JP3438302B2 - 塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物 - Google Patents

塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮永久歪、耐クリー
プ特性、耐候性、引裂強度、耐熱老化性に優れた塩化ビ
ニル樹脂系エラストマー組成物に係る。
【0002】
【従来の技術】エラストマー材料に対する性能向上の要
求は、年々高まりを見せており、特に自動車分野ではグ
ラスランチャンネルや水切りの素材として優れた圧縮永
久歪が要求されている。従来、これら素材として軟質塩
化ビニル樹脂が柔軟なゴム様感触を有し、加硫ゴムに比
べて成形性、耐候性、着色性等に優れており、またコス
トの点からも広範囲に使用されてきた。しかし、圧縮永
久歪が加硫ゴムに比べて劣り、また軟化温度が低いため
に高温での使用が制限されている。そこで、塩化ビニル
樹脂を高重合度のものにかえて改良する試みがなされて
いるが満足すべきものが得られていない。部分架橋アク
リロニトリル−ブタジエンゴム(以下NBRという)を
添加することにより圧縮永久歪を向上させる技術が特開
昭56−115342号公報、特開昭57−18734
1号公報等に開示されているが、これらのものはゴム成
分としてNBRを使用しているため耐候性が劣り、劣化
のため長期間の使用に耐えないという欠点がある。
【0003】また、特開平1−256554号公報に
は、高温での形状保持性、耐候性を改良する目的で塩化
ビニル系樹脂、テトラヒドロフラン(以下THFとい
う)に不溶解成分を含むアクリルゴム、可塑剤からなる
組成物が開示されている。しかしながら、可塑剤として
汎用のものを用いかつアクリル樹脂を含んでいないため
に、長期間使用時での耐熱老化性が劣るとともに、特に
引裂強度が小さいという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、塩化ビニル
系樹脂、ゴム物質及び可塑剤等を主成分とするエラスト
マー組成物において、耐熱老化性及び引裂強度に優れ、
かつ圧縮永久歪、耐クリープ特性、耐候性を損なわない
組成物を得ることを目的として鋭意検討した結果、塩化
ビニル系樹脂にTHF不溶解架橋成分を含むアクリルゴ
ム、アクリル樹脂および重量平均分子量430以上の可
塑剤を配合した組成物が上述の目的を達成することを見
い出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本発明
の目的は、圧縮永久歪、耐クリープ特性、耐候性、耐熱
老化性、引裂強度等物性の優れた塩化ビニル樹脂系エラ
ストマー組成物を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、塩化ビニル系樹脂100重量部、テトラヒドロフ
ランに対する不溶解架橋成分を含むアクリルゴム10〜
200重量部、アクリル樹脂1〜50重量部及び重量平
均分子量430以上の可塑剤30〜300重量部を主成
分とする塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物及びその
製造方法にある。本発明を詳細に説明する。
【0006】本発明のエラストマー組成物の主樹脂成分
である塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニルまたは塩化ビニ
ルとこれに共重合可能なコモノマーとの混合物を懸濁重
合法、塊状重合法、微細懸濁重合法または乳化重合法等
通常の方法によって製造されたものすべてが用いられ
る。コモノマーとしては、例えば酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、ラウリン酸ビニル等のビニルエステル類、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアク
リレート等のアクリル酸エステル類、メチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル
類、ジブチルマレエート、ジエチルマレエート等のマレ
イン酸エステル類、ジブチルフマレート、ジエチルフマ
レート等のフマール酸エステル類、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルブチルエーテル、ビニルオクチルエーテル等
のビニルエーテル類、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のシアン化ビニル類、エチレン、プロピレン、
スチレン等のα−オレフィン類、塩化ビニリデン、臭化
ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニリデンまた
はハロゲン化ビニル類、ジアクリルフタレート、エチレ
ングリコールジメタクリレートなどの多官能性単量体が
挙げられ、勿論、コモノマーは、上述のものに限定され
るものではない。コモノマーは、塩化ビニル系樹脂の構
成成分中30重量%以下、好ましくは20重量%以下の
範囲である。
【0007】塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、特に限
定するものではないが、加工性、成形性等の点から70
0〜8000、好ましくは1000〜4000、特に1
300〜3500の範囲にあるのが望ましい。本発明の
エラストマー組成物に含まれるアクリルゴムは、アルキ
ルアクリレート、アルコキシアルキルアクリレート等の
アクリル酸エステルを主成分とする合成ゴムであり、該
合成ゴムはアクリル酸誘導体を主成分とし、アルキルメ
タクリレート、アクリロニトリル、スチレン等の官能性
単量体との共重合物もその範疇にある。アクリルゴム
は、テトラヒドロフラン(THF)に対する不溶解架橋
成分を含有していることが必要であり、好ましくは30
重量%以上、さらには50重量%以上の架橋成分を含ん
でいるものが望ましい。アクリルゴムに架橋成分を導入
するためには、例えばジビニルベンゼン、エチレングリ
コールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、プロピレングリコールジアクリレート、プロピ
レングリコールジメタクリレート等の架橋性モノマーを
反応させる。THF不溶解架橋成分が少なくなるとエラ
ストマー組成物の圧縮永久歪特性が劣るようになる。
【0008】アクリルゴムの添加量は、塩化ビニル系樹
脂100重量部に対して10〜200重量部の範囲、好
ましくは20〜150重量部の範囲であり、最適の範囲
は30〜120重量部から選択される。アクリルゴムの
添加量が10重量部よりも少ないと圧縮永久歪改良の効
果が小さく、200重量部を超えると、引裂強度、伸
び、耐熱老化性等の物性の低下が著しい。
【0009】上述のTHF不溶解架橋成分とは、アクリ
ルゴム0.5gをTHF30mlに攪拌しながら投入し、
23℃で24時間放置してTHF可溶分を溶出し、ガラ
ス繊維濾紙を用いて濾過する。不溶解残渣の乾燥後の重
量を求め、架橋成分の含有率を算出した。本発明のエラ
ストマー組成物に使用する可塑剤は、その重量平均分子
量が430以上あることが必要であり、重量平均分子量
(MW)が430未満の可塑剤では引裂強度を改善する
ことはできず、また長期間の耐熱老化性が劣る。
【0010】これら可塑剤としては、ジイソデシルフタ
レート(MW447),ジウンデシルフタレート(MW
475)等、高級アルコールのフタル酸エステル系可塑
剤、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフェート(MW
435)、トリスジクロロプロピルホスフェート(MW
431)等のリン酸エステル系可塑剤、ジブチルジグリ
コールアジペート(MW435)等のアジピン酸エステ
ル系可塑剤、トリ(2−エチルヘキシル)トリメリテー
ト(MW547)等のトリメリット酸エステル系可塑
剤、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸等の脂肪族
二塩基酸、フタル酸等の芳香族二塩基酸と1,2−プロ
パンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチ
ル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,8−オクタンジオール、トリメチルヘキサン
ジオール等の脂肪族系グリコールをエステル化して得ら
れるポリエステル系可塑剤等が挙げられる。これらの可
塑剤の中でも、ポリエステル系可塑剤またはポリエステ
ル系可塑剤と他の可塑剤との混合物であるのが良い。ポ
リエステル系可塑剤は重量平均分子量が8000程度ま
での範囲のものが適当であり、好ましくは1000〜5
000、特に1000〜2000の範囲のものが望まし
い。
【0011】またエポキシ脂肪酸エステル(MW400
〜500)やエポキシ化油脂系の可塑剤(MW約100
0)を併用することも可能である。しかして、可塑剤の
使用量は塩化ビニル系樹脂、アクリルゴム等の種類及び
添加量、充填剤の有無等によって異なるけれども、塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して30〜300重量
部、好ましくは40〜200重量部の範囲から適宜選択
される。
【0012】本発明のエラストマー組成物に配合される
アクリル樹脂とは、アクリル酸またはその誘導体を重合
して得られるものをいい、アクリル酸、アクリル酸エス
テル、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル
酸、メタクリル酸エステルなどの重合体または共重合体
があげられる。特に本発明のエラストマー組成物では、
メタクリル酸メチルとアクリル酸アルキルとの共重合体
であって、前者が60重量%以上、好ましくは70〜9
0重量%及び後者が40重量%以下、好ましくは30〜
10重量%の範囲のものを使用するのが適当である。ア
クリル樹脂の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部
に対して1〜50重量部、好ましくは3〜30重量部の
範囲であるのが望ましい。1重量部より少なければエラ
ストマー組成物の引裂強度改良効果が小さく、50重量
部よりも多くなると硬くなってしまい弾性が失われる。
【0013】本発明のエラストマー組成物には、圧縮永
久歪、その他の物性を損なわない範囲で充填剤を添加す
るのが望ましい。充填剤は過剰量の可塑剤を吸収すると
ともに混練、成形を円滑にする作用がある。充填剤とし
ては、例えばカーボンブラック、炭酸カルシウム、酸化
チタン、タルク、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、ハイドロタルサイト、クレー、シリカ、ホワイト
カーボン等が挙げられる。充填剤の添加量は、塩化ビニ
ル系樹脂100重量部に対して150重量部以下、好ま
しくは10〜100重量部の範囲である。充填剤の添加
量が余り少ないと、混練、成形性を改良する効果が小さ
く、150重量部より多くなると逆に成形性が悪くなる
傾向にあり、成形性を損なわない範囲で添加するのが経
済性の点からも望ましい。
【0014】さらに、本発明のエラストマー組成物に
は、必要に応じて安定剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、発泡剤、難燃剤、顔料、衝撃改良剤、上述以外の
熱可塑性樹脂及びゴム等の各種添加剤を配合してもよ
い。熱可塑性樹脂及びゴムとしては、例えば、メチルメ
タクリレート−ブタジエン−スチレンゴム(MBS)、
THFに溶解するアクリルゴム(AR)、ブタジエンゴ
ム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム(AB
S)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(C
R)、エチレン−プロピレンゴム(EPR)、エチレン
−酢酸ビニル(EVA)、熱可塑性ポリウレタン(TP
U)、ナイロン等が挙げられる。
【0015】本発明の塩化ビニル樹脂系エラストマー組
成物は、塩化ビニル系樹脂、THF不溶解架橋成分を含
むアクリルゴム、重量平均分子量430以上の可塑剤及
びアクリル樹脂並びに必要に応じて充填剤等他の各種添
加剤を所定量混合機または混練機に投入し、100〜2
30℃、好ましくは130〜230℃の温度に加熱しな
がら各成分を均一に混合・混練する方法によって製造さ
れる。具体的には例えば次のような方法によって製造す
るのが操作上または均一混練組成物が得られる点で望ま
しい。すなわち、まず、アクリルゴムを除いた塩化ビニ
ル系樹脂、アクリル樹脂及び可塑剤等の各成分からなる
配合物を予めドライブレンドし、次いで該ドライブレン
ド物とTHF不溶解架橋成分を含むアクリルゴムとを1
00〜230℃の温度に加熱しながら混合、混練する。
混練後通常シートカット法またはホットカット法によっ
てペレットに造粒して次工程の成形加工に供される。勿
論、充填剤等他の添加剤はアクリルゴム混合、混練時に
添加してもよい。混合、混練温度が100℃よりも低い
と混練に長時間を要するため生産性が劣り、また230
℃より高い温度ではエラストマー組成物が分解し易くな
る。
【0016】上述の配合成分を混合するのに用いる装置
は、実質的に均一に混合できるならいかなる装置でもよ
く、たとえばヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、
プラネタリーミキサー等が挙げられ、また混合物を混練
するには、例えば押出機、ロール、バンバリーミキサ
ー、ニーダー等の加熱しながら剪断力下混練できる装置
が使用される。エラストマー組成物の製造においては、
バンバリーミキサー、インテンシブミキサー、加圧ニー
ダー等の密閉式混練機または同方向二軸押出機を用いる
のが混練効果が大きいので望ましい。
【0017】
【実施例】次に本発明の組成物を実施例にて詳述する
が、本発明はその要旨を逸脱しない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。尚、塩化ビニル樹脂系エラ
ストマー組成物の品質評価は次の通り行い表−1に示し
た。
【0018】
【表1】 圧縮永久歪の測定:JIS K6301に基づき70℃
×22時間、25%圧縮条件で測定。 引裂強度試験:JIS K6301に基づき測定。 耐候性試験:エラストマー組成物をロールによりシート
を作成し、該シートからプレスシートを調製し、5cm角
に試験片を打ち抜き耐候性試験に供し、耐候試験前後の
色差でもって耐候性の良悪を判断した。 なお、耐候性試験条件及び色差測定条件は次の通り。 耐候性試験 サンシャインウエザーメーター(スガ試験機製)使用。
ブラックパネル 83℃。スプレーサイクル 60分/
12分(60分間のうち12分間水スプレー)。時間4
50時間。 色差測定条件 光度計AUCOLOR VP−1(倉敷紡績製)使用。
試験片表面に光を当て、反射光を分光光度計により測
定。試験前後の試験片表面の反射光強度差を色差とし
た。数値が大きい程色変化が大きい。 伸び測定:JIS K6723に基づいて測定。 耐熱老化性試験:JIS K6723に準拠し、加熱条
件を100℃×500時間とし、加熱老化後の伸びを測
定し、伸び残率を次式により求めた。 伸び残率(%)=(老化後伸び/老化前伸び)×100
【0019】実施例1〜5、比較例1〜7 平均重合度2350の塩化ビニル樹脂100重量部に、
表−1に示す種類及び量(重量部)の可塑剤及びアクリ
ル樹脂並びにBa−Zn系複合安定剤3重量部、ホスフ
ァイト系キレーター1重量部、滑剤0.4重量部、紫外
線吸収剤1重量部及び炭酸カルシウム30重量部をビー
カーにて混合し、さらに表−1に示す種類及び量のアク
リルゴムまたはNBRを添加混合した。これらを8イン
チのミルロールにて表面温度160℃で5分間混練を行
った。混練して得られたロールシートからプレスシート
を調製して試験片とした。
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】なお、実施例で使用した表−1中の原料は次の
通りである。 可塑剤 フタル酸系1 MW452のフタル酸ジアルキルエ
ステル(アルキル基C9 11の混合) ポリエステル系1 MW1300 アジピン酸とブタン
ジオールのポリエステル(末端2−エチルヘキサノー
ル) ポリエステル系2 MW1800 アジピン酸とブタン
ジオールのポリエステル(末端2−エチルヘキサノー
ル) DOP フタル酸ジ−2−エチルヘキシル
(MW391) DINP フタル酸ジイソノニル(MW41
8) アジピン酸系1 MW387のアジピン酸ジアルキル
エステル(アルキル基C7 11の混合) アクリル樹脂 メタクリル酸メチル/アクリル酸
アルキル=70〜90/30〜10重量% ゴム物質 アクリルゴム1 THF不溶解架橋成分93.9重量
%(試作品) アクリルゴム2 THF不溶解架橋成分 なし
(市販品) NBR THF不溶解架橋成分89.4重量
% アクリロニトリル含量 30重量%
【0022】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル樹脂系エラストマー
組成物は、塩化ビニル系樹脂、THF不溶解架橋成分を
含むアクリルゴム、アクリル樹脂及び重量平均分子量4
30以上の可塑剤からなっているので、耐熱老化性及び
引裂強度に優れ、また架橋NBRを含有する塩化ビニル
樹脂系エラストマーに比較しても、圧縮永久歪、耐クリ
ープ特性、成形加工性、耐ブリード性、耐ブロッキング
性、低温柔軟性等でも同等の物性を有し、押出成形は勿
論、カレンダー加工、射出成形、インフレーション成
形、圧縮成形等の原料として使用することができ、した
がって任意または所望形状の成形体を得ることができ
る。
【0023】本発明の塩化ビニル樹脂系エラストマー組
成物は、特にウエザーストリップ、グラスランチャンネ
ル、パッキン、ガスケット、ホース、シート、グリッ
プ、ロール、グロメット、ダクトブーツ、クッション材
等の工業用、自動車用、建材用の幅広い用途に使用する
ことができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−25495(JP,A) 特開 平1−256554(JP,A) 特開 平4−159351(JP,A) 特開 平4−331252(JP,A) 特開 昭55−54340(JP,A) 特開 昭52−98046(JP,A) 特開 平4−345646(JP,A) 特開 昭58−206648(JP,A) 特開 昭60−35044(JP,A) 特開 平7−102144(JP,A) 特開 昭63−30553(JP,A) 特開 昭59−51933(JP,A) 特開 昭54−124052(JP,A) 特開 昭54−111544(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/06 C08L 33/06 - 33/12 C08L 51/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部、テトラ
    ヒドロフランに対する不溶解架橋成分を含むアクリルゴ
    ム10〜200重量部、アクリル樹脂1〜50重量部及
    び重量平均分子量430以上の可塑剤30〜300重量
    部を主成分とする塩化ビニル樹脂系エラストマー組成
    物。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂の平均重合度が700
    〜8000の範囲にある請求項1記載の塩化ビニル樹脂
    系エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】 テトラヒドロフランに対する不溶解架橋
    成分が30重量%以上のアクリルゴムである請求項1ま
    たは請求項2記載の塩化ビニル樹脂系エラストマー組成
    物。
  4. 【請求項4】 可塑剤がポリエステル系可塑剤である請
    求項1乃至請求項3いずれかの項に記載の塩化ビニル樹
    脂系エラストマー組成物。
  5. 【請求項5】 可塑剤の重量平均分子量が1000〜8
    000の範囲である請求項1乃至請求項4いずれかの項
    に記載の塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物。
  6. 【請求項6】 充填剤を含有する請求項1乃至請求項5
    いずれかの項に記載の塩化ビニル樹脂系エラストマー組
    成物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の塩化ビニル樹脂系エラス
    トマー組成物を製造する方法において、各配合成分から
    なる配合物を100〜230℃の温度で混合、混練する
    ことを特徴とする塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 混合、混練時に充填剤を存在させる請求
    項7記載の塩化ビニル樹脂系エラストマー組成物の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 アクリルゴム以外の配合成分からなる配
    合物をドライアップしたあとアクリルゴムを混合、混練
    する請求項7または請求項8記載の塩化ビニル樹脂系エ
    ラストマー組成物の製造方法。
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