JP3161398B2 - コンバータトランス - Google Patents
コンバータトランスInfo
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- JP3161398B2 JP3161398B2 JP34893597A JP34893597A JP3161398B2 JP 3161398 B2 JP3161398 B2 JP 3161398B2 JP 34893597 A JP34893597 A JP 34893597A JP 34893597 A JP34893597 A JP 34893597A JP 3161398 B2 JP3161398 B2 JP 3161398B2
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- converter transformer
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
されるコンバータトランスに関するものである。
されるコンバータトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図7〜図9により説明す
る。まず、同図によると、1はEE型の磁心、2はコイ
ルボビン、3はコイル、4は絶縁テープ、5はEE型の
磁心1間のギャップを示すものであり、6はもれ磁束を
示すものであり、7はコイルボビン2の巻芯部である。
構成はコイルボビン2の巻芯部7にコイル3を巻き、そ
の上に次のコイル3との絶縁を行う意味で絶縁テープ4
を巻く。コイル3と絶縁テープ4の作業を何回か繰り返
し、最後にEE型の磁心1間にギャップ5を設けたEE
型の磁心1を組み込んで構成している。
る。まず、同図によると、1はEE型の磁心、2はコイ
ルボビン、3はコイル、4は絶縁テープ、5はEE型の
磁心1間のギャップを示すものであり、6はもれ磁束を
示すものであり、7はコイルボビン2の巻芯部である。
構成はコイルボビン2の巻芯部7にコイル3を巻き、そ
の上に次のコイル3との絶縁を行う意味で絶縁テープ4
を巻く。コイル3と絶縁テープ4の作業を何回か繰り返
し、最後にEE型の磁心1間にギャップ5を設けたEE
型の磁心1を組み込んで構成している。
【0003】以上のように構成されたコンバータトラン
スについて、以下にその動作について説明する。
スについて、以下にその動作について説明する。
【0004】まず、図9に示すようにコンバータトラン
スが動作している場合、EE型の磁心1間のギャップ5
の位置にもれ磁束6が発生し、コイルボビン2を通り抜
けコイル3に鎖交し、もれ磁束6の影響を受けたコイル
3の発熱とコイル3に流れている電流による発熱によ
り、非常に大きな発熱量となっていた。
スが動作している場合、EE型の磁心1間のギャップ5
の位置にもれ磁束6が発生し、コイルボビン2を通り抜
けコイル3に鎖交し、もれ磁束6の影響を受けたコイル
3の発熱とコイル3に流れている電流による発熱によ
り、非常に大きな発熱量となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においてはEE型の磁心1間のギャップ5から多量の
もれ磁束6がコイルボビン2を通り抜けコイル3の銅線
を鎖交するため、近接効果が起き高周波抵抗が増えコイ
ル3の発熱を増大させる。またコイルボビン2に巻回し
たコイル3には電流が流れているため、その電流が流れ
ていることによる発熱ともれ磁束6の影響により生ずる
近接効果による発熱とがプラスされてコンバータトラン
ス全体の温度が高くなるという問題点を有していた。
成においてはEE型の磁心1間のギャップ5から多量の
もれ磁束6がコイルボビン2を通り抜けコイル3の銅線
を鎖交するため、近接効果が起き高周波抵抗が増えコイ
ル3の発熱を増大させる。またコイルボビン2に巻回し
たコイル3には電流が流れているため、その電流が流れ
ていることによる発熱ともれ磁束6の影響により生ずる
近接効果による発熱とがプラスされてコンバータトラン
ス全体の温度が高くなるという問題点を有していた。
【0006】しかし、もれ磁束6はコイル3で吸収する
ことで発熱に変えているため、コンバータトランスの外
部へのもれ磁束6の発生量は少なく、外部の回路部品へ
の影響も低減させていた。コンバータトランスの発熱を
低減するための対策として、一般的にコイル3を構成す
る銅線の直流抵抗を下げることが必要であるが、そのた
めには銅線の導体断面積を大きくしたり、高価な撚線な
どを使用しなければならず、製品の形状が大きくなりコ
スト高になるという問題点を有していた。
ことで発熱に変えているため、コンバータトランスの外
部へのもれ磁束6の発生量は少なく、外部の回路部品へ
の影響も低減させていた。コンバータトランスの発熱を
低減するための対策として、一般的にコイル3を構成す
る銅線の直流抵抗を下げることが必要であるが、そのた
めには銅線の導体断面積を大きくしたり、高価な撚線な
