JPH08288159A - 漏れ磁束トランス - Google Patents

漏れ磁束トランス

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Publication number
JPH08288159A
JPH08288159A JP7112558A JP11255895A JPH08288159A JP H08288159 A JPH08288159 A JP H08288159A JP 7112558 A JP7112558 A JP 7112558A JP 11255895 A JP11255895 A JP 11255895A JP H08288159 A JPH08288159 A JP H08288159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
transformer
leakage flux
primary
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP7112558A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroji Kodera
博治 小寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KODERA DENSHI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KODERA DENSHI SEISAKUSHO KK
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7112558A priority Critical patent/JPH08288159A/ja
Publication of JPH08288159A publication Critical patent/JPH08288159A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で、二次側鉄心の磁束の飽和量を
制限し、磁束を比較的漏れ易くし、小形化を促進できる
とともに、二次側鉄心の磁束の飽和量の均一化を図り、
部分的に高熱になるのを防止して、鉄心の効率がよい漏
れ磁束トランスを提供する。 【構成】 E型の一次側鉄心11に一次コイル13が巻
設され、同じくE型の二次側鉄心12に二次コイル34
が巻設されており、一次側鉄心11の断面積に比べ、二
次側鉄心12の断面積が狭くなっているとともに、二次
側鉄心12に巻設される二次コイル34の巻量を一次コ
イル13から遠ざかるに従って次第に増大させ、トラン
スの結合が深い部分の二次コイル34の巻数は少なく、
トランスの結合が浅い部分の二次コイル34の巻数は多
くしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漏れ磁束トランスに関
するものであり、特に、溶接機用のトランスや、ネオン
管及び水銀灯等の放電灯用に使用される漏れ磁束トラン
スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、溶接機用のトランスや、ネオ
ン管及び水銀灯等の放電灯用のトランスには、漏れ磁束
トランスが使用されている。
【0003】図6は従来の漏れ磁束トランスを示す概略
構成図であり、外鉄形のトランスを示す。
【0004】図6に示すように、従来の外鉄形の漏れ磁
束トランスはE型の一次側鉄心1に一次コイル3が巻設
され、同じくE型の二次側鉄心2に二次コイル4が巻設
され、この一次コイル3と二次コイル4との間隔を広げ
て、磁束を比較的漏れ易くしている。つまり、二次コイ
ル4が導通状態、あるいは短絡状態になった場合に、二
次コイル4に流れる電流を抑制し、二次コイル4の電圧
を低くするために、一次コイル3の磁束が二次コイル4
内を通過する量が少なくなるように、磁束を漏れ易くし
ている。
【0005】また、図7は従来の他の漏れ磁束トランス
を示す概略構成図であり、内鉄形のトランスを示す。
【0006】図7に示すように、従来の内鉄形の漏れ磁
束トランスは環状の鉄心5に一次コイル6と二次コイル
7とが各々対向する位置に巻設されており、上記同様の
観点から、一次コイル6と二次コイル7との間隔を広げ
て、磁束を比較的漏れ易くしている。
【0007】この他にも、鉄心の隙間等を調整可能な構
造の漏れ磁束トランス等も存在している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、従来の漏れ磁束トランスにおいては、小形化を促進
しにくいという不具合があった。
【0009】即ち、図6に示す外鉄形の漏れ磁束トラン
スにおいては、磁束を比較的漏れ易くする観点から、一
次コイル3と二次コイル4との間隔を広げる必要があ
り、A寸法を或程度確保しなければならず、小形化を促
進しにくかった。
【0010】また、図7に示す内鉄形の漏れ磁束トラン
スにおいても、一次コイル6と二次コイル7との間隔を
広げる必要から、B寸法を或程度確保しなければなら
ず、小形化を促進しにくかった。
【0011】そこで、本発明は、簡易な構成で、二次側
鉄心の磁束の飽和量を制限し、磁束を比較的漏れ易く
し、小形化を促進できる漏れ磁束トランスの提供を課題
とするものである。
【0012】さらに、従来の外鉄形の漏れ磁束トランス
においては、二次コイル4は全体にわたって均一な巻数
で巻設されており、二次コイル4の位置によって洩れ磁
束量が相違していた。したがって、二次側鉄心2が部分
的に飽和状態になり、二次側鉄心2全体が均一な状態で
飽和しないという問題があった。このため、部分的に高
熱になり、二次側鉄心の効率がよくなかった。
【0013】そこで、本発明は、簡易な構成で、二次側
鉄心の磁束の飽和量の均一化を図り、部分的に高熱にな
るのを防止して、鉄心の効率がよい漏れ磁束トランスの
提供を課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
漏れ磁束トランスは、一次側鉄心より二次側鉄心の断面
積を狭くしたものである。
【0015】請求項2の発明にかかる漏れ磁束トランス
は、二次コイルの巻数をトランスの結合の度合に応じて
変化させたものである。
【0016】請求項3の発明にかかる漏れ磁束トランス
は、一次側鉄心より二次側鉄心の断面積を狭くし、且つ
二次コイルの巻数を結合の度合に応じて変化させたもの
である。
【0017】
【作用】請求項1の発明の漏れ磁束トランスによれば、
一次側鉄心より二次側鉄心の断面積を狭くしたことによ
り、二次側鉄心の磁束が飽和し易く、磁束を比較的漏れ
易くすることができる。
【0018】請求項2の発明の漏れ磁束トランスによれ
ば、二次コイルの巻数をトランスの結合の度合に応じて
変化させたことにより、二次側鉄心が部分的に飽和状態
になるのを防止し、二次側鉄心全体にわたって磁束が均
一な状態で飽和する。
【0019】請求項3の発明の漏れ磁束トランスによれ
ば、一次側鉄心より二次側鉄心の断面積を狭くし、且つ
二次コイルの巻数を結合の度合に応じて変化させたこと
により、二次側鉄心の磁束を飽和し易くし、磁束を比較
的漏れ易くすることができるとともに、二次側鉄心が部
分的に飽和状態になるのを防止し、二次側鉄心全体にわ
たって磁束が均一な状態で飽和する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の第一実施例である漏れ磁束トランスを示
す概略構成図であり、外鉄形のトランスを示す。
【0021】図1に示すように、本実施例の外鉄形の漏
れ磁束トランスは、E型の一次側鉄心11に一次コイル
13が巻設され、同じくE型の二次側鉄心12に二次コ
イル14が巻設されており、一次側鉄心11の断面積に
比べ、二次側鉄心12の断面積が狭くなっている。この
ため、二次側鉄心12は磁束が飽和し易く、一次コイル
13と二次コイル14との間隔を従来に比べて狭くして
も、磁束は比較的漏れ易く、C寸法を小さくできる。
【0022】このように、本実施例の漏れ磁束トランス
は、一次側鉄心11より二次側鉄心12の断面積を狭く
したものである。
【0023】したがって、一次側鉄心11の磁束が飽和
し易く、磁束を比較的漏れ易くすることができるので、
トランスの小形化を促進できる。
【0024】図2は本発明の第二実施例である漏れ磁束
トランスを示す概略構成図であり、内鉄形のトランスを
示す。
【0025】図2に示すように、本実施例の内鉄形の漏
れ磁束トランスは、一次側鉄心21に一次コイル23が
巻設され、同じく二次側鉄心22に二次コイル24が巻
設されており、一次側鉄心21の断面積に比べ、二次側
鉄心22の断面積が狭くなっている。このため、本実施
例においても、二次側鉄心22は磁束が飽和し易く、一
次コイル23と二次コイル24との間隔を従来に比べて
狭くしても、磁束は比較的漏れ易く、D1寸法を小さく
できるので、結果的にD2寸法を小さくできる。
【0026】このように、本実施例の漏れ磁束トランス
も、一次側鉄心21より二次側鉄心22の断面積を狭く
したものであるから、二次側鉄心22の磁束が飽和し易
く、磁束を比較的漏れ易くすることができるので、トラ
ンスの小形化を促進できる。
【0027】図3は本発明の第三実施例である漏れ磁束
トランスを示す概略構成図、図4は本発明の第三実施例
である漏れ磁束トランスを示す概略断面図、図5は図4
の漏れ磁束トランスのX−X断面を示す断面図である。
【0028】図3乃至図5に示すように、本実施例の外
鉄形の漏れ磁束トランスは、二次コイル34の巻数を一
次コイル13から遠ざかるに従って増大させたものであ
る。つまり、二次側鉄心12に装着される絶縁性の非磁
性体である合成樹脂等からなる二次側ボビン16を複数
に区劃し、各区劃に巻く二次コイル34の巻量を一次コ
イル13から遠ざかるに従って次第に増大させており、
トランスの結合が深い部分の二次コイル34の巻数は少
なく、トランスの結合が浅い部分の二次コイル34の巻
数は多くなっている。なお、一次側鉄心11に装着され
る絶縁性の非磁性体である合成樹脂等からなる一次側ボ
ビン15には、一次コイル13が均等に巻設されてい
る。
【0029】このように、本実施例の漏れ磁束トランス
は、二次コイル34の巻数をトランスの結合の度合に応
じて変化させたものである。
【0030】したがって、二次コイル34の位置によっ
て洩れ磁束量が相違することなく、二次側鉄心12が部
分的に飽和状態になるのを防止し、二次側鉄心12全体
にわたって磁束が均一な状態で飽和する。このため、従
来のように全体にわたって均一な巻数で巻設された二次
コイルのように、部分的に高熱になることがなく、この
温度よりも低温で二次コイル34全体が略同温度にな
り、高熱化を防止できるので、二次側鉄心12の効率が
よい。
【0031】しかも、本実施例においても、一次側鉄心
11の断面積に比べ、二次側鉄心12の断面積が狭くな
っているので、上記第一実施例と同様に二次側鉄心12
の磁束が飽和し易く、磁束を比較的漏れ易くすることが
できるので、トランスの小形化を促進できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の漏れ磁
束トランスは、一次側鉄心より二次側鉄心の断面積を狭
くしたことにより、簡易な構成で、二次側鉄心の磁束が
飽和し易く、磁束を比較的漏れ易くすることができるの
で、小形化を促進できる。
【0033】請求項2の発明の漏れ磁束トランスは、二
次コイルの巻数をトランスの結合の度合に応じて変化さ
せたことにより、簡易な構成で、二次側鉄心が部分的に
飽和状態になるのを防止し、二次側鉄心全体にわたって
磁束が均一な状態で飽和するので、部分的に高熱になる
ことがなく、高熱化を防止でき、鉄心の効率がよくな
る。
【0034】請求項3の発明の漏れ磁束トランスは、一
次側鉄心より二次側鉄心の断面積を狭くし、且つ二次コ
イルの巻数を結合の度合に応じて変化させたことによ
り、簡易な構成で、二次側鉄心の磁束が飽和し易く、磁
束を比較的漏れ易くすることができるので、小形化を促
進できるとともに、二次側鉄心が部分的に飽和状態にな
るのを防止し、二次側鉄心全体にわたって磁束が均一な
状態で飽和するので、部分的に高熱になることがなく、
高熱化を防止でき、鉄心の効率がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例である漏れ磁束トランスを
示す概略構成図である。
【図2】本発明の第二実施例である漏れ磁束トランスを
示す概略構成図である。
【図3】本発明の第三実施例である漏れ磁束トランスを
示す概略構成図である。
【図4】本発明の第三実施例である漏れ磁束トランスを
示す概略断面図である。
【図5】図4の漏れ磁束トランスのX−X断面を示す断
面図である。
【図6】従来の漏れ磁束トランスを示す概略構成図であ
る。
【図7】従来の他の漏れ磁束トランスを示す概略構成図
である。
【符号の説明】
11,21 一次側鉄心 12,22 二次側鉄心 13,23 一次コイル 14,23,34 二次コイル 15 一次側ボビン 16 二次側ボビン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9375−5E H01F 31/06 501D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側鉄心より二次側鉄心の断面積を狭
    くしたことを特徴とする漏れ磁束トランス。
  2. 【請求項2】 二次コイルの巻数をトランスの結合の度
    合に応じて変化させたことを特徴とする漏れ磁束トラン
    ス。
  3. 【請求項3】 一次側鉄心より二次側鉄心の断面積を狭
    くし、且つ二次コイルの巻数を結合の度合に応じて変化
    させたことを特徴とする漏れ磁束トランス。
JP7112558A 1995-04-12 1995-04-12 漏れ磁束トランス Pending JPH08288159A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10241957A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Hitachi Ferrite Electronics Ltd 高圧トランス
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CN102054565A (zh) * 2009-10-29 2011-05-11 乐金电子(天津)电器有限公司 一种微波炉用变压器
CN102446624A (zh) * 2011-12-12 2012-05-09 平高集团有限公司 一种电磁式互感器及其二次侧电流偏大时的补偿方法
WO2020170499A1 (ja) * 2019-02-19 2020-08-27 株式会社明電舎 絶縁変圧器

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