JPH11340058A - 複合磁気部品 - Google Patents

複合磁気部品

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Publication number
JPH11340058A
JPH11340058A JP10113764A JP11376498A JPH11340058A JP H11340058 A JPH11340058 A JP H11340058A JP 10113764 A JP10113764 A JP 10113764A JP 11376498 A JP11376498 A JP 11376498A JP H11340058 A JPH11340058 A JP H11340058A
Authority
JP
Japan
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coil
magnetic
housing
transformer
coils
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Withdrawn
Application number
JP10113764A
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English (en)
Inventor
Shigeki Nishioka
茂樹 西岡
Toru Fujiwara
徹 藤原
Toshiyuki Yamaguchi
敏行 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10113764A priority Critical patent/JPH11340058A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強磁性体ハウジング部の鉄損を小さくして小
型化することが容易になる複合磁気部品を提供する。 【解決手段】 複数のコイル1,2が略同心円状に配置
され、これらの間に強磁性体からなる隔壁6を配置して
強磁性体のハウジング3に設けた複合磁気部品に関す
る。前記隔壁6で形成された共通磁路部分4で隣り合う
コイル1,2が励磁する磁束の向きが互いに打ち消す方
向になるように、それぞれのコイル1,2を配置する。
共通磁路部分4では互いのコイル1,2で励磁する磁束
を相互に打ち消し合って磁束が弱められ、共通磁路部分
4の磁束密度を減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコイルを一
体型に設けた複合磁気部品に関するもので、特に、複数
のトランスもしくはインダクタを一体型に設けた複合磁
気部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のコイルを一体型に設けた複合磁気
部品、例えば、トランス用コイル1とチョークコイル用
コイル2を強磁性体のハウジング3内に設けて一体型に
形成した複合磁気部品が本出願人によって提案されてい
る。図8はその一例を示すものであり、鉄やフェライト
など比透磁率が1に比較して大きい強磁性体の一対のハ
ウジング半体3a,3bを作製し、両ハウジング半体3
a,3bを接合することによってハウジング3を形成す
るようにしてある。このハウジング半体3a,3bにそ
れぞれ設けた枠状(環状)の凹溝によって、ハウジング
3内に外周側の枠状(環状)のコイル収容空洞10と内
周側の枠状(環状)のコイル収容空洞11が形成される
ようにしてある。そしてこの外側のコイル収容空洞10
に枠状(環状)のチョークコイル用コイル2が、内側の
コイル収容空洞11に枠状(環状)のトランス用コイル
1がそれぞれ収容してあり、コイル収容空洞10,11
間の隔壁6を介してトランス用コイル1とチョークコイ
ル用コイル2を略同心円状に配置してある。
【0003】トランス用コイル1は多層プリント配線板
によって形成されるものであり、銅箔の印刷配線加工に
よって形成される環状の回路パターンを絶縁層を介して
多層に設けると共に各層の回路パターンをスルーホール
等で接続することによって、この多層の回路パターンで
コイル(図示省略)が形成されるようにしてある。トラ
ンス用コイル1を形成する多層プリント配線板には、一
次側のコイルと二次側のコイルを絶縁層を介して設ける
ようにしてある。このトランス用コイル1の外周の二箇
所には端子部12,12が延出してあり、一方の端子部
12に一次の側のコイルが、他方の端子部12に二次の
側のコイルがそれぞれ接続してある。各端子部12はコ
イル収容空洞11に設けた開口部13からハウジング3
の外方へ突出させてあり、外部に接続することができる
ようにしてある。
【0004】チョークコイル用コイル2も多層プリント
配線板によって形成されるものであり、銅箔の印刷配線
加工によって形成される環状の回路パターンを絶縁層を
介して多層に設けると共に各層の回路パターンをスルー
ホール等で接続することによって、この多層の回路パタ
ーンでコイル(図示省略)が形成されるようにしてあ
る。このチョークコイル用コイル2の内周には端子部1
4が延出してあり、端子部14にコイルが接続してあ
る。この端子部14に装着した端子ピン(図示省略)を
ハウジング1の片面から突出させることによって、外部
に接続することができるようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにしてハウ
ジング3に複数のコイルを一体化して設けて形成される
複合磁気部品、上記ではトランス用コイル1とチョーク
コイル用コイル2を一体化して設けて形成される複合磁
気部品にあって、トランス用コイル1やチョークコイル
用コイル2には電流が流されることによって磁束が発生
し、強磁性体のハウジング3内に閉磁路が形成され、そ
の磁束の方向はトランス用コイル1やチョークコイル用
コイル2のコイルの巻き方や流される電流の方向によっ
て決まる。そして図10に示すように、例えば、外周側
に位置するトランス用コイル1が励磁する磁束Φ1の方
向が反時計回り、内側に位置するチョークコイル用コイ
ル2が励磁する磁束Φ2の方向が時計回りであると、ト
ランス用コイル1の磁束Φ1とチョークコイル用コイル
2の磁束Φ2が共通して通るハウジング3の隔壁6の共
通磁路部分4では、トランス用コイル1の磁束Φ1とチ
ョークコイル用コイル2の磁束Φ2の方向が同じになっ
て磁束が強められ、共通磁路部分4の磁束密度が増加す
る。このために、共通磁路部分4で強磁性体ハウジング
部の鉄損が増加し、温度上昇の要因になり、この結果、
規定の容量を得るためには強磁性体ハウジングを大きく
するなど大型化することが必要になるものであった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、強磁性体ハウジング部の鉄損を小さくして小型化
することが容易になる複合磁気部品を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
複合磁気部品は、複数のコイルが略同心円状に配置さ
れ、これらの間に強磁性体からなる隔壁を配置して強磁
性体のハウジングに設けた複合磁気部品において、前記
隔壁で形成された共通磁路部分で隣り合うコイルが励磁
する磁束の向きが互いに打ち消す方向になるように、そ
れぞれのコイルを配置して成ることを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明の請求項2に係る複合磁気部品は、
複数のコイルが上下に配置され、これらの間に強磁性体
からなる隔壁を配置して強磁性体のハウジングに設けた
複合磁気部品において、前記隔壁で形成された共通磁路
部分で上下のコイルが励磁する磁束の向きが互いに打ち
消す方向になるように、それぞれのコイルを配置して成
ることを特徴とするものである。
【0009】本発明の請求項3に係る複合磁気部品は、
複数のコイルが略同一平面上に配置され、これらの間に
強磁性体からなる隔壁を配置して強磁性体のハウジング
に設けた複合磁気部品において、前記隔壁で形成された
共通磁路部分で隣り合うコイルが励磁する磁束の向きが
互いに打ち消す方向になるように、それぞれのコイルを
配置して成ることを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項4に係る複合磁気部品は、
複数のコイルとこれらの間に強磁性体からなる隔壁を配
置し強磁性体のハウジングに設けた複合磁気部品におい
て、前記隔壁で形成された共通磁路部分以外の箇所にお
いて、前記コイルが励磁する磁束と直交する非磁性ギャ
ップをハウジングに設けて成ることを特徴とするもので
ある。
【0011】本発明の請求項5に係る複合磁気部品は、
コイルがトランス用コイルとチョークコイル用コイルと
から成ることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0013】図1は請求項1の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、複数のコイルを一体型に設けた複合
磁気部品、例えば、トランス用コイル1とチョークコイ
ル用コイル2を強磁性体のハウジング3内に設けて一体
型に形成したもので、図8に示すものと同じようにトラ
ンス用コイル1とチョークコイル用コイル2を隔壁6を
介して略同心円状に配置して複合磁気部品を形成するよ
うにしてある。
【0014】すなわち、強磁性体の一対のハウジング半
体3a,3bを接合することによってハウジング3を形
成するようにしてあり、ハウジング3内に外周側の枠状
(環状)のコイル収容空洞10と内周側の枠状(環状)
のコイル収容空洞11を同心円で形成してある。そして
この外側のコイル収容空洞10に枠状(環状)のトラン
ス用コイル1が、内側のコイル収容空洞11に枠状(環
状)のチョークコイル用コイル2がそれぞれ収容してあ
り、トランス用コイル1を外側に、チョークコイル用コ
イル2を内側に略同一平面上で同心状に配置してある。
トランス用コイル1と強磁性体ハウジング3とでトラン
スが形成されるものであり、チョークコイル用コイル2
と強磁性体ハウジング3とでチョークコイルが形成され
るものであり、共通のハウジング3でトランスとチョー
クコイルを一体化した複合磁気部品を形成することがで
きるものである。
【0015】トランス用コイル1は多層プリント配線板
によって形成されるものであり、銅箔の印刷配線加工に
よって形成される環状の回路パターンを絶縁層を介して
多層に設けると共に各層の回路パターンをスルーホール
等で接続することによって、この多層の回路パターンで
コイルが形成されるようにしてある。トランス用コイル
1を形成する多層プリント配線板には、一次側のコイル
部1aと二次側のコイル部1bが設けてあり、トランス
用コイル1の外周の二箇所には図8に示すものと同様に
端子部(図示省略)を設けて外部に接続できるようにし
てある。またチョークコイル用コイル2も多層プリント
配線板によって形成されるものであり、銅箔の印刷配線
加工によって形成される環状の回路パターンを絶縁層を
介して多層に設けると共に各層の回路パターンをスルー
ホール等で接続することによって、この多層の回路パタ
ーンでコイルが形成されるようにしてある。チョークコ
イル用コイル2の内周には図8に示すものと同様に端子
部(図示省略)を設けて外部に接続できるようにしてあ
る。
【0016】そしてトランス用コイル1やチョークコイ
ル用コイル2には電流が流されることによって磁束が発
生し、強磁性体のハウジング3内に閉磁路が形成される
が、図1の実施形態にあって、一次側のコイル部1aの
コイルの巻き方及び電流を流す方向を設定することによ
って、トランス用コイル1が作る磁束Φ1の方向が、図
1の左側の部分では反時計回りに、図1の右側の部分で
は時計回りになるようにしてあり、またチョークコイル
用コイル2のコイルの巻き方及び電流を流す方向を設定
することによって、チョークコイル用コイル2が作る磁
束Φ2の方向が、図1の左側の部分では反時計回りに、
図1の右側の部分では時計回りになるようにしてある。
図1の実施の形態ではトランス用コイル1の一次コイル
部1aの電流方向とチョークコイル用コイル2の電流方
向が一致するように、トランス用コイル1とチョークコ
イル用コイル2を配置してある(図において、紙面の裏
側から表側へ電流が流れる向きを「○」で、紙面の表側
から裏側へ電流が流れる向きを「×」で示す)。
【0017】トランス用コイル1とチョークコイル用コ
イル2はその外側と内側において全長に亘って隔壁6を
介して対向するが、上記のように、各対向する箇所にお
いてトランス用コイル1とチョークコイル用コイル2の
各磁束Φ1,Φ2の方向が相互に同じ方向になるように、
トランス用コイル1とチョークコイル用コイル2は配置
されているものであり、トランス用コイル1の磁束Φ1
とチョークコイル用コイル2の磁束Φ2が共通して通
る、トランス用コイル1とチョークコイル用コイル2の
間のハウジング1の隔壁6の共通磁路部分4では、トラ
ンス用コイル1の磁束Φ1の方向とチョークコイル用コ
イル2の磁束Φ2の方向が逆向きになり、共通磁路部分
4ではトランス用コイル1の磁束Φ1とチョークコイル
用コイル2の磁束Φ2は磁束を相互に打ち消し合うこと
になる。
【0018】従って、共通磁路部分4で磁束が弱めら
れ、共通磁路部分4の磁束密度を減少させることがで
き、共通磁路部分4での強磁性体ハウジング部の鉄損を
減少して温度上昇を抑制することができるものであり、
この結果、小さな共通磁路部分4で規定の容量を得るこ
とができ、強磁性体ハウジング3を小さくして複合磁気
部品を小型化することが可能になるものである。また上
記のようにトランス用コイル1を外側に、チョークコイ
ル用コイル2を内側に配置することによって、トランス
用コイル1の内側の空間を利用してチョークコイル用コ
イル2を設けることができ、複合磁気部品をより小型化
することが容易になり、また薄型化することができるも
のである。尚、図1の実施の形態では、トランス用コイ
ル1を外側に、チョークコイル用コイル2を内側に配置
するようにしたが、逆に、チョークコイル用コイル2を
外側に、トランス用コイル1を内側に配置するようにし
てもよい。また、トランス用コイル1の一次コイル部1
aと二次コイル1bの配置が入れ替わってもよく、一
次、二次コイルが分離せず混在してもよい。
【0019】図2は請求項2の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、複数のコイルとしてトランス用コイ
ル1とチョークコイル用コイル2を隔壁6を介して上下
に配置して複合磁気部品を形成するようにしてある。す
なわち、強磁性体のハウジング半体3a,3b,3cを
接合することによってハウジング3を形成するようにし
てあり、ハウジング3内に上側の枠状(環状)のコイル
収容空洞10と下側の枠状(環状)のコイル収容空洞1
1を上下に対向させて形成してある。そしてこの上側の
コイル収容空洞10に枠状(環状)のトランス用コイル
1が、下側のコイル収容空洞11に枠状(環状)のチョ
ークコイル用コイル2がそれぞれ収容してある。
【0020】この図2の実施形態にあって、一次側のコ
イル部1aのコイルの巻き方及び電流を流す方向を設定
することによって、トランス用コイル1が励磁する磁束
Φ1の方向が、図2の左側の部分では反時計回りに、図
2の右側の部分では時計回りになるようにしてあり、ま
たチョークコイル用コイル2のコイルの巻き方及び電流
を流す方向を設定することによって、チョークコイル用
コイル2が作る磁束Φ 2の方向が、図2の左側の部分で
は反時計回りに、図1の右側の部分では時計回りになる
ようにしてある。図2の実施の形態ではトランス用コイ
ル1の一次コイル部1aの電流方向とチョークコイル用
コイル2の電流方向が一致するように、トランス用コイ
ル1とチョークコイル用コイル2を配置してある。
【0021】トランス用コイル1とチョークコイル用コ
イル2は隔壁6を介して全長に亘って上下に対向する
が、上記のように、各対向する箇所においてトランス用
コイル1とチョークコイル用コイル2の各磁束Φ1,Φ2
の方向が相互に同じ方向になるように、トランス用コイ
ル1とチョークコイル用コイル2は配置されているもの
であり、トランス用コイル1の磁束Φ1とチョークコイ
ル用コイル2の磁束Φ2が共通して通る、トランス用コ
イル1とチョークコイル用コイル2の間のハウジング1
の隔壁6の共通磁路部分4では、トランス用コイル1の
磁束Φ1の方向とチョークコイル用コイル2の磁束Φ2
方向が逆向きになり、共通磁路部分4ではトランス用コ
イル1の磁束Φ1とチョークコイル用コイル2の磁束Φ2
は磁束を相互に打ち消し合うことになる。
【0022】従って、共通磁路部分4で磁束が弱めら
れ、共通磁路部分4の磁束密度を減少させることがで
き、共通磁路部分4での強磁性体ハウジング部の鉄損を
減少して温度上昇を抑制することができるものであり、
この結果、小さな共通磁路部分4で規定の容量を得るこ
とができ、強磁性体ハウジング3を小さくして複合磁気
部品を小型化することが可能になるものである。また上
記のようにトランス用コイル1とチョークコイル用コイ
ル2を上下に配置することによって、複合磁気部品の面
積を小さくするようにより小型化することが容易になる
ものであり、マザーボードなどへの実装面積を小さくす
ることが可能になるものである。尚、図2の実施の形態
では、トランス用コイル1を上側に、チョークコイル用
コイル2を下側に配置するようにしたが、この上下の配
置は逆にしてもよい。また、トランス用コイル1の一次
コイル部1aと二次コイル1bの配置が入れ替わっても
よく、一次、二次コイルが分離せず混在してもよい。
【0023】図3は請求項3の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、複数のコイルとしてトランス用コイ
ル1とチョークコイル用コイル2を略同一平面上で左右
横方向に並べて配置して複合磁気部品を形成するように
してある。すなわち、強磁性体の一対のハウジング半体
3a,3bを接合することによってハウジング3を形成
するようにしてあり、ハウジング3内の一側部と他側部
にそれぞれ枠状(環状)のコイル収容空洞10とコイル
収容空洞11を並設して形成してある。そしてこの左側
のコイル収容空洞10に枠状(環状)のトランス用コイ
ル1が、右側のコイル収容空洞11に枠状(環状)のチ
ョークコイル用コイル2がそれぞれ収容してあり、トラ
ンス用コイル1の右側端部とチョークコイル用コイル2
の左側端部が隔壁6を介して近接対向するようにしてあ
る。
【0024】この図3の実施形態にあって、一次側のコ
イル部1aのコイルの巻き方及び電流を流す方向や、チ
ョークコイル用コイル2のコイルの巻き方及び電流を流
す方向を設定することによって、トランス用コイル1が
作る磁束Φ1の方向が、近接対向するトランス用コイル
1の右側端部で反時計回りに、チョークコイル用コイル
2が作る磁束Φ2の方向が、近接対向するチョークコイ
ル用コイル2の左側端部で反時計回りになるようにして
ある。図3の実施の形態ではトランス用コイル1の一次
コイル部1aの電流方向とチョークコイル用コイル2の
電流方向が逆向きになるように、トランス用コイル1と
チョークコイル用コイル2を配置してある。
【0025】上記のように、隔壁6を介して相対向する
箇所においてトランス用コイル1とチョークコイル用コ
イル2の各磁束Φ1,Φ2の方向が相互に同じ方向になる
ように、トランス用コイル1とチョークコイル用コイル
2は配置されているものであり、トランス用コイル1の
磁束Φ1とチョークコイル用コイル2の磁束Φ2が共通し
て通る、トランス用コイル1とチョークコイル用コイル
2の間のハウジング1の隔壁6の共通磁路部分4では、
トランス用コイル1の磁束Φ1の方向とチョークコイル
用コイル2の磁束Φ2の方向が逆向きになり、共通磁路
部分4ではトランス用コイル1の磁束Φ1とチョークコ
イル用コイル2の磁束Φ2は磁束を相互に打ち消し合う
ことになる。
【0026】従って、共通磁路部分4で磁束が弱めら
れ、共通磁路部分4の磁束密度を減少させることがで
き、共通磁路部分4での強磁性体ハウジング部の鉄損を
減少して温度上昇を抑制することができるものであり、
この結果、小さな共通磁路部分4で規定の容量を得るこ
とができ、強磁性体ハウジング3を小さくして複合磁気
部品を小型化することが可能になるものである。また上
記のようにトランス用コイル1とチョークコイル用コイ
ル2を左右に配置することによって、複合磁気部品を薄
型化することができるものである。さらに、トランス用
コイル1とチョークコイル用コイル2を左右に配置する
ことによって複合磁気部品は細長い形態になるが、マザ
ーボードなどに実装する場合に実装スペースが細長い場
合にはこの形態が有利になるものである。そして、ハウ
ジング3のトランス用コイル1の内周やチョークコイル
用コイル2の内周に挿入される部分は磁心15,16と
なるが、磁気飽和を抑えるなどのために磁束と直交する
非磁性ギャップをハウジング3に設けるにあたって、ト
ランス用コイル1やチョークコイル用コイル2の内周の
磁心15,16に非磁性ギャップを形成するようにすれ
ば、この非磁性ギャップでの漏洩磁束を小さくすること
ができるものである。尚、トランス用コイル1の一次コ
イル部1aと二次コイル1bの配置が入れ替わってもよ
く、一次、二次コイルが分離せず混在してもよい。
【0027】ここで、上記のように、トランス用コイル
1とチョークコイル用コイル2が強磁性体のハウジング
3内に一体に配置される場合、例えば図11のようにト
ランス用コイル1とチョークコイル用コイル2を同心状
に配置する場合、トランス用コイル1が作る磁束Φ1
図11(a)のようにトランス用コイル1とチョークコ
イル用コイル2の間の共通磁路部分4を通る磁束Φ12
チョークコイル用コイル2の内側の磁路を通ってチョー
クコイルに磁気干渉を与える磁束Φ13とに分かれる。Φ
1=Φ12+Φ13である。またチョークコイル用コイル2
が作る磁束Φ2は図11(b)のようにトランス用コイ
ル1とチョークコイル用コイル2の間の共通磁路部分4
を通る磁束Φ22とトランス用コイル1の内側の磁路を通
ってトランスに磁気干渉を与える磁束Φ23とに分かれ
る。Φ2=Φ22+Φ23である。
【0028】そして、磁気飽和を抑制すると共にインダ
クタンスを調整するためにハウジング1に磁束と直交す
る非磁性ギャップ5を形成するにあたって、図11のよ
うにトランス用コイル1とチョークコイル用コイル2の
間の共通磁路部分4に非磁性ギャップ5を設けると、非
磁性ギャップ5によって共通磁路部分4に磁束Φ12や磁
束磁束Φ22が通り難くなり、この結果、チョークコイル
に磁気干渉を与える磁束Φ13や、トランスに磁気干渉を
与える磁束Φ23が大きくなる(Φ12<Φ13、Φ 22
Φ23)。このように、チョークコイルに磁気干渉を与え
る磁束Φ13が大きくなると、不必要な出力電圧が発生す
る問題が生じ、またトランスに磁気干渉を与える磁束Φ
23が大きくなると、電力を変換することができなくなる
という問題が生じる。
【0029】そこで請求項4の発明は、トランス用コイ
ル1とチョークコイル用コイル2の共通磁路部分4以外
の箇所において、ハウジング3に非磁性ギャップ5を設
けるようにしたものである。
【0030】図4は請求項4の発明の実施形態の一例を
示すものであり、ハウジング3は図1のものとほぼ同じ
に形成してあり、また図1と同様にトランス用コイル1
とチョークコイル用コイル2を略同一平面上で同心状に
配置してある。そして、ハウジング半体3a,3b間に
隙間を形成することによって、ハウジング3に非磁性ギ
ャップ5を形成するようにしてある。非磁性ギャップ5
は、トランス用コイル1の外側の箇所においてトランス
用コイル1用の非磁性ギャップ5a及び、チョークコイ
ル用コイル2の内側においてチョークコイル用コイル2
用の非磁性ギャップ5bとして形成してあり、トランス
用コイル1とチョークコイル用コイル2の間の共通磁路
部分4には非磁性ギャップ5は設けないようにしてあ
る。
【0031】このものにあって、例えば図4の左側に示
すように、トランス用コイル1が発生する磁束Φ1はト
ランス用コイル1とチョークコイル用コイル2の間の共
通磁路部分4を通る磁束Φ12と、チョークコイル用コイ
ル2の内側の磁路を通ってチョークコイルに磁気干渉を
与える磁束Φ13とに分かれるが(Φ1=Φ12+Φ13)、
共通磁路部分4にはギャップ5が設けられておらず、磁
束Φ12が共通磁路部分4を通り難くなることがなく、し
かもチョークコイル用コイル2の磁路を横切るように非
磁性ギャップ5bが設けてあるために、チョークコイル
用コイル2の内側の磁路を通る磁束Φ13を小さくするこ
とができ、Φ12≫Φ13となり、チョークコイルに磁気干
渉を与える磁束Φ13を小さくすることができる。従っ
て、磁束Φ 13によってチョークコイルが磁気干渉を受け
ることを防止して、不必要な出力電圧が発生することを
防ぐことができるものである。また、図4の右側に示す
ように、チョークコイル用コイル2が発生する磁束Φ2
はトランス用コイル1とチョークコイル用コイル2の間
の共通磁路部分4を通る磁束Φ22とトランス用コイル1
の外側の磁路を通ってトランス用コイル1に磁気干渉を
与える磁束Φ23とに分かれるが(Φ2=Φ22+Φ23)、
共通磁路部分4には非磁性ギャップ5が設けられておら
ず、磁束Φ22が共通磁路部分4を通り難くなることがな
く、しかもトランス用コイル1の外側の磁路を横切るよ
うに非磁性ギャップ5aが設けてあるために、トランス
用コイル1の外側の磁路を通る磁束Φ23を小さくするこ
とができ、Φ22≫Φ23となり、トランスに磁気干渉を与
える磁束Φ23を小さくすることができる。従って、磁束
Φ23によってトランスが磁気干渉を受けることを防止し
て、電力を変換することができなくなることを防ぐこと
ができるものである。
【0032】図5は請求項4の発明の実施形態の他の一
例を示すものであり、ハウジング3は図2のものとほぼ
同じに形成してあり、また図2と同様にトランス用コイ
ル1とチョークコイル用コイル2を上下に配置してあ
る。そして、ハウジング半体3a,3b間及びハウジン
グ半体3b,3c間に隙間を形成することによって、ハ
ウジング3に非磁性ギャップ5を形成するようにしてあ
る。非磁性ギャップ5は、トランス用コイル1の内側の
箇所においてトランス用コイル1用の非磁性ギャップ5
a及び、チョークコイル用コイル2の内側においてチョ
ークコイル用コイル2用の非磁性ギャップ5bとして形
成してあり、トランス用コイル1とチョークコイル用コ
イル2の間の共通磁路部分4には非磁性ギャップ5は設
けないようにしてある。
【0033】このものにあっても、トランス用コイル1
が発生する磁束Φ1はトランス用コイル1とチョークコ
イル用コイル2の間の共通磁路部分4を通る磁束と、チ
ョークコイル用コイル2の下側の磁路を通ってチョーク
コイルに磁気干渉を与える磁束とに分かれるが、共通磁
路部分4には非磁性ギャップ5が設けられていないた
め、磁束が共通磁路部分4を通り難くなることがなくな
る。従って、チョークコイルに磁気干渉を与える磁束が
大きくなることがなくなり、チョークコイルが磁気干渉
を受けることを防止して、不必要な出力電圧が発生する
ことを防ぐことができる。またチョークコイル用コイル
2が発生する磁束Φ2はトランス用コイル1とチョーク
コイル用コイル2の間の共通磁路部分4を通る磁束とト
ランス用コイル1の上側の磁路を通ってトランスに磁気
干渉を与える磁束とに分かれるが、共通磁路部分4には
非磁性ギャップ5が設けられていないため、磁束が共通
磁路部分4を通り難くなることがなくなる。従って、ト
ランスに磁気干渉を与える磁束が大きくなることがなく
なり、トランスが磁気干渉を受けることを防止して、電
力を変換することができなくなることを防ぐことができ
るものである。
【0034】図6は請求項4の発明の実施形態の他の一
例を示すものであり、ハウジング3は図3のものとほぼ
同じに形成してあり、また図3と同様にトランス用コイ
ル1とチョークコイル用コイル2を略同一平面上で左右
横方向に並べて配置してある。そして、ハウジング半体
3a,3b間に隙間を形成することによって、ハウジン
グ3にギャップ5を形成するようにしてある。非磁性ギ
ャップ5は、トランス用コイル1の内側の箇所において
トランス用コイル1用の非磁性ギャップ5a及び、チョ
ークコイル用コイル2の内側においてチョークコイル用
コイル2用の非磁性ギャップ5bとして形成してあり、
トランス用コイル1とチョークコイル用コイル2の間の
共通磁路部分4には非磁性ギャップ5は設けないように
してある。
【0035】このものにあっても、トランス用コイル1
が発生する磁束Φ1はトランス用コイル1とチョークコ
イル用コイル2の間の共通磁路部分4を通る磁束と、チ
ョークコイル用コイル2の内側の磁路を通ってチョーク
コイルに磁気干渉を与える磁束とに分かれるが、共通磁
路部分4には非磁性ギャップ5が設けられていないた
め、磁束が共通磁路部分4を通り難くなることがなくな
る。従って、チョークコイルに磁気干渉を与える磁束が
大きくなることがなくなり、チョークコイルが磁気干渉
を受けることを防止して、不必要な出力電圧が発生する
ことを防ぐことができる。またチョークコイル用コイル
2が発生する磁束Φ2はトランス用コイル1とチョーク
コイル用コイル2の間の共通磁路部分4を通る磁束とト
ランス用コイル1の内側の磁路を通ってトランスに磁気
干渉を与える磁束とに分かれるが、共通磁路部分4には
非磁性ギャップ5が設けられていないため、磁束が共通
磁路部分4を通り難くなることがなくなる。従って、ト
ランスに磁気干渉を与える磁束が大きくなることがなく
なり、トランスが磁気干渉を受けることを防止して、電
力を変換することができなくなることを防ぐことができ
るものである。
【0036】図7は図6の実施形態の変形例を示すもの
であって、各コイル収容空洞部10,11の両端をハウ
ジング3の側面に開口させてあり、トランス用コイル1
とチョークコイル用コイル2はそれぞれ略半分をコイル
収容空洞部10,11に収容させると共に他の略半分を
ハウジング3から突出させてある。このものにあって
も、ハウジング半体3a,3b間に隙間を形成すること
によって、ハウジング3に非磁性ギャップ5を形成する
ようにしてある。非磁性ギャップ5は、トランス用コイ
ル1の内側の箇所においてトランス用コイル1用の非磁
性ギャップ5a及び、チョークコイル用コイル2の内側
においてチョークコイル用コイル2用の非磁性ギャップ
5bとして形成してあり、トランス用コイル1とチョー
クコイル用コイル2の間の共通磁路部分4には非磁性ギ
ャップ5は設けないようにしてある。
【0037】このものも、図6の場合と同様に、共通磁
路部分4に非磁性ギャップ5を設けていないので、チョ
ークコイル用コイル2に磁気干渉を与える磁束や、トラ
ンス用コイル1に磁気干渉を与える磁束が大きくなるこ
とがなくなり、チョークコイル用コイル2が磁気干渉を
受けることを防止して、不必要な出力電圧が発生するこ
とを防ぐことができると共に、トランス用コイル1が磁
気干渉を受けることを防止して、電力を変換することが
できなくなることを防ぐことができるものである。ま
た、図5、図6、図7のものでは、ハウジング3のトラ
ンス用コイル1の内周やチョークコイル用コイル2の内
周に挿入される部分である磁心15,16に非磁性ギャ
ップ5を形成するようにしているので、この非磁性ギャ
ップ5での漏洩磁束を小さくすることができるものであ
る。
【0038】尚、上記の各実施の形態では、トランス用
コイル1やチョークコイル用コイル2を多層プリント配
線板で形成するようにしたが、図9に示すように巻き線
でトランス用コイル1やチョークコイル用コイル2を形
成するようにしてもよい。図9の実施の形態では、強磁
性体のハウジング3は、コイル収容空洞10,11を設
けたハウジング本体3dと蓋板3eとから形成するよう
にしてある。
【0039】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、複数の
コイルが略同心円状に配置され、これらの間に強磁性体
からなる隔壁を配置して強磁性体のハウジングに設けた
複合磁気部品において、前記隔壁で形成された共通磁路
部分で隣り合うコイルが励磁する磁束の向きが互いに打
ち消す方向になるように、それぞれのコイルを配置する
ようにしたので、共通磁路部分では互いのコイルで励磁
する磁束を相互に打ち消し合って磁束が弱められ、共通
磁路部分の磁束密度を減少させることができ、共通磁路
部分での強磁性体ハウジング部の鉄損を減少して温度上
昇を抑制することができるものであり、この結果、小さ
な共通磁路部分で規定の容量を得ることができ、複合磁
気部品を小型化することが可能になるものである。
【0040】また請求項2の発明は、複数のコイルが上
下に配置され、これらの間に強磁性体からなる隔壁を配
置して強磁性体のハウジングに設けた複合磁気部品にお
いて、前記隔壁で形成された共通磁路部分で上下のコイ
ルが励磁する磁束の向きが互いに打ち消す方向になるよ
うに、それぞれのコイルを配置するようにしたので、共
通磁路部分では互いのコイルで励磁する磁束を相互に打
ち消し合って磁束が弱められ、共通磁路部分の磁束密度
を減少させることができ、共通磁路部分での強磁性体ハ
ウジング部の鉄損を減少して温度上昇を抑制することが
できるものであり、この結果、小さな共通磁路部分で規
定の容量を得ることができ、複合磁気部品を小型化する
ことが可能になるものである。
【0041】また請求項3の発明は、複数のコイルが略
同一平面上に配置され、これらの間に強磁性体からなる
隔壁を配置して強磁性体のハウジングに設けた複合磁気
部品において、前記隔壁で形成された共通磁路部分で隣
り合うコイルが励磁する磁束の向きが互いに打ち消す方
向になるように、それぞれのコイルを配置するようにし
たので、共通磁路部分では互いのコイルで励磁する磁束
を相互に打ち消し合って磁束が弱められ、共通磁路部分
の磁束密度を減少させることができ、共通磁路部分での
強磁性体ハウジング部の鉄損を減少して温度上昇を抑制
することができるものであり、この結果、小さな共通磁
路部分で規定の容量を得ることができ、複合磁気部品を
小型化することが可能になるものである。
【0042】また請求項4の発明は、複数のコイルとこ
れらの間に強磁性体からなる隔壁を配置して強磁性体の
ハウジングに設けた複合磁気部品において、前記隔壁で
形成された共通磁路部分以外の箇所において、前記コイ
ルが励磁する磁束と直交する非磁性ギャップをハウジン
グに設けるようにしたので、共通磁路部分に非磁性ギャ
ップを設ける場合のような、互いのコイルに磁気干渉を
与える磁束が大きくなることがなくなり、コイルが磁気
干渉を受けることを防止して、不必要な出力電圧が発生
することを防ぐことができると共に、例えば、コイルが
トランス用コイルとチョークコイル用コイルとすると、
トランス用コイルが磁気干渉を受けることを防止して、
電力を変換することができなくなることを防ぐことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態の一例を示す断面
図である。
【図2】請求項2の発明の実施の形態の一例を示す断面
図である。
【図3】請求項3の発明の実施の形態の一例を示す断面
図である。
【図4】請求項4の発明の実施の形態の一例を示す断面
図である。
【図5】請求項4の発明の実施の形態の他の一例を示す
断面図である。
【図6】請求項4の発明の実施の形態の他の一例を示す
断面図である。
【図7】請求項4の発明の実施の形態の他の一例を示す
断面図である。
【図8】複合磁気部品の一例を示すものであり、(a)
は平面図、(b)は断面図である。
【図9】複合磁気部品の他の一例を示す一部破断した斜
視図である。
【図10】従来例の断面図である。
【図11】共通磁路部分に非磁性ギャップを設けたとき
の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トランス用コイル 2 チョークコイル用コイル 3 ハウジング 4 共通磁路部分 5 非磁性ギャップ 6 隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 31/00 K A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコイルが略同心円状に配置され、
    これらの間に強磁性体からなる隔壁を配置して強磁性体
    のハウジングに設けた複合磁気部品において、前記隔壁
    で形成された共通磁路部分で隣り合うコイルが励磁する
    磁束の向きが互いに打ち消す方向になるように、それぞ
    れのコイルを配置して成ることを特徴とする複合磁気部
    品。
  2. 【請求項2】 複数のコイルが上下に配置され、これら
    の間に強磁性体からなる隔壁を配置して強磁性体のハウ
    ジングに設けた複合磁気部品において、前記隔壁で形成
    された共通磁路部分で上下のコイルが励磁する磁束の向
    きが互いに打ち消す方向になるように、それぞれのコイ
    ルを配置して成ることを特徴とする複合磁気部品。
  3. 【請求項3】 複数のコイルが略同一平面上に配置さ
    れ、これらの間に強磁性体からなる隔壁を配置して強磁
    性体のハウジングに設けた複合磁気部品において、前記
    隔壁で形成された共通磁路部分で隣り合うコイルが励磁
    する磁束の向きが互いに打ち消す方向になるように、そ
    れぞれのコイルを配置して成ることを特徴とする複合磁
    気部品。
  4. 【請求項4】 複数のコイルとこれらの間に強磁性体か
    らなる隔壁を配置して強磁性体のハウジングに設けた複
    合磁気部品において、前記隔壁で形成された共通磁路部
    分以外の箇所において、前記コイルが励磁する磁束と直
    交する非磁性ギャップをハウジングに設けて成ることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の複合磁気
    部品。
  5. 【請求項5】 コイルがトランス用コイルとチョークコ
    イル用コイルとから成ることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の複合磁気部品。
JP10113764A 1998-03-26 1998-04-23 複合磁気部品 Withdrawn JPH11340058A (ja)

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JP7938898 1998-03-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203254A (ja) * 2006-04-12 2006-08-03 Sumida Corporation リーケージトランス
JP2012004509A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Denso Corp リアクトル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203254A (ja) * 2006-04-12 2006-08-03 Sumida Corporation リーケージトランス
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