どを使用しなければならず、製品の形状が大きくなりコ
スト高になるという問題点を有していた。
【0007】本発明はもれ磁束がコンバータトランスの
外部への発生量を低減でき、かつ高価な材料を使用せず
に温度を下げることができるコストの安価なコンバータ
トランスを提供することを目的とする。
外部への発生量を低減でき、かつ高価な材料を使用せず
に温度を下げることができるコストの安価なコンバータ
トランスを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコンバータトランスは、一次コイル、二次コ
イルを磁心の中央磁脚の突き合わせ部に対応させない位
置に配置し、この中央磁脚の突き合わせ部に対応するコ
イルボビンの位置にショートリングまたはシールドコイ
ルまたは電流の小さいコイルを配置した構成としたもの
である。
に本発明のコンバータトランスは、一次コイル、二次コ
イルを磁心の中央磁脚の突き合わせ部に対応させない位
置に配置し、この中央磁脚の突き合わせ部に対応するコ
イルボビンの位置にショートリングまたはシールドコイ
ルまたは電流の小さいコイルを配置した構成としたもの
である。
【0009】上記構成により、磁心のギャップから出た
もれ磁束は大きい電流が流れている一次コイル、二次コ
イルから遠ざけることができ、もれ磁束の影響も少なく
なるため近接効果も低減することができる。また、もれ
磁束の影響を受けやすいところにショートリングまたは
シールドコイルまたは電流の小さいコイルを配置し、そ
のコイルにもれ磁束を吸収させることで電流の大きいコ
イルより比較的小さい発熱に抑えることができ、かつコ
ンバータトランス外部へのもれ磁束の発生量を減衰で
き、コンバータトランス全体の温度も下げることができ
る。
もれ磁束は大きい電流が流れている一次コイル、二次コ
イルから遠ざけることができ、もれ磁束の影響も少なく
なるため近接効果も低減することができる。また、もれ
磁束の影響を受けやすいところにショートリングまたは
シールドコイルまたは電流の小さいコイルを配置し、そ
のコイルにもれ磁束を吸収させることで電流の大きいコ
イルより比較的小さい発熱に抑えることができ、かつコ
ンバータトランス外部へのもれ磁束の発生量を減衰で
き、コンバータトランス全体の温度も下げることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、EE型の磁心と、この磁心の中央磁脚に装着される
少なくとも一次コイル、二次コイルを巻回したコイルボ
ビンとから構成され、上記一次コイル、二次コイルを磁
心の中央磁脚の突き合わせ部に対応させない位置に配置
し、この中央磁脚の突き合わせ部に対応するコイルボビ
ンの位置にショートリングまたはシールドコイルまたは
電流の小さいコイルを配置する構成としたものであり、
磁芯のギャップから出たもれ磁束は大きい電流の流れて
いるコイルから遠ざけることができ、もれ磁束の影響も
少なく近接効果も低減でき、ショートリング、シールド
コイルまたは電流の小さいコイルでもれ磁束を吸収させ
て外部へのもれ磁束の発生量も減衰でき、温度上昇を抑
えることができる。
は、EE型の磁心と、この磁心の中央磁脚に装着される
少なくとも一次コイル、二次コイルを巻回したコイルボ
ビンとから構成され、上記一次コイル、二次コイルを磁
心の中央磁脚の突き合わせ部に対応させない位置に配置
し、この中央磁脚の突き合わせ部に対応するコイルボビ
ンの位置にショートリングまたはシールドコイルまたは
電流の小さいコイルを配置する構成としたものであり、
磁芯のギャップから出たもれ磁束は大きい電流の流れて
いるコイルから遠ざけることができ、もれ磁束の影響も
少なく近接効果も低減でき、ショートリング、シールド
コイルまたは電流の小さいコイルでもれ磁束を吸収させ
て外部へのもれ磁束の発生量も減衰でき、温度上昇を抑
えることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、EE型の磁心の
磁脚の長さを一方は短く、他方は長く構成し、長い磁脚
のE型磁心側に一次コイル、二次コイルが装着する構成
としたものであり、巻線スペースを有効に活用でき小型
化が図れることになる。
磁脚の長さを一方は短く、他方は長く構成し、長い磁脚
のE型磁心側に一次コイル、二次コイルが装着する構成
としたものであり、巻線スペースを有効に活用でき小型
化が図れることになる。
【0012】請求項3に記載の発明は、EE型の磁心の
一方の中央磁脚を短く、他方の中央磁脚を長く構成し、
長い方の中央磁脚を持つE型磁心側に一次コイル、二次
コイルが装着する構成としたものであり、同じく巻線ス
ペースを有効に活用でき、コンバータトランスとしての
小型化が図れることになる。
一方の中央磁脚を短く、他方の中央磁脚を長く構成し、
長い方の中央磁脚を持つE型磁心側に一次コイル、二次
コイルが装着する構成としたものであり、同じく巻線ス
ペースを有効に活用でき、コンバータトランスとしての
小型化が図れることになる。
【0013】請求項4の発明は、コイルボビンとして一
端部に筒部のみを有する構成とし、この筒部にショート
リングを装着する構成としたものであり、コイルボビン
の成形およびショートリングの取付けが容易になる。
端部に筒部のみを有する構成とし、この筒部にショート
リングを装着する構成としたものであり、コイルボビン
の成形およびショートリングの取付けが容易になる。
【0014】以下本発明の実施の形態について、図1〜
図6により説明する。 (実施の形態1)図1〜図3は本発明に使用する磁心と
コイルボビンの分解斜視図であり、図4,図5はコンバ
ータトランスの構造を示す断面図であり、図6はもれ磁
束とコイルボビンの関係を示した説明図である。
図6により説明する。 (実施の形態1)図1〜図3は本発明に使用する磁心と
コイルボビンの分解斜視図であり、図4,図5はコンバ
ータトランスの構造を示す断面図であり、図6はもれ磁
束とコイルボビンの関係を示した説明図である。
【0015】同図によると、11aは磁脚の長さを一方
は短く、他方は長くしたEE型の磁心であり、11bは
中央磁脚の一方を短く、他方を長くしたEE型の磁心で
あり、12aは本発明に使用するコイルボビンであり、
12bは本発明に使用するコイルボビン12aの一端部
に筒部のみを有するコイルボビンであり、13aは一次
コイル、二次コイルであり、13bはシールドコイルま
たは電流の小さいコイルであり、14は絶縁テープであ
り、15はEE型の磁心11a,11b間のギャップで
あり、16はもれ磁束であり、17aは一次コイル、二
次コイル13aを巻線するコイルボビン12a,12b
の巻芯部であり、17bはシールドコイルまたは電流の
小さいコイルを巻線するコイルボビン12a,12bの
巻芯部であり、18はショートリングである。
は短く、他方は長くしたEE型の磁心であり、11bは
中央磁脚の一方を短く、他方を長くしたEE型の磁心で
あり、12aは本発明に使用するコイルボビンであり、
12bは本発明に使用するコイルボビン12aの一端部
に筒部のみを有するコイルボビンであり、13aは一次
コイル、二次コイルであり、13bはシールドコイルま
たは電流の小さいコイルであり、14は絶縁テープであ
り、15はEE型の磁心11a,11b間のギャップで
あり、16はもれ磁束であり、17aは一次コイル、二
次コイル13aを巻線するコイルボビン12a,12b
の巻芯部であり、17bはシールドコイルまたは電流の
小さいコイルを巻線するコイルボビン12a,12bの
巻芯部であり、18はショートリングである。
【0016】上記構成でその製造はコイルボビン12
a,12bの巻芯部17aに一次コイル、二次コイル1
3aを巻き、その上に次の一次コイル、二次コイル13
aとの絶縁を行う意味で絶縁テープ14を巻く。また、
コイルボビン12a,12bの巻芯部17bにショート
リング18またはシールドコイルまたは電流の小さいコ
イル13bを巻き、最後にEE型の磁心11a,11b
間にギャップ15を設けたEE型の磁心11a,11b
を中央磁脚の突き合わせ部に対応させる位置にコイルボ
ビン12a,12bの巻芯部17b部が配置されるよう
に組み込んで構成する。
a,12bの巻芯部17aに一次コイル、二次コイル1
3aを巻き、その上に次の一次コイル、二次コイル13
aとの絶縁を行う意味で絶縁テープ14を巻く。また、
コイルボビン12a,12bの巻芯部17bにショート
リング18またはシールドコイルまたは電流の小さいコ
イル13bを巻き、最後にEE型の磁心11a,11b
間にギャップ15を設けたEE型の磁心11a,11b
を中央磁脚の突き合わせ部に対応させる位置にコイルボ
ビン12a,12bの巻芯部17b部が配置されるよう
に組み込んで構成する。
【0017】以上のように一次コイル、二次コイル13
aを磁心11a,11bの中央磁脚の突き合わせ部に対
応させない位置に配置し、この中央磁脚の突き合わせ部
に対応するコイルボビン12a,12bの位置にショー
トリング18またはシールドコイルまたは電流の小さい
コイル13bを配置することにより、磁心11a,11
bのギャップ15から出たもれ磁束16は一次コイル、
二次コイル13aから遠ざけることができ影響が少なく
なるため近接効果も低減することができる。また、もれ
磁束16の影響を受けやすいところにショートリング1
8またはシールドコイルまたは電流の小さいコイル13
bを配置し、そのコイルにもれ磁束16を吸収させるこ
とで電流の大きいコイルより比較的小さい発熱に抑える
ことができ、かつコンバータトランスの外部へのもれ磁
束16の発生量を減衰でき、コンバータトランス全体の
温度も下げることができる。
aを磁心11a,11bの中央磁脚の突き合わせ部に対
応させない位置に配置し、この中央磁脚の突き合わせ部
に対応するコイルボビン12a,12bの位置にショー
トリング18またはシールドコイルまたは電流の小さい
コイル13bを配置することにより、磁心11a,11
bのギャップ15から出たもれ磁束16は一次コイル、
二次コイル13aから遠ざけることができ影響が少なく
なるため近接効果も低減することができる。また、もれ
磁束16の影響を受けやすいところにショートリング1
8またはシールドコイルまたは電流の小さいコイル13
bを配置し、そのコイルにもれ磁束16を吸収させるこ
とで電流の大きいコイルより比較的小さい発熱に抑える
ことができ、かつコンバータトランスの外部へのもれ磁
束16の発生量を減衰でき、コンバータトランス全体の
温度も下げることができる。
【0018】(実施の形態2)EE型の磁心の磁脚の長
さを一方は短く、他方は長くしたEE型の磁心11aの
構成とし、長い磁脚のE型磁心に対応するコイルボビン
12a,12bの巻芯部17aに一次コイル、二次コイ
ル13aを装着する構成およびEE型の磁心の一方の中
央磁脚を短く、他方の中央磁脚を長くしたEE型の磁心
11bの構成とし、長い方の中央磁脚を持つE型磁心側
に対応するコイルボビン12a,12bの巻芯部17a
に一次コイル、二次コイル13aを装着する構成によ
り、対称磁脚に対応したコイルボビンの巻芯部の構成に
比べ有効に巻線スペースを活用することができ、コンバ
ータトランスの小型化が可能となる。
さを一方は短く、他方は長くしたEE型の磁心11aの
構成とし、長い磁脚のE型磁心に対応するコイルボビン
12a,12bの巻芯部17aに一次コイル、二次コイ
ル13aを装着する構成およびEE型の磁心の一方の中
央磁脚を短く、他方の中央磁脚を長くしたEE型の磁心
11bの構成とし、長い方の中央磁脚を持つE型磁心側
に対応するコイルボビン12a,12bの巻芯部17a
に一次コイル、二次コイル13aを装着する構成によ
り、対称磁脚に対応したコイルボビンの巻芯部の構成に
比べ有効に巻線スペースを活用することができ、コンバ
ータトランスの小型化が可能となる。
【0019】(実施の形態3)コイルボビンとして一端
部に筒部のみを有するコイルボビン12bの構成とし、
この筒部にショートリング18を装着する構成としたた
め、コイルボビン12bの成形およびショートリング1
8を容易に取り付けすることができるものである。
部に筒部のみを有するコイルボビン12bの構成とし、
この筒部にショートリング18を装着する構成としたた
め、コイルボビン12bの成形およびショートリング1
8を容易に取り付けすることができるものである。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明のコンバータトラン
スは、一次コイル、二次コイルを磁心の中央磁脚の突き
合わせ部に対応させない位置に配置し、この中央磁脚の
突き合わせ部に対応するコイルボビンの位置にショート
リングまたはシールドコイルまたは電流の小さいコイル
を配置することにより、磁心のギャップから出たもれ磁
束は、大きい電流が流れているコイルから遠ざけること
ができ、もれ磁束の影響も少なくなるため近接効果も低
減でき、また、もれ磁束の影響を受けやすいところにシ
ョートリングまたはシールドコイルまたは電流の小さい
コイルを配置し、それにもれ磁束を吸収させることで電
流の大きいコイルと比べると比較的小さい発熱にするこ
とができ、かつもれ磁束がコンバータトランス外部への
発生量も減衰でき、コンバータトランス全体の温度上昇
を抑えることにより、製品の形状を大きくしたり、高価
な材料などを使用しなくて済み、コストの安価なコンバ
ータトランスを提供できるものである。
スは、一次コイル、二次コイルを磁心の中央磁脚の突き
合わせ部に対応させない位置に配置し、この中央磁脚の
突き合わせ部に対応するコイルボビンの位置にショート
リングまたはシールドコイルまたは電流の小さいコイル
を配置することにより、磁心のギャップから出たもれ磁
束は、大きい電流が流れているコイルから遠ざけること
ができ、もれ磁束の影響も少なくなるため近接効果も低
減でき、また、もれ磁束の影響を受けやすいところにシ
ョートリングまたはシールドコイルまたは電流の小さい
コイルを配置し、それにもれ磁束を吸収させることで電
流の大きいコイルと比べると比較的小さい発熱にするこ
とができ、かつもれ磁束がコンバータトランス外部への
発生量も減衰でき、コンバータトランス全体の温度上昇
を抑えることにより、製品の形状を大きくしたり、高価
な材料などを使用しなくて済み、コストの安価なコンバ
ータトランスを提供できるものである。
【図1】本発明の一実施の形態を示すコンバータトラン
スの分解斜視図
スの分解斜視図
【図2】同他の実施の形態を示すコンバータトランスの
分解斜視図
分解斜視図
【図3】同他の実施の形態を示すコンバータトランスの
分解斜視図
分解斜視図
【図4】本発明の一実施の形態を示すコンバータトラン
スの構造断面図
スの構造断面図
【図5】同他の実施の形態を示すコンバータトランスの
構造断面図
構造断面図
【図6】本発明の一実施の形態を示すコンバータトラン
スのもれ磁束とコイルの関係を示した説明図
スのもれ磁束とコイルの関係を示した説明図
【図7】従来のコンバータトランスの分解斜視図
【図8】従来のコンバータトランスの構造断面図
【図9】従来のコンバータトランスのもれ磁束とコイル
の関係を示した説明図
の関係を示した説明図
11a,11b EE型の磁心 12a,12b コイルボビン 13a,13b コイル 14 絶縁テープ 15 EE型の磁心間のギャップ 16 もれ磁束 17a,17b コイルボビンの巻芯部 18 ショートリング
Claims (4)
- 【請求項1】 EE型の磁心と、この磁心の中央磁脚に
装着される少なくとも一次コイル、二次コイルを巻回し
たコイルボビンとから構成され、上記一次コイル、二次
コイルを磁心の中央磁脚の突き合わせ部に対応させない
位置に配置し、この中央磁脚の突き合わせ部に対応する
コイルボビンの位置にショートリングまたはシールドコ
イルまたは電流の小さいコイルを配置してなるコンバー
タトランス。 - 【請求項2】 EE型の磁心の磁脚の長さを一方は短
く、他方は長く構成し、長い磁脚のE型磁心側に一次コ
イル、二次コイルが装着されるようにした請求項1に記
載のコンバータトランス。 - 【請求項3】 EE型の磁心の一方の中央磁脚を短く、
他方の中央磁脚を長く構成した請求項1に記載のコンバ
ータトランス。 - 【請求項4】 コイルボビンとして一端部に筒部のみを
有する構成とし、この筒部にショートリングを装着する
構成とした請求項1に記載のコンバータトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34893597A JP3161398B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | コンバータトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34893597A JP3161398B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | コンバータトランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11186068A JPH11186068A (ja) | 1999-07-09 |
JP3161398B2 true JP3161398B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=18400382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34893597A Expired - Fee Related JP3161398B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | コンバータトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161398B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7119647B2 (en) | 2001-12-21 | 2006-10-10 | Power Integrations, Inc. | Method and apparatus for substantially reducing electrical earth displacement current flow generated by wound components without requiring additional windings |
US6982621B2 (en) | 2003-04-01 | 2006-01-03 | Power Integrations, Inc. | Method and apparatus for substantially reducing electrical displacement current flow between input and output windings of an energy transfer element |
JP4935716B2 (ja) * | 2008-03-05 | 2012-05-23 | 株式会社デンソー | トランス |
JP5562262B2 (ja) * | 2011-01-05 | 2014-07-30 | 三菱電機株式会社 | リアクトル |
WO2014188662A1 (ja) * | 2013-05-21 | 2014-11-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コイル構造体 |
-
1997
- 1997-12-18 JP JP34893597A patent/JP3161398B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11186068A (ja) | 1999-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |