JPS607448Y2 - 高圧トランス - Google Patents
高圧トランスInfo
- Publication number
- JPS607448Y2 JPS607448Y2 JP1975044407U JP4440775U JPS607448Y2 JP S607448 Y2 JPS607448 Y2 JP S607448Y2 JP 1975044407 U JP1975044407 U JP 1975044407U JP 4440775 U JP4440775 U JP 4440775U JP S607448 Y2 JPS607448 Y2 JP S607448Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- voltage transformer
- high voltage
- gap
- magnetic core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、テレビジョン受像機のフライバックトランス
等に用いて有用な高圧トランスに関する。
等に用いて有用な高圧トランスに関する。
テレビジョン受像機のフライバックトランスにおいては
一般に、磁心の飽和を防ぐ為、組合せ磁心の接合部に非
磁性体のスペーサを挟在させてギャップを形成し、巻線
を施している。
一般に、磁心の飽和を防ぐ為、組合せ磁心の接合部に非
磁性体のスペーサを挟在させてギャップを形成し、巻線
を施している。
すなわち、第1図に示す如く、一対のし型磁心1,1′
を組合せ、接合部に非磁性体のスペーサ2を挟在させて
いる。
を組合せ、接合部に非磁性体のスペーサ2を挟在させて
いる。
このような場合、−次側入力巻線3はギャップ上にわた
って巻回されているが、フライバックトランスの如<
2000〜3000ガウスの高磁場が印加されるとギャ
ップ部における磁束の漏洩が増大し、所定のインダクタ
ンスを得る事が困難となる。
って巻回されているが、フライバックトランスの如<
2000〜3000ガウスの高磁場が印加されるとギャ
ップ部における磁束の漏洩が増大し、所定のインダクタ
ンスを得る事が困難となる。
磁束の漏洩は、低磁場においてはギャップ間隔の調整等
により、ある程度は防止できるが、高磁場においてはこ
のような技術では解決が困難であった。
により、ある程度は防止できるが、高磁場においてはこ
のような技術では解決が困難であった。
本考案は、高磁場が印加されても磁束の漏洩を少なくし
、所定のインダクタンスを得られる高圧トランスを提供
しようとするものである。
、所定のインダクタンスを得られる高圧トランスを提供
しようとするものである。
以下、図面に従って、本考案を説明する。
第2図は本考案の実施例の磁心部分を示す斜視図である
。
。
すなわち、一対のし型磁心21,21’を組合せ、接合
部にはフェライト粉末と樹脂を混合して形成したフェラ
イトシート22をスペーサとして挟在させている。
部にはフェライト粉末と樹脂を混合して形成したフェラ
イトシート22をスペーサとして挟在させている。
23は1次側入力巻線であり、前記フェライトシート2
2が巻線内部となる如く巻回されている。
2が巻線内部となる如く巻回されている。
24は2次側出力巻線である。スペーサとしては磁心よ
りも透磁率の小さい磁性体であれば他のものでもよいが
、フェライトシートを用いると、透磁率の調整、成形性
、等有利であり、又磁心との対接状態も良好となる為フ
ェライトシートがより好ましい。
りも透磁率の小さい磁性体であれば他のものでもよいが
、フェライトシートを用いると、透磁率の調整、成形性
、等有利であり、又磁心との対接状態も良好となる為フ
ェライトシートがより好ましい。
スペーサの透磁率は磁心の透磁率、形状、使用動作磁場
等によって異なるが、フライバックトランス用としては
μi=5〜1遍度が望ましい。
等によって異なるが、フライバックトランス用としては
μi=5〜1遍度が望ましい。
実施例の如くギャップ部が巻線内部となっている場合、
その効果が著しいが、ギャップ部が巻線近傍にある場合
でもその効果がある。
その効果が著しいが、ギャップ部が巻線近傍にある場合
でもその効果がある。
第3図は、本考案実施例において、スペーサとしてμi
=7、厚さ0.4X2 (mm)のフェライトシートを
用いた場合と、同一形状の磁心にスペーサとして従来用
いられていたマイラ、厚さ0.4×2 (mm)を使用
した場合との高磁場におけるインダクタンスを示すグラ
フである。
=7、厚さ0.4X2 (mm)のフェライトシートを
用いた場合と、同一形状の磁心にスペーサとして従来用
いられていたマイラ、厚さ0.4×2 (mm)を使用
した場合との高磁場におけるインダクタンスを示すグラ
フである。
第3図に示される如く、本考案実施例31の高圧トラン
スは従来例32のトランスに比べて2000〜3000
ガウス程度の高磁場で約20%程度高いインダクタンス
を有している。
スは従来例32のトランスに比べて2000〜3000
ガウス程度の高磁場で約20%程度高いインダクタンス
を有している。
従って、所定のインダクタンスを得る為に必要な磁心の
形状、並に巻線を小さくする事が出来る為、必要とする
インダクタンスが同一であれば、従来より小型、軽量な
高圧トランスとなる。
形状、並に巻線を小さくする事が出来る為、必要とする
インダクタンスが同一であれば、従来より小型、軽量な
高圧トランスとなる。
本考案の作用効果は、接合部にギャップを形成した組合
せ磁心から成る高圧トランスのギャップに磁心より透磁
率の低い磁性体を挿入した事により、高磁場における磁
束の漏洩が減少し、従来より小さい形状で高磁場で従来
と同一のインダクタンスの得られる高圧トランスを提供
できるなど産業上有益な考案である。
せ磁心から成る高圧トランスのギャップに磁心より透磁
率の低い磁性体を挿入した事により、高磁場における磁
束の漏洩が減少し、従来より小さい形状で高磁場で従来
と同一のインダクタンスの得られる高圧トランスを提供
できるなど産業上有益な考案である。
第1図は従来例の高圧トランスの磁心部を示す。
第2図は本考案実施例の高圧トランスの磁心部を示す。
第3図は本考案実施例と従来例の磁場対インダクタンス
特性を示すグラフである。 21.21’・・・・・・し型磁心、22・・・・・・
フェライトシート、23・・・・・・1次側入力巻線、
24・・・・・・2次側出力巻線。
特性を示すグラフである。 21.21’・・・・・・し型磁心、22・・・・・・
フェライトシート、23・・・・・・1次側入力巻線、
24・・・・・・2次側出力巻線。
Claims (1)
- 複数の脚部を有する磁心の脚部間にギャップを介在して
複数の磁心を突き合せ、前記ギャップに前記磁心よりも
透磁率の低い磁性体を挿入して接合したことを特徴とす
る高圧トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975044407U JPS607448Y2 (ja) | 1975-04-02 | 1975-04-02 | 高圧トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975044407U JPS607448Y2 (ja) | 1975-04-02 | 1975-04-02 | 高圧トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51125533U JPS51125533U (ja) | 1976-10-12 |
JPS607448Y2 true JPS607448Y2 (ja) | 1985-03-13 |
Family
ID=28177250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975044407U Expired JPS607448Y2 (ja) | 1975-04-02 | 1975-04-02 | 高圧トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607448Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5023601B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2012-09-12 | 住友電気工業株式会社 | リアクトル |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930415A (ja) * | 1972-07-10 | 1974-03-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4868720U (ja) * | 1971-12-03 | 1973-08-31 |
-
1975
- 1975-04-02 JP JP1975044407U patent/JPS607448Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930415A (ja) * | 1972-07-10 | 1974-03-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51125533U (ja) | 1976-10-12 |
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