JPH02894Y2 - - Google Patents

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JPH02894Y2
JPH02894Y2 JP15663384U JP15663384U JPH02894Y2 JP H02894 Y2 JPH02894 Y2 JP H02894Y2 JP 15663384 U JP15663384 U JP 15663384U JP 15663384 U JP15663384 U JP 15663384U JP H02894 Y2 JPH02894 Y2 JP H02894Y2
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bobbin
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core
winding
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JP15663384U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電源トランスに関するものである。
小形電気機器に使用される電源トランスの耐熱
性および絶縁沿面距離に対する要求は、近年非常
に厳しくなつている。第1図にはこの耐熱性の要
求に対処した電源トランスの従来例が示されてい
る。同図に示されているように電源トランスはコ
ア1、このコア1の脚部に設けられたボビン2、
このボビン2に夫々巻装された1次巻線3および
2次巻線4、これらの巻線3,4とコア1との間
にボビン2を覆つて設けられた絶縁紙5等より構
成されている。そしてボビン2はフエノール樹脂
に代表される熱硬化性樹脂が用いられていた。
このように構成される電源トランスで1,2次
巻線3,4とコア1との間の沿面距離は絶縁紙5
で確保されるが、1次巻線3と2次巻線4との沿
面距離は1次巻線3と2次巻線4とが同一ボビン
2上に巻装されていて近接しているので、十分と
れなかつた。また熱硬化樹脂は機械的強度が弱
く、特に降圧トランスの2次巻線4は太い巻線導
体をテンシヨンをかけて巻くので、熱硬化性樹脂
でつくつたボビン2が破損する恐れがあつた。
第2図にはこれに代る電源トランスの従来例が
示されている。同図に示されているようにこの電
源トランスは1,2次巻線3,4を夫々巻装する
1次ボビン6、2次ボビン7を設け、かつ1,2
次巻線3,4とコア1との間に1,2次ボビン
6,7を覆つて絶縁ケース8が設けられている。
このように絶縁ケース8を設けることにより1次
巻線3と2次巻線4との間の沿面距離を確保して
いる。そして1,2次ボビン6,7および絶縁ケ
ース8を熱可塑性樹脂で作つたが、このようにこ
れらを熱可塑性樹脂で作ることにより2次ボビン
7の機械的強度を向上させ、2次ボビン7へのテ
ンシヨンをかけた2次巻線4の巻回を可能にして
いる。
ところでこのように構成した電源トランスでは
1,2次ボビン6,7を熱可塑性樹脂で形成して
いるので、高温に昇温時の試験において1,2次
ボビン6,7が溶損し、1,2次巻線3,4間が
短絡する懸念があつた。このためこれら1次巻線
3と2次巻線4との間にはこれらの間の耐熱性を
向上させて高温に昇温時における巻線3,4間の
短絡を防止する短絡防止手段として、1次巻線3
と2次巻線4との間に耐熱性のよい絶縁物9を挿
入して対処していたが、この絶縁物9を挿入した
組立作業が厄介であつた。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、
高温に昇温時における1,2次巻線間の短絡防止
を容易にすることを可能とした電源トランスを提
供することを目的とするものである。
すなわち本考案はコアと、このコアの脚部上に
並置された1次ボビンおよび2次ボビンと、これ
らのボビンに夫々巻装された1次巻線および2次
巻線と、これらの巻線と前記コアとの間に前記1
次、2次ボビンを覆つて設けられた絶縁ケースと
を備え、前記2次ボビンおよび前記絶縁ケースは
熱可塑性樹脂で形成され、前記1次巻線と前記2
次巻線との間にはこれらの間の耐熱性を向上させ
て高温に昇温時における前記巻線間の短絡を防止
する短絡防止手段が設けられている電源トランス
において、前記短絡防止手段を前記1次ボビンを
構成する熱硬化性樹脂で前記1次ボビンと一体に
形成したことを特徴とするものであり、これによ
つて短絡防止手段は1次ボビンを構成する熱硬化
性樹脂で1次ボビンと一体に形成されるようにな
る。
以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明
する。第3図には本考案の一実施例が示されてい
る。なお従来と同じ部品には同じ符号を付したの
で説明を省略する。本実施例では短絡防止手段を
1次ボビン6aを構成する熱硬化性樹脂で1次ボ
ビン6aと一体に形成した。このようにすること
により短絡防止手段は1次ボビン6aを構成する
熱硬化性樹脂で1次ボビン6aと一体に形成され
るようになつて、高温に昇温時における1,2次
巻線3,4間の短絡防止を容易にすることを可能
とした電源トランスを得ることができる。
すなわち1次巻線3と2次巻線4との間の耐熱
性を向上させて巻線3,4間の短絡を防止する手
段を、1次ボビン6aを構成する熱硬化性樹脂で
1次ボビン6aと一体に形成した。このようにす
ることにより熱硬化性樹脂で1次ボビン6aと一
体に作ればよくなつて、従来のように1次巻線3
と2次巻線4との間に耐熱性のよい絶縁物を挿入
しなくても高温に昇温時における1次、2次巻線
3,4間の短絡が防止できるようになり、高温に
昇温時における1,2次巻線3,4間の短絡防止
を容易にすることができる。
上述のように本考案は高温に昇温時における
1,2次巻線間の短絡防止が容易となつて、高温
に昇温時における1,2次巻線間の短絡防止を容
易にすることを可能とした電源トランスを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電源トランスの縦断側面図、第
2図は従来の電源トランスの他の例の縦断側面
図、第3図は本考案の電源トランスの一実施例の
縦断側面図である。 1……コア、3……1次巻線、4……2次巻
線、6a……1次ボビン、7……2次ボビン、8
……絶縁ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コアと、このコアの脚部上に並置された1次ボ
    ビンおよび2次ボビンと、これらのボビンに夫々
    巻装された1次巻線および2次巻線と、これらの
    巻線と前記コアとの間に前記1次、2次ボビンを
    覆つて設けられた絶縁ケースとを備え、前記2次
    ボビンおよび前記絶縁ケースは熱可塑性樹脂で形
    成され、前記1次巻線と2次巻線との間にはこれ
    らの間の耐熱性を向上させて高温に昇温時におけ
    る前記巻線間の短絡を防止する短絡防止手段が設
    けられている電源トランスにおいて、前記短絡防
    止手段を前記1次ボビンを構成する熱硬化性樹脂
    で前記1次ボビンと一体に形成したことを特徴と
    する電源トランス。
JP15663384U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH02894Y2 (ja)

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JP15663384U JPH02894Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JP15663384U JPH02894Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JPS6170915U JPS6170915U (ja) 1986-05-15
JPH02894Y2 true JPH02894Y2 (ja) 1990-01-10

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BRPI0706119A2 (pt) * 2007-10-02 2009-06-02 Whirlpool Sa processo de isolamento elétrico de uma bobina de um dispositivo elétrico e arranjo de isolamento elétrico de uma bobina de um dispositivo elétrico

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JPS6170915U (ja) 1986-05-15

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