tire & Rubber Company Plastisol composition
US5965650A (en) * 1997-10-07 1999-10-12 Ludlow Composites Corporation Floor coverings
US6432551B1 (en) 1999-12-23 2002-08-13 Panda Products, Inc. Dry adhesive
US6762232B2 (en) * 2000-12-08 2004-07-13 Longwood Industries, Inc. Molded objects
KR20020085079A (ko) * 2001-05-04 2002-11-16 주식회사 동남폴리머 무 독성 합성수지 배합물의 제조방법과 이에 의해 제조한합성수지 배합물
DE10218686A1 (de) * 2002-04-26 2003-11-27 Tesa Ag Handeinreißbares und dehnbares Abdeckklebeband
AU2003238272A1 (en) * 2002-06-27 2004-01-19 Avery Dennison Corporation Conformable calendared films and articles made therefrom
WO2005123863A1 (ja) * 2004-06-18 2005-12-29 Sunstar Giken Kabushiki Kaisha 自動車ドア用シーリング材
KR100742867B1 (ko) * 2006-03-03 2007-07-26 엘에스전선 주식회사 에폭시계 도료에 대한 내성을 갖는 고분자수지 조성물 및이를 이용하여 제조된 고분자수지재
KR100729013B1 (ko) * 2006-03-27 2007-06-14 엘에스전선 주식회사 에폭시계 도료에 대한 내성을 갖는 고분자수지 조성물 및이를 이용하여 제조된 고분자수지재
JP5446105B2 (ja) * 2008-03-11 2014-03-19 株式会社カネカ 軟質塩化ビニル系樹脂組成物及び成形品の製造方法
JP5446104B2 (ja) * 2008-03-11 2014-03-19 株式会社カネカ 塩化ビニル系樹脂組成物及び成形品の製造方法
CN103059467B (zh) * 2012-12-25 2015-02-04 东莞市祺龙电业有限公司 一种高耐油环保pvc改性材料及其制备方法
EP2980148B1 (en) * 2013-03-28 2017-08-02 Denka Company Limited Blended rubber, blended rubber composition and vulcanizate
KR20180113543A (ko) * 2016-02-23 2018-10-16 니폰 제온 가부시키가이샤 니트릴 공중합체 고무 조성물, 가교성 고무 조성물 및 고무 가교물
USD889056S1 (en) 2017-04-19 2020-06-30 Gramercy Products, Inc. Throwing toy
USD840116S1 (en) 2017-04-19 2019-02-05 Gramercy Products, Inc. Ball toy
CN108164881B (zh) * 2018-01-24 2021-05-04 宜兴市光辉包装材料有限公司 一种pvc冷收缩套筒标签膜以及制备方法
USD839497S1 (en) 2018-04-03 2019-01-29 Gramercy Products, Inc. Spike ball
USD873509S1 (en) 2018-04-06 2020-01-21 Gramercy Products, Inc. Stick toy
USD877429S1 (en) 2018-04-06 2020-03-03 Gramercy Products, Inc. Ball launching device
CN114426709B (zh) * 2020-10-09 2023-05-09 中国石油化工股份有限公司 基于丁腈橡胶和三元乙丙橡胶的橡胶组合物及其应用、硫化橡胶及其制备方法和应用
WO2023086039A1 (en) 2021-11-12 2023-05-19 Sabanci Üniversitesi Polyoxazoline based thermal latent curing agents for thermoset resins
CN115678459A (zh) * 2022-11-16 2023-02-03 武汉时利和汽车材料有限公司 一种适用于热固性粉末涂料的密封胶

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2330353A (en) * 1940-06-20 1943-09-28 Goodrich Co B F Mixture of polymerized materials
NL260633A (ja) * 1960-02-29
US4173556A (en) * 1976-03-03 1979-11-06 Monsanto Company Elastoplastic compositions of rubber and polyamide
JPS52125555A (en) * 1976-04-15 1977-10-21 Dainippon Toryo Co Ltd Resin compositions having optical transmission and sound insulating properties
JPS5335750A (en) * 1976-09-16 1978-04-03 Kyowa Leather Cloth Sheet matters for building
JPS53112947A (en) * 1977-03-14 1978-10-02 Sanyo Trading Co Vinyl chloride resin composition and articles made thereof
JPS5446254A (en) * 1977-09-21 1979-04-12 Shin Etsu Chem Co Ltd Flame-retardant vinyl chloride resin composition
JPS54114558A (en) * 1978-02-28 1979-09-06 Shin Etsu Chem Co Ltd Flame-retardant vinyl chloride resin composition
JPS5844090A (ja) * 1981-09-11 1983-03-14 株式会社日立製作所 遠心脱水洗たく機における軸封装置
US4454250A (en) * 1982-01-04 1984-06-12 Armstrong World Industries, Inc. Low density cellular polyvinyl chloride
AU1433383A (en) * 1982-05-20 1983-11-24 Bestobell Industries Australia Pty. Ltd. Polyvinyl chloride/rubber blends
JPS5945339A (ja) * 1982-09-08 1984-03-14 Nippon Zeon Co Ltd ゴム組成物の製造方法
JPS6159342A (ja) * 1984-08-30 1986-03-26 Canon Inc 光受容部材
JPS61195144A (ja) * 1985-02-26 1986-08-29 Mitsubishi Monsanto Chem Co 塩化ビニル樹脂系熱可塑性エラストマ−の製法
JP2689420B2 (ja) * 1987-01-12 1997-12-10 松下電器産業株式会社 ロボツトの制御方法
US4826910A (en) * 1987-11-10 1989-05-02 Polysar Limited Oil resistant thermoplastic elastomer
JPH0790697B2 (ja) * 1988-07-12 1995-10-04 日産自動車株式会社 ウエザーストリップ

Also Published As

Publication number Publication date
US5344864A (en) 1994-09-06
JPH02124958A (ja) 1990-05-14
US5416146A (en) 1995-05-16
EP0353525B1 (en) 1996-10-23
EP0353525A1 (en) 1990-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2515155B2 (ja) 熱可塑性エラストマ−組成物
US5484844A (en) Vinyl chloride resin elastomer composition
US5736605A (en) Vinyl chloride resin composition
EP0675163A1 (en) Vinyl chloride resin elastomer composition
EP0101833A2 (en) Thermoplastic elastomeric compositions based on compatible blends of an ethylene copolymer and vinyl or vinylidene halide polymer
JPH0753819A (ja) 塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物
JPH04339845A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
US20060155024A1 (en) Polyvinyl chloride-base thermoplastic elastomer composition
JP2805681B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP4446319B2 (ja) 樹脂組成物及び成形品
JPH04253786A (ja) 複合シール材
JPS6254347B2 (ja)
GB2297092A (en) Low compression set thermoplastic elastomers
JPH11151742A (ja) 軟質・硬質塩化ビニル系樹脂組成物共押出成形品
JP2791674B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JPH09292063A (ja) 可撓性・耐衝撃性に優れたパイプ及び継手
JP4407852B2 (ja) 建築用ガスケット及びグレイジングチャンネル
JP3322087B2 (ja) Abs系樹脂複合体
JPH0625495A (ja) 塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物
JP3438302B2 (ja) 塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物
JP2000117806A (ja) 押出成形品及び樹脂組成物
JP2022063028A (ja) ポリ塩化ビニル系樹脂成形品
JPH07276579A (ja) 樹脂複合体
JP2874565B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP2000095912A (ja) 樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees