JPH11186054A - 磁気部品 - Google Patents
磁気部品Info
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- JPH11186054A JPH11186054A JP9353026A JP35302697A JPH11186054A JP H11186054 A JPH11186054 A JP H11186054A JP 9353026 A JP9353026 A JP 9353026A JP 35302697 A JP35302697 A JP 35302697A JP H11186054 A JPH11186054 A JP H11186054A
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- magnetic component
- coil
- coils
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電源装置などへの組み込みの工数を低減する
ことができ、また狭いスペースで組み込むことができる
磁気部品を提供する。 【解決手段】 複数の磁気部品用コイル1を上下に配置
し、磁心2を形成する強磁性体で複数の磁気部品用コイ
ル1を一体化する。複数の磁気部品用コイル1として、
トランス用や、ノイズフィルタ用や、インダクタ用の磁
気部品用コイル1を用いることによって、トランスやノ
イズフィルタやインダクタの複数の磁気部品を上下に一
体化して形成することができる。
ことができ、また狭いスペースで組み込むことができる
磁気部品を提供する。 【解決手段】 複数の磁気部品用コイル1を上下に配置
し、磁心2を形成する強磁性体で複数の磁気部品用コイ
ル1を一体化する。複数の磁気部品用コイル1として、
トランス用や、ノイズフィルタ用や、インダクタ用の磁
気部品用コイル1を用いることによって、トランスやノ
イズフィルタやインダクタの複数の磁気部品を上下に一
体化して形成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスやインダ
クタ、ノイズフィルタなどとして使用される磁気部品に
関するものである。
クタ、ノイズフィルタなどとして使用される磁気部品に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】トランスやインダクタ、ノイズフィルタ
などの磁気部品は、電源装置に一緒に組み込んで使用さ
れているが、これらの各磁気部品はそれぞれ個々独立し
た部品として作製されている。そしてこれらの部品は電
源装置のマザーボードに別々に実装して使用されてい
る。
などの磁気部品は、電源装置に一緒に組み込んで使用さ
れているが、これらの各磁気部品はそれぞれ個々独立し
た部品として作製されている。そしてこれらの部品は電
源装置のマザーボードに別々に実装して使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように複数
の磁気部品を別々に実装すると、電源装置などへの組み
込みの工数が増加し、また実装するための面積も磁気部
品の個数分必要になって、電源装置などを小型化するこ
とが難しくなるという問題があった。本発明は上記の点
に鑑みてなされたものであり、電源装置などへの組み込
みの工数を低減することができ、また狭いスペースで組
み込むことができる磁気部品を提供することを目的とす
るものである。
の磁気部品を別々に実装すると、電源装置などへの組み
込みの工数が増加し、また実装するための面積も磁気部
品の個数分必要になって、電源装置などを小型化するこ
とが難しくなるという問題があった。本発明は上記の点
に鑑みてなされたものであり、電源装置などへの組み込
みの工数を低減することができ、また狭いスペースで組
み込むことができる磁気部品を提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気部品
は、複数の磁気部品用コイル1を上下に配置し、磁心2
を形成する強磁性体で複数の磁気部品用コイル1を一体
化して成ることを特徴とするものである。また請求項2
の発明は、磁気部品用コイル1は電極部3を除いて磁心
2を形成する強磁性体で覆われていることを特徴とする
ものである。
は、複数の磁気部品用コイル1を上下に配置し、磁心2
を形成する強磁性体で複数の磁気部品用コイル1を一体
化して成ることを特徴とするものである。また請求項2
の発明は、磁気部品用コイル1は電極部3を除いて磁心
2を形成する強磁性体で覆われていることを特徴とする
ものである。
【0005】また請求項3の発明は、回路パターンで巻
き線を形成したプリント配線板4で磁気部品用コイル1
を形成して成ることを特徴とするものである。また請求
項4の発明は、磁気部品用コイル1の電極部3をプリン
ト配線板4で形成して成ることを特徴とするものであ
る。また請求項5の発明は、上下の磁気部品用コイル1
の端部間に空気層5を設けて成ることを特徴とするもの
である。
き線を形成したプリント配線板4で磁気部品用コイル1
を形成して成ることを特徴とするものである。また請求
項4の発明は、磁気部品用コイル1の電極部3をプリン
ト配線板4で形成して成ることを特徴とするものであ
る。また請求項5の発明は、上下の磁気部品用コイル1
の端部間に空気層5を設けて成ることを特徴とするもの
である。
【0006】また請求項6の発明は、上下の磁気部品用
コイル1の中央部間に空気層5を設けて成ることを特徴
とするものである。また請求項7の発明は、上下の磁気
部品用コイル1の間において磁心2を形成する強磁性体
の周囲に閉ループの導電性コイル6を配設して成ること
を特徴とするものである。
コイル1の中央部間に空気層5を設けて成ることを特徴
とするものである。また請求項7の発明は、上下の磁気
部品用コイル1の間において磁心2を形成する強磁性体
の周囲に閉ループの導電性コイル6を配設して成ること
を特徴とするものである。
【0007】また請求項8の発明は、枠状の磁気部品用
コイル1の中心部において磁心2を形成する強磁性体に
貫通する空洞部7を設けて成ることを特徴とするもので
ある。また請求項9の発明は、枠状の磁気部品用コイル
1の内側もしくは外側に配置されている強磁性体に、磁
気部品用コイル1によって磁心2に発生する磁束に直交
するようにギャップ8を設けて成ることを特徴とするも
のである。
コイル1の中心部において磁心2を形成する強磁性体に
貫通する空洞部7を設けて成ることを特徴とするもので
ある。また請求項9の発明は、枠状の磁気部品用コイル
1の内側もしくは外側に配置されている強磁性体に、磁
気部品用コイル1によって磁心2に発生する磁束に直交
するようにギャップ8を設けて成ることを特徴とするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は請求項1の発明の実施の形態の一例を示す
ものであり、磁気部品用コイル1は丸枠状のボビン12
の外周に導電線13を巻いて形成してある。磁気部品用
コイル1の外周には導電線13に接続した電極部3が突
出させて設けてあり、この電極部3は外部への接続用の
端子を構成するものである。磁気部品用コイル1として
は、トランス用の磁気部品用コイル1a、ノイズフィル
タ用の磁気部品用コイル1b、インダクタ用の磁気部品
用コイル1cのように複数のものが用いられるものであ
る。
する。図1は請求項1の発明の実施の形態の一例を示す
ものであり、磁気部品用コイル1は丸枠状のボビン12
の外周に導電線13を巻いて形成してある。磁気部品用
コイル1の外周には導電線13に接続した電極部3が突
出させて設けてあり、この電極部3は外部への接続用の
端子を構成するものである。磁気部品用コイル1として
は、トランス用の磁気部品用コイル1a、ノイズフィル
タ用の磁気部品用コイル1b、インダクタ用の磁気部品
用コイル1cのように複数のものが用いられるものであ
る。
【0009】また磁心2はMn−Zn型フェライト、N
i−Zn型フェライト、ガーネット型フェライト、ダス
トコア(パーミンバー)のような軟磁性材料(ソフトフ
ェライト)などからなる強磁性体で形成されるものであ
り、両側面に開口する孔として左右一対の収納部14が
上下複数箇所に設けてある。この左右一対の収納部14
間に磁心部15が形成されるものである。
i−Zn型フェライト、ガーネット型フェライト、ダス
トコア(パーミンバー)のような軟磁性材料(ソフトフ
ェライト)などからなる強磁性体で形成されるものであ
り、両側面に開口する孔として左右一対の収納部14が
上下複数箇所に設けてある。この左右一対の収納部14
間に磁心部15が形成されるものである。
【0010】このように形成される磁心2の左右一対の
収納部14に枠状の磁気部品用コイル1を通すことによ
って、磁心部15の回りに磁気部品用コイル1を取り付
けることができるものであり、上下複数箇所の磁気部品
用コイル1を取り付けるようにしてある。このようにし
て、磁心2に上下複数の磁気部品用コイル1を取り付け
ることができるものであり、複数の磁気部品用コイル1
を磁心2によって一体化することができるものである。
そして図1の実施の形態では、トランス用の磁気部品用
コイル1aと磁心部15でトランスが、ノイズフィルタ
用の磁気部品用コイル1bと磁心部15でノイズフィル
タが、インダクタ用の磁気部品用コイル1cと磁心部1
5でインダクタが形成されるものであり、トランス、ノ
イズフィルタ、インダクタの複数の磁気部品を一体化し
て形成することができるものである。
収納部14に枠状の磁気部品用コイル1を通すことによ
って、磁心部15の回りに磁気部品用コイル1を取り付
けることができるものであり、上下複数箇所の磁気部品
用コイル1を取り付けるようにしてある。このようにし
て、磁心2に上下複数の磁気部品用コイル1を取り付け
ることができるものであり、複数の磁気部品用コイル1
を磁心2によって一体化することができるものである。
そして図1の実施の形態では、トランス用の磁気部品用
コイル1aと磁心部15でトランスが、ノイズフィルタ
用の磁気部品用コイル1bと磁心部15でノイズフィル
タが、インダクタ用の磁気部品用コイル1cと磁心部1
5でインダクタが形成されるものであり、トランス、ノ
イズフィルタ、インダクタの複数の磁気部品を一体化し
て形成することができるものである。
【0011】図2は請求項2の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、収納部14を強磁性体で形成される
磁心2内に環状に形成してある。環状の収納部14に囲
まれる部分に磁心部15が形成されるものであり、収納
部14の一箇所には磁心2の外面で開口する開口部16
が設けてある。環状の収納部14は磁心2に上下複数形
成されるものであり、各収納部14内に枠状の磁気部品
用コイル1をそれぞれ納めて取り付けるようにしてあ
る。各磁気部品用コイル1の電極部3は開口部16から
磁心2の外方へ突出させてある。このようにして、磁心
2に上下複数の磁気部品用コイル1を取り付けることが
できるものであり、複数の磁気部品用コイル1を磁心2
によって一体化することができるものである。図2の実
施の形態では、トランス用の磁気部品用コイル1aと磁
心部15でトランスTが、ノイズフィルタ用の磁気部品
用コイル1bと磁心部15でノイズフィルタFが、イン
ダクタ用の磁気部品用コイル1cと磁心部15でインダ
クタIが形成されるものであり、トランスT、ノイズフ
ィルタF、インダクタIの複数の磁気部品を一体化して
形成することができるものである。またこのものでは、
電極部3を除いて、磁気部品用コイル1は磁心2を構成
する強磁性体で覆われているので、磁気部品用コイル1
の磁束が漏洩することを防ぐことができ、磁束の漏洩に
よる他の電器機器や電子機器への影響を低減することが
できるものである。
を示すものであり、収納部14を強磁性体で形成される
磁心2内に環状に形成してある。環状の収納部14に囲
まれる部分に磁心部15が形成されるものであり、収納
部14の一箇所には磁心2の外面で開口する開口部16
が設けてある。環状の収納部14は磁心2に上下複数形
成されるものであり、各収納部14内に枠状の磁気部品
用コイル1をそれぞれ納めて取り付けるようにしてあ
