JPS6134248B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6134248B2 JPS6134248B2 JP56114356A JP11435681A JPS6134248B2 JP S6134248 B2 JPS6134248 B2 JP S6134248B2 JP 56114356 A JP56114356 A JP 56114356A JP 11435681 A JP11435681 A JP 11435681A JP S6134248 B2 JPS6134248 B2 JP S6134248B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- wound
- hole
- core
- turns
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 96
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 13
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 12
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 10
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 5
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/42—Circuits specially adapted for the purpose of modifying, or compensating for, electric characteristics of transformers, reactors, or choke coils
- H01F27/422—Circuits specially adapted for the purpose of modifying, or compensating for, electric characteristics of transformers, reactors, or choke coils for instrument transformers
- H01F27/427—Circuits specially adapted for the purpose of modifying, or compensating for, electric characteristics of transformers, reactors, or choke coils for instrument transformers for current transformers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
- H01F38/20—Instruments transformers
- H01F38/22—Instruments transformers for single phase ac
- H01F38/28—Current transformers
- H01F38/30—Constructions
- H01F2038/305—Constructions with toroidal magnetic core
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は環状鉄心に2次巻線を巻回して構成す
る変流器に関するものである。
る変流器に関するものである。
環状鉄心の内側に被測定電流が流れる1次導体
を挿通することにより使用される変流器のうち、
特に2次巻線の巻回数が非常に少ない変流器にあ
つては、変流比の精度を高めることが困難であつ
た。例えば、50A:5Aの変流器であつてJISに規
定された1級40VAまたは0.5級25VA程度のブツ
シング型変流器は、大きい鉄心断面積を有する環
状鉄心に10ターンの2次巻線を巻回して構成さ
れ、鉄心の内側に1次導体を挿通して使用される
が、このような変流器は励磁電流分が大きいため
1次電流と2次電流との比が正確に1次、2次の
ターン数の逆比10/1にはならない。そのため変流
比が高い精度で要求される変流器については、励
磁電流分を補正する目的で、理論的には1次側1
ターン、2次側10ターンのターン数が必要な場合
であつても、第1図に示すように環状鉄心1の外
周面を囲む9ターンの巻線部分2と、環状鉄心1
の外周縁から、内周側に径方向長さdの1/3だけ
隔つた位置に形成された貫通孔に巻線導体を挿通
し、鉄心断面積の略1/3の部分を囲むように巻回
した1ターンの巻線部分3とにより2次巻線4を
構成する所謂バツクターン構造を採用している。
本明細書においては、環状鉄心1の断面全体を囲
むように巻いた巻線部分2を整数ターン部と呼
び、環状鉄心1の断面の一部のみ(上記の例では
鉄心1の断面積の1/3の部分)を囲む巻線部分3
を分数ターン部と呼ぶことにする。ここで分数タ
ーン部分は整数ターン部分の端末部につながる導
体を、鉄心1の外側から該鉄心の径方向寸法dの
1/n(上記の例ではn=3)だけ離れた位置に
設けた貫通孔5を通して巻回している。
を挿通することにより使用される変流器のうち、
特に2次巻線の巻回数が非常に少ない変流器にあ
つては、変流比の精度を高めることが困難であつ
た。例えば、50A:5Aの変流器であつてJISに規
定された1級40VAまたは0.5級25VA程度のブツ
シング型変流器は、大きい鉄心断面積を有する環
状鉄心に10ターンの2次巻線を巻回して構成さ
れ、鉄心の内側に1次導体を挿通して使用される
が、このような変流器は励磁電流分が大きいため
1次電流と2次電流との比が正確に1次、2次の
ターン数の逆比10/1にはならない。そのため変流
比が高い精度で要求される変流器については、励
磁電流分を補正する目的で、理論的には1次側1
ターン、2次側10ターンのターン数が必要な場合
であつても、第1図に示すように環状鉄心1の外
周面を囲む9ターンの巻線部分2と、環状鉄心1
の外周縁から、内周側に径方向長さdの1/3だけ
隔つた位置に形成された貫通孔に巻線導体を挿通
し、鉄心断面積の略1/3の部分を囲むように巻回
した1ターンの巻線部分3とにより2次巻線4を
構成する所謂バツクターン構造を採用している。
本明細書においては、環状鉄心1の断面全体を囲
むように巻いた巻線部分2を整数ターン部と呼
び、環状鉄心1の断面の一部のみ(上記の例では
鉄心1の断面積の1/3の部分)を囲む巻線部分3
を分数ターン部と呼ぶことにする。ここで分数タ
ーン部分は整数ターン部分の端末部につながる導
体を、鉄心1の外側から該鉄心の径方向寸法dの
1/n(上記の例ではn=3)だけ離れた位置に
設けた貫通孔5を通して巻回している。
上記のように、変流器の2次巻線の一部を分数
ターンとした場合には、分数ターン部分3により
囲まれる径方向寸法d/3の部分の鉄心内の磁束
密度が高くなり、分数ターン部分3により囲まれ
ていない、径方向寸法が2d/3の部分の鉄心内
の磁束密度が低くなつて、変流器の環状鉄心内の
磁束密度分布が不均一になる。その結果鉄心全体
として必要な励磁電流が増大し、依然として変流
比の精度を低下させる要因を含むことになるた
め、変流比の精度の向上が容易でなかつた。
ターンとした場合には、分数ターン部分3により
囲まれる径方向寸法d/3の部分の鉄心内の磁束
密度が高くなり、分数ターン部分3により囲まれ
ていない、径方向寸法が2d/3の部分の鉄心内
の磁束密度が低くなつて、変流器の環状鉄心内の
磁束密度分布が不均一になる。その結果鉄心全体
として必要な励磁電流が増大し、依然として変流
比の精度を低下させる要因を含むことになるた
め、変流比の精度の向上が容易でなかつた。
本発明の目的は、変流比の精度を大幅に向上さ
せ得るようにした変流器を提供することにある。
せ得るようにした変流器を提供することにある。
本発明は、環状鉄心に巻回された2次巻線が分
数ターンの巻線部分を有している変流器におい
て、環状鉄心に巻回された前記分数ターンの巻線
部分を形成している巻線導体が挿通されている貫
通孔又は該貫通孔の近傍に設けた別の貫通孔に、
巻線導体を挿通させて前記環状鉄心の互いに異な
る側面に沿つて巻回した第1及び第2の巻線部分
とからなる補償巻線を設けたものである。ここで
第1及び第2の巻線部分はターン数を異ならせて
巻回し、両巻線部分を差動的に直列接続する。こ
のように構成すると、鉄心内の磁束密度分布を均
一にして励磁電流の増加を防ぐことができ、変流
比の精度を大幅に向上させるとができる。
数ターンの巻線部分を有している変流器におい
て、環状鉄心に巻回された前記分数ターンの巻線
部分を形成している巻線導体が挿通されている貫
通孔又は該貫通孔の近傍に設けた別の貫通孔に、
巻線導体を挿通させて前記環状鉄心の互いに異な
る側面に沿つて巻回した第1及び第2の巻線部分
とからなる補償巻線を設けたものである。ここで
第1及び第2の巻線部分はターン数を異ならせて
巻回し、両巻線部分を差動的に直列接続する。こ
のように構成すると、鉄心内の磁束密度分布を均
一にして励磁電流の増加を防ぐことができ、変流
比の精度を大幅に向上させるとができる。
以下第2図及び第3図を参照して本発明の実施
例を詳述する。
例を詳述する。
第2図及び第3図は50A:5Aの変流器に本発
明を適用した実施例を示したもので、第2図は平
面図、第3図は第2図の−線断面図である。
これらの図において、10は略矩形の断面を有す
る環状鉄心で、この環状鉄心には2次巻線11と
補償巻線12とが巻回され、鉄心10、2次巻線
11及び補償巻線12により本発明の変流器13
が構成されている。環状鉄心10は、その外周部
から該鉄心の径方向寸法dの略1/3に相当する距
離d/3だけ隔つた位置に、該鉄心10を軸線方
向に貫通する貫通孔14を有しており、この貫通
孔14の開口断面積は後記する分数巻線及び補償
巻線12を挿入し得るように適宜の大きさに設定
されている。上記環状鉄心10の全断面積をSと
した場合、貫通孔14から環状鉄心の外周端縁ま
での部分の断面積S1は略S/3であり、貫通孔1
4から環状鉄心の内周端縁までの部分の断面積S2
は略2S/3である。
明を適用した実施例を示したもので、第2図は平
面図、第3図は第2図の−線断面図である。
これらの図において、10は略矩形の断面を有す
る環状鉄心で、この環状鉄心には2次巻線11と
補償巻線12とが巻回され、鉄心10、2次巻線
11及び補償巻線12により本発明の変流器13
が構成されている。環状鉄心10は、その外周部
から該鉄心の径方向寸法dの略1/3に相当する距
離d/3だけ隔つた位置に、該鉄心10を軸線方
向に貫通する貫通孔14を有しており、この貫通
孔14の開口断面積は後記する分数巻線及び補償
巻線12を挿入し得るように適宜の大きさに設定
されている。上記環状鉄心10の全断面積をSと
した場合、貫通孔14から環状鉄心の外周端縁ま
での部分の断面積S1は略S/3であり、貫通孔1
4から環状鉄心の内周端縁までの部分の断面積S2
は略2S/3である。
前記2次巻線11は、環状鉄心10の外面に沿
つて周方向に略等ピツチで巻回された9ターンの
分数ターン部分11aと、整数ターン部分11a
の端末部につながる導体(10ターン目)を前記貫
通孔14に通して該貫通孔14と環状鉄心の外周
端縁との間のS/3の断面積の部分を囲すむよう
に巻回した整数ターン部分と同じ巻回方向の1タ
ーンの分数ターン部分11bとからなつている。
つて周方向に略等ピツチで巻回された9ターンの
分数ターン部分11aと、整数ターン部分11a
の端末部につながる導体(10ターン目)を前記貫
通孔14に通して該貫通孔14と環状鉄心の外周
端縁との間のS/3の断面積の部分を囲すむよう
に巻回した整数ターン部分と同じ巻回方向の1タ
ーンの分数ターン部分11bとからなつている。
補償巻線12は、第3図に示したように、貫通
孔14を一部が貫通して環状鉄心の外周側側面に
沿つて巻回され、分数ターン部分11bが囲む部
分の近傍の領域(この領域は分数ターン部分が囲
んでいる部分を含む。)を囲むように巻回された
第1の巻線部分12aと、同じく貫通孔14を一
部が貫通して環状鉄心10の内周側側面に沿つて
巻回され、第1の巻線部分が囲む領域に隣接する
領域を囲むように巻回された第2の巻線部分12
bとからなつている。ここで第1及び第2の巻線
部分12a及び12bは、分数ターン部分11b
の位置における環状鉄心内の磁束密度分布を略均
一にするように、それぞれのターン数を異ならせ
て巻回され、且つそれぞれの誘起電圧が差動的に
加わるように各巻線が直列接続されている。本実
施例では、第1の巻線部分12aが2ターン巻回
され、第2の巻線部分12bが1ターン巻回され
ている。また第1及び第2の巻線部分12a及び
12bは巻線方向が異なるように8の字に巻回さ
れて直列に接続されている。このような第1及び
第2の巻線部分からなる補償巻線を巻回するには
例えば、貫通孔14の上端から該貫通孔内に挿通
した巻線導体を環状鉄心の内周面を経由させて再
度貫通孔14の上端から挿入することにより1タ
ーンの第2の巻線部分12bを巻回した後、貫通
孔14の下端から引出した巻線導体をそのまま環
状鉄心の外周面を経由させて貫通孔14の上端か
ら再度該貫通孔内に挿入し、その後再度環状鉄心
の外周面を経由させて2ターンの第1の巻線部分
12aを巻回する。そして最後に第2の巻線部分
12bの巻始めと第1の巻線部分12aの巻終り
とを相互に接続して両巻線部分を差動的に直列接
続する。
孔14を一部が貫通して環状鉄心の外周側側面に
沿つて巻回され、分数ターン部分11bが囲む部
分の近傍の領域(この領域は分数ターン部分が囲
んでいる部分を含む。)を囲むように巻回された
第1の巻線部分12aと、同じく貫通孔14を一
部が貫通して環状鉄心10の内周側側面に沿つて
巻回され、第1の巻線部分が囲む領域に隣接する
領域を囲むように巻回された第2の巻線部分12
bとからなつている。ここで第1及び第2の巻線
部分12a及び12bは、分数ターン部分11b
の位置における環状鉄心内の磁束密度分布を略均
一にするように、それぞれのターン数を異ならせ
て巻回され、且つそれぞれの誘起電圧が差動的に
加わるように各巻線が直列接続されている。本実
施例では、第1の巻線部分12aが2ターン巻回
され、第2の巻線部分12bが1ターン巻回され
ている。また第1及び第2の巻線部分12a及び
12bは巻線方向が異なるように8の字に巻回さ
れて直列に接続されている。このような第1及び
第2の巻線部分からなる補償巻線を巻回するには
例えば、貫通孔14の上端から該貫通孔内に挿通
した巻線導体を環状鉄心の内周面を経由させて再
度貫通孔14の上端から挿入することにより1タ
ーンの第2の巻線部分12bを巻回した後、貫通
孔14の下端から引出した巻線導体をそのまま環
状鉄心の外周面を経由させて貫通孔14の上端か
ら再度該貫通孔内に挿入し、その後再度環状鉄心
の外周面を経由させて2ターンの第1の巻線部分
12aを巻回する。そして最後に第2の巻線部分
12bの巻始めと第1の巻線部分12aの巻終り
とを相互に接続して両巻線部分を差動的に直列接
続する。
上記のような補償巻線12を設けると、補償巻
線には第1及び第2の巻線部分の誘起電圧の差に
よる短絡電流が流れて、該短絡電流により生じる
磁束により、分数ターン部分により囲まれる鉄心
内(断面積S1の部分)の磁束の流れを阻止し分数
ターン部分よりも径方向で内側に位置する鉄心内
(断面積S2の部分)の磁束の流れを促進するた
め、鉄心内の磁束分布を略均一に是正することが
できる。したがつて鉄心全体として必要な励磁電
流の増加を防ぐことができ、変流比の精度を一段
と向上させることができる。
線には第1及び第2の巻線部分の誘起電圧の差に
よる短絡電流が流れて、該短絡電流により生じる
磁束により、分数ターン部分により囲まれる鉄心
内(断面積S1の部分)の磁束の流れを阻止し分数
ターン部分よりも径方向で内側に位置する鉄心内
(断面積S2の部分)の磁束の流れを促進するた
め、鉄心内の磁束分布を略均一に是正することが
できる。したがつて鉄心全体として必要な励磁電
流の増加を防ぐことができ、変流比の精度を一段
と向上させることができる。
上記補償巻線12の第1の巻線部分の必要巻回
数mは下記のようにして求めることができる。前
述のように、第1の巻線部分によつて囲まれた部
分の鉄心断面積をS1、第2の巻線部分によつて囲
まれた部分の鉄心断面積をS2とすると、S1≦S2で
ある。ここで第2の巻線部分を1ターン巻回する
ものとすると、第1の巻線部分のターン数はk=
S2/S1となる。第2の巻線部分のターン数をlタ
ーンとした場合の第1の巻線部分のターン数m
は、m=l×kターン(lは正の整数)となる。
数mは下記のようにして求めることができる。前
述のように、第1の巻線部分によつて囲まれた部
分の鉄心断面積をS1、第2の巻線部分によつて囲
まれた部分の鉄心断面積をS2とすると、S1≦S2で
ある。ここで第2の巻線部分を1ターン巻回する
ものとすると、第1の巻線部分のターン数はk=
S2/S1となる。第2の巻線部分のターン数をlタ
ーンとした場合の第1の巻線部分のターン数m
は、m=l×kターン(lは正の整数)となる。
また補償巻線12に流れる電流iは、変流器の
2次巻線電流をとすれば、 i=/(m+l)=/(l×k+l)=/
l(1+k)となる。上記実施例のように、2次
巻線11が9ターンの整数ターン部分と全鉄心断
面積の1/3を囲む1ターンの分数ターン部分とか
らなる場合には、k=2となり、この場合補償巻
線の第2の巻線部分12bを1ターンとすれば第
1の巻線部分は2ターンとなる。そしてこの場合
に補償巻線に流れる電流iは、i=/(1+
2)=I/3となる。
2次巻線電流をとすれば、 i=/(m+l)=/(l×k+l)=/
l(1+k)となる。上記実施例のように、2次
巻線11が9ターンの整数ターン部分と全鉄心断
面積の1/3を囲む1ターンの分数ターン部分とか
らなる場合には、k=2となり、この場合補償巻
線の第2の巻線部分12bを1ターンとすれば第
1の巻線部分は2ターンとなる。そしてこの場合
に補償巻線に流れる電流iは、i=/(1+
2)=I/3となる。
尚上記実施例では、50A:5Aのブツシング型
変流器を例にとつて説明したが、変流器の形式や
変流比は上記の例に限定されるものではなく、任
意の変流比をもつ貫通型変流器に広く本発明を適
用することができる。
変流器を例にとつて説明したが、変流器の形式や
変流比は上記の例に限定されるものではなく、任
意の変流比をもつ貫通型変流器に広く本発明を適
用することができる。
上記実施例では、2次巻線の分数ターン部分と
補償巻線とを環状鉄心に設けた同一の貫通孔を通
して巻回したが、分数ターン部分を通す貫通孔と
補償巻線を通す貫通孔とをそれぞれ近傍で別個に
形成してもよく、これらの貫通孔は環状鉄心の周
方向に若干偏位させて設けてもよい。
補償巻線とを環状鉄心に設けた同一の貫通孔を通
して巻回したが、分数ターン部分を通す貫通孔と
補償巻線を通す貫通孔とをそれぞれ近傍で別個に
形成してもよく、これらの貫通孔は環状鉄心の周
方向に若干偏位させて設けてもよい。
上記実施例では補償巻線の第1及び第2の巻線
部分を互いに逆方向に巻回して直列接続している
が、これらの巻線部分は差動的に直列接続すれば
よく、両巻線部分を同方向に巻回して両者の巻始
め同志及び巻終り同志を接続するようにしてもよ
い。
部分を互いに逆方向に巻回して直列接続している
が、これらの巻線部分は差動的に直列接続すれば
よく、両巻線部分を同方向に巻回して両者の巻始
め同志及び巻終り同志を接続するようにしてもよ
い。
上記実施例では、環状鉄心が略矩形の断面形状
を有しているが、環状鉄心の断面形状は任意であ
る。
を有しているが、環状鉄心の断面形状は任意であ
る。
以上のように、本発明によれば、環状鉄心に巻
回された分数ターンの巻線部分の巻線導体が挿通
されている貫通孔又は該貫通孔の近傍に設けた他
の貫通孔に巻線導体を挿通させて、環状鉄心の互
いに異なる側面に沿つて巻回した第1及び第2の
巻線部分とからなる補償巻線を設けて、第1及び
第2の巻線部分のターン数を異ならせるとともに
両巻線部分を差動的に直列接続することにより、
環状鉄心内の磁束密度分布の均一化を図つたの
で、不均一な磁束密度分布を起因する励磁電流の
増加を防止することができ、変流比の精度を大幅
に向上させることができる利点がある。
回された分数ターンの巻線部分の巻線導体が挿通
されている貫通孔又は該貫通孔の近傍に設けた他
の貫通孔に巻線導体を挿通させて、環状鉄心の互
いに異なる側面に沿つて巻回した第1及び第2の
巻線部分とからなる補償巻線を設けて、第1及び
第2の巻線部分のターン数を異ならせるとともに
両巻線部分を差動的に直列接続することにより、
環状鉄心内の磁束密度分布の均一化を図つたの
で、不均一な磁束密度分布を起因する励磁電流の
増加を防止することができ、変流比の精度を大幅
に向上させることができる利点がある。
第1図は従来例を示す平面図、第2図は本発明
の一実施例を示す平面図、第3図は第2図の−
線断面図である。 10……環状鉄心、11……2次巻線、11a
……整数ターン部分、11b……分数ターン部
分、12……補償巻線、12a……第1の巻線部
分、12b……第2の巻線部分。
の一実施例を示す平面図、第3図は第2図の−
線断面図である。 10……環状鉄心、11……2次巻線、11a
……整数ターン部分、11b……分数ターン部
分、12……補償巻線、12a……第1の巻線部
分、12b……第2の巻線部分。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 環状鉄心に貫通孔を設けこの貫通孔に巻線導
体を挿通して分数ターンの巻線を巻回した変流器
において、前記環状鉄心を貫通して前記環状鉄心
の互いに異なる側面に沿つて巻回された第1及び
第2の巻線部分とからなる補償巻線を巻回し、前
記第1及び第2の巻線部分は互いに異なる巻回数
で巻回されて差動的に直列接続されていることを
特徴とする変流器。 2 前記第1及び第2の巻線部分は前記分数ター
ン巻線を挿通した貫通孔にそれぞれの一部が挿通
されて巻回されていることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の変流器。 3 前記第1及び第2の巻線部分は前記分数ター
ン巻線を挿通した貫通孔の近傍に位置するように
して前記環状鉄心に設けられた他の貫通孔にそれ
ぞれの一部が挿通されて巻回されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の変流器。 4 前記第1及び第2の巻線部分のターン数は、
前記分数ターン部分が設けられている位置におけ
る前記環状鉄心内の磁束密度分布を略均一にする
ように設定されていることを特徴とする特許請求
の範囲第1項乃至第3項のいずれか1つに記載の
変流器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56114356A JPS5816517A (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 変流器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56114356A JPS5816517A (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 変流器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5816517A JPS5816517A (ja) | 1983-01-31 |
JPS6134248B2 true JPS6134248B2 (ja) | 1986-08-06 |
Family
ID=14635676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56114356A Granted JPS5816517A (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 変流器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5816517A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0330244Y2 (ja) * | 1983-06-30 | 1991-06-26 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6079720U (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-03 | 株式会社東芝 | モ−ルド形変流器 |
KR100832876B1 (ko) | 2006-12-08 | 2008-05-28 | 영화산업전기 주식회사 | 계기용 변류기 및 그 권선방법 |
-
1981
- 1981-07-23 JP JP56114356A patent/JPS5816517A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0330244Y2 (ja) * | 1983-06-30 | 1991-06-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5816517A (ja) | 1983-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4259654A (en) | Flux control in tape windings | |
US6191673B1 (en) | Current transformer | |
US3449703A (en) | Current transformer having an accuracy unimpaired by stray flux from adjacent conductors | |
US3996543A (en) | Current transformer | |
US3665356A (en) | Differential transformer with balancing means | |
US2283711A (en) | Electrical winding | |
US3195088A (en) | High current winding for electrical inductive apparatus | |
JPS6134248B2 (ja) | ||
US4524341A (en) | Transformer with series-parallel-series winding between split winding | |
US1722167A (en) | Current transformer | |
JP2003173922A (ja) | ロゴスキーコイル | |
JPS6062104A (ja) | 金属カプセルに封入のガスで絶縁した変換装置 | |
JPH06258347A (ja) | 計器用電流変成器 | |
JPH05159952A (ja) | 零相変流器およびその巻線方法 | |
US3795881A (en) | High voltage current transformer | |
JPH0638218U (ja) | 変圧器巻線 | |
JP2751228B2 (ja) | コンバータトランス | |
JPH0236254Y2 (ja) | ||
JP2602145Y2 (ja) | 変圧器巻線 | |
JPH0132731Y2 (ja) | ||
JPH0528747Y2 (ja) | ||
JPS6030110A (ja) | 変圧器巻線 | |
SU922885A1 (ru) | Широкополосный трансформатор1 | |
JP3327460B2 (ja) | 変流器 | |
JPS6214656Y2 (ja) |