JPH07297044A - コイル装置用コア - Google Patents
コイル装置用コアInfo
- Publication number
- JPH07297044A JPH07297044A JP8885994A JP8885994A JPH07297044A JP H07297044 A JPH07297044 A JP H07297044A JP 8885994 A JP8885994 A JP 8885994A JP 8885994 A JP8885994 A JP 8885994A JP H07297044 A JPH07297044 A JP H07297044A
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- Japan
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- core
- shaped core
- coil device
- shaped
- cores
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2つのコアの組み合わせから成るコイル装置
用コアの接触面でのずれによる磁気的特性のばらつきを
抑制する。 【構成】 本発明によるコイル装置用コアは、基部1a
と基部1aの両端及び中間から垂直方向に延出する複数
本の脚1b、1c、1dとを有するE型コア1と、I型形
状を有するI型コア2とを組み合わせて閉磁路を形成す
る。このコイル装置用コアは、組み合わされたE型コア
1及びI型コア2を平面的に見たとき、少なくともI型
コア2の隣合う2つの稜面がE型コア1より突出するの
で、両コア1、2の若干のずれに対してE型コア1の各
接触面1e、1f、1gはI型コア2の接触面2aで覆われ
る。このため、E型コア1が常時全面でI型コア2と接
触しているから、両コア1、2の接触面でのずれによる
閉磁路の有効面積が変わらない。したがって、インダク
タンス等の変化が発生せず、磁気的特性のばらつきを抑
制できる。
用コアの接触面でのずれによる磁気的特性のばらつきを
抑制する。 【構成】 本発明によるコイル装置用コアは、基部1a
と基部1aの両端及び中間から垂直方向に延出する複数
本の脚1b、1c、1dとを有するE型コア1と、I型形
状を有するI型コア2とを組み合わせて閉磁路を形成す
る。このコイル装置用コアは、組み合わされたE型コア
1及びI型コア2を平面的に見たとき、少なくともI型
コア2の隣合う2つの稜面がE型コア1より突出するの
で、両コア1、2の若干のずれに対してE型コア1の各
接触面1e、1f、1gはI型コア2の接触面2aで覆われ
る。このため、E型コア1が常時全面でI型コア2と接
触しているから、両コア1、2の接触面でのずれによる
閉磁路の有効面積が変わらない。したがって、インダク
タンス等の変化が発生せず、磁気的特性のばらつきを抑
制できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、E型コアとI型コア又
は2つのE型コアの組み合わせにより閉磁路を形成する
場合において、コアの接触面でのずれによる磁気的特性
のばらつきを抑制できるコイル装置用コアに関するもの
である。
は2つのE型コアの組み合わせにより閉磁路を形成する
場合において、コアの接触面でのずれによる磁気的特性
のばらつきを抑制できるコイル装置用コアに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】トランス、リアクトル及びマグアンプ
(磁気増幅器)等に従来から広く使用されているコイル
装置用コアは、例えば図6(A)又は(B)に示すように、
E型コア1及びI型コア2又は2つのE型コア1、1´
から構成され、これら2つを組み合わせることにより閉
磁路を形成する。E型コア1は、基部1aと、基部1aの
両端から垂直方向に延出する外脚1b、1d及び中間から
垂直方向に延出する中央脚1cとを有する。
(磁気増幅器)等に従来から広く使用されているコイル
装置用コアは、例えば図6(A)又は(B)に示すように、
E型コア1及びI型コア2又は2つのE型コア1、1´
から構成され、これら2つを組み合わせることにより閉
磁路を形成する。E型コア1は、基部1aと、基部1aの
両端から垂直方向に延出する外脚1b、1d及び中間から
垂直方向に延出する中央脚1cとを有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6(A)に
示すコイル装置用コアでは、I型コア2の長手方向の寸
法Aと幅方向の寸法BがそれぞれE型コア1の長手方向
の寸法Cと幅方向の寸法Dと同一であるため、E型コア
1とI型コア2とを組み合わせて閉磁路を形成する場
合、例えば図7(A)に示すように、E型コア1とI型コ
ア2との間で若干のずれが製造上少なからず生じる。こ
のコアのずれにより、E型コア1の各脚1b、1c、1d
とI型コア2との接触面積が各々減少するので、閉磁路
の有効面積が減少してコイル装置のインダクタンス等が
変化し、磁気的特性にばらつきが生ずる欠点があった。
また、図6(B)に示すコイル装置用コアでは、一方のE
型コア1の各脚1b、1c、1dの接触面の面積が他方の
E型コア1´の各脚1´b、1´c、1´dの接触面の面
積と各々同一であるため、例えば図7(B)に示すように
若干のずれが生じた場合、一方のE型コア1の各脚1
b、1c、1dと他方のE型コア1´の各脚1´b、1´
c、1´dとの接触面積が各々減少する。したがって、図
6(B)に示すコイル装置用コアについても、図6(A)の
コアの場合と同様の欠点があった。
示すコイル装置用コアでは、I型コア2の長手方向の寸
法Aと幅方向の寸法BがそれぞれE型コア1の長手方向
の寸法Cと幅方向の寸法Dと同一であるため、E型コア
1とI型コア2とを組み合わせて閉磁路を形成する場
合、例えば図7(A)に示すように、E型コア1とI型コ
ア2との間で若干のずれが製造上少なからず生じる。こ
のコアのずれにより、E型コア1の各脚1b、1c、1d
とI型コア2との接触面積が各々減少するので、閉磁路
の有効面積が減少してコイル装置のインダクタンス等が
変化し、磁気的特性にばらつきが生ずる欠点があった。
また、図6(B)に示すコイル装置用コアでは、一方のE
型コア1の各脚1b、1c、1dの接触面の面積が他方の
E型コア1´の各脚1´b、1´c、1´dの接触面の面
積と各々同一であるため、例えば図7(B)に示すように
若干のずれが生じた場合、一方のE型コア1の各脚1
b、1c、1dと他方のE型コア1´の各脚1´b、1´
c、1´dとの接触面積が各々減少する。したがって、図
6(B)に示すコイル装置用コアについても、図6(A)の
コアの場合と同様の欠点があった。
【0004】そこで、本発明では2つのコアの組み合わ
せにより閉磁路を形成する場合において、コアの接触面
でのずれによる磁気的特性のばらつきを抑制できるコイ
ル装置用コアを提供することを目的とする。
せにより閉磁路を形成する場合において、コアの接触面
でのずれによる磁気的特性のばらつきを抑制できるコイ
ル装置用コアを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるコイル装置
用コアは、E型コアとI型コアとを組み合わせて閉磁路
を形成する。このコイル装置用コアは、前記I型コアの
長手方向及び幅方向の各寸法が前記E型コアの長手方向
及び幅方向の各寸法より大きく、組み合わされた前記E
型コア及び前記I型コアを平面的に見たとき、少なくと
も前記I型コアの隣合う2つの稜面が前記E型コアより
突出する。また、本発明による他のコイル装置用コア
は、2つのE型コアを組み合わせて閉磁路を形成する。
このコイル装置用コアは、一方のE型コアの各脚の接触
面の面積が他方のE型コアの各脚の接触面の面積より各
々大きく、組み合わされた前記2つのE型コアを平面的
に見たとき、少なくとも前記一方のE型コアの各脚の隣
合う2つの稜面が前記他方のE型コアの各脚より各々突
出する。
用コアは、E型コアとI型コアとを組み合わせて閉磁路
を形成する。このコイル装置用コアは、前記I型コアの
長手方向及び幅方向の各寸法が前記E型コアの長手方向
及び幅方向の各寸法より大きく、組み合わされた前記E
型コア及び前記I型コアを平面的に見たとき、少なくと
も前記I型コアの隣合う2つの稜面が前記E型コアより
突出する。また、本発明による他のコイル装置用コア
は、2つのE型コアを組み合わせて閉磁路を形成する。
このコイル装置用コアは、一方のE型コアの各脚の接触
面の面積が他方のE型コアの各脚の接触面の面積より各
々大きく、組み合わされた前記2つのE型コアを平面的
に見たとき、少なくとも前記一方のE型コアの各脚の隣
合う2つの稜面が前記他方のE型コアの各脚より各々突
出する。
【0006】
【作用】組み合わされたE型コア及びI型コアを平面的
に見たとき、少なくともI型コアの隣合う2つの稜面が
E型コアより突出するので、両コアのずれに対してE型
コアの接触面はI型コアの接触面で覆われる。このた
め、E型コアが常時全面でI型コアと接触しているか
ら、両コアの接触面でのずれによる閉磁路の有効面積が
変わらない。したがって、インダクタンス等の変化が発
生せず、磁気的特性のばらつきを抑制できる。また、閉
磁路の有効面積はE型コアの接触面の面積によって決定
されるので、E−I型の組み合わせコアの設計が容易と
なる。また、組み合わされた一対のE型コアを平面的に
見たとき、少なくとも一方のE型コアの各脚の隣合う2
つの稜面が他方のE型コアの各脚より各々突出するの
で、コアのずれに対して他方のE型コアの接触面は一方
のE型コアの接触面で覆われる。このため、他方のE型
コアの複数本の脚の接触面が一方のE型コアの複数本の
脚の接触面と常時全面で接触する。したがって、この場
合においてもインダクタンス等の変化が発生せず、磁気
的特性のばらつきを抑制できると共に、閉磁路の有効面
積は他方のE型コアの接触面の面積によって決定される
ので、E−E型の組み合わせコアの設計が容易となる。
に見たとき、少なくともI型コアの隣合う2つの稜面が
E型コアより突出するので、両コアのずれに対してE型
コアの接触面はI型コアの接触面で覆われる。このた
め、E型コアが常時全面でI型コアと接触しているか
ら、両コアの接触面でのずれによる閉磁路の有効面積が
変わらない。したがって、インダクタンス等の変化が発
生せず、磁気的特性のばらつきを抑制できる。また、閉
磁路の有効面積はE型コアの接触面の面積によって決定
されるので、E−I型の組み合わせコアの設計が容易と
なる。また、組み合わされた一対のE型コアを平面的に
見たとき、少なくとも一方のE型コアの各脚の隣合う2
つの稜面が他方のE型コアの各脚より各々突出するの
で、コアのずれに対して他方のE型コアの接触面は一方
のE型コアの接触面で覆われる。このため、他方のE型
コアの複数本の脚の接触面が一方のE型コアの複数本の
脚の接触面と常時全面で接触する。したがって、この場
合においてもインダクタンス等の変化が発生せず、磁気
的特性のばらつきを抑制できると共に、閉磁路の有効面
積は他方のE型コアの接触面の面積によって決定される
ので、E−E型の組み合わせコアの設計が容易となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明によるコイル装置用コアの2つ
の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。但し、これ
らの図面では図6に示す部分と同一の部分には同一の符
号を付し、その説明を省略する。本発明によるコイル装
置用コアの第1の実施例を図1に示す。図1に示すコイ
ル装置用コアは、図6(A)に示すI型コア2の長手方向
及び幅方向の各寸法A、BをE型コア1の長手方向及び
幅方向の各寸法C、Dより約10%程度大きくしたもの
である。また、E型コア1及びI型コア2を平面的に見
たとき、I型コア2の4つの稜面がE型コア1より突出
する。これにより、E型コア1とI型コア2とを組み合
わせて閉磁路を形成する際に、図2(A)〜(C)に示すよ
うにE型コア1とI型コア2との間で若干のずれが発生
してもE型コア1の接触面1e、1f、1gはI型コア2
の接触面2aで覆われる。このため、E型コア1が常時
全面でI型コア2と接触しているから、両コア1、2の
接触面でのずれによる閉磁路の有効面積が変わらない。
したがって、インダクタンス等の変化が発生せず、磁気
的特性のばらつきを抑制できる。また、閉磁路の有効面
積はE型コア1の各接触面1e、1f、1gの面積によっ
て決定されるから、E−I型の組み合わせコアの設計が
容易となる。
の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。但し、これ
らの図面では図6に示す部分と同一の部分には同一の符
号を付し、その説明を省略する。本発明によるコイル装
置用コアの第1の実施例を図1に示す。図1に示すコイ
ル装置用コアは、図6(A)に示すI型コア2の長手方向
及び幅方向の各寸法A、BをE型コア1の長手方向及び
幅方向の各寸法C、Dより約10%程度大きくしたもの
である。また、E型コア1及びI型コア2を平面的に見
たとき、I型コア2の4つの稜面がE型コア1より突出
する。これにより、E型コア1とI型コア2とを組み合
わせて閉磁路を形成する際に、図2(A)〜(C)に示すよ
うにE型コア1とI型コア2との間で若干のずれが発生
してもE型コア1の接触面1e、1f、1gはI型コア2
の接触面2aで覆われる。このため、E型コア1が常時
全面でI型コア2と接触しているから、両コア1、2の
接触面でのずれによる閉磁路の有効面積が変わらない。
したがって、インダクタンス等の変化が発生せず、磁気
的特性のばらつきを抑制できる。また、閉磁路の有効面
積はE型コア1の各接触面1e、1f、1gの面積によっ
て決定されるから、E−I型の組み合わせコアの設計が
容易となる。
【0008】次に、本発明によるコイル装置用コアの第
2の実施例を図3に示す。図3に示すコイル装置用コア
は、図6(B)に示す一方のE型コア1の外脚1b、1d及
び中央脚1cの接触面の各面積を他方のE型コア1´の
外脚1´b、1´d及び中央脚1´cの接触面の各面積よ
り各々約10%程度大きくしたものである。また、一対
のE型コア1、1´を平面的に見たとき、一方のE型コ
ア1の各脚1b、1c、1dの4つの稜面が他方のE型コ
ア1´の各脚1´b、1´c、1´dより各々突出する。
これにより、2つのE型コア1、1´を一対に組み合わ
せて閉磁路を形成する際に、2つのE型コア1、1´の
間でのずれが発生しても他方のE型コア1´の接触面1
´e、1´f、1´gは一方のE型コア1の接触面1e、1
f、1gで覆われる。このため、他方のE型コア1´の外
脚1´b、1´dの接触面1´e、1´g及び中央脚1´c
の接触面1´fがそれぞれ一方のE型コア1の外脚1b、
1dの接触面1e、1g及び中央脚1cの接触面1fと常時
全面で接触する。したがって、この場合においてもイン
ダクタンス等の変化が発生せず、磁気的特性のばらつき
を抑制できると共に、閉磁路の有効面積は他方のE型コ
ア1´の各接触面1´e、1´f、1´gの面積によって
決定されるので、E−E型の組み合わせコアの設計が容
易となる。
2の実施例を図3に示す。図3に示すコイル装置用コア
は、図6(B)に示す一方のE型コア1の外脚1b、1d及
び中央脚1cの接触面の各面積を他方のE型コア1´の
外脚1´b、1´d及び中央脚1´cの接触面の各面積よ
り各々約10%程度大きくしたものである。また、一対
のE型コア1、1´を平面的に見たとき、一方のE型コ
ア1の各脚1b、1c、1dの4つの稜面が他方のE型コ
ア1´の各脚1´b、1´c、1´dより各々突出する。
これにより、2つのE型コア1、1´を一対に組み合わ
せて閉磁路を形成する際に、2つのE型コア1、1´の
間でのずれが発生しても他方のE型コア1´の接触面1
´e、1´f、1´gは一方のE型コア1の接触面1e、1
f、1gで覆われる。このため、他方のE型コア1´の外
脚1´b、1´dの接触面1´e、1´g及び中央脚1´c
の接触面1´fがそれぞれ一方のE型コア1の外脚1b、
1dの接触面1e、1g及び中央脚1cの接触面1fと常時
全面で接触する。したがって、この場合においてもイン
ダクタンス等の変化が発生せず、磁気的特性のばらつき
を抑制できると共に、閉磁路の有効面積は他方のE型コ
ア1´の各接触面1´e、1´f、1´gの面積によって
決定されるので、E−E型の組み合わせコアの設計が容
易となる。
【0009】図4及び図5は、それぞれ図1のコイル装
置用コアをトランスに適用した例及び図3のコイル装置
用コアをマグアンプに適用した例を示す。図4及び図5
において3、3´は巻線を示す。特に、図5のマグアン
プにおいては、2つの巻線3、3´の特性のバランスが
非常に重要であるので、本発明により得られる改善効果
は大きい。また、図4及び図5の例とは逆に、図3のコ
イル装置用コアをトランスに適用し、図1のコイル装置
用コアをマグアンプに適用しても同様な改善効果が得ら
れる。
置用コアをトランスに適用した例及び図3のコイル装置
用コアをマグアンプに適用した例を示す。図4及び図5
において3、3´は巻線を示す。特に、図5のマグアン
プにおいては、2つの巻線3、3´の特性のバランスが
非常に重要であるので、本発明により得られる改善効果
は大きい。また、図4及び図5の例とは逆に、図3のコ
イル装置用コアをトランスに適用し、図1のコイル装置
用コアをマグアンプに適用しても同様な改善効果が得ら
れる。
【0010】本発明の実施態様は前記の実施例に限定さ
れず変更が可能である。例えば、上記の実施例ではE−
I型コアにおいてI型コア2の長手方向及び幅方向の各
寸法A、BをE型コア1の長手方向及び幅方向の各寸法
C、Dより約10%程度大きくした例を示したが、I型
コア2の長手方向及び幅方向の各寸法A、Bは、組み合
わされたE型コア1及びI型コア2を平面的に見たと
き、少なくともI型コア2の隣合う2つの稜面がE型コ
ア1より突出する程度の大きさであればよい。同様に、
E−E型コアの場合において一方のE型コア1の外脚1
b、1d及び中央脚1cの各接触面の面積は、組み合わさ
れた一対のE型コア1、1´を平面的に見たとき、少な
くとも一方のE型コア1の各脚1b、1c、1dの隣合う
2つの稜面が他方のE型コア1´の各脚1´b、1´c、
1´dより各々突出する程度の大きさであればよい。
れず変更が可能である。例えば、上記の実施例ではE−
I型コアにおいてI型コア2の長手方向及び幅方向の各
寸法A、BをE型コア1の長手方向及び幅方向の各寸法
C、Dより約10%程度大きくした例を示したが、I型
コア2の長手方向及び幅方向の各寸法A、Bは、組み合
わされたE型コア1及びI型コア2を平面的に見たと
き、少なくともI型コア2の隣合う2つの稜面がE型コ
ア1より突出する程度の大きさであればよい。同様に、
E−E型コアの場合において一方のE型コア1の外脚1
b、1d及び中央脚1cの各接触面の面積は、組み合わさ
れた一対のE型コア1、1´を平面的に見たとき、少な
くとも一方のE型コア1の各脚1b、1c、1dの隣合う
2つの稜面が他方のE型コア1´の各脚1´b、1´c、
1´dより各々突出する程度の大きさであればよい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、E型コアとI型コア又
は2つのE型コアの組み合わせにより閉磁路を形成する
場合において、両コアが常時全面で接触するので、イン
ダクタンス等が変化せず、両コアの接触面でのずれによ
る磁気的特性への影響を少なくできる。したがって、本
発明によるコイル装置用コアを使用することにより、ト
ランス、リアクトル及びマグアンプ等のコイル装置の磁
気的特性のばらつきを抑制できる利点がある。また、閉
磁路の有効面積は接触面での面積が小さい方のコアによ
って決定されるので、コイル装置用組み合わせコアの設
計が容易となる。
は2つのE型コアの組み合わせにより閉磁路を形成する
場合において、両コアが常時全面で接触するので、イン
ダクタンス等が変化せず、両コアの接触面でのずれによ
る磁気的特性への影響を少なくできる。したがって、本
発明によるコイル装置用コアを使用することにより、ト
ランス、リアクトル及びマグアンプ等のコイル装置の磁
気的特性のばらつきを抑制できる利点がある。また、閉
磁路の有効面積は接触面での面積が小さい方のコアによ
って決定されるので、コイル装置用組み合わせコアの設
計が容易となる。
【図1】 本発明によるコイル装置用コアの第1実施例
を示す三面図
を示す三面図
【図2】 図1のコイル装置用コアのずれの例を示す平
面図
面図
【図3】 本発明によるコイル装置用コアの第2実施例
を示す三面図
を示す三面図
【図4】 図1のコイル装置用コアのトランスへの適用
例を示す正面図
例を示す正面図
【図5】 図3のコイル装置用コアのマグアンプへの適
用例を示す正面図
用例を示す正面図
【図6】 従来のコイル装置用コアを示す三面図
【図7】 図6(A)のコイル装置用コアのずれの例を示
す平面図
す平面図
1、1´...E型コア、1a...基部、1b、1
d...外脚、1c...中央脚、1e、1f、1g...
接触面、2...I型コア、2a...接触面、3、3
´...巻線
d...外脚、1c...中央脚、1e、1f、1g...
接触面、2...I型コア、2a...接触面、3、3
´...巻線
Claims (2)
- 【請求項1】 E型コアとI型コアとを組み合わせて閉
磁路を形成するコイル装置用コアにおいて、 前記I型コアの長手方向及び幅方向の各寸法が前記E型
コアの長手方向及び幅方向の各寸法より大きく、 組み合わされた前記E型コア及び前記I型コアを平面的
に見たとき、少なくとも前記I型コアの隣合う2つの稜
面が前記E型コアより突出することを特徴とするコイル
装置用コア。 - 【請求項2】 2つのE型コアを組み合わせて閉磁路を
形成するコイル装置用コアにおいて、 一方のE型コアの各脚の接触面の面積が他方のE型コア
の各脚の接触面の面積より各々大きく、 組み合わされた前記2つのE型コアを平面的に見たと
き、少なくとも前記一方のE型コアの各脚の隣合う2つ
の稜面が前記他方のE型コアの各脚より各々突出するこ
とを特徴とするコイル装置用コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8885994A JPH07297044A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | コイル装置用コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8885994A JPH07297044A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | コイル装置用コア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07297044A true JPH07297044A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=13954727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8885994A Pending JPH07297044A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | コイル装置用コア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07297044A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004071584A (ja) * | 2002-06-10 | 2004-03-04 | Tabuchi Electric Co Ltd | 電磁誘導器 |
JP2011108786A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Fdk Corp | インダクタ |
JP2012109296A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Sht Corp Ltd | コイル装置 |
JP2013222730A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-28 | Panasonic Corp | 電力変換用トランス及びこの電力変換用トランスを有する車両用前照灯及びこの車両用前照灯を有する車両 |
WO2013183420A1 (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-12 | 株式会社エス・エッチ・ティ | コイル装置 |
JP2014241432A (ja) * | 2014-08-05 | 2014-12-25 | 株式会社エス・エッチ・ティ | コイル装置 |
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