JP3324073B2 - コイル装置用コア - Google Patents

コイル装置用コア

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JP3324073B2
JP3324073B2 JP29743997A JP29743997A JP3324073B2 JP 3324073 B2 JP3324073 B2 JP 3324073B2 JP 29743997 A JP29743997 A JP 29743997A JP 29743997 A JP29743997 A JP 29743997A JP 3324073 B2 JP3324073 B2 JP 3324073B2
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coil
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uniform thickness
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一也 板垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば通信機器等の電
源回路のラインフィルタに適用される小型なコイル装置
用コアに関する。
【0003】
【従来の技術】近年、通信機器等の小型化に伴って高密
度実装化の要求が高まっている。この場合にスペースの
関係で、高さを低くして偏平化したコアとすることによ
り、実装が容易となる場合が多い。
【0004】図は従来の第1例のコイル装置用コア1
の断面図を示すものである。同図に示すコア1は、この
種の標準的な形状を示すもので、厚さが一様の部材によ
りリング状の閉磁路を形成し、コア1の一部にコイル2
が巻回されるものである。所定のフィルタ特性を発揮す
るために閉磁路に直交する各部の断面積は、互いにほぼ
等しくなるように形成されている。コイル2を巻回して
コイル装置とした場合は、コイル2がコア1の表裏面か
らそれぞれ突出した構造となるため、コイル装置の全体
の高さH1は、コア1の厚さt1にコイル2の厚さt2を
加算した値となる。しかしながら上記第1例のコア1で
は、コイル装置とした場合にコイル2がコア1の両面か
ら突出した構造となるため、高さ方向の小型化には不向
きの構造である。
【0005】そこで偏平化した小型なコイル装置用コア
11が実公昭61−20729により開示されている。
及び図はこの実公昭61−20729により開示
された従来の第2例のコア11を示すものである。図
はこのコア11の正面図、図は図におけるY−Y線断
面図を示す。このコア11は、左右脚部11a,11bと
中央脚11cとを備えた断面E型コアであり、使用状態で
は2つのコア11の各脚部11a乃至11cの端面同士を
突き合わせ、図に2点鎖線で示すようにコイル12が
中央脚部11cに巻回されるものである。このコア11
は、中央脚部11cを偏平化することによりコイル11
を一方の面11dから突出させないようにしてコイル装
置とした場合の全体高さH2を小型化したものである。
【0006】図に従来の第3例のコア21を示す。同
図は、このコア21を用いたコイル装置20として実開
平2−98612により開示されているものである。こ
の従来のコイル装置20は、「□」の字型の枠型コア21
にコイル22を巻回する部分に段差部21aを設け、枠
型コア21の表裏面21b,21cからコイル22を突出
させないようにしてコイル装置20の全体の高さH3を
小型化したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の第2例
のコア11は、左右に脚部11a,11bを有している
断面E型コアであるため、長手方向の寸法Aが断面U型
コアと比較して大きくなるという欠点があり、より小型
化という要求に対応できない。
【0008】また従来の第3例のコア21は、段差部2
1aの箇所で断面積が他の箇所より小さくなっているた
め、インダクタンスL,インピーダンスZの特性が低下
してしまうという問題を有している。
【0009】そこで本発明は、かかる事情に鑑みてなさ
れたものであり、インダクタンスL,インピーダンスZ
の特性を犠牲にせずに小型化を図ったコイル装置用コア
を提供することを目的としている。
【0010】[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、特許請求の範
囲に記載されているコイル装置用コアにより上記の目的
を達成するものである。
【0012】このように構成されたコイル装置用コアに
よれば、巻回部にコイルを巻回した場合に、コイルが均
厚部の表裏面の一方から突出しないように、巻回部の厚
さ及び偏心量を選択すれば、コイルが突出しない側の面
を搭載側とした場合に、コイルを保護するための空間を
設ける必要がなくなり、閉磁路を形成した平面に直交す
る方向(高さ方向)を小型化できる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の参考例を図面を参照して詳述
する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】図は本発明の実施例のコイル装置用コア
40の外観斜視図、図は図におけるB−B線断面図を
示すものである。
【0020】このコア40は、例えばフェライト粉末を
焼成して形成された2つのU字状コア部材40a,40
bを組み合わせ、矩形状の閉磁路を形成したものであ
る。U字状コア部材40a,40bは、互いに対称形状
としており、厚さが一様の均厚部41a,41bと、コ
イル42が巻回される巻回部43a,43bと、均厚部
41a,41bと巻回部43a,43bとを接続する接
続部44a,44bとから構成されている。このように
して、矩形の隣接する三辺からなる均厚部と、残りの一
辺に形成された巻回部と、均厚部の対向二辺と巻回部と
を接続する接続部とが形成される。また均厚部41a,
41b及び巻回部43a,43bの断面積は互いに等し
く、接続部44a,44bもこの断面積に近似した値と
している。なお、2つのコア部材40a,40bは一体
型のコア部材としてもよい。
【0021】前記巻回部43a,43bの厚さt43は、
第1の実施例コア30と同様に薄くしている。また巻回
部43a,43bは、均厚部41の裏面41dと面一と
している。このようにすることにより巻回部43a,4
3bにコイル42を巻回した場合に、均厚部41a,4
1bの表面41cからコイル42を突出させずに済む。
なお巻回部43a,43bの断面形状は、必要な断面積
が確保されるなら矩形状以外に円状,長円状,楕円状等
の他の断面形状としてもよい。
【0022】前記接続部44a,44bは、均厚部41
a,41bから巻回部43a,43bに至るに従い漸次
薄肉化した傾斜形状としている。つまり、接続部上表面
は、前記均厚部の対向二辺の端面の上部から前記巻回部
端部の上部に向って下降するテーパが形成されている。
【0023】このような上記実施例コア40によれば、
コイル42を巻回部43に巻回した場合に、コイル42
が均厚部41の表面41aからコイル42を突出させず
に済むため、表面41aを搭載側とした場合に、コイル
42保護のための空間を設ける必要がなくなり、高さ方
向Hの小型化を図ることができる。また各部41,4
3,44の断面積をほぼ等しいものとしている。従って
通信機器等のラインフィルタに本実施例コア40を適用
した場合は、フィルタ特性を犠牲にせずに通信機器等の
小型化に伴う高密度実装化の要求に十分対応できる小型
なコイル装置用コアを提供することができる。
【0024】なお本発明は、上記実施例に限定されずそ
の要旨を変更しない範囲内で種々に変更実施可能であ
る。例えばコアのタイプは、トロイダル型コア等の他の
タイプとしてもよい。また均厚部の形状は、断面矩形状
以外に円状,長円状,楕円状等の他の断面形状としても
よい。また巻回部の断面積は、他の各部の断面積よりも
いくらか大きくしてもよい。また更に本実施例コアは、
通信機器等のラインフィルタ以外のトランス等にも適用
できることはいうまでもない。
【0025】以上説明した本発明によれば、巻回部が均
厚部の表裏両面から突出しないように形成され、かつコ
イルは均厚部の裏面からは突出し、表面からは突出しな
いように巻回部に巻回されているから、表面を搭載側と
した場合に、コイルを保護するための空間を設ける必要
がなくなり、高さ方向の小型化を図ったコイル装置用コ
アを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例コイル装置用コアの外観斜視図
である。
【図2】図1におけるB−B線断面図である。
【図3】従来の第1例のコイル装置用コアの断面図であ
る。
【図4】従来の第2例のコイル装置用コアの正面図であ
る。
【図5】図4におけるY−Y線断面図である。
【図6】従来の第3例のコアを用いたコイル装置の外観
斜視図である。
【符号の説明】
40コイル装置用コア 40a、40b、41a、41b均厚部 42コイル 43a、43b巻回部 44a、44b接続部 t43 厚さ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形の3辺から形成される均厚部と、残り
    の1辺に形成されたコイルを巻回する巻回部と、これら
    均厚部と巻回部を接続する2個の接続部とにより実装面
    に平行な矩形状の閉磁路を形成するコイル装置用コアに
    おいて、前記巻回部は、前記実装面に直交する方向にお
    ける厚さが、前記均厚部の厚さの0.3乃至0.9倍で
    かつ均厚部の表裏面から突出しないように形成され、か
    つ前記コイルは前記均厚部の裏面からは突出し、表面か
    らは突出しないように前記巻回部に巻回され、均厚部と
    巻回部の磁路に直交する断面積がほぼ等しくかつ接続部
    の断面積もこれと近似した値であることを特徴とするコ
    イル装置用コア。
JP29743997A 1997-10-29 1997-10-29 コイル装置用コア Expired - Lifetime JP3324073B2 (ja)

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