JP2985663B2 - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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JP2985663B2
JP2985663B2 JP6106571A JP10657194A JP2985663B2 JP 2985663 B2 JP2985663 B2 JP 2985663B2 JP 6106571 A JP6106571 A JP 6106571A JP 10657194 A JP10657194 A JP 10657194A JP 2985663 B2 JP2985663 B2 JP 2985663B2
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勝規 大村
雄才 村上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の映像機器、音響機
器、産業機器などに使用するコイル部品に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、コイル部品は小型化を目指した高
周波化が進み、特に薄型にするために渦巻状コイルやプ
リントコイルを用いることで薄型化を図っている。そこ
でコイルを積層し、コイル相互を固定する場合に接着剤
を用いて固定を行っている。
【0003】以下に従来のコイル部品について説明す
る。図18は従来のコイル部品の正面断面図を示すもの
である。図18において、1はEEまたはEI型の磁
芯、2は少なくとも一層の絶縁層を形成した導線で構成
されたコイル、3はコイルを形成したプリントコイル、
4は接着剤を示すものである。
【0004】以上のように構成されたコイル部品につい
て、以下にその構成について説明する。
【0005】まず、コイルを形成したプリントコイル3
上にコイル2を配置結合し、その際にプリントコイル3
とコイル2を接着剤4で固定し、最後にコイル部に磁芯
1を組み込んでコイル部品としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、接着剤4でコイル相互の固定を行うための
硬化時間を必要とするために工数が増加し、かつコイル
部と磁芯1が直接接触し、導線の絶縁被覆を損傷すると
いう問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、接着剤の硬化時間を不要とし、コイル部を保護する
ことによって磁芯による導線の絶縁被覆の損傷を防ぐこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のコイル部品は、巻線部と磁芯との間にコイル
部の中空部および外周を覆うように固定部材を設けた構
成としたものである。
【0009】
【作用】この構成により、接着剤の硬化時間が不要にな
り、さらにコイル部を保護することによって磁芯による
導線の絶縁被覆の損傷を防ぐことができる。
【0010】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例について
図面を参照しながら説明する。図1は本発明に使用する
コイル部品の斜視図、図2は同正面断面図、図3は本発
明に使用するコイル部品の少なくとも一層の絶縁層を形
成した導線で構成されたコイル部の斜視図、図4はコイ
ル部を形成したプリントコイルの斜視図、図5はコイル
部の斜視図、図6は固定部材の正面断面図、図7は固定
部材にテープを用いたコイル部の斜視図を示すものであ
る。図1〜図7において11はEEまたはEI型の磁
芯、12は少なくとも一層の絶縁層を有した導線を渦巻
状に巻回したコイル、13は絶縁板の両面にコイル13
aを印刷により形成したプリントコイル、14は端子、
15はバネ性を有する合成樹脂、金属などの材料でコ字
状に形成した固定部材、16はテープを示す。
【0011】以上のように構成されたコイル部品につい
て以下に説明する。まずこの実施例によれば、少なくと
も一層の絶縁層を形成した導線を渦巻状に巻回したコイ
ル12を一次巻線または二次巻線とする。そこでコイル
13aを印刷により形成したプリントコイル13を他方
側の巻線として上記コイル12をプリントコイル13の
両面に配置結合してシート状のコイル部を形成する。次
に固定部材15でコイル部を挟み込み、磁芯11を組み
込んでいる。これにより前記コイル12とプリントコイ
ル13を配置結合する際、容易にコイル部相互の固定が
できるため、組立の工数が低減でき、さらにコイル部を
保護することによって磁芯11による前記コイル12の
絶縁被覆の損傷を防ぐことができる。
【0012】なお固定部材15を用いず、図7のごとく
テープ16でコイル部を固定しても同様の効果を得るこ
とができる。
【0013】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図8は第2の実施例を示すコイル部品
の正面断面図を示すものである。図8に示す本実施例の
コイル部品は、基本的には図2に示したコイル部品と同
じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。図2と異なるのは、前記コイル
12の中空部に対応するように固定部材15の内側に突
起部17を設けた点である。
【0014】以上のように前記コイル12の中空部に対
応するように固定部材15の内側に突起部17を設ける
ことにより、少なくとも一層の絶縁層を形成した導線を
巻回したコイル12の位置固定ができ安定した特性を得
ることができる。
【0015】なお図9のように前記コイル12の中空部
に対応するように固定部材15の内側に設けた突起部1
7をコイル部に挿入しやすいように突起部17の端面に
面取部17aを設けた構造に加工すれば、コイル部に固
定部材15を挿入することが容易となるばかりか、コイ
ル12の表面に傷をつけにくくなり絶縁被覆の損傷を防
ぐことができる。
【0016】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図10は第3の実施例を示すコイル部
品の正面断面図を示すものである。図10に示す本実施
例のコイル部品は、基本的には図9に示したコイル部品
と同じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を付
して詳細な説明を省略する。図9と異なるのは、前記コ
イル12を積層し、固定部材15に前記コイル12の必
要巻線幅の溝15aを設けてコイル12の位置規制を行
う構成とした点である。
【0017】以上のように前記コイル12を積層した場
合でも、積層したコイル12の必要巻線幅の溝15aを
固定部材15に設ければコイル12の位置固定ができ、
安定した特性を得ることができる。
【0018】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて説明する。図11は第4の実施例を示すコイル部
の上面図を示すものである。図11に示す本実施例のコ
イル部品は、基本的には図10に示したコイル部品と同
じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。図10と異なるのは固定部材1
5の外周に凹部18を設けた点である。
【0019】以上のように固定部材15の外周に凹部1
8を設けた構成とすることにより、磁芯11を挿入した
場合に磁芯11の外足部分の位置固定ができ安定した特
性を得ることができる。
【0020】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて説明する。図12は第5の実施例を示すコイル部
の上面図を示すものである。図12に示す本実施例のコ
イル部品は、基本的には図11に示したコイル部品と同
じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。図11と異なるのは、上記コイ
ル12に対向する固定部材15の一部15bを欠落させ
た点である。
【0021】以上のように前記コイル12に対向する固
定部材15の一部15bを欠落させることにより、コイ
ル部の放熱性を良くすることができ、材料コストも低く
押さえることができる。
【0022】(実施例6)以下本発明の第6の実施例に
ついて説明する。図13は第6の実施例を示すコイル部
の上面図を示すものである。図13に示す本実施例のコ
イル部品は、基本的には図11に示したコイル部品と同
じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。図11と異なるのは、プリント
コイル13の外周の一部に凹部19を設け、前記凹部1
9に固定部材15を嵌合させ、固定部材15の位置固定
を行う点である。
【0023】以上のようにプリントコイル13の外周の
一部に凹部19を設け、前記凹部19に固定部材15を
嵌合させ、固定部材15の位置固定を行うことにより、
より安定した特性を得ることができる。
【0024】(実施例7)以下本発明の第7の実施例に
ついて説明する。図14は第7の実施例を示すコイル部
品の斜視図、図15は同正面断面図を示すものである。
図14〜図15において20は少なくとも片面に中空部
を有したコイル20aおよび回路部品部20bを印刷に
より形成したプリント基板、21は固定部材を示す。
【0025】以上のように構成されたコイル部品につい
て以下に説明する。まずこの実施例によれば、少なくと
も一層の絶縁層を形成した導線を渦巻状に巻回したコイ
ル12を一次巻線または二次巻線とする。そこで、少な
くとも片面に中空部を有したコイル20aを他方側の巻
線として上記コイル12をプリント基板20の少なくと
も片面に配置結合してシート状のコイル部を形成する。
次に固定部材21でコイル部を挟み込み、磁芯11を組
み込んでいる。これにより前記コイル12とプリントコ
イル20aを配置結合する際、プリント基板20上に形
成されたコイル20aと回路部品部20bが一体に形成
されているので、端子を用いた接続が不要となり、同一
材質で構成されているので、コイル20aからの放熱性
がよくなる。またコイル20aと回路部品部20bが同
一基板で構成できるため部材のコスト低減ができる。
【0026】(実施例8)以下本発明の第8の実施例に
ついて説明する。図16はコイル部の斜視図、図17は
固定部材の正面断面図を示すものである。図16に示す
本実施例のコイル部品は、基本的には図14に示したコ
イル部品と同じ構成であるので、同一構成部分には同一
番号を付して詳細な説明を省略する。図14と異なるの
は、固定部材21に突起部21aとプリント基板20に
穴22を設けた点である。
【0027】以上のように固定部材21に突起部21a
を設けることにより、突起部21aでプリント基板20
に設けられた穴22を挟持固定するため、コイル12の
固定が容易となり、組立の工数が低減できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、ほぼ中心に中空
部を有し、かつ少なくとも片面に印刷によるコイル部を
形成したプリントコイルと、少なくとも一層の絶縁層を
形成した導線を巻回したコイルを前記プリントコイルの
コイル部と対応するように取り付け、磁芯を組み込んだ
コイル部品の巻線部と磁芯との間に前記巻線部の中空部
および外周を覆うように固定部材を設けることにより、
容易にコイル部相互の固定ができるため、工数が低減で
き、さらにコイル部を保護することによって直接磁芯に
よる接触がなくなるため、導線の絶縁被覆の損傷を防ぐ
ことができる。
【0029】また、プリントコイルを他の回路部品と共
通のプリント基板で構成したものにあっては、端子を用
いた接続が不要となり、コイルの放熱性も良くなる。さ
らにコイル部と回路部品部が同一基板で構成できるため
部材のコストや工数の低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコイル部品の斜視図
【図2】図1のコイル部品の正面断面図
【図3】第1の実施例を示す渦巻状コイルを形成した導
線の斜視図
【図4】第1の実施例を示すコイルを形成したプリント
コイルの斜視図
【図5】第1の実施例を示すコイル部の分解斜視図
【図6】第1の実施例を示す固定部材の正面断面図
【図7】本発明の第1の他の実施例を示すコイル部の斜
視図
【図8】本発明の第2の実施例を示すコイル部品の正面
断面図
【図9】第2の実施例を示すコイル部品の正面断面図
【図10】本発明の第3の実施例を示すコイル部品の正
面断面図
【図11】本発明の第4の実施例を示すコイル部の上面
【図12】本発明の第5の実施例を示すコイル部の上面
【図13】本発明の第6の実施例を示すコイル部の一部
分解上面図
【図14】本発明の第7の実施例を示すコイル部品の要
部斜視図
【図15】図14のコイル部品の正面断面図
【図16】本発明の第8の実施例を示すコイル部品の要
部分解斜視図
【図17】第8の実施例を示す固定部材の正面断面図
【図18】従来のコイル部品の正面断面図
【符号の説明】
11 磁芯 12 コイル 13 プリントコイル 13a コイル 14 端子 15 固定部材 15a 溝 15b 一部 16 テープ 17 突起部 17a 面取部 18 凹部 19 凹部 20 プリント基板 20a プリントコイル 20b 回路部品部 21 固定部材 22 穴

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ中心に中空部を有しかつ少なくとも
    片面にコイルを印刷により形成したプリントコイルと、
    少なくとも一層の絶縁層を形成した導線を巻回したコイ
    ルを前記プリントコイルのコイル部と対応するように取
    り付け、磁芯を組み込んだコイル部品の巻線部と磁芯と
    の間に前記巻線部を覆うように固定部材を設けたコイル
    部品。
  2. 【請求項2】 巻線部の中空部に対応するように前記固
    定部材の内側に突起部を設けた請求項1記載のコイル部
    品。
  3. 【請求項3】 固定部材の外周の一部に凹部を設けた請
    求項1記載のコイル部品。
  4. 【請求項4】 プリントコイルの外周の一部に凹部を設
    けた請求項1記載のコイル部品。
  5. 【請求項5】 少なくとも片面に中空部を有したコイル
    および回路部品部を印刷により形成したプリント基板
    と、少なくとも一層の絶縁層を形成した導線を巻回した
    コイルを前記プリント基板のコイル部と対応するように
    取り付け、磁芯を組み込んだコイル部品の巻線部と磁芯
    との間に中空部をもつ固定部材を少なくとも片面から前
    記巻線部を覆うように設けたコイル部品。
  6. 【請求項6】 プリント基板のコイル部の外周に設けら
    れた穴に嵌合する挟持部を固定部材に設けた請求項5記
    載のコイル部品。
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