JPH0311870Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0311870Y2 JPH0311870Y2 JP1985066922U JP6692285U JPH0311870Y2 JP H0311870 Y2 JPH0311870 Y2 JP H0311870Y2 JP 1985066922 U JP1985066922 U JP 1985066922U JP 6692285 U JP6692285 U JP 6692285U JP H0311870 Y2 JPH0311870 Y2 JP H0311870Y2
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- JP
- Japan
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- core
- transformer
- yoke
- gap
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 8
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 6
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 description 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は複数の鉄心脚を有する変圧器、特に継
鉄と鉄心脚との間にギヤツプを設けた三相三脚式
変圧器鉄心に関するものである。
鉄と鉄心脚との間にギヤツプを設けた三相三脚式
変圧器鉄心に関するものである。
従来の技術
第3図はインバータ装置などの出力変圧器に使
用される従来の三相三脚式の変圧器鉄心である。
図において、1,2は継鉄、3,4,5は鉄心
脚、6〜14は鉄心に設けられたギヤツプであ
る。継鉄1,2と鉄心脚3,4,5は複数枚の珪
素鋼板を成層した積層鉄心であり、各ギヤツプ6
〜14には絶縁板6a〜14aが配置される。ま
た、各鉄心脚3,4,5の周囲には図示していな
いが、それぞれ絶縁物を介して1次巻線及び2次
巻線が巻装される。
用される従来の三相三脚式の変圧器鉄心である。
図において、1,2は継鉄、3,4,5は鉄心
脚、6〜14は鉄心に設けられたギヤツプであ
る。継鉄1,2と鉄心脚3,4,5は複数枚の珪
素鋼板を成層した積層鉄心であり、各ギヤツプ6
〜14には絶縁板6a〜14aが配置される。ま
た、各鉄心脚3,4,5の周囲には図示していな
いが、それぞれ絶縁物を介して1次巻線及び2次
巻線が巻装される。
考案が解決しようとする問題点
ところで、従来の上記変圧器鉄心では、内側の
鉄心脚4と外側の鉄心脚3,5に巻装された巻線
のインダクタンス値がバランスせず、鉄心脚4と
鉄心脚3,5に巻かれた巻線の励磁電流値が異な
り、インバータ装置の動作が不安定となる欠点が
ある。この原因は鉄心脚4と継鉄1,2とのギヤ
ツプ7,13及び鉄心脚3,5と継鉄1,2との
ギヤツプ6,8,12,14を形成する磁路対応
面の形状が互いに相違し、このため磁束の分布状
態、換言すれば磁気抵抗が異なるためである。第
4図a,bはそれぞれギヤツプ7,8での磁束分
布状態を示し、この図から明らかなように、aと
bとでは磁束の分布状態が相違する。この相違は
鉄心脚4と鉄心脚3,5に巻かれた巻線を流れる
励磁電流値の相違として表れる。このような電流
値の不均等の問題を解決するために、プレスで加
圧成形されたEE型コアを使用する方法もあるが、
この方法では変圧器の寸法が異なる毎にその都度
金型を製作しなければならず、コスト上昇とな
る。
鉄心脚4と外側の鉄心脚3,5に巻装された巻線
のインダクタンス値がバランスせず、鉄心脚4と
鉄心脚3,5に巻かれた巻線の励磁電流値が異な
り、インバータ装置の動作が不安定となる欠点が
ある。この原因は鉄心脚4と継鉄1,2とのギヤ
ツプ7,13及び鉄心脚3,5と継鉄1,2との
ギヤツプ6,8,12,14を形成する磁路対応
面の形状が互いに相違し、このため磁束の分布状
態、換言すれば磁気抵抗が異なるためである。第
4図a,bはそれぞれギヤツプ7,8での磁束分
布状態を示し、この図から明らかなように、aと
bとでは磁束の分布状態が相違する。この相違は
鉄心脚4と鉄心脚3,5に巻かれた巻線を流れる
励磁電流値の相違として表れる。このような電流
値の不均等の問題を解決するために、プレスで加
圧成形されたEE型コアを使用する方法もあるが、
この方法では変圧器の寸法が異なる毎にその都度
金型を製作しなければならず、コスト上昇とな
る。
本考案の目的は簡単な構造により変圧器1次巻
線の各相の励磁電流値を実質上均等にすることが
できる変圧器鉄心を提供することにある。
線の各相の励磁電流値を実質上均等にすることが
できる変圧器鉄心を提供することにある。
問題を解決するための手段
第1図に示すように、本考案の変圧器鉄心は、
継鉄1,2と鉄心脚3,5との間にギヤツプ6,
7,8,12,13,14を設けた三相三脚式変
圧器鉄心において継鉄1,2に長さ方向の延長部
15,16,17,18を設け、該延長部15〜
18が外側鉄心脚3,5の外側面3a,5aから
外方に突出したものである。
継鉄1,2と鉄心脚3,5との間にギヤツプ6,
7,8,12,13,14を設けた三相三脚式変
圧器鉄心において継鉄1,2に長さ方向の延長部
15,16,17,18を設け、該延長部15〜
18が外側鉄心脚3,5の外側面3a,5aから
外方に突出したものである。
作 用
継鉄1,2と鉄心脚3,4,5とのギヤツプ
6,7,8,12,13,14における磁路対応
面形状が同一となり、各鉄心脚における磁気抵抗
が等しくなる。したがつて、鉄心脚に巻装した1
次巻線を流れる励磁電流が実質的に均等な値とな
る。
6,7,8,12,13,14における磁路対応
面形状が同一となり、各鉄心脚における磁気抵抗
が等しくなる。したがつて、鉄心脚に巻装した1
次巻線を流れる励磁電流が実質的に均等な値とな
る。
実施例
以下、第1図の本考案の実施例について説明す
る。第3図と共通する部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。第1図において、15〜1
8は継鉄1,2に設けられた延長部であり、これ
らの延長部15〜18は各ギヤツプ6,8,1
2,14において外側鉄心脚3,5の外側面3
a,5aより外方に伸びている。これによつて全
ギヤツプ6,7,8,12,13,14での磁気
抵抗は等しくなり、各ギヤツプを介して形成され
る磁路の磁束分布は全て第4図aに示される状態
となる。したがつて、各鉄心脚の巻線のインダク
タンスは等しくなり、鉄心脚に対応した各相の励
磁電流は均等になる。
る。第3図と共通する部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。第1図において、15〜1
8は継鉄1,2に設けられた延長部であり、これ
らの延長部15〜18は各ギヤツプ6,8,1
2,14において外側鉄心脚3,5の外側面3
a,5aより外方に伸びている。これによつて全
ギヤツプ6,7,8,12,13,14での磁気
抵抗は等しくなり、各ギヤツプを介して形成され
る磁路の磁束分布は全て第4図aに示される状態
となる。したがつて、各鉄心脚の巻線のインダク
タンスは等しくなり、鉄心脚に対応した各相の励
磁電流は均等になる。
以上、本考案の実施例について述べたが、本考
案は上記実施例に限定されず、さらに変形が可能
である。例えば、第2図のようにギヤツプを鉄心
脚3,4,5と継鉄2との間のみに設けた変圧器
鉄心にも本考案は実施できる。またEI型コアに
おいても適用できる。要するに、本考案の技術思
想の範囲において種々の変更が可能である。
案は上記実施例に限定されず、さらに変形が可能
である。例えば、第2図のようにギヤツプを鉄心
脚3,4,5と継鉄2との間のみに設けた変圧器
鉄心にも本考案は実施できる。またEI型コアに
おいても適用できる。要するに、本考案の技術思
想の範囲において種々の変更が可能である。
効 果
本考案の変圧器鉄心では継鉄1,2に延長部1
5,16,17,18を設けた簡単な構造で各相
間の励磁電流を均等にすることができ、出力変圧
器に使用したとき安定な動作が可能になる。
5,16,17,18を設けた簡単な構造で各相
間の励磁電流を均等にすることができ、出力変圧
器に使用したとき安定な動作が可能になる。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す変圧
器鉄心の正面図、第3図は従来の変圧器鉄心の正
面図、第4図は継鉄と鉄心脚間のギヤツプにおけ
る磁束の分布状態を示す図である。 1,2……継鉄、3,4,5……鉄心脚、3
a,5a……外側面、6〜14……ギヤツプ、1
5〜18……延長部。
器鉄心の正面図、第3図は従来の変圧器鉄心の正
面図、第4図は継鉄と鉄心脚間のギヤツプにおけ
る磁束の分布状態を示す図である。 1,2……継鉄、3,4,5……鉄心脚、3
a,5a……外側面、6〜14……ギヤツプ、1
5〜18……延長部。
Claims (1)
- 継鉄と鉄心脚とからなり、前記継鉄と前記鉄心
脚との間に設けられたギヤツプを通じて磁気回路
が形成される三相三脚式変圧器鉄心において、前
記継鉄が外側の鉄心脚と前記ギヤツプを介して接
する部分よりもその長さ方向に延びる延長部を有
することを特徴とする三相三脚式変圧器鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985066922U JPH0311870Y2 (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985066922U JPH0311870Y2 (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61183516U JPS61183516U (ja) | 1986-11-15 |
JPH0311870Y2 true JPH0311870Y2 (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=30600265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985066922U Expired JPH0311870Y2 (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0311870Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5996208B2 (ja) * | 2012-02-20 | 2016-09-21 | 新電元工業株式会社 | 薄型トランス |
JP2018113404A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 株式会社荒木製作所 | トランス |
JP2020096008A (ja) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | 東芝産業機器システム株式会社 | 静止誘導機器用ギャップ付鉄心 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59109112U (ja) * | 1983-01-12 | 1984-07-23 | 日本電気株式会社 | トランス用シ−トコア |
-
1985
- 1985-05-08 JP JP1985066922U patent/JPH0311870Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61183516U (ja) | 1986-11-15 |
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