JP2601317Y2 - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JP2601317Y2
JP2601317Y2 JP1993070506U JP7050693U JP2601317Y2 JP 2601317 Y2 JP2601317 Y2 JP 2601317Y2 JP 1993070506 U JP1993070506 U JP 1993070506U JP 7050693 U JP7050693 U JP 7050693U JP 2601317 Y2 JP2601317 Y2 JP 2601317Y2
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充達 吉永
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコイル装置、特に漏洩磁
束の少ないコイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコイル装置の一例として共振型ス
イッチング電源用の出力トランスを図2に示す。このト
ランスでは、2つのE形コア1が上下一対に樹脂製のボ
ビン2と組み合わされ、ボビン2の一対のフランジ2
a、2b間には1次及び2次巻線3が巻装されている。ま
た、ボビン2のフランジ2bには複数の電極ピン4が設
けられ、1次及び2次巻線3が接続されている。また、
一対のE形コア1の接合部には1次及び2次巻線3を包
囲するように銅製リング5が半田付けされ、コア1と1
次及び2次巻線3から外部へ漏れる磁束の一部を銅製リ
ング5にシールドさせることによってトランスの漏洩磁
束の減少を図っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、共振型スイ
ッチング電源用の出力トランスでは共振回路部品として
1次及び2次巻線間の漏れインダクタンスを使用するも
のがあるため、一般の出力トランスに比較して漏洩磁束
が多い構造となっている。そのため、銅製リング5を貫
く磁束が増加して大きな渦電流損を発生する。これによ
り、電気抵抗の低い銅製リング5が過熱するため、トラ
ンスの温度上昇が増加する欠点があった。
【0004】そこで、本考案では漏洩磁束が少なくかつ
渦電流損の増加による温度上昇を抑制できるコイル装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によるコイル装置
は、コアと、該コアに直接又はボビンを介して巻装され
る1次巻線及び2次巻線とを備えたコイル装置におい
て、磁気抵抗が低くかつ電気抵抗が高い補助コアを前記
1次巻線及び2次巻線を包囲するように前記コアに固定
している。
【0006】
【作用】磁気抵抗が低くかつ電気抵抗が高い補助コアを
コイル装置の1次巻線及び2次巻線を包囲するようにコ
アに固定することにより、コイル装置の漏洩磁束の大部
分を補助コアにシールドさせることができる。また、補
助コアは磁気抵抗が低くかつ電気抵抗が高いため、渦電
流損の発生量が少ない。このため、コイル装置の漏洩磁
束を減少できかつ渦電流損の増加によるコイル装置の温
度上昇を抑制できる。
【0007】
【実施例】以下、共振型スイッチング電源用の出力トラ
ンスに適用した本考案の実施例を図1に基づいて説明す
る。但し、図1では図2に示す部分と同一の部分には同
一の符号を付し、その説明を省略する。本考案によるコ
イル装置は図1に示すように、図2のトランスの銅製リ
ング5の代わりに磁気抵抗が低くかつ電気抵抗が高い一
対の補助コア6を一対のE形コア1の接合部の両側に接
着剤又はテープにより固定したもので、その他の構成は
図2と同一である。補助コア6としてはフェライト又は
その他の磁性材料が使用される。
【0008】上記の構成において、トランスの動作中は
コア1のギャップや曲がり角及び1次及び2次巻線3か
ら外部へ磁束が漏洩するが、補助コア6の磁気抵抗が低
いため漏洩磁束の大部分は補助コア6を通り、コア1へ
戻る。したがって、トランスの漏洩磁束を少なくするこ
とができる。また、補助コア6は磁気抵抗が低くかつ電
気抵抗が高いため、渦電流損の発生量が少ない。そのた
め、トランスの発熱を減少させることができるから、渦
電流損の増加によるトランスの温度上昇を抑制すること
ができる。
【0009】本考案の実施態様は上記の実施例に限定さ
れず、変更が可能である。例えば、図1の実施例では一
対の補助コア6を1次及び2次巻線3を包囲するように
一対のE形コア1の接合部の両側に固定した例を示した
が、片側の補助コア6は省略してもよい。また、一対の
E形コア1のいずれか片方に補助コア6を固定してもよ
い。また、図1の実施例では縦型のトランスに適用した
例を示したが、横型のトランスにも適用できる。更に、
本考案はトランスに限定されることなく、リアクトル等
の他のコイル装置にも適用が可能である。
【0010】
【考案の効果】以上のように、本考案では磁気抵抗が低
くかつ電気抵抗が高い補助コアをコイル装置の1次巻線
及び2次巻線を包囲するようにコアの両端に固定したの
で、渦電流損の増加によるコイル装置の温度上昇を抑制
できる。また、漏洩磁束が少ないので、磁界の影響を受
け易い電気製品(例えば、オーディオ・ビジュアル機器
やディスプレイ機器)の電源トランス等に応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示すトランスの斜視図
【図2】 従来例を示すトランスの斜視図
【符号の説明】
1...コア、2...ボビン、2a、2b...フラン
ジ、3...1次及び2次巻線、4...電極ピン、
5...銅製リング、6...補助コア

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアと、該コアに直接又はボビンを介して
    巻装される1次巻線及び2次巻線とを備えたコイル装置
    において、磁気抵抗が低くかつ電気抵抗が高い補助コア
    を前記1次巻線及び2次巻線を包囲するように前記コア
    に固定したことを特徴とするコイル装置。
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