JP2507804Y2 - トランス装置 - Google Patents

トランス装置

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JP2507804Y2
JP2507804Y2 JP1990402403U JP40240390U JP2507804Y2 JP 2507804 Y2 JP2507804 Y2 JP 2507804Y2 JP 1990402403 U JP1990402403 U JP 1990402403U JP 40240390 U JP40240390 U JP 40240390U JP 2507804 Y2 JP2507804 Y2 JP 2507804Y2
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JP
Japan
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magnetic core
cross
sectional area
leg
shaped magnetic
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JP1990402403U
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JPH0492616U (ja
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憲一 鮎川
昭生 黒木
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フライバックトランス
やチョークトランス等の各種トランス装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】フライバックトランス等の磁心として、
従来、例えば特開昭62−18012号公報(H01F
19/04)に示されるようにフェライト(磁性材料)
等による略U字形に形成した磁心が知られている。
【0003】図8は従来のU字形磁心を用いたフライバ
ックトランスの一例を示す図である。図7は図8のU字
形磁心の断面積を示す図である。
【0004】さて、図8において、1はU字形磁心で、
2つの脚部2、3とこれらの脚部2、3を連結する胴部
4とから構成されている。前記脚部3は、低圧コイル巻
線5が巻回されたボビン6が装着されている。また、7
は高圧コイル巻線、8は低圧コイル巻線5と高圧コイル
巻線7を囲うためのケ−スである。
【0005】ところで、従来のU字形磁心は、図7に示
すように前記脚部2は四角柱状に、前記脚部3は円柱状
に形成され、そして、前記脚部2、3の断面積S3、S
4は同一に形成されているのが一般的である。
【0006】また、図中に示すフライバックトランス
は、前記磁心1一対を相対向するように配置し、磁心の
磁気飽和をしにくくするために、前記脚部2、3の付け
合わせ面にポリエステル性のギャップ部材9を挟み、前
記脚部3に低圧コイル巻線5を巻回したボビン6が装着
されている。
【0007】しかしながら、上記構成のフライバックト
ランスでは、磁心各部の磁束密度に不均一な分布を有し
ている。特に前記巻線5が巻回された脚部3の磁束密度
に比べて、脚部2の磁束密度が低くなる。これは、脚部
3から脚部2に至るまでに漏れ磁束が発生し、同一面積
であれば脚部を通る磁束が減少するからである。このこ
とは、脚部2を通る磁束に対してその面積を不要に大き
く形成していることになり、フライバックトランスの小
型化を妨げ、且つ、材料費の低減化を妨げている。この
ことは、一般的にどのようなトランス装置にも言えるこ
とである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記問題を
解決せんとするものであり、装置の小型化及び材料の低
減を図ったトランス装置を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案によるトランス装
置は、一対のU字形磁心にコイルボビンが取りつけられ
てなるトランス装置であり、該トランス装置のU字形磁
心は、U字形の外周角部及び内周角部が曲面形状又は傾
斜面形状を有すると共に、コイルボビン取り付け側の脚
の断面積が他方の脚の断面積より大きくて角部の断面積
が該角部に連接する脚部の断面積と等しく、該トランス
装置のコイルボビンは、前記U字形磁心の内周角部に密
接する曲面形状又は傾斜面形状の部分を有することを特
徴とするものである。
【0010】
【作用】上記本考案のトランス装置においては、U字形
磁心のU字形の外周角部及び内周角部が曲面形状又は傾
斜面形状を有し、U字形磁心のコイルボビン取り付け側
の脚の断面積が他方の脚の断面積より大きくて角部の断
面積が該角部に連接する脚部の断面積と等しく、コイル
ボビンがU字形磁心の内周角部に密接する曲面形状又は
傾斜面形状の部分を有する構成としたことにより、トラ
ンス装置の小型化が可能となり、磁心用の材料も削減で
きる。
【0011】
【実施例】本考案の実施例について説明する。図1、図
2、図3に本考案の一実施例を示している。この実施例
において従来例と同一の図番は説明は省略する。21は
U字形磁心であり、該U字形磁心21は2つの脚部2
2、23と、胴部24からなっている。
【0012】更に、このU字形磁心21は、図6に示す
ように、脚部22の断面積S1を脚部23の断面積S2
より小さくしている。これは、従来技術でも述べている
様に、磁束密度の不均一をなくするためである。
【0013】また、巻線を巻回していない脚部22に比
べ巻線を巻回している脚部23の方が、巻線に電流を流
している分だけ温度が高くなる。そして、温度が高い部
分は最大磁束密度が低下する。
【0014】そこで、巻線側の脚部23の所望の磁束密
度が、得られるように断面積を設定すれば、他方の脚部
22の断面積は、脚部23で得られる磁束密度と同じに
設定すれば良い。従って、脚部22は、温度上昇分のロ
スがないので、断面積を小さくできる訳である。
【0015】また、U字形磁心21の角部Rの形状を図
2に示すように、外周角部R1、を削り、内周角部R2
にア−ルを持たせている。尚、この内周角部R2のアー
ルは、約1mm以上であればなおロスの低減効果があ
る。
【0016】更に、他の実施例として、図5に示すよう
にU字形磁心21の角部R40の形状を傾斜面形状にし
ても構わない。また、外周角部を傾斜面形状、内周角部
をア−ル形状としてもよいし、その逆でもよい。
【0017】そして、脚部22側の角部Rの断面積Bと
脚部22の断面積Aは、略同じにし、一方、脚部23側
の角部Rの断面積Cと脚部23の断面積Dは、略同じに
した形状にする。
【0018】また、U字形磁心21の断面積比をD:
E:A=1:0.85乃至0.95:0.6乃至0.8
5と言うようにすればなお磁束密度のロスが低減でき
る。
【0019】以上のような構成にすることにより、U字
形磁心の小型化や材料の低減ができる。
【0020】次に、図1及び図3において26は低圧コ
イル巻線5のボビンで、先ほど述べたU字形磁心21の
内周角部R2のア−ルに沿った形状になるように、ボビ
ン26の下部当接部11をア−ル形状とし、また、上部
先端当接部12の形状を内周角部R2のア−ルに沿った
ものとする。
【0021】一方、ケ−ス28においても、ボビン26
の上部先端当接部12と密着する構造となっており、特
に、U字形磁心21の内周角部R2のア−ルと当接する
部分13は、内周角部R2のア−ル沿った形状としてい
る。
【0022】以上の構成により、本考案のようなU字形
磁心の内周角部にア−ルを持ったフライバックトランス
において、コイルボビンをがたつきなく固定でき、更
に、トランス磁心の小型化が可能となる。
【0023】また、コイルボビン26の他の実施例とし
て図4に示すような構成でも可能である。即ち、図4に
おいて、U字形磁心21の内周角部R2のア−ルと当接
する部分である上部先端当接部31の形状を内周角部R
2のア−ル面部分と同形状としてもよく、この場合であ
ればケ−スには、図1に示すような、ア−ル形状をを持
たなくて済む。
【0024】尚、磁心が図5のような場合は、コイルボ
ビンも、磁心の内周角部に密接した形状にすれば良いこ
とは、明らかな通りである。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、上述したように、トラ
ンス装置の小型化及び材料費の低減を図ることができ、
十分に実用的且つ有効なトランス装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す図。
【図2】本考案の実施例を説明するための図。
【図3】本考案のコイルボビンの実施例を示す図。
【図4】本考案の他のコイルボビンの実施例を示す図。
【図5】本考案の他の磁心の実施例を示す図。
【図6】本考案の実施例を説明するための図。
【図7】従来例を説明するための図。
【図8】従来例を示すための図。
【符号の説明】
11 下部当接部 12 上部先端当接部 21 U字型磁心 22 脚部 23 脚部 24 胴部 26 コイルボビン R1 外周角部 R2 内周角部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のU字形磁心にコイルボビンが取り
    つけられてなるトランス装置において、 前記U字形磁心は、U字形の外周角部及び内周角部が曲
    面形状又は傾斜面形状を有すると共に、コイルボビン取
    り付け側の脚の断面積が他方の脚の断面積より大きくて
    角部の断面積が該角部に連接する脚部の断面積と等しく
    前記コイルボビンは、前記U字形磁心の内周角部に密接
    する曲面形状又は傾斜面形状の部分を有することを特徴
    とするトランス装置。
JP1990402403U 1990-12-27 1990-12-27 トランス装置 Expired - Lifetime JP2507804Y2 (ja)

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JP1990402403U JP2507804Y2 (ja) 1990-12-27 1990-12-27 トランス装置

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JPH0492616U JPH0492616U (ja) 1992-08-12
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