JP2514420Y2 - 小型コイル部品連 - Google Patents

小型コイル部品連

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JP2514420Y2
JP2514420Y2 JP1993011185U JP1118593U JP2514420Y2 JP 2514420 Y2 JP2514420 Y2 JP 2514420Y2 JP 1993011185 U JP1993011185 U JP 1993011185U JP 1118593 U JP1118593 U JP 1118593U JP 2514420 Y2 JP2514420 Y2 JP 2514420Y2
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JP
Japan
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coil
small
insulating
projecting piece
small coil
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JP1993011185U
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JPH062661U (ja
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克則 ▲高▼砂
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動実装機に掛けられ
る小型コイル部品連に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小型トロイダルコイルは、図3に
示すように、小型のトロイダルコア1(例えば外径4m
m,内径3mm,厚さ1mm)に巻線2を巻回し、巻線2の
端部をコア1の直径方向にかつ同じ方向に延ばした構造
であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の小型
トロイダルコイルは通常巻線の太さが小さい(例えば直
径0.3mm)ので延ばした端部が変形しやすく延在方向
や間隔を一定に維持することが難しく、またコアが割れ
やすいので穏やかに扱う必要があり、そのために自動実
装機による装着ができないという問題があった。
【0004】さらに、従来の小型コイルを一連の部品群
として配列しようとしても、端部が変形しやすいため延
在方向や間隔を一定に維持することが困難であった。そ
のため端部をテーピングして自動実装機に掛けることは
できなかった。従って、小型コイル部品連を回路基板等
に装着する時間が長く、例えば従来のものでは、小型コ
イル一個につき2〜3秒要していた。
【0005】本考案の課題は、上記問題点を解決し、特
に自動実装機によって、回路基板等に小型コイルを装着
する時間を短縮することができる小型コイル部品連を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、絶縁材
からなる厚板の主面に設けられているコイル収納部と、
前記厚板の側面に設けられている絶縁突片と、該絶縁突
片の両側に、前記コイル収納部に連通するように設けら
れている開口溝と、前記絶縁突片を挟んでその両側に設
けられ、かつ前記絶縁突片の突出方向に延びているピン
端子とからなる絶縁ケースを備え、トロイダルコアに巻
線を巻回したトロイダルコイルを前記絶縁ケースのコイ
ル収納部に収納し、該巻線の端部を前記開口溝を通して
前記ピン端子に接続して形成される小型コイルのN個
(Nは1以上の自然数)を、各小型コイルの前記ピン端
子の端部を台紙とテープに挟み込んで、互いに一定間隔
をおいて支持したことを特徴とする小型コイル部品連が
得られる。
【0007】
【実施例】以下、図1及び2を参照して本考案に用いら
れる小型コイルの構造及び該小型コイルを用いた小型コ
イル部品連の構造を説明する。
【0008】図1において、絶縁ケース3は絶縁材料か
らなる長方形の厚板体であり、表面に一方の短辺側に片
寄せてトロイダルコイルを収納するに十分な深さ寸法の
環状溝4が形成され、環状溝4にはその中心にトロイダ
ルコイルを保持固定する中央円柱8が設けられ、肉厚に
残された短辺側の側面の中央部に蒲鉾型の絶縁突片5が
突設され、絶縁突片5の両側に環状溝4に通じる浅い開
口溝6が穿設されている。さらにケース3には絶縁突片
5の突出方向に延びる2本のピン端子7(例えば直径
0.6mm)が開口溝6の両外側に植設されている。こ
のような絶縁ケース3の環状溝4内に図3に示したよう
なトロイダルコイルをはめ込み、巻線2の端部を開口溝
6からケース3の外へ引き出し、ピン端子7の根元にか
らげて半田付により接続し、小型コイルを完成する。ト
ロイダルコイルの内周面が環状溝4の中央円柱8に当接
するように張力を加えながら巻線2の端部をピン端子7
にからげ固着しておけば、小型コイルをどのような姿勢
にしてもトロイダルコイルがケース3から飛び出すこと
はない。尚、中央円柱8の外周壁とトロイダルコア1の
内径側との間にはほとんど隙間がなく、環状溝4の外周
壁とトロイダルコア1の外径側との間にもほとんど隙間
がない。又、中央円柱8を設けることにより、前記小型
コイルを自動実装機に掛ける際に生じる振動等によって
コイルが絶縁ケース3から飛び出すことを防ぐことがで
きる。
【0009】小型コイルを回路基板(図示せず)に実装
する際、短時間で大量にかつ低コストで行うには自動実
装機を用いて行う必要がある。本考案の小型コイルで
は、トロイダルコイルに触れないで取り扱うことがで
き、かつピン端子は変形しにくいので、コイル単体とし
て自動実装機により扱うことができる。
【0010】以下、上述の小型コイルN個を各小型コイ
ルのピン端子7の端部を台紙とテープに挟み込んで、互
いに一定間隔をおいて支持してなる小型コイル部品連を
図2を参照して説明する。
【0011】小型コイルのピン端子7を一定間隔を保つ
ように台紙9とテープ10の間に挟み込ませ、テーピン
グを施す。尚、テープ10にはテープ10を自動送りす
るための送り穴が設けられており(図2参照)、該送り
穴の設けられている位置は各小型コイルの互いに隣り合
うピン端子とピン端子の中間である。
【0012】このようなテーピングが施された小型コイ
ル部品連は、トロイダルコイルが絶縁ケース1に収納さ
れているため自動実装機に掛けるときトロイダルコイル
触れないで取り扱うことができる。又、ピン端子7は変
形しにくいため台紙テープにしっかり固定され、各小型
コイルは等間隔で配列されているため、容易に自動実装
機により回路基板(図示せず)に実装される。本考案の
場合、小型コイル1個当たりの自動実装機による実装時
間は0.2〜0.3秒である。
【0013】尚、本実施例では、コイル収納部を環状溝
4として記載したが、コイル収納部の中央部に設けられ
ている中央円柱8を取り除いたものでも良い。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、トロイダルコイルは、
ピン端子が外部に露出して他の物品に触れることがない
よう絶縁ケース内に収納されているためケースから飛び
出すことがなく、又ピン端子の変形もないので実装する
のに必要な数の小型コイルを台紙テープにしっかり固定
することができる。従って、台紙テープに小型コイルを
等間隔で固定し、これを自動実装機に掛けることによ
り、一度に大量でしかも短時間に回路基盤等に実装する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の小型コイル部品連に用いられる小型コ
イルの構造を示す斜視図である。
【図2】図1の小型コイルを用いて構成される小型コイ
ル部品連の一実施例を示す図である。
【図3】従来のトロイダルコイルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トロイダルコア 2 巻線 3 絶縁ケース 4 環状溝 5 絶縁突片 6 開口溝 7 ピン端子 8 中央円柱 9 台紙 10 テープ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなる厚板の主面に設けられて
    いる中央円柱と、該中央円柱の周囲に設けられた環状の
    コイル収納部と、前記厚板の側面に設けられている絶縁
    突片と、該絶縁突片の両側に、前記コイル収納部に連通
    するように設けられている開口溝と、前記絶縁突片を挟
    んでその両側に設けられ、かつ前記絶縁突片の突出方向
    に延びているピン端子とからなる絶縁ケースを備え、ト
    ロイダルコアに巻線を巻回したトロイダルコイルを前記
    絶縁ケースのコイル収納部に収納し、該巻線の端部を前
    記開口溝を通して前記ピン端子に接続して形成される小
    型コイルのN個(Nは1以上の自然数)を、各小型コイ
    ルの前記ピン端子の端部を台紙とテープに挟み込んで、
    互いに一定間隔をおいて支持したことを特徴とする小型
    コイル部品連。
JP1993011185U 1993-03-15 1993-03-15 小型コイル部品連 Expired - Lifetime JP2514420Y2 (ja)

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JPH062661U JPH062661U (ja) 1994-01-14
JP2514420Y2 true JP2514420Y2 (ja) 1996-10-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54123880A (en) * 1978-03-17 1979-09-26 Handotai Kenkyu Shinkokai Semiconductor
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JPS61121396A (ja) * 1984-11-16 1986-06-09 松下電器産業株式会社 電子部品連

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JPH062661U (ja) 1994-01-14

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Effective date: 19960423