る。各磁気部品用コイル1の電極部3は開口部16から
磁心2の外方へ突出させてある。このようにして、磁心
2に上下複数の磁気部品用コイル1を取り付けることが
できるものであり、複数の磁気部品用コイル1を磁心2
によって一体化することができるものである。図2の実
施の形態では、トランス用の磁気部品用コイル1aと磁
心部15でトランスTが、ノイズフィルタ用の磁気部品
用コイル1bと磁心部15でノイズフィルタFが、イン
ダクタ用の磁気部品用コイル1cと磁心部15でインダ
クタIが形成されるものであり、トランスT、ノイズフ
ィルタF、インダクタIの複数の磁気部品を一体化して
形成することができるものである。またこのものでは、
電極部3を除いて、磁気部品用コイル1は磁心2を構成
する強磁性体で覆われているので、磁気部品用コイル1
の磁束が漏洩することを防ぐことができ、磁束の漏洩に
よる他の電器機器や電子機器への影響を低減することが
できるものである。
【0012】図2の実施形態では、磁心2は、トランス
Tを形成するトランス用磁心2aと、ノイズフィルタF
を形成するトランスフィルタ用磁心2bと、インダクタ
Iを形成するインダクタ用磁心2cから形成してあり、
各磁心2a,2b,2cを積み重ねて一体化するように
してある。また各磁心2a,2b,2cは上下の半体2
1a,21bに二分割できる構造に形成してある。また
図2の実施の形態では、磁心2を円柱状に形成するよう
にしたが、図3のように磁心2を角柱状に形成するよう
にしてもよい。
Tを形成するトランス用磁心2aと、ノイズフィルタF
を形成するトランスフィルタ用磁心2bと、インダクタ
Iを形成するインダクタ用磁心2cから形成してあり、
各磁心2a,2b,2cを積み重ねて一体化するように
してある。また各磁心2a,2b,2cは上下の半体2
1a,21bに二分割できる構造に形成してある。また
図2の実施の形態では、磁心2を円柱状に形成するよう
にしたが、図3のように磁心2を角柱状に形成するよう
にしてもよい。
【0013】図4及び図5は請求項3の発明の実施の形
態の一例を示すものであり、磁気部品用コイル1をプリ
ント配線板4で形成するようにしてある。プリント配線
板4は円環状など枠状に形成されるものであり、銅箔貼
り樹脂積層板の印刷配線加工によって形成される回路パ
ターン18が設けてある。プリント配線板4は多層プリ
ント配線板として形成されるものであり、絶縁層を介し
て相互に導通接続されないように複数層の回路パターン
18を形成し、各層の回路パターン18を導通接続させ
ることによって、回路パターン18でコイルの巻き線を
形成するようにしてある。プリント配線板4の外周の一
箇所には端子部19が一体に張り出して設けてあり、こ
の端子部19の先端に回路パターン18と導通された電
極部3が接続してある。この電極部3は外部への接続用
の端子板として形成されるものである。このように、磁
気部品用コイル1をプリント配線板4で形成することに
よって、ボビンに導電線を巻くような工数が不要にな
り、磁気部品用コイル1の製作を工数少なく行なうこと
ができると共に、導電線の巻きばらつきによる特性変動
のような問題もなくなるものである。
態の一例を示すものであり、磁気部品用コイル1をプリ
ント配線板4で形成するようにしてある。プリント配線
板4は円環状など枠状に形成されるものであり、銅箔貼
り樹脂積層板の印刷配線加工によって形成される回路パ
ターン18が設けてある。プリント配線板4は多層プリ
ント配線板として形成されるものであり、絶縁層を介し
て相互に導通接続されないように複数層の回路パターン
18を形成し、各層の回路パターン18を導通接続させ
ることによって、回路パターン18でコイルの巻き線を
形成するようにしてある。プリント配線板4の外周の一
箇所には端子部19が一体に張り出して設けてあり、こ
の端子部19の先端に回路パターン18と導通された電
極部3が接続してある。この電極部3は外部への接続用
の端子板として形成されるものである。このように、磁
気部品用コイル1をプリント配線板4で形成することに
よって、ボビンに導電線を巻くような工数が不要にな
り、磁気部品用コイル1の製作を工数少なく行なうこと
ができると共に、導電線の巻きばらつきによる特性変動
のような問題もなくなるものである。
【0014】磁心2は図2の場合とほぼ同様に形成され
るものであり、収納部14を強磁性体で形成される磁心
2内に環状に形成し、収納部14の一箇所に磁心2の外
面で開口する開口部16が設けてある。そしてこの上下
複数形成される各収納部14内に枠状の磁気部品用コイ
ル1を形成するプリント配線板4をそれぞれ納めて取り
付けるようにしてあり、端子部19の先端に設けた電極
部3は開口部16から磁心2の外方へ突出させてある。
このようにして、磁心2に上下複数の磁気部品用コイル
1を取り付けることができるものであり、複数の磁気部
品用コイル1を磁心2によって一体化することができる
ものである。図5の実施の形態では、トランス用の磁気
部品用コイル1aと磁心部15でトランスTが、ノイズ
フィルタ用の磁気部品用コイル1bと磁心部15でノイ
ズフィルタFが、インダクタ用の磁気部品用コイル1c
と磁心部15でインダクタIが形成されるものであり、
トランスT、ノイズフィルタF、インダクタIの複数の
磁気部品を一体化して形成することができるものであ
る。またこのものでは、電極部3を除いて、磁気部品用
コイル1は磁心2を構成する強磁性体で覆われているの
で、磁気部品用コイル1の磁束が漏洩することを防ぐこ
とができ、磁束の漏洩による他の電器機器や電子機器へ
の影響を低減することができるものである。
るものであり、収納部14を強磁性体で形成される磁心
2内に環状に形成し、収納部14の一箇所に磁心2の外
面で開口する開口部16が設けてある。そしてこの上下
複数形成される各収納部14内に枠状の磁気部品用コイ
ル1を形成するプリント配線板4をそれぞれ納めて取り
付けるようにしてあり、端子部19の先端に設けた電極
部3は開口部16から磁心2の外方へ突出させてある。
このようにして、磁心2に上下複数の磁気部品用コイル
1を取り付けることができるものであり、複数の磁気部
品用コイル1を磁心2によって一体化することができる
ものである。図5の実施の形態では、トランス用の磁気
部品用コイル1aと磁心部15でトランスTが、ノイズ
フィルタ用の磁気部品用コイル1bと磁心部15でノイ
ズフィルタFが、インダクタ用の磁気部品用コイル1c
と磁心部15でインダクタIが形成されるものであり、
トランスT、ノイズフィルタF、インダクタIの複数の
磁気部品を一体化して形成することができるものであ
る。またこのものでは、電極部3を除いて、磁気部品用
コイル1は磁心2を構成する強磁性体で覆われているの
で、磁気部品用コイル1の磁束が漏洩することを防ぐこ
とができ、磁束の漏洩による他の電器機器や電子機器へ
の影響を低減することができるものである。
【0015】図6は請求項4の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、上記のように磁気部品用コイル1を
プリント配線板4で形成すると共にプリント配線板4の
外周の一箇所に端子部19を一体に張り出して設け、そ
して端子部19の先端部に銅箔貼り樹脂積層板の印刷配
線加工によって形成される電極部3が設けてある。電極
部3をこのようにプリント配線板4から張り出した端子
部19の先端部に一体に形成することによって、電極部
3をカードエッジコネクタ端子として形成することがで
きるものであり、別体の端子部品を半田付けしたりする
ような必要がなくなって、電極部3の製作工数を低減す
ることができるものである。
を示すものであり、上記のように磁気部品用コイル1を
プリント配線板4で形成すると共にプリント配線板4の
外周の一箇所に端子部19を一体に張り出して設け、そ
して端子部19の先端部に銅箔貼り樹脂積層板の印刷配
線加工によって形成される電極部3が設けてある。電極
部3をこのようにプリント配線板4から張り出した端子
部19の先端部に一体に形成することによって、電極部
3をカードエッジコネクタ端子として形成することがで
きるものであり、別体の端子部品を半田付けしたりする
ような必要がなくなって、電極部3の製作工数を低減す
ることができるものである。
【0016】図7は請求項5の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、図2の場合とほぼ同様に、収納部1
4を強磁性体で形成される磁心2内に環状に形成し、収
納部14の一箇所に磁心2の外面で開口する開口部16
が設けてある。そしてこの上下複数形成される各収納部
14内に枠状の磁気部品用コイル1をそれぞれ納めて取
り付けるようにしてあり、端子部19の先端に設けた外
部への接続端子となる電極部3は開口部16から磁心2
の外方へ突出させてある。このようにして、磁心2に上
下複数の磁気部品用コイル1を取り付けることができる
ものであり、複数の磁気部品用コイル1を磁心2によっ
て一体化することができるものである。図7の実施の形
態では、トランス用の磁気部品用コイル1aと磁心部1
5でトランスTが、ノイズフィルタ用の磁気部品用コイ
ル1bと磁心部15でノイズフィルタFが、インダクタ
用の磁気部品用コイル1cと磁心部15でインダクタI
が形成されるものであり、トランスT、ノイズフィルタ
F、インダクタIの複数の磁気部品を一体化して形成す
ることができるものである。
を示すものであり、図2の場合とほぼ同様に、収納部1
4を強磁性体で形成される磁心2内に環状に形成し、収
納部14の一箇所に磁心2の外面で開口する開口部16
が設けてある。そしてこの上下複数形成される各収納部
14内に枠状の磁気部品用コイル1をそれぞれ納めて取
り付けるようにしてあり、端子部19の先端に設けた外
部への接続端子となる電極部3は開口部16から磁心2
の外方へ突出させてある。このようにして、磁心2に上
下複数の磁気部品用コイル1を取り付けることができる
ものであり、複数の磁気部品用コイル1を磁心2によっ
て一体化することができるものである。図7の実施の形
態では、トランス用の磁気部品用コイル1aと磁心部1
5でトランスTが、ノイズフィルタ用の磁気部品用コイ
ル1bと磁心部15でノイズフィルタFが、インダクタ
用の磁気部品用コイル1cと磁心部15でインダクタI
が形成されるものであり、トランスT、ノイズフィルタ
F、インダクタIの複数の磁気部品を一体化して形成す
ることができるものである。
【0017】そして図7の実施の形態では、磁心2は、
一対の中間体2d,2dと、一対のエンド体2e,2e
から形成してあり、一対の中間体2d,2dを重ねると
共に上の中間体2dの上面と下の中間体2dの下面にそ
れぞれエンド体2e,2eを重ねることによって、中間
体2d,2dの間及び中間体2dとエンド体2eの間に
それぞれ収納部14が形成されるようにしてある。また
各中間体2dの外周部には全周に亘って凹部22が設け
てあり、この凹部22によって上下の磁気部品用コイル
1の端部間に空気層5が形成されるようにしてある。上
下の磁気部品用コイル1の中心部間には磁心2を形成す
る強磁性体が存在するが、上下の磁気部品用コイル1の
端部間には空気層5がこのように形成されているので、
空気層5で上下の磁気部品用コイル1を分離することが
でき、トランスT、ノイズフィルタF、インダクタIを
構成する各磁気部品用コイル1の間の磁気結合を低減す
ることができるものである。
一対の中間体2d,2dと、一対のエンド体2e,2e
から形成してあり、一対の中間体2d,2dを重ねると
共に上の中間体2dの上面と下の中間体2dの下面にそ
れぞれエンド体2e,2eを重ねることによって、中間
体2d,2dの間及び中間体2dとエンド体2eの間に
それぞれ収納部14が形成されるようにしてある。また
各中間体2dの外周部には全周に亘って凹部22が設け
てあり、この凹部22によって上下の磁気部品用コイル
1の端部間に空気層5が形成されるようにしてある。上
下の磁気部品用コイル1の中心部間には磁心2を形成す
る強磁性体が存在するが、上下の磁気部品用コイル1の
端部間には空気層5がこのように形成されているので、
空気層5で上下の磁気部品用コイル1を分離することが
でき、トランスT、ノイズフィルタF、インダクタIを
構成する各磁気部品用コイル1の間の磁気結合を低減す
ることができるものである。
【0018】図8は請求項6の発明の実施の形態の一例
を示すものである。上記の図7のものでは中間体2dの
外周部に凹部22を設けて上下の磁気部品用コイル1の
端部間に空気層5を形成するようにしたが、図8のもの
では、各中間体2dの中心部に中空部23を設け、この
中空部23によって上下の磁気部品用コイル1の端部間
に空気層5が形成されるようにしてある。磁心2のその
他の構成は図7のものと同じである。図8のものでは、
上下の磁気部品用コイル1の端部間には磁心2を形成す
る強磁性体が存在するが、上下の磁気部品用コイル1の
中央部間には空気層5がこのように形成されているの
で、空気層5で上下の磁気部品用コイル1を分離するこ
とができ、トランスT、ノイズフィルタF、インダクタ
Iを構成する各磁気部品用コイル1の間の磁気結合を低
減することができるものである。
を示すものである。上記の図7のものでは中間体2dの
外周部に凹部22を設けて上下の磁気部品用コイル1の
端部間に空気層5を形成するようにしたが、図8のもの
では、各中間体2dの中心部に中空部23を設け、この
中空部23によって上下の磁気部品用コイル1の端部間
に空気層5が形成されるようにしてある。磁心2のその
他の構成は図7のものと同じである。図8のものでは、
上下の磁気部品用コイル1の端部間には磁心2を形成す
る強磁性体が存在するが、上下の磁気部品用コイル1の
中央部間には空気層5がこのように形成されているの
で、空気層5で上下の磁気部品用コイル1を分離するこ
とができ、トランスT、ノイズフィルタF、インダクタ
Iを構成する各磁気部品用コイル1の間の磁気結合を低
減することができるものである。
【0019】トランスT、ノイズフィルタF、インダク
タIを構成する各磁気部品用コイル1の間の磁気結合を
低減するには、図7や図8のように上下の磁気部品用コ
イル1の間に空気層5を形成する替わりに、図9に示す
ように各中間体2dの厚みを大きく形成して、上下の磁
気部品用コイル1の間の距離を十分にとるようにしても
よい。
タIを構成する各磁気部品用コイル1の間の磁気結合を
低減するには、図7や図8のように上下の磁気部品用コ
イル1の間に空気層5を形成する替わりに、図9に示す
ように各中間体2dの厚みを大きく形成して、上下の磁
気部品用コイル1の間の距離を十分にとるようにしても
よい。
【0020】図10は請求項7の発明の実施の形態の一
例を示すものであり、上下の磁気部品用コイル1の間に
おいて、各中間体2dの外周に絶縁被覆した閉ループの
導電性コイル6が巻いてある。磁心2の構成は凹部22
を設けて空気層5を形成していない点を除いて、図7の
ものと同じである。このように上下の磁気部品用コイル
1の間において磁心2を形成する強磁性体の周囲に閉ル
ープの導電性コイル6を配設することによって、各磁気
部品用コイル6が発生する磁束が導電性コイル6を鎖交
しようとするときに、導電性コイル6に誘起される電流
によって導電性コイル6に鎖交を妨げる磁束が発生し、
各磁気部品用コイル6の相互間への磁束の漏洩を防止す
ることができるものであり、この結果、トランスT、ノ
イズフィルタF、インダクタIを構成する各磁気部品用
コイル6の間の磁気結合を低減して各磁気部品4の性能
を安定化させることができるものである。
例を示すものであり、上下の磁気部品用コイル1の間に
おいて、各中間体2dの外周に絶縁被覆した閉ループの
導電性コイル6が巻いてある。磁心2の構成は凹部22
を設けて空気層5を形成していない点を除いて、図7の
ものと同じである。このように上下の磁気部品用コイル
1の間において磁心2を形成する強磁性体の周囲に閉ル
ープの導電性コイル6を配設することによって、各磁気
部品用コイル6が発生する磁束が導電性コイル6を鎖交
しようとするときに、導電性コイル6に誘起される電流
によって導電性コイル6に鎖交を妨げる磁束が発生し、
各磁気部品用コイル6の相互間への磁束の漏洩を防止す
ることができるものであり、この結果、トランスT、ノ
イズフィルタF、インダクタIを構成する各磁気部品用
コイル6の間の磁気結合を低減して各磁気部品4の性能
を安定化させることができるものである。
【0021】図11は請求項8の発明の実施の形態の一
例を示すものであり、枠状の磁気部品用コイル1の中心
部において、磁心2を形成する強磁性体に上下に貫通す
る空洞部7を設けてある。その他の構成は図2のものと
ほぼ同じである。このように磁心2の中央部に上下に貫
通する空洞部7を設けることによって、磁心2の中央部
を空気に触れさせて放熱することができ、トランスTや
ノイズフィルタFやインダクタIを複合した磁気部品の
温度上昇を抑制することができるものである。
例を示すものであり、枠状の磁気部品用コイル1の中心
部において、磁心2を形成する強磁性体に上下に貫通す
る空洞部7を設けてある。その他の構成は図2のものと
ほぼ同じである。このように磁心2の中央部に上下に貫
通する空洞部7を設けることによって、磁心2の中央部
を空気に触れさせて放熱することができ、トランスTや
ノイズフィルタFやインダクタIを複合した磁気部品の
温度上昇を抑制することができるものである。
【0022】図12は請求項9の発明の実施の形態の一
例を示すものであり、枠状の磁気部品用コイル1の内側
において、磁気部品用コイル1によって磁心2に発生す
る磁束に直交するように強磁性体にギャップ8を設けて
ある。図12の磁心2は図2のものとほぼ同じ構成に形
成してあるが、インダクタIを構成するインダクタ用磁
心2cの一対の半体21a,21bの各磁心部15,1
5の間に隙間を設けることによって、この隙間でギャッ
プ8が形成されるようにしてある。図12の例では、イ
ンダクタIを構成するインダクタ用磁心2cにギャップ
8を形成するようにしたが、トランスTを構成するトラ
ンス用磁心2aやノイズフィルタFを構成するノイズフ
ィルタ用磁心2bにギャップ8を形成するようにしても
よい。また図12の例では、枠状の磁気部品用コイル1
の内側にギャップ8を形成するようにしたが、枠状の磁
気部品用コイル1の外側にギャップ8を形成するように
してもよい。このようにギャップ8を設けることによっ
て、磁心2の磁気飽和を抑えると共に、インダクタンス
を調整することができるものである。
例を示すものであり、枠状の磁気部品用コイル1の内側
において、磁気部品用コイル1によって磁心2に発生す
る磁束に直交するように強磁性体にギャップ8を設けて
ある。図12の磁心2は図2のものとほぼ同じ構成に形
成してあるが、インダクタIを構成するインダクタ用磁
心2cの一対の半体21a,21bの各磁心部15,1
5の間に隙間を設けることによって、この隙間でギャッ
プ8が形成されるようにしてある。図12の例では、イ
ンダクタIを構成するインダクタ用磁心2cにギャップ
8を形成するようにしたが、トランスTを構成するトラ
ンス用磁心2aやノイズフィルタFを構成するノイズフ
ィルタ用磁心2bにギャップ8を形成するようにしても
よい。また図12の例では、枠状の磁気部品用コイル1
の内側にギャップ8を形成するようにしたが、枠状の磁
気部品用コイル1の外側にギャップ8を形成するように
してもよい。このようにギャップ8を設けることによっ
て、磁心2の磁気飽和を抑えると共に、インダクタンス
を調整することができるものである。
【0023】図13はトランスTやノイズフィルタFや
インダクタIを複合した磁気部品の製造の一例を示すも
のである。磁心2は、一対の中間体2d,2dと、一対
のエンド体2e,2eから形成してある。各中間体2d
の上面と下面に環状の収納凹溝25及び収納凹溝25に
連通する開口凹溝26がそれぞれ凹設してあり、エンド
体2eの片面に環状の収納凹溝25及び収納凹溝25に
連通する開口凹溝26が凹設してある。そして一対の中
間体2d,2dの収納凹溝25,25間に磁気部品用コ
イル1を配置すると共に開口凹溝26,26間に電極部
3を配置し、また上の中間体2dとエンド体2eの収納
凹溝25,25間に磁気部品用コイル1を配置すると共
に開口凹溝26,26間に電極部3を配置し、さらに下
の中間体2dとエンド体2eの収納凹溝25,25間に
磁気部品用コイル1を配置すると共に開口凹溝26,2
6間に電極部3を配置し、この状態で、一対の中間体2
d,2dを重ねると共に上の中間体2dの上面と下の中
間体2dの下面にそれぞれエンド体2e,2eを重ねて
一体化することによって、上下に対向して合致する開口
凹溝26,26で形成される開口部16に電極部3を通
した状態で、上下に対向して合致する収納凹溝25,2
5で形成される収納部14に磁気部品用コイル1を取り
付けることができるものであり、上下複数のトランス用
磁心2aやノイズフィルタ用磁心2bやインダクタ用磁
心2cを磁心2に組み込んだ、トランスTやノイズフィ
ルタFやインダクタIを複合した磁気部品を製造するこ
とができるものである。このようにして、製作工数少な
く磁気部品を製造することができるものである。
インダクタIを複合した磁気部品の製造の一例を示すも
のである。磁心2は、一対の中間体2d,2dと、一対
のエンド体2e,2eから形成してある。各中間体2d
の上面と下面に環状の収納凹溝25及び収納凹溝25に
連通する開口凹溝26がそれぞれ凹設してあり、エンド
体2eの片面に環状の収納凹溝25及び収納凹溝25に
連通する開口凹溝26が凹設してある。そして一対の中
間体2d,2dの収納凹溝25,25間に磁気部品用コ
イル1を配置すると共に開口凹溝26,26間に電極部
3を配置し、また上の中間体2dとエンド体2eの収納
凹溝25,25間に磁気部品用コイル1を配置すると共
に開口凹溝26,26間に電極部3を配置し、さらに下
の中間体2dとエンド体2eの収納凹溝25,25間に
磁気部品用コイル1を配置すると共に開口凹溝26,2
6間に電極部3を配置し、この状態で、一対の中間体2
d,2dを重ねると共に上の中間体2dの上面と下の中
間体2dの下面にそれぞれエンド体2e,2eを重ねて
一体化することによって、上下に対向して合致する開口
凹溝26,26で形成される開口部16に電極部3を通
した状態で、上下に対向して合致する収納凹溝25,2
5で形成される収納部14に磁気部品用コイル1を取り
付けることができるものであり、上下複数のトランス用
磁心2aやノイズフィルタ用磁心2bやインダクタ用磁
心2cを磁心2に組み込んだ、トランスTやノイズフィ
ルタFやインダクタIを複合した磁気部品を製造するこ
とができるものである。このようにして、製作工数少な
く磁気部品を製造することができるものである。
【0024】
【発明の効果】上記のように本発明は、複数の磁気部品
用コイルを上下に配置し、磁心を形成する強磁性体で複
数の磁気部品用コイルを一体化するようにしたので、複
数の磁気部品用コイルとして、トランス用や、ノイズフ
ィルタ用や、インダクタ用の磁気部品用コイルを用いる
ことによって、トランスやノイズフィルタやインダクタ
の複数の磁気部品を上下に一体化して形成することがで
きるものであり、複数の磁気部品を別々に実装する場合
に比べて電源装置などへの組み込みの工数が低減し、ま
た狭いスペースで組み込むことができて電源装置などを
小型化することができるものである。
用コイルを上下に配置し、磁心を形成する強磁性体で複
数の磁気部品用コイルを一体化するようにしたので、複
数の磁気部品用コイルとして、トランス用や、ノイズフ
ィルタ用や、インダクタ用の磁気部品用コイルを用いる
ことによって、トランスやノイズフィルタやインダクタ
の複数の磁気部品を上下に一体化して形成することがで
きるものであり、複数の磁気部品を別々に実装する場合
に比べて電源装置などへの組み込みの工数が低減し、ま
た狭いスペースで組み込むことができて電源装置などを
小型化することができるものである。
【0025】また請求項2の発明は、磁気部品用コイル
は電極部を除いて磁心を形成する強磁性体で覆われるよ
うにしたので、磁気部品用コイルの磁束が漏洩すること
を強磁性体で防ぐことができ、磁束の漏洩による他の電
器機器や電子機器への影響を低減することができるもの
である。また請求項3の発明は、回路パターンで巻き線
を形成したプリント配線板で磁気部品用コイルを形成す
るようにしたので、ボビンに導電線を巻くような工数を
必要とすることなく、プリント配線板で磁気部品用コイ
ルを形成することができるものである。
は電極部を除いて磁心を形成する強磁性体で覆われるよ
うにしたので、磁気部品用コイルの磁束が漏洩すること
を強磁性体で防ぐことができ、磁束の漏洩による他の電
器機器や電子機器への影響を低減することができるもの
である。また請求項3の発明は、回路パターンで巻き線
を形成したプリント配線板で磁気部品用コイルを形成す
るようにしたので、ボビンに導電線を巻くような工数を
必要とすることなく、プリント配線板で磁気部品用コイ
ルを形成することができるものである。
【0026】また請求項4の発明は、磁気部品用コイル
の電極部をプリント配線板で形成したので、電極部をカ
ードエッジコネクタ端子として形成することができるも
のであり、別体の端子部品を半田付けしたりするような
必要がなくなって、電極部の製作工数を低減することが
できるものである。また請求項5の発明は、上下の磁気
部品用コイルの端部間に空気層を設けたので、空気層で
上下の磁気部品用コイルを分離することができ、各磁気
部品用コイルの間の磁気結合を低減することができるも
のである。
の電極部をプリント配線板で形成したので、電極部をカ
ードエッジコネクタ端子として形成することができるも
のであり、別体の端子部品を半田付けしたりするような
必要がなくなって、電極部の製作工数を低減することが
できるものである。また請求項5の発明は、上下の磁気
部品用コイルの端部間に空気層を設けたので、空気層で
上下の磁気部品用コイルを分離することができ、各磁気
部品用コイルの間の磁気結合を低減することができるも
のである。
【0027】また請求項6の発明は、上下の磁気部品用
コイルの中央部間に空気層を設けたので、空気層で上下
の磁気部品用コイルを分離することができ、各磁気部品
用コイルの間の磁気結合を低減することができるもので
ある。また請求項7の発明は、上下の磁気部品用コイル
の間において磁心を形成する強磁性体の周囲に閉ループ
の導電性コイルを配設したので、磁気部品用コイルが発
生する磁束が導電性コイルを鎖交しようとするときに、
導電性コイルに誘起される電流によって導電性コイルに
鎖交を妨げる磁束が発生し、各磁気部品用コイルの相互
間への磁束の漏洩を防止することができ、各磁気部品用
コイルの間の磁気結合を低減して各磁気部品の性能を安
定化させることができるものである。
コイルの中央部間に空気層を設けたので、空気層で上下
の磁気部品用コイルを分離することができ、各磁気部品
用コイルの間の磁気結合を低減することができるもので
ある。また請求項7の発明は、上下の磁気部品用コイル
の間において磁心を形成する強磁性体の周囲に閉ループ
の導電性コイルを配設したので、磁気部品用コイルが発
生する磁束が導電性コイルを鎖交しようとするときに、
導電性コイルに誘起される電流によって導電性コイルに
鎖交を妨げる磁束が発生し、各磁気部品用コイルの相互
間への磁束の漏洩を防止することができ、各磁気部品用
コイルの間の磁気結合を低減して各磁気部品の性能を安
定化させることができるものである。
【0028】また請求項8の発明は、枠状の磁気部品用
コイルの中心部において磁心を形成する強磁性体に貫通
する空洞部を設けたので、磁心の中央部を空洞部によっ
て空気に触れさせて放熱することができ、磁気部品の温
度上昇を抑制することができるものである。また請求項
9の発明は、枠状の磁気部品用コイルの内側もしくは外
側に配置されている強磁性体に、磁気部品用コイルによ
って磁心に発生する磁束に直交するようにギャップを設
けたので、ギャップで磁心の磁気飽和を抑えると共に、
インダクタンスを調整することができるものである。
コイルの中心部において磁心を形成する強磁性体に貫通
する空洞部を設けたので、磁心の中央部を空洞部によっ
て空気に触れさせて放熱することができ、磁気部品の温
度上昇を抑制することができるものである。また請求項
9の発明は、枠状の磁気部品用コイルの内側もしくは外
側に配置されている強磁性体に、磁気部品用コイルによ
って磁心に発生する磁束に直交するようにギャップを設
けたので、ギャップで磁心の磁気飽和を抑えると共に、
インダクタンスを調整することができるものである。
【図1】請求項1の発明の実施の形態の一例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】請求項2の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図3】請求項2の発明の実施の形態の他の一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】請求項3の発明の実施の形態の他の一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】請求項3の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は正面断面図、(b)は平面断面図であ
る。
であり、(a)は正面断面図、(b)は平面断面図であ
る。
【図6】請求項4の発明の実施の形態の他の一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】請求項5の発明の実施の形態の他の一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図8】請求項6の発明の実施の形態の他の一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図9】磁心の中間板の厚みを厚く形成した例を示す断
面図である。
面図である。
【図10】請求項7の発明の実施の形態の他の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図11】請求項8の発明の実施の形態の他の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図12】請求項9の発明の実施の形態の他の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図13】製造の一例を示す分解断面図である。
1 磁気部品用コイル 2 磁心 3 電極部 4 プリント配線板 5 空気層 6 導電性コイル 7 空洞部 8 ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 敏行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西岡 茂樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 藤澤 優一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の磁気部品用コイルを上下に配置
し、磁心を形成する強磁性体で複数の磁気部品用コイル
を一体化して成ることを特徴とする磁気部品。 - 【請求項2】 磁気部品用コイルは電極部を除いて磁心
を形成する強磁性体で覆われていることを特徴とする請
求項1に記載の磁気部品。 - 【請求項3】 回路パターンで巻き線を形成したプリン
ト配線板で磁気部品用コイルを形成して成ることを特徴
とする請求項1又は2に記載の磁気部品。 - 【請求項4】 磁気部品用コイルの電極部をプリント配
線板で形成して成ることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の磁気部品。 - 【請求項5】 上下の磁気部品用コイルの端部間に空気
層を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載の磁気部品。 - 【請求項6】 上下の磁気部品用コイルの中央部間に空
気層を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載の磁気部品。 - 【請求項7】 上下の磁気部品用コイルの間において磁
心を形成する強磁性体の周囲に閉ループの導電性コイル
を配設して成ることを特徴とする請求項1乃至6のいず
れかに記載の磁気部品。 - 【請求項8】 枠状の磁気部品用コイルの中心部におい
て磁心を形成する強磁性体に貫通する空洞部を設けて成
ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
磁気部品。 - 【請求項9】 枠状の磁気部品用コイルの内側もしくは
外側に配置されている強磁性体に、磁気部品用コイルに
よって磁心に発生する磁束に直交するようにギャップを
設けて成ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
に記載の磁気部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9353026A JPH11186054A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 磁気部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9353026A JPH11186054A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 磁気部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11186054A true JPH11186054A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18428070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9353026A Withdrawn JPH11186054A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 磁気部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11186054A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004503078A (ja) * | 2000-05-19 | 2004-01-29 | パルス・エンジニアリング・インコーポレイテッド | 多層多機能印刷回路板 |
JP2007335805A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Nippon Makisen Kogyo Kk | 電源トランス |
JP2019527939A (ja) * | 2016-08-08 | 2019-10-03 | ワイトリシティ コーポレーションWitricity Corporation | 磁束消去のための共有材料を有するインダクタシステム |
CN110415919A (zh) * | 2018-04-29 | 2019-11-05 | 深南电路股份有限公司 | 集成变压器及电子装置 |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP9353026A patent/JPH11186054A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004503078A (ja) * | 2000-05-19 | 2004-01-29 | パルス・エンジニアリング・インコーポレイテッド | 多層多機能印刷回路板 |
JP2007335805A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Nippon Makisen Kogyo Kk | 電源トランス |
JP2019527939A (ja) * | 2016-08-08 | 2019-10-03 | ワイトリシティ コーポレーションWitricity Corporation | 磁束消去のための共有材料を有するインダクタシステム |
CN110415919A (zh) * | 2018-04-29 | 2019-11-05 | 深南电路股份有限公司 | 集成变压器及电子装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |