JPH0236254Y2 - - Google Patents

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JPH0236254Y2
JPH0236254Y2 JP1982026722U JP2672282U JPH0236254Y2 JP H0236254 Y2 JPH0236254 Y2 JP H0236254Y2 JP 1982026722 U JP1982026722 U JP 1982026722U JP 2672282 U JP2672282 U JP 2672282U JP H0236254 Y2 JPH0236254 Y2 JP H0236254Y2
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Japan
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metal shield
cross
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section
conductor
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JP1982026722U
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JPS58129629U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変流器の一次導体を金属シールド内に
収納してなるガス絶縁変流器において、一次導体
の巻上り外周形状を円形断面の金属シールドの断
面形状に近く形成することにより金属シールドに
発生するうず電流を減少させ、金属シールドに過
大な温度上昇が生じあるいは過大な電磁力が加わ
るおそれをなくすことを目的としたものである。
第1図aおよびbは、一次導体1の直線部1a
およびリング部1bを金属シールド2内に収納し
た状態を示す模式断面図および切断線−′に
よるリング部の断面図で、3はリング部に交差し
た環状鉄心およびこれに巻回した二次巻線であ
る。なお同図では簡単のため、リング部1bは1
ターンとした場合を示し、また金属シールド2は
製作を容易にするため、リング部の円周方向に2
分割されている。
電力需給(MOF)用ガス絶縁変流器は、比較
的小電流で高精度のものが要求されるため一次導
体を貫通形とすることは特性上の問題があり、複
数ターンで形成する必要がある。よつて、一次導
体はスペースフアクタの関係から、平角導体を複
数ターン巻いて形成したものが使用される。
ガス絶縁開閉装置に用いられるこの種の変流器
では、ガス絶縁により小形化されるという利点を
生かすため、上記のように一次導体のリング部を
金属シールド内に収納し、電界集中を避けること
が一般に行なわれている。このような構成になる
一次導体および金属シールドの断面を第2図に示
すように、一次導体のリング部は矩形断面に構成
し、金属シールドは円形断面にされていた。すな
わち、一次導体1は、絶縁を施した矩形断面の導
体4を複数ターン巻回し、電流の大きさに応じて
導体内のうず電流を小さくするため比較的小断面
積の導体4を適宜複数本を並列に用い、巻上り断
面を矩形状に形成し、周囲に支持物5を配置し
て、アルミニウム板等よりなる円形断面の金属シ
ールド6内に収納されている。なお前述したよう
に、金属シールド6は製作が容易なように、円周
方向に例えば図示のように2分割されている。
このように、矩形断面に構成した一次導体1に
円形断面の金属シールド6を設けた場合、第3図
に模式的に示すように、一次電流Iとターン数n
との積nIアンペア・ターンの起磁力による磁界H
は金属シールド6に平行ではなく、かなり大きな
角度でシールド面に交差する。このため、金属シ
ールド2に大きなうず電流が生じ、一次導体に過
大電流が流れた場合、金属シールド2に大きな電
磁力が作用すると共に、金属シールドに温度上昇
が生じる欠点があつた。
これは第4図に示すように金属板7に対し、そ
の厚さ方向に直角(表面に平行)に磁界H1が加
わる場合のうず電流i1に対し、金属板の厚さ方向
(表面に直角方向)の磁界H2が加わる場合のう
ず電流i2の方がはるかに大きいことによる。
本考案は上記の欠点を解消するもので、以下実
施例について詳細に説明する。
第5図は本考案による一次導体のリング部と金
属シールドとの断面を示し、矩形断面の絶縁導体
4あるいは一次電流の電流値によつてはこれを数
本並列に用いて巻回し、所定ターン数の一次導体
11とする。ただし、一次導体11は巻上り断面
を図示のように十字形に、あるいは第6図のよう
にさらに段付けを行なつて、外周が円形に近くな
るようにする。このように構成した一次導体11
を、第5図第6図いずれの場合もエポキシ樹脂含
浸ガラステープ等の絶縁テープ12で巻きかため
崩れるおそれのないようにし、外周に支持物13
を介して2分割された円形断面の金属シールド1
4を設ける。
第7図は、第6図の場合の一次アンペア・ター
ンnIによる磁界Hを示し、磁界は金属シールド1
4に交差することなく平行になるため、金属シー
ルドに発生するうず電流を小さな値に抑制でき、
従つて一次導体に過電流が流れても金属シールド
に過大な電磁力が加わることや大きな温度上昇が
生じる等のおそれはない。
金属シールドの材質は、非磁性体で加工の容易
なアルミニウム板が用いられる。なお、さらにう
ず電流を低減させるためには、固有抵抗がアルミ
ニウムに比べて大きいオーステナイト系のステン
レス鋼板を用いると効果的である。
以上説明したように、本考案によるときは一次
導体の外周形状を円形断面の金属シールドの断面
形状に近い形状とするので、一次電流による磁界
がほぼ金属シールド面に平行に生じ、金属シール
ドに生じるうず電流を従来のものに比べ大幅に低
減することができ、これにより (1) 一次導体に過大電流が流れた場合も、金属シ
ールドに加わる電磁力は低減され、金属シール
ドの固定が容易になると共に、金属シールドが
電磁力により変形するおそれもなくなる。
(2) うず電流による金属シールドの発熱が減少
し、温度上昇による影響が改善される。
などの利点を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは一次導体に金属シールドを
施した状態を示す模式断面図および切断線−
′によるリング部の断面図、第2図は従来の一
次導体および金属シールドの構造を示す断面図、
第3図は一次電流による磁界と金属シールドとの
関係を示す説明図、第4図は磁界の方向とうず電
流の大きさとの関係を示す説明図、第5図および
第6図は本考案の各実施例を示す断面図、第7図
は第6図の一次磁界と金属シールドとの関係を示
す説明図である。 4……絶縁導体、11……一次導体、14……
金属シールド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一次導体を非磁性体の金属板よりなる円形断面
    の金属シールド内に収納してなる変流器におい
    て、矩形断面の絶縁導体を複数ターン巻回して前
    記一次導体のリング部を形成するとともに巻上り
    断面に段を付けて外周形状を前記金属シールドの
    断面形状に近い形状に形成したことを特徴とする
    ガス絶縁変流器。
JP2672282U 1982-02-25 1982-02-25 ガス絶縁変流器 Granted JPS58129629U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2672282U JPS58129629U (ja) 1982-02-25 1982-02-25 ガス絶縁変流器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2672282U JPS58129629U (ja) 1982-02-25 1982-02-25 ガス絶縁変流器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58129629U JPS58129629U (ja) 1983-09-02
JPH0236254Y2 true JPH0236254Y2 (ja) 1990-10-03

Family

ID=30038665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2672282U Granted JPS58129629U (ja) 1982-02-25 1982-02-25 ガス絶縁変流器

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JP (1) JPS58129629U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5195718U (ja) * 1975-01-31 1976-07-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58129629U (ja) 1983-09-02